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Google検索エンジンの仕組みとは?上位表示されるためのポイントを解説

Google検索エンジンの仕組みとは?上位表示されるためのポイントを解説現代の社会では、WEB上での活動が当たり前となり、仕事や余暇の過ごし方にまで大きな影響を及ぼしています。そんなWEBのなかでも、もっとも重要なサービスとして、Google検索エンジンの存在が挙げられます。

 

しかし、誰でも知っている巨大サービスのGoogle検索エンジンですが、その仕組みを知らない方が多いのも事実です。

 

SEOコンサルタント今回は、Google検索エンジンの仕組みについてまとめてみました。SEO専門メディアの東京SEOメーカーが、わかりやすいように図や表を交えて解説していきます。

 
 

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SEOコンサルティング

Google検索エンジンの仕組み

Google検索エンジンの仕組みを簡単にいってしまうと、検索ユーザーのニーズに合わせて、Google社が保管する全世界のWEB情報を提供しているということです。

 

具体的には、まず、Google社が所有するサーバーに全世界のWEBサイト情報がデータベースとして保存されています。このデータベースと検索されたキーワードの相性を考慮して、検索結果を表示しています。

 

このとき、検索されたキーワードから「検索ユーザーがなにを知りたがっているのか」を推察して、適性が高いWEBページを優先的に上位表示しています。

 

たとえば、自社サイトをGoogle検索エンジンの検索結果に表示したいとします。このとき、Googleのサーバーに自社サイトの情報が登録される必要があります。具体的には、下記のようなプロセスを経ます。

 

  • クロール(GoogleにWEBサイトを調査されること)
  • インデックス登録(GoogleのデータベースにWEBサイトが収容されること)
  • ランキング評価(GoogleにWEBサイトを評価されること)

 

そもそも検索エンジンとは

そもそも検索エンジンとは、キーワードを入力することで情報を探せるWEBサイトを指します。このうち、筆頭に挙げられるサービスがGoogle検索エンジンです。

 

ただし、検索エンジンのサービスは、Google検索エンジンだけではありません。国内で一定のシェアを持つ検索エンジンには、次のようなものがあります。

 

検索エンジン 国内シェア(2023年7月時点)
 Google 75.47%
 Yahoo! 13.5%
 Bing 10.03%

 
statcounter

このほか、世界規模でみると、YANDEX(ヤンデックス)や百度(Baidu / バイドゥ)といった検索エンジンが存在します。ただし、国内においてはシェア率が0.1%を大きく下回るなど、ほとんど利用されていません。

 

Yahoo!検索エンジンの仕組み

Yahoo(ヤフー)!検索エンジンの仕組みは、Google検索エンジンとほぼ同じです。

 

というのも、Yahoo社は、2011年からGoogle社に検索エンジンの技術を提供してもらっています。ですので、Yahoo!でキーワード検索すると、Google検索エンジンと同じような検索結果が表示されます。つまり、SEOとしては、Google検索エンジンの対策をしておくと、自動的にYahoo対策にも直結するということです。

 

関連記事:Yahoo検索はSEO対策を取り入れるべきか?

 

Bing検索エンジンの仕組み

Bing(ビング)は、Microsoft社が提供している検索エンジンです。検索エンジンとしての役割はGoogleやYahoo!と同様ですが、Bingでは、独自の技術が使われています。

 

また、Bingの考えは、Googleと似通っている部分も多々あります。そのため、Google検索エンジンの仕組みと大きく異なるわけではありません。SEO対策面では、Google検索エンジンの対策をしていると、Bing対策につながるケースもあります。

 

関連記事:BingのSEO対策は重要⁉ ポイントやツールを解説

 

【検索エンジンの仕組み1】クロール

まずはじめに、Googleは、世界中のWEBサイトの情報を収集します。そこで、WEBサイトの存在を認知する作業に着手します。

 

検索エンジンでは、その方法として、クロールという技術が使われています。

 

クロールの仕組み

クロールとは、WEB上のサイトやページを巡回することです。実際には、クローラーと呼ばれるプログラムがWEBページのリンクを介して、別のWEBページに渡り歩いています。

 

Google検索エンジンでは、Googlebot(グーグルボット)という独自のクローラーが常にWEB上を巡回しています。そして、このGooglebotが集めたURL情報は、Googleに伝えられます。

 

関連記事:クローラーとは

 

【検索エンジンの仕組み2】インデックス登録

クローラーから渡されたURL情報をもとに、それぞれのWEBサイトやページを分析します。具体的には、下記のような点を調査します。

 

  • どのようなサイト構成になっているのか
  • どのようなソースコードで構築されているのか
  • どのようなコンテンツを提供しているのか

 

この分析データは、Googleのデータベースに登録されます。そして、このことをインデックスといいます。ただし、すべてのWEBサイトの情報がインデックスされるわけではありません。

 

関連記事:インデックスとは

 

インデックスの判断基準

GoogleはWEBページの情報を読み終えると、下記の2点をチェックします。

 

  • 重複ページか否か
  • 正規化ページか否か

 

前者では、WEB上の他ページの模倣やコピーコンテンツかどうかを判断します。そして、原則として、重複ページはインデックスされることがありません。

 

後者の正規化とは、WEBサイトの運用者がページのメインURLを指定することです。通常、WEBページは、次のようなサイトURLの違いで同様のページが表示されます。

 

  • サイトURL末尾の「index.html」の有無
  • サイトURL中の「www.」の有無
  • SSL化(https)の有無

 

たとえば、下記のような2つのURLがあるとします。

 

 

上記のリンクをクリックするとわかるとおり、異なるURLであるにもかかわらず、2つとも同じページを表示します。

 

インデックスの判断基準

 

実は、上記URLは東京SEOメーカー(本サイト)の記事ページのURLなのですが、弊社では前者のURLを正規化ページとしています。そのため、後者のURLにアクセスしても、前者のページに自動で移動するようにリダイレクト設定しています。

 

関連記事:リダイレクト(redirect)の意味とは?目的やSEOで必要な場面や設定方法を解説

 

要するに、Googleは、正規化されたページ(上記例でいうと、前者のURLのこと)をインデックス対象にするということです。

 

関連記事:正規化とは

 

さらに、Googleのデータベースにインデックスされるためには、ほかにも条件があります。条件を満たしていないページは、インデックスされにくいので注意してください。たとえば、下記のようなWEBページはインデックスの対象外です。

 

  • 重複しているページ
  • 正規化されていないページ
  • コンテンツ品質が低いページ
  • インデックスを拒否しているページ
  • Googleの仕様に適していない技術を使っているページ

 

【検索エンジンの仕組み3】検索順位の決定

GoogleのデータベースにインデックスされたWEBページは、Google検索エンジンの検索結果に表示されるようになります。

 

たとえば、Google検索エンジンで「ラーメン」と検索したとします。このとき、データベース内にインデックスされているページのなかから、キーワードと関連性が高く、かつコンテンツ品質が高いページがピックアップされて検索結果に表示されます。このとき、キーワード一致度やページ品質が高いほど上位に表示されます。

 

このように、検索結果の表示順位を決める仕組みのことを検索アルゴリズムと呼びます。

 

検索アルゴリズムとは

検索アルゴリズムとは、WEBサイトやページに対する評価基準のことで、Google検索エンジンに組み込まれています。検索アルゴリズムの数は膨大で、200を超えるといわれています。

 

Google検索エンジンでは、検索ユーザーの利便性を高めるために、日々アップデートがおこなわれています。こうしたなかで、検索アルゴリズムも変化しています。

 

関連記事:検索アルゴリズムとは

 

検索結果のランキングを決める要素

検索結果のランキングは、検索アルゴリズムで決定します。アメリカのSEO調査企業であるFirstPageSageによると、そのなかでも、下記のような要素が重要とのことです。

 

  • コンテンツ品質
  • タイトルに含まれるキーワード
  • 被リンク
  • テーマに対する専門知識
  • WEBサイトの信頼性
  • ユーザーエンゲージメント
  • モバイル対応
  • 内部リンク
  • ページ表示速度
  • SSL化
  • 構造化データ

 

コンテンツ品質

ここでいうコンテンツ品質とは、情報の内容に矛盾点がなく、かつ検索ユーザーの検索意図を満たしているかどうかのことです。Googleは、サイト訪問者の役立つオリジナルのコンテンツを高く評価します。

 

関連記事:検索意図とは

 

タイトルに含まれるキーワード

タイトルとは、HTMLのメタタグ内に記述するページの内容を示す文言のことです。タイトルは、ページにおける、すべての要素のなかでも最高峰に重要と位置づけられています。

 

関連記事:SEOに効果的なタイトルの文字数とは?タイトルの付け方とタイトルタグについて解説

関連記事:メタタグとは? SEO対策に欠かせないmetaタグの種類とポイントを解説

 

被リンク

被リンクとは、外部サイトから自サイトに対してリンクを貼られることを指し、バックリンクとも呼ばれます。被リンクを受けると、Googleは「リンクされる価値があるサイト」と判断して評価が高まります。

 

関連記事:SEO外部対策(オフページSEO)被リンクとは何か。被リンク効果と獲得方法を解説

 

テーマに対する専門知識

特定のテーマに対する深い知識や経験値は、高品質コンテンツを作成するうえで必須となる要素です。昨今、SEO業界で注目されているE-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)からもわかるとおり、大切な要素として位置付けられます。

 

関連記事:E-E-A-T(経験 専門性 権威性 信頼性)とは?具体的なSEOの評価基準について解説

 

WEBサイトの信頼性

発信する情報の信頼性が高いWEBサイトやページは、検索ユーザーにとって安心して利用できます。専門性と同様に、E-E-A-Tにも組み込まれている要素です。とくに、誤情報の発信が許されないYMYL(Your Money Your Life)を扱うコンテンツで重視されます。

 

関連記事:YMYLとは?対象ジャンルとSEO対策の方法

 

ユーザーエンゲージメント

ここでいうユーザーエンゲージメント(User Engagement)とは、WEBサイトやページ、またコンテンツに対するサイト訪問者の満足度や愛着のことです。

 

たとえば、サイト訪問者に気に入られて、長期間にわたり利用されるコンテンツを指して、「ユーザーエンゲージメントが高い」と表現されます。ユーザーエンゲージメントが高いと判断されたページは、Googleからの評価があがります。

 

なお、エンゲージメントは、ページの直帰率や滞在時間、ページセッションなどから測定されます。

 

モバイル対応

今や、モバイルからWEBサイトにアクセスするケースは、日常茶飯事におこなわれています。WEBサイトやページは、こうした検索ユーザーのために、モバイルフレンドリーを取り入れる必要があります。逆に、モバイル対応を疎かにすると、Googleの評価が下がる要因になりますので注意してください。

 

関連記事:モバイルフレンドリーとは?

 

内部リンク

内部リンクとは、WEBサイト内で別ページに対して設置するリンクのことです。たとえば、サイト内の主要ページに内部リンクを集めると、Googleに「サイトにとって重要なページである」ことが伝わります。さらに、適切な内部リンクの設置は、サイト訪問者の利便性を高めます。

 

関連記事:内部リンクとは?SEO強化のための内部リンクのポイント

 

ページ表示速度

ページ表示速度とは、サイト訪問者がページにアクセスしてから、訪問者の端末(ブラウザ)上でページ表示されるまでにかかる時間のことです。このページ表示速度が3秒以上かかると、ブラウザバックされるケースが増加するといわれていますので注意してください。

 

なお、ページ表示速度は、LCP(Largest Contentful Paint)とも呼ばれていて、SEO上の重要な指標として扱われています。

 

関連記事:LCPとは?SEOにおけるLCPの問題とコアウェブバイタルの改善方法について解説

 

SSL化

SSL(Secure Socket Layer)化とは、WEBサイト上のデータ送受信を暗号化することで、セキュリティを高める技術のことです。サイトのSSL化は、Googleも推奨していますので、必ず対応してください。

 

関連記事:HTTPS(SSL化)とは?設定方法とサイトのSSL化について解説

 

構造化データ

構造化データとは、WEBサイトやページ内のコンテンツの情報を検索エンジンに正しく伝えるためのデータのことです。

 

たとえば、ページ内に「東京SEOメーカー」というテキストがあったといます。このときに、「東京SEOメーカー=WEBサービスの名称」であることを、Googleへ確実に伝達できます。

 

関連記事:構造化データとは?メリット / デメリットやマークアップ方法を解説

 

Google検索結果で上位表示する方法

Google検索結果で上位表示を目指すにあたって、下記点を抑えてください。

 

  • アルゴリズムを理解する
  • キーワードの検索意図を考える

 

アルゴリズムを理解する

Google検索エンジンに組み込まれているアルゴリズムによって、検索順位が決定されます。そのため、まずは、アルゴリズムに対する理解を深めることが大切です。

 

アルゴリズムのなかでも、とくに重要とされている要素をチェックして、自サイトで不足している部分を考えてみてください。アルゴリズムで重要といわれている要素は、下記のとおりです。

 

  • コンテンツ品質
  • タイトルに含まれるキーワード
  • 被リンク
  • テーマに対する専門知識
  • WEBサイトの信頼性
  • ユーザーエンゲージメント
  • モバイル対応
  • 内部リンク
  • ページ表示速度
  • SSL化
  • 構造化データ

 

キーワードの検索意図を考える

キーワードの検索意図を考慮することは、もっとも重要なコンテンツ品質を追求するうえで不可欠です。検索意図を考えるうえでは、下記のような姿勢が大切です。

 

  • キーワードに対する深い知識を獲得する
  • 検索ユーザーの典型像をイメージする
  • 検索ユーザーの立場で「求める情報やコンテンツ」を検討する

 

関連記事:検索意図とは

 

Google検索エンジンにおける仕組みのよくある質問

Google検索エンジンの仕組みに関する、よくある質問をFAQ形式でご紹介しています。
 

Q:Google検索エンジンにページ掲載される仕組みは?

Answer)クロールされて、かつ、インデックスされるとGoogle検索エンジンに掲載されます。

 

Google検索エンジンは、常にWEB上をクロールしてWEBサイトやページの情報を収集しています。Googleにページが検知されて、さらにデータベースに登録されると、検索結果に表示されるようになります。

 

Q:Googleで検索順位が決定する仕組みは?

Answer)Google検索エンジンに組み込まれたアルゴリズムによって、ランキングが決定します。

 

アルゴリズムは、一定期間ごとにアップデートされて変更されます。そして、Google検索エンジンには、200以上のアルゴリズムが実装されているといわれています。これらの要素が複雑に絡み合って、最終的にWEBページの掲載順位が決められます。

 

最新のアップデートとこれまでのアップデート情報は、下記リンク先の記事で詳しく解説しています。

 

関連記事:Googleコアアルゴリズムアップデートについて解説

 

Q:Google以外に、どのような検索エンジンがありますか?

Answer)国内では、Yahoo!やBingといった検索エンジンが利用されています。

 

さらに、海外を含めた有名どころの検索エンジンとしては、下記のようなサービスがあります。

 

  • Google
  • Yahoo!(ヤフー)
  • Bing(ビング)
  • ANDEX(ヤンデックス)
  • DuckDuckGo(ダックダックゴー)
  • 百度(Baidu / バイドゥ)

 

Q:Google検索エンジンとYahoo検索エンジンの違いは?

Answer)GoogleとYahoo!の検索エンジンは、ほぼ同じ仕組みです。

 

そもそも、Yahoo!の検索エンジンは、Googleから技術提供を受けて作られたものです。Yahoo!側でカスタマイズをしていますが、検索エンジンとしての根本的な技術が同じものです。

 

 

まとめ

SEOコンサルタントGoogle検索エンジンは、検索ユーザーに全世界のWEB記事の情報を提供するサービスです。そして、検索エンジンがWEB情報を掲載するためには、クロール、インデックス、検索順位の決定の3つの工程を経ます。検索順位を決定付ける要素は、検索エンジンに組み込まれたアルゴリズムです。200以上あるといわれるアルゴリズムですが、なかでも重要なものがあります。まずは、アルゴリズムに対する知識を深めて、検索結果で上位表示を目指してください。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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