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サイト型とは?サイト型を分類する理由と型で変わるWEB戦略

サイト型とは?サイト型を分類する理由と型で変わるWEB戦略サイト型とは、WEBサイトの構成や目的に応じて情報を自由に配置できる形式を指します。サイト型では、情報の選定が可能であり、特に強調したいコンテンツを効果的に配置することができます。一方で、制作に時間がかかることや、管理が複雑になることがデメリットとされています。

 

amano_portraitサイト型は扱う商品やサービスの種類、目的、決済方法に応じて5つのタイプに分類され、それぞれに適したWEB戦略が必要です。これにより、企業が効率的にWEBサイトを運営し、目標を達成するための有効な手段となります。この記事では、サイト型の分類とその選択がWEB戦略に与える影響について詳しく解説します。

 

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サイト型とは

ホームページにはさまざまな形式がありますが、大きく分類するとサイト型とブログ型の2つに分けることができます。サイト型とは、目的に応じて自由に記事や情報を配置できるサイトのことです。いわゆる一般的なホームページはすべてサイト型に分類できますが、更新した記事順に情報を掲載しているサイトのことのことをブログ型と呼びます。

 

ただし、サイト型のホームページであってもカテゴリごとに見せ方が大きく異なることも多く、例えば、企業公式サイトの中のコンテンツとして社長ブログというようなものを設置するというハイブリッド型のホームページも頻繁に見かけます。

 

サイト型とブログ型はどちらが良い悪いというものではなく、情報の見せ方が異なるため、サイト管理者が特に強調したいコンテンツがある場合にはサイト型が適しており、更新した記事順に情報を発信したい場合にはブログ型が適しているといえます。

 

サイト型 ブログ型
特徴 情報の選定が可能 投稿順に掲載
カスタマイズ性 非常に高い 低い
メリット 情報の取捨選択が容易 新着記事を見せやすい
デメリット 制作に時間がかかる 情報が埋もれることがある

 
扱う商品・サービスの種類、目的、決済の有無

 

サイト型は扱う商品・サービスの種類、目的、決済の有無を基準に次の5つに分けられます。

 

  扱う商品の種類 目的 決済の有無
ブランディングサイト 自社のみ ブランディング 無し
自社ECサイト 自社のみ CV獲得 あり
自社サービスサイト 自社のみ CV獲得 無し
モール型サイト 他社も含む CV獲得 あり
ポータルサイト 他社も含む CV獲得 無し

 

ブランディングサイトは問い合わせというコンバージョンはあるものの、サイト内での決済は存在せず、PVや滞在時間などを伸ばすことを目的にしているサイトのことです。代表的なものとしては企業公式サイトや採用サイトなどが挙げられます。

 

ブランディングを目的としない場合には、決済の有無で分けることができ、自社ECサイトと自社サービスサイト(サテライトサイト)があります。他社商品やサービスを扱う場合には決済の有無により、モール型とポータルサイトに分けられます。

 

メディアサイトは上記のどこにも分類されませんが、上記の5つと組み合わせることができますので、その意味ではサイト型を細かく分けると次のような12種類になります。

 

  1. ブランディングサイト
  2. ブランディングメディア
  3. 自社ECサイト
  4. 自社ECメディア
  5. 自社EC × ブランディングサイト
  6. 自社サービスサイト
  7. 自社サービスメディア
  8. 自社サービス × ブランディングサイト
  9. モール型サイト
  10. モール型メディア
  11. ポータルサイト
  12. ポータルメディア

 

サイトの型が明確になると行うべき対策も見えてきます。例えば、東京SEOメーカーは自社サービスメディア(オウンドメディア)ですので、サイトを公開したあとの対策としてはコンテンツ制作(コンテンツSEO)やCVR改善(CRO)が重要施策です。対して、ECサイトやモール型サイトでは明確にコンバージョンが目的ですので、商品やサービスとしてのコンテンツは重要ですが、クローラビリティを強化したり、カテゴリを強くしたりするようなテクニカルSEOが重要になってきます。

 

サイトの型が同じであれば必然的に対応策も似てくることが多く、ベンチマークサイトを分析したり、他業界の同系統のサイトを分析したりすることは自社サイトの強化につなげることができます。

 

サイト型を分類する理由

サイトの型が変われば重要施策も変わってきます。競合企業のサイトが同じ型であれば競合サイトの施策と同じ施策が自社にも効果的な傾向が強いのですが、まったく異なる業界であってもサイトの型が同じであれば重要施策が類似することは自然な流れです。企業で新規事業を立ち上げる場合や新しい業界に参入する場合、ベンチマークすべき企業がわからないというようなこともありえますが、WEBマーケティングという観点ではサイトの型が同じであれば施策は変わりませんので、サイトの型に着目することで効率的に施策を探すことができるようになります。

 

ビジネスモデルからの検討

例えば、自社が新規でメディアを立ち上げることを考えた場合、最初に考えるのは競合サイトではどのようなメディアを運営しているかですが、実はビジネスモデルが似ている事業の場合には他業界であってもサイト戦略は似てくることがあります。

 

一概にメディアとはいってもさまざまですが、東京SEOメーカーはSEOやWEBマーケティングについての情報発信をしているメディアです。これは自社サービスではありますが、業界に関わる情報を広く発信しているという点ではキーワード戦略やサイト構成は参考になるところは多いはずです。また、Mercedes-Benz LIVE!のようなメディアはメディアでありながら完全に自社商品だけを掲載してブランディングに活かすやり方をしています。

 

これは自社サービスメディアとブランディングメディアの違いであり、単にメディアと一括りにできるものではありません。当然、同じ戦略は使えませんのでWEB戦略も変わってきますが、これは根底にあるビジネスモデルの違いによる違いが大きいといえます。

 

情報量での検討

SEOで流入を確保しようとした場合、指名検索と非指名検索の2つがあります。指名検索とは企業名やサービス名(アドマノ株式会社や東京SEOメーカー)で検索されることであり、非指名検索とは一般名詞(SEOやWEBマーケティング)で検索されることです。発信内容が限定的な場合は指名検索を増やすことが重要な施策になりますが、広く業界の情報を発信する場合には狙えるキーワード群も大きく広がるため非指名検索での流入を狙うことができます。

 

先ほどの例でいえば、東京SEOメーカーはWEBマーケティングに関わるすべてのキーワードを狙うことができるメディアですが、Mercedes-Benz LIVE!のようなブランディングメディアは他社情報を載せることは難しいため、キーワードに制限がかかります。サイトの型を決めるということは集客方法が変わるということですので、発信量や発信内容がどのようになるのかは重要な判断軸となります。

 

さらに細かいサイト型の分類

サイトの型は前述した12種類ですが、制作方法や構造によりさらに細かく分類することもできます。ただし、WEB戦略としては12種類のいずれかと同様です。本質的な分類の違いはありませんが、呼称が異なるため覚えておいてください。

 

完結型サイト

完結型サイトとは、一般的にホームページと呼ばれるものです。小規模サイト〜中規模サイトは更新頻度が少ないことが多く、企業公式サイト、採用サイト、自社サービス紹介サイト、サテライトサイトなどが完結型サイトに分類されます。

 

SEO、WEB広告、SNSなどの集客方法が利用されますが、大規模サイトではない場合には更新頻度が低く、ホワイトペーパーの更新、セミナー情報の更新、サービスの拡充などがなければ取得できるキーワードは少ないのが一般的であり、SEOでは指名検索を狙って広報活動を強化していくことになります。

 

LP型サイト

LP型サイトとは、目的や主張内容が明確であり、ユーザーに対して求める行動が決まっているサイトのことです。WEB広告をクリックして飛ぶページが想起されますが、本来、LPとはランディングページのことですので最初にたどり着いたページのことを意味します。現在では単にLPと読んだ場合には、1ページだけ、または数ページだけで完結するサイトであることが多く、あえて離脱ポイントを少なくして、ユーザーに購入を促すような構成になっているものが多数派を占めます。

 

LPに対してSEOで集客するケースもありますが、ページ数が極端に少ないため、ピンポイントのキーワードだけに特化していることがほとんどであり、多くの場合、LPへの集客はWEB広告(特にリスティング広告)とSNS活用が挙げられます。

 

DB型サイト

DB型サイト(データベース型サイト)はコンテンツをデータベースから動的に生成するサイトのことです。データベースを基に膨大なページ数を保有することが多く、SUUMOやHome’sのような不動産ポータル、Amazonや楽天市場のようなECモールなどが挙げられます。

 

システム構築には障壁が高いものの、一度構築してしまえば自動的にコンテンツ管理をすることができ、メディアと併用することで非常に高いSEO効果を生むことができます。

 

ECサイト

自社ECサイトとしては5種類あります。違いは制作方法ですが、制作方法が異なるということはサイト構造やコンテンツ内容も変わります。結果的に集客方法が変わりますので、SEO集客できるか、WEB広告だけでの集客になるかなどの戦略に関わります。

 

  • ASP:ShopifyやBASEなど、サービス提供元のサイト上でサイト開設や制作が可能
  • パッケージ:ecbeing、EC Orangeなどのパッケージを購入し、自社サーバーにインストールすることで利用可能
  • オープンソース:EC-CUBEやMagentoなどの無料ソフトを自社サーバーにインストールすることで利用可能
  • クラウドEC:ebisumart、mercartなどで、サービス提供元のサーバーにECサイトを設置可能
  • フルスクラッチ:ECサイトのすべてを自社で制作する方法

 

上記の5つはいずれも制作方法が異なるだけで、どの方法であってもECサイトの制作、運営は可能です。ただし、パッケージ化された商品には制限があることが多く、例えばベンチマークサイトがフルスクラッチで、自社はパッケージを利用する場合にはベンチマークサイトと同じ手法での集客ができない可能性があり、反対に同じパッケージを使っている場合には方法次第ではまったく同じ集客方法が使えるということになります。

 

モール型サイト

モール型サイトにはテナント型とマーケットプレイス型の2種類があります。

 

テナント型は楽天市場やYahoo!ショッピングなどの有力なECサイトに「出店」することで、大規模モールサイトに自社ブランドを展開することができます。どこまで自社ブランドや店舗の存在感を出せるかが重要です。対して、マーケットプレイス型はAmazonのような大規模サイトに「出品」することで商品を販売する手法です。マーケットプレイス型で自社の存在感を出すことは難しく、SEO集客には非常に不向きな手法といえます。

 

まとめ

amano_portraitサイト型は、情報の配置やカスタマイズ性に優れ、目的に応じたコンテンツの配置が可能です。サイト型には、ブランディングサイトや自社ECサイトなど、5つの主要なタイプがあり、それぞれに異なるWEB戦略が求められます。サイトの型が明確になることで、競合分析や施策の選択が効率的に行えるようになり、サイトの型に応じたSEO対策や集客方法が異なるため、正しい型の選択がWEBサイトの成功に直結します。ビジネスモデルや情報量に応じた型の選定が、最適なWEB戦略を導き出すための鍵となります。

 

 

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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