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おすすめのメールマガジン配信スタンドは?目的・ニーズ別で紹介

おすすめのメールマガジン配信スタンドは?目的・ニーズ別で紹介

従来からメールマーケティングは、デジタルマーケティングの中でも特に高いROI(費やした費用に対して、えられる収益の割合)を誇る手法として注目されています。例えば、Statistaの調査によると、メールマーケティングを実践した52%のマーケターが2023年12月時点で、前年同月よりROIが改善していることを伝えています。このように、多くの企業や個人事業主がメールマガジンを活用し、収益を向上させています。

 

amano_portraitしかし、効果的なメールマーケティングをおこなうには、適切な配信スタンドの選定がポイントです。そこで、初心者やEC運営者、有料版メールマガジン配信者など、それぞれのニーズに合わせたおすすめの配信スタンドをご紹介します。

 

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おすすめメールマガジン配信スタンド

ここではニーズ・目的別で、おすすめの配信スタンドをお伝えします。初心者向けから高度なマーケティング機能を備えたサービスまで、どういったメリットや機能性があるのか確認してください。具体的な選び方のポイントも詳しくお伝えしますので、選定する際に役立ててください。

 

初心者向け

メールマガジンの初心者が配信プラットフォームを選ぶ際には、使いやすさが何よりも最優先です。多少、使える機能が少なくても、手軽に利用できるものを選択してください。初心者のうちは、直感的に操作できるインターフェースや、簡単に切り替えられるデザインテンプレートなどの機能を備えていることが理想的です。

 

例えば、Blastmail(ブラストメール)は、シンプルな操作性とドラッグ&ドロップでデザイン可能な編集機能、高速配信エンジンなどを備えており、初心者が安心して利用できる環境が整っています。

 

サービス名 特徴
Blastmail 初心者でも直感的に操作できるシンプルなインターフェースや簡単に編集できるHTMLメールエディタを備えています。1時間に1,150万通配信が可能な高機能エンジンを搭載。
WiLL Mail 累計導入社数2,600社以上の実績。ドラッグ&ドロップでHTMLメールを簡単に作成できるエディタや、開封率やクリック率をリアルタイムで分析できる機能を装備。
MailerLite 中小企業や予算を抑えたい企業に最適な配信プラットフォームです。直感的なインターフェースが特徴で、初心者が簡単に利用できる工夫が随所に見られます。

 

EC運営者向け

EC運営者がメールマガジン配信プラットフォームを選ぶ際には、ECサイトとの連携機能が充実しているかどうかが重要です。EC運営者の多くは、ShopifyやWooCommerceなどの主要なECプラットフォームを利用していますが、これらとシームレスに連携できると管理が便利です。具体的には、顧客の購入履歴などにもとづいたセグメンテーションが可能になったり、メール配信の自動化などが実現できます。

 

例えば、Mailchimpは「ShopSync」という無料アプリを使用することで、Shopifyの顧客情報と同期できます。ターゲットを絞ったメールマーケティングが可能になり、販売促進に役立ちます。

 

サービス名 機能
Mailchimp ECサイトとの連携に優れており、日本でも人気があるメールマーケティングプラットフォームです。Shopifyや他の主要なECサイトと統合することで、顧客の購入履歴や行動データを活用したターゲティングが可能。
Omnisend eコマースビジネス向けに設計されたメールマーケティングが実現できます。Shopify、WooCommerce、Wixなど、人気のあるeコマースプラットフォームと連携可能。顧客の購買行動データを収集し、顧客セグメンテーションやメール配信の自動化などがおこなえます。

 

参考ページ:Shopify(ショッピファイ)とは? 基本機能とメリット・デメリットについて解説

 

コストパフォーマンス重視

コストパフォーマンスを重視するなら、無料プランの充実度と有料プランの価格体系を重点的に比較検討してください。無料プランで利用できる機能や、配信可能なメール数、登録可能な購読者数などがチェックポイントです。また、有料プランに移行する際の料金体系を事前に確認することも必要です。

 

一般的には高機能になるほど料金も高くなるため、自社のニーズを事前に整理し、目的と予算に合致するプラットフォームを選ぶようにしてください。

 

例えば、SendGridは1日あたり100通までなら無料で利用でき、有料プランも月額3,000円と比較的安価です。一方、アスメルは無料プランがなく月額3,999円の固定料金制ですが、購読者数や配信数に制限がないため、大量にメール配信する場合は費用を抑えられる可能性があります。

 

機能や価格、使いやすさなどを総合的に判断し、コストパフォーマンスの高いプラットフォームを選んでください。

 

サービス名 機能
SendGrid 送信ドメイン認証や自動バウンス処理など、メールの到達率を高めるための機能を標準搭載しています。リアルタイムで配信状況が確認でき、ビジネスの成長に合わせた柔軟な料金体系です。
アスメル 月額3,999円の固定料金で、ステップメールやメールマガジンの配信が無制限に利用できるメール配信サービスです。顧客リスト数や配信数、シナリオ数に制限がなく、追加料金も発生しません。主な機能は、一斉配信、予約配信、空メール登録、HTMLメール対応、CSV機能など。

 

有料版メールマガジン配信者向け

有料版メールマガジンとは、読者がお金を払って購読するタイプのものです。この有料版メールマガジンを配信をする場合、収益化機能の充実度が重要な選定ポイントです。具体的には、有料購読の管理、決済処理、会員限定コンテンツの配信機能などが備わっているかをチェックします。

 

例えば、beehiivは有料購読機能や広告ネットワーク、紹介プログラムなどを提供しており、収益化を支援することに特化しています。

 

サービス名 機能
beehiiv 有料版メールマガジンの作成・配信を支援するために設計されたプラットフォームです。購読者の管理や収益化機能が充実。
まぐまぐ! 無料・有料のメールマガジンを発行・配信できる日本最大級のプラットフォームです。有料メールマガジンでは、発行者が設定した購読料の50%が収入となります。

 

高度なマーケティング機能を重視

高度なWEBマーケティング機能を求める場合、レポート機能や他ツールとの連携性、マーケティングオートメーションの充実度などが鍵となります。 例えば、Campaign MonitorはA/Bテスト機能や、顧客リストと連携した細かなセグメント機能などを備えており、ハイレベルなWEBマーケティングを展開することが可能です。

 

サービス名 機能
配配メール シンプルな操作性と多彩な機能を兼ね備えています。主な機能として、セグメント配信やターゲット別の配信、開封率やクリック率の詳細な分析、エラー解析・自動処理機能などがあります。
Campaign Monitor 高度なマーケティング機能を備えたメール配信プラットフォームです。特に顧客セグメンテーション機能が充実しており、属性や行動に基づいてきめ細かなセグメントを作成し、最適化されたメールを配信できます。その他、A/Bテスト機能で、件名やコンテンツの比較検証が可能。

 

メールマガジンン配信スタンドを選ぶ際のポイント

今回ご紹介した、さまざまなメールマガジン配信スタンドから、最終的には一社を選定する必要があります。しかし、どう絞り込めば良いか、迷ってしまうのが本音ではないでしょうか。そこで、最適な配信スタンドを見つけるための選定ポイントをお伝えします。

 

目的に合った機能

自社の目的に合った機能が備わっている配信スタンドを選ぶことが重要です。なぜなら、配信スタンドによって使える機能は異なるからです。例えば、eコマースに特化した機能を提供する配信スタンドがある一方、コンテンツクリエイター向けの機能 (例.ランディングページ作成機能 など) が充実しているものもあります。自社のビジネスモデルやマーケティング戦略、扱っている商品などから必要な機能をピックアップして選定してください。

 

配信できるメール数

多くの配信スタンドでは、送信できるメール数に制限があります。そのため、自社の読者数を考え、配信スタンドを選ぶ必要があります。有料プランでも購読者数に応じて、料金が変わることもあるので注意が必要です。

 

配信到達率

どれだけ素晴らしいメールコンテンツを作成しても、それが読者に届かなければ効果はありません。そのため、配信スタンドを選ぶ際には、配信到達率を考える必要があります。配信到達率とは、送信したメールが実際に顧客の受信ボックスに届く割合のことです。

 

この到達率は、配信スタンドによって大きく変わります。どれだけ良い機能を提供していても、配信到達率が低いサービスは利用しないでください。顧客にメールが届くかどうかは、配信スタンドを選ぶ際に最優先に検討する項目の1つです。

 

他のツールと連携できるか

インターネットビジネスをしている場合、メールマガジン配信スタンド以外にも複数のツールを使っているのではないでしょうか。そのため、現在使用しているツールと連携できるかどうかも重要な選定ポイントです。連携することができれば、業務効率化が図れたり、データ分析の精度向上につながります。

 

例えば、配信スタンドの1つ「Synergy!LEAD」は、Salesforceとシームレスに連携し、顧客情報に基づいたメールマガジンを届けることができます。自社が採用している顧客管理システム(CRM)やWEBサイト分析ツールなどと連携できるサービスがないか確認してください。

 

よくある質問(Q&A)

ここでは、メールマガジンの配信についてよくある質問をとりあげ解説します。本格的にツールを導入する前に、ご確認ください。
 

Q:配信スタンドを移行する場合の注意点は?

Answer)既にどこかの配信スタンドを利用していて、新しく乗り換える際には、新しいスタンドに求める機能をピックアップしてください。そして、現在の読者数に対応できるのか、顧客データの移行方法など、確認が必要です。また、乗り換え後、新しいスタンドでメールマガジンを発行開始できるまで、どの程度期間がかかるのかを予測し計画的に進めてください。

 

Q:LINEとメールマガジン、どちらを始めた方が良いか?

Answer)LINEとメールマガジンのどちらを選ぶべきかは、ターゲット顧客の特性や目的によって異なります。高い開封率を重視する場合は、LINEが適しています。特に、若年層をターゲットとしている場合は、メールよりLINEの方が反応率が高い可能性があります。一方、詳細な情報やカスタマイズされたコンテンツを届けたい場合、メールマガジンの方が適切です。メールは文字数に制限もないため、詳しいメッセージを顧客に伝えたい場合にも有効です。

 

Q:CRMと連携させるメリットは?

Answer)メールマガジンの配信スタンドとCRMツールを連携することで、顧客データを一元管理し、属性や購買行動に基づいたメールマガジンを届けることが可能になります。つまり、ターゲティングの精度が高まるため、コンバージョン率の向上や離脱を防ぐ効果があります。

 

参考ページ:CRMとは?顧客管理システムについて解説!おすすめのCRMもご紹介

 

Q:自社サーバーに設置するタイプのメリットは?

Answer)メールマガジン配信スタンドの中には、自社サーバーに設置できるタイプのものがあります。データを自社内で管理することができるためセキュリティ面も安全で、通常、月額費用が発生しないため、長期的にはコストパフォーマンスに優れているといえます。

 

例えば、acmailerは、自社サーバーに設置して利用できるタイプで、メールの自動送信、フォーム付き空メール登録機能など、さまざまな機能を備えています。ただし、トラブルが生じた際には、自社で解決する必要があります。

 

 

まとめ

amano_portrait今回、ご紹介したように、初心者向けの使いやすいサービスから、EC特化型のもの、あるいは高度なマーケティング機能を備えたスタンドまで、選択肢は多岐にわたります。そのため、メールマガジン配信スタンドを選ぶ際には、目的やビジネスの規模に応じて選定するようにしてください。自社のニーズを明確にし、読者に価値あるコンテンツを届けられるプラットフォームを選ぶことで顧客との関係が深まり、WEBマーケティングの成功にもつながります。

 

 

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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