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WEBマーケティング資格のおすすめ11選

WEBマーケティング資格のおすすめ11選総務省が調査したインターネットの利用率(個人)の推移をみると、ここ20年でWEB利用者が増え続けていることがわかります。近年では、WEBは、仕事だけでなく実生活でも不可欠な存在となりつつあります。こうした背景から、WEBマーケティングのニーズも高まっています。

 

しかし、WEBマーケティング職に就くとなると専門知識を要します。そこで、WEBマーケティングを学ぶための最初のステップとして、WEBマーケティングの資格取得を目指すという手段が挙げられます。

 

SEOコンサルタントWEBマーケティングの資格について解説します。本記事では、WEBマーケティング関連の代表的な資格を紹介しています。自身が将来的に目指したい業務と関係性が高いものを選んで、資格の試験に挑んでください。

 

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WEBマーケティングの資格の必要性

WEBマーケティングの職業に就くためには、WEBとマーケティングに関する幅広い知識とスキルが必要です。そして、WEBマーケティングの資格を取得すると、こうした知識やスキルがあることを第三者に証明できます。

 

ただし、WEBマーケティングの仕事をするうえで、必須となる資格はありません。そのため、必ずしも資格取得が必要となるシーンはありません。

 

WEBマーケティングの資格を取得するメリット

WEBマーケティング関連の資格を取得すると、次のような利点をえられます。

 

  • 資格取得の勉強を経てWEB知識やスキルが身に付く
  • 自身のWEB知識やスキルを証明できる

 

資格取得の勉強を経てWEB知識やスキルが身に付く

WEBマーケティングの資格を取得する過程で、試験に合格するために勉強することになります。

 

具体的には、SEO対策WEB広告SEOツールなど、さまざまな知識のほか、コンテンツや広告運用の技術を習得できます。とくに後者に関しては、実務で役立つスキルですので重宝されます。

 

自身のWEB知識やスキルを証明できる

WEBマーケティングに関する資格の試験では、それぞれ必須となる知識やスキルが設定されています。そのため、資格を取得すると、一定以上の能力を保有することの裏付けになります。

 

そして、資格が役立つシーンとしては、主に、就職活動時、商談時の2つのパターンが挙げられます。前者では、採用試験における書類選考時や面接時のアピールポイントとして記載できます。また、一部求人では、資格保有者に対して手当を用意する企業もあります。後者では、名刺やWEB上のプロフィール文などに資格を保有している旨を記載することで、商談相手の信頼獲得につながります。

 

WEBマーケティングのおすすめ資格

WEBマーケティング全般に関する、おすすめの資格には次のようなものがあります。

 

  • IMA検定
  • ネットマーケティング検定
  • マーケティング・ビジネス実務検定
  • Web検定

 

IMA検定

IMA検定

引用:IMA検定

 

IMA(Internet Marketing Analyst)検定は、WEBマーケティング全般の知識とスキルを証明する資格です。具体的には、マーケティング概論、アクセス分析、サイト集客などの知識やスキルが身につきます。

 

IMA検定では、eラーニングと試験が一体化したコースを受講し受験します。コースは、実務スキルを学べるStandardコース、幅広い応用力が身に付くProfessionalコースが用意されています。それぞれ、eラーニングでカリキュラムをこなすことで、認定試験に挑めるといった仕組みになっています。

 

資格名 IMA検定
運営 IMA研究所
試験料 19,800円(個人 / コース料金)

 

ネットマーケティング検定

ネットマーケティング検定

引用:ネットマーケティング検定

 

ネットマーケティング検定は、WEBマーケティングの知識とスキルの裏付けに利用できる資格です。とくに、ビジネスの企画立案に活かせるマーケティングに焦点を当てた検定として実施されています。

 

試験の問題は、4沢形式で合計40問出題され、WEBマーケティングの基礎知識のほか、実務を想定した事例問題で構成されています。試験時間は80分で、7割以上の得点を確保することが合格ラインとなっています。本試験向けに公式の学習教材が出版されていますので、試験に挑戦する人は参考にしてください。

 

資格名 ネットマーケティング検定
運営 サーティファイ
試験料 6,200円

 

マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティング・ビジネス実務検定

引用:マーケティング・ビジネス実務検定

 

マーケティング・ビジネス実務検定は、マーケティングの実務における知識を証明できる資格です。業界や業種を問わず、汎用的なマーケティング知識をカバーします。

 

資格の階級は、マネジメント職でも通用するA級のほか、B級とC級の3つのレベルで体系づけられています。試験問題の構成や制限時間は、階級によって異なります。試験問題で共通している点としては、マーケティングの基礎知識、マーケティング事例の2つのパートで構成されていることが挙げられます。

 

資格名 マーケティング・ビジネス実務検定
運営 国際実務マーケティング協会
試験料 A級=12,760円 / B級=7,480円 / C級=6,270円

 

Web検定

Web検定

引用:WEB検定

 

Web検定は、WEB知識とスキルをアピールできる資格です。主に、WEBコンテンツを作成するにあたって、求められる技能をカバーします。

 

WEB検定では、Webアソシエイト、Webデザイナー、Webディレクター、Webプロデューサーの4つの認定資格にわかれます。このうち、Webアソシエイトは、一般的なWEB基礎知識に該当します。その他3つの資格は、それぞれの専門職に必要な知識やスキルを裏付けるものとなっています。

 

すべての資格で、試験時間は90分に設定されています。問題数は資格によって異なりますが、問題の70%以上を正解すると合格ラインに到達します。合格率は、Webアソシエイト、Webデザイナー、Webディレクターでは、60〜65%程度(2021年実績)となっています。ただし、Webプロデューサーの場合は、合格率が30%(2021年実績)と試験の難易度が高くなっています。

 

資格名 WEB検定
運営 ボーンデジタル
試験料 11,000円

 

データ解析のおすすめ資格

WEBマーケティングで重要な作業となる、データ解析に関連する代表的な資格として、次のようなものがあります。

 

  • Webアナリスト検定
  • ウェブ解析士
  • 統計検定

 

Webアナリスト検定

Webアナリスト検定

引用:Webアナリスト検定

 

Webアナリスト検定は、アクセス解析の知識とスキルを証明できる資格です。具体的には、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールの分析方法に関する知識をカバーします。

 

Webアナリスト検定では、講座と受験がセットのコースになっています。講義を受け終えると、試験に挑戦できます。ただし、受験だけしたい場合は、受講せずに検定試験に臨むことも可能です。試験では、問題の75%以上を正解することが合格ラインとなっています。また、合格率は、受講を含むケースでは80%程度と高水準となっています。

 

資格名 Webアナリスト検定
運営 日本Web協会
試験料 22,325円(講習込み / Too社主催のケース)

 

ウェブ解析士

ウェブ解析士

引用:ウェブ解析士

 

ウェブ解析士は、WEBデータ解析の知識とスキルを有することをアピールできる資格です。本資格では、WEBデータ解析のスキルを身につけて、適切なデジタルマーケティングを展開する能力を習得することを目指しています。

 

ウェブ解析士では、公式テキストで学習のうえで、認定資格を受験することになります。また、任意で認定講座を受講して試験に挑むことも可能です。試験は、4択形式で50問出題されます。また、試験時間は、90分となっています。

 

資格名 ウェブ解析士
運営 WACA(ウェブ解析士協会)
試験料 33,000円(公式テキストと認定講座込み)

 

統計検定

統計検定

引用:統計検定

 

統計検定は、統計の知識とスキルを証明できる資格です。主に、データや表グラフを用いた統計学に対する知識、統計学を応用した問題解決能力の裏付けとして活用されます。

 

検定種別は、階級のほか、職種に合わせた専門資格も用意されています。階級は、1級〜4級(準1級含む)の5つ。このほか、統計調査士、専門統計調査士、データサイエンス基礎、データサイエンスエキスパートの資格があります。

 

問題形式や試験時間は、それぞれの資格で異なります。また、階級の資格に関しては、100点満点中、60%程度の得点が合格ラインとされています。

 

資格名 統計検定
運営 実施団体=統計質保証推進協会 / 認定団体=日本統計学会
試験料 1級=6,000円(統計数理 / 統計応用) / 準1級=8,000円 / 2級=7,000円 / 3級=6,000円 / 4級=5,000円 / 統計調査士=7,000円 / 専門統計調査士=10,000円 / データサイエンス基礎=7,000円 / データサイエンス発展=6,000円 / データサイエンスエキスパート=8,000円

 

WEBサービス特化型のおすすめ資格

特定のWEBサービスに特化した資格をご紹介します。下記資格を保有することで、ツールに対する知識のほか、実務で使いこなせることを証明できます。

 

  • Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
  • Google広告測定認定資格
  • Yahoo!広告認定資格
  • Meta認定デジタルマーケティングアソシエイト

 

Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)

Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)

引用:Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)

 

Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)は、Googleアナリティクスの知識とスキルに特化した資格です。Googleアナリティクスの高度な知識を有して、使いこなせることをアピールできます。

 

関連記事:Googleアナリティクス4とは?導入方法や初期設定・基本的な機能の使い方を解説

 

GAIQは、無料で受験でき、さらに専用の学習ツールを利用可能です。ただし、資格の有効期限が設けられており、取得から18ヶ月で失効します。つまり、資格証明するためには、取得から18ヶ月後に、再度試験に合格する必要があるということです。

 

試験内容は、70問の選択形式でおこなわれます。制限時間は90分で、80%(56問以上)を正解すると合格ラインとなります。

資格名 Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
運営 Google
試験料 無料

 

Google広告認定資格

Google広告認定資格

引用:Google広告認定資格

 

Google広告認定資格は、Google広告に対する知識と運用スキルを有していることを証明する資格です。

 

資格は、Google広告の種別にわかれています。具体的には、測定認定資格、クリエイティブ認定資格、検索広告認定資格など9つの資格が用意されています。それぞれの資格を無料で取得できますが、有効期限は1年となっています。そのため、資格が必要であれば、毎年受験することになります。

 

試験内容は、選択形式で50問ほど用意されています。そして、試験時間は、75分で設定されています。

 

資格名 Google広告認定資格
運営 Google
試験料 無料

 

Yahoo!広告認定資格

Yahoo!広告認定資格

引用:Yahoo!広告認定資格

 

Yahoo!広告認定資格は、Yahoo!広告の知識とスキルに特化した資格です。本資格では、Yahoo!広告に対する専門性の高さをアピールできます。

 

資格は、ベーシック、検索広告アドバンスト、ディスプレイ広告アドバンストと、全部で3種類あります。このうち、ベーシック保有者、Yahoo!広告の基礎知識を保有していることの裏付けとなります。一方、検索広告アドバンストとディスプレイ広告アドバンストでは、それぞれ形式のYahoo!広告に対する知識と運用スキルを有していることの証明になります。また、すべての資格は無料で取得でき、有効期限は1年間に設定されています。

 

試験内容は、選択形式で40問で構成されています。制限時間は、50分となっています。

 

資格名 Yahoo!広告認定資格
運営 LINEヤフー
試験料 無料

 

Meta認定デジタルマーケティングアソシエイト

Meta認定デジタルマーケティングアソシエイト

引用:Meta認定デジタルマーケティングアソシエイト

 

Meta認定デジタルマーケティングアソシエイトは、Meta社が提供するサービスに対するデジタルマーケティング知識とスキルを証明する資格です。具体的には、Facebook(フェイスブック)、Instagram(インスタグラム)、WhatsApp(ホワッツアップ)といったツールや広告に対する知見が試される資格となっています。

 

試験問題の項目は、Metaのテクノロジー、ツールを利用したビジネスプレゼン、広告の基本、広告の作成と管理、レポート作成で構成されています。出題の割合は、広告に関する問題の比重が大きく、全体の69%と設定されています。試験時間は、90分です。また、受講は有料ですが、有効期限が2年と設定されています。

 

資格名 Meta認定デジタルマーケティングアソシエイト
運営 Meta
試験料 99ドル〜150ドル

 

WEBマーケティングにおける資格取得のよくある質問

WEBマーケティングの資格取得に関する、よくある質問をまとめています。
 

Q:WEBマーケティング関連の国家資格はありますか?

Answer)WEBマーケティング関連の国家資格はありません。原則的に、すべて民間資格となっています。

 

Q:WEBマーケティングの資格は転職で役立ちますか?

Answer)WEBマーケティング職に転職する際にアピールポイントになります。

 

採用担当者は、資格保有者に対して、一定の知識やスキルを有する求職者と認識します。また、WEBマーケティング職を目指すものとして準備をしている求職者と判断します。さらにいうと、書類選考や面接時にアピールポイントとして利用できます。

 

このほか、一部の求人では、資格保有者を優遇して手当をつける企業がいます。そのため、資格を取得すると、収入が増えるケースがあります。

 

Q:WEBマーケティング業務で資格はいらない?

Answer)WEBマーケティング業務を担当するにあたり、資格を所持している必要はありません。WEBマーケティングにおける資格は、あくまでも、知識やスキルを持つことの裏付けとして役立つものです。

 

Q:WEBマーケティングの資格を取得する難易度は高いですか?

Answer)検定や階級によって異なりますが、比較的、容易に取得できる資格があります。

 

たとえば、Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)のケースでは、受験者によって異なりますが、合格に必要な勉強時間は、おおよそ20〜30時間といわれています。さらに、GAIQは、無料で、かつインターネット上でいつでも、何回でも試験に挑戦することが可能です。こうした意味でも、受験の敷居が低く取得しやすい資格となっています。

 

試験場のURL:Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)

 

Q:WEBマーケティングの資格取得のための勉強方法は?

Answer)一般的には、検定運営が用意する資格取得のための公式テキストや講習を利用します。とくに、講習では専門の講師に指導を仰げますので、カリキュラムをこなすことで試験の合格率が高まる傾向にあります。

 

また、独学でWEBマーケティングを学ぶ方法やWEBマーケティングに向いている人について、下記ページで紹介していますので、参考にしてください。

 

関連記事:WEBマーケティング業務に未経験で就くには? 独学で学ぶ方法も解説

 

関連記事:WEBマーケティングに向いてる人とは? 求められるスキルや適性を解説

 

 

まとめ

SEOコンサルタントWEBマーケティングの資格は、業務遂行上で必要ありません。ただし、資格を取得しておくと、就職時では採用担当に、商談時では商談相手に対して、自身の知識やスキルをアピールできます。また、WEBマーケティングの資格と一口にいっても、その種類はさまざまです。まずは、自身の強みを活かせる資格、または希望する業務と関連性が高い資格をピックアップして、試験勉強をスタートしてください。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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