Web解析には欠かせない!おすすめツール12選を活用シーン別にご紹介
Web解析は、Webサイトの改善には欠かせません。Web解析を支援するWeb解析ツールには、多くの種類があります。そのため、サイト運営者はどのツールを利用すれば良いかわからなくなることもあるでしょう。
Web解析ツールとは
Web解析ツールとは、Webサイトのあらゆる数値を計測できるツールです。サイトへの訪問者数や、滞在時間などWebサイト全体のアクセス傾向を解析するため、サイト内の課題を発見するのに役立ちます。
Webサイトでの集客を行う場合は、商品やサービスの購入、資料請求などがコンバージョンにあたることが多いのですが、Web解析を行うことでこれらのコンバージョン増加や改善を図ることができます。収集したデータをもと分析を行うことで、どの指標を改善すべきなのかを検討することができるため、サイト全体の改善だけではなくコンバージョン増加に取り組むことができます。
Web解析ツールをうまく活用することでサイト改善に役立てることができるため、Web解析ツールの利用はWebサイト運営には欠かせないものとなっています。
Web解析ツールの活用シーン
Webサイト運営に欠かせないWeb解析ツールですが、自社サイトの解析ではなく他のサイトを解析することもできるため、さまざまなシーンで活用することができます。ここでは、Web解析ツールの活用シーンについて解説します。
自社サイトのアクセス解析
自社のWebサイトを分析する際に解析ツールを利用します。自社サイト内であっても、細かな指標を計測するには限界があります。
そのため、Web解析ツールを活用しアクセス数やページ離脱率、ページ滞在時間等のデータを取得します。これらの指標は、Webサイトでの集客に大きく影響するため解析ツールで日常的に確認する必要があります。
サイト全体の動向を確認するだけではなく、サイト改善を行うためにも、Web解析ツールを用いた自社サイトのアクセス解析を行うことは重要です。
競合サイトの分析
Web解析ツールは、自社サイト分析に役立てられるだけではなく競合サイトの分析を行うことも可能です。どんなビジネスでも、競合分析は欠かせません。しかし、競合分析をする際には定量的なデータを見ることで、より精度の高い分析が可能となります。
Web解析ツールでは、他のサイトのアクセス解析等ができるため、競合他社の動向を把握することができます。Web解析ツールで取得したデータをもとに、自社の戦略を立てたり他社との差別化を行うことが可能となるのです。
自社サイトの分析を行うだけでなく、Web解析ツールを活用して他社分析も行うことが重要です。
SEO対策
Web解析ツールは、SEO対策にも役立てることができます。どのようなキーワードで流入してきてるのかを知ることで、ユーザーニーズの理解に繋がり新たなコンテンツ作成に活かすことができます。
自社サイトのSEO対策に限らず、他社がどのようなSEO対策を行っているのかもチェックすることができます。また、他社の動向を知ることで、新たなユーザーニーズを発見する場合もあります。
SEO対策では、自社のコンテンツ作成や改善以外にも競合分析が重要です。競合サイトを分析することで自社サイトの課題点を明確化し、他のサイトよりも上位に表示されるよう改善を行うことができるのです。
Web解析ツールを比較する際のポイント
Web解析ツールには、さまざまな種類がありどれを使えば良いのかがわからなくなってしまいますが、比較する際のポイントを抑えておけば自社にあったツール選定をすることができます。
ここでは、Web解析ツールを比較する際の3つのポイントについて解説していきます。
- 利用目的を明確にする
- 予算を決める
- 使いやすさを考える
利用目的を明確にする
Web解析ツールを使用する際には、まず利用目的を明確にする必要があります。自社サイトのアクセス解析だけを行うのか、競合サイトも含めた解析を行うのかで必要となるツールが異なります。
Web解析ツールの活用シーンでも解説したように、活用シーンごとに必要となるツール機能も異なるため、自社がどのようなデータを取得したいのかを明確にした上でツールを選定することが重要です。
利用目的を明確にせずWeb解析ツールを選ぶと、かえって使いづらかったりコストがかかってしまうこともあるので注意が必要です。
予算を決める
Web解析ツールには、種類によって無料のものや有料のものがあります。有料版のツールを使う際には、ツールにいくらかけるかという予算をあらかじめ決めておくことが重要です。
あまり使っていない機能があるにも関わらず毎月コストをかけているということがないよう、自社の利用目的を明確にした上でツールにかけるコストを決めることが大切です。同じようなデータを取得できるツールの中にも、利用料が異なるケースもあるため予算にあったWeb解析ツールを選定するようにしましょう。
使いやすさを考える
ツールごとに機能やデザイン、操作方法が異なるため使いやすさを選定基準にすることも大切です。Web解析ツールは1度使ったら終わりというわけではなく、長期間にわたって使っていくものとなります。
そのため、実際にツールを利用する人が使いやすいと思えるツールを選ぶ必要があります。直感的な操作が可能かどうか、データ取得が複雑な手順になっていないかなど導入前に確認しておきましょう。
特に有料ツールの場合はコストをかけて導入を行うため、導入後に使いづらいとならないように注意したいところです。このように、Web解析ツールを選ぶ際には、コスト感だけではなく使いやすさも考慮したいポイントとなります。
活用シーン別おすすめWeb解析ツール
ここまで、Web解析ツールの活用シーンや選定ポイントについて解説しましたが、実際にどのようなツールを使えばいのかまだイメージできていない人もいると思います。ここでは、活用シーン別のおすすめWeb解析ツールをご紹介します。
自社サイト分析
まずは、自社サイト分析に役立つWeb解析ツールをご紹介します。最もWeb解析ツールを使う場面が多い自社サイト分析では、サイト改善に役立つさまざまなデータを取得できるツールがおすすめです。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、Googleが提供する知名度の高いアクセス解析ツールです。アクセス数などの、ユーザーに関する詳しい情報の分析が可能な上、広告を出稿した際の結果を数値としても評価ができ、Webサイトを運営する際の必須ツールといえます。
Googleアナリティクスは個人・法人関わらず無料で導入できるため、Webサイト運営を行う際のまず最初に導入すべきツールとしておすすめです。
ツール名 | Googleアナリティクス |
URL | https://analytics.google.com/analytics/web/provision/?hl=ja#/provision |
価格 | 無料 |
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールも、Googleアナリティクス同様Googleが提供するツールです。Googleアナリティクスとは異なり、検索キーワードやキーワード表示回数などのサイトにアクセスするまでの検索データを取得できる点が特徴です。
検索順位が上がらない際の原因追求や、対策キーワードの選定などに役立てることが出来ます。
ツール名 | Googleサーチコンソール |
URL | https://search.google.com/search-console/about?hl=ja |
価格 | 無料 |
Juicer
Juicerは、自社サイトにアクセスしたユーザーのペルソナ把握を目的とした、ユーザー分析DNP(データ管理プラットフォーム)です。独自のタグをwebサイトに埋め込むことで、ユーザー単位での分析や自動ペルソナ作成機能によりユーザーのリアルな人物像を把握することができます。
自社がターゲットとするペルソナに合わせたサイト作りには便利なツールです。
ツール名 | Juicer |
URL | https://juicer.cc/ |
価格 | 無料 |
FC2アクセス解析
FC2アクセス解析は、動画コンテンツで知られているFC2が運営するアクセス解析ツールです。「リアルタイム解析」「ソーシャル解析」「クリック解析」といった機能が実装されている、SEOに適した分析機能を持つアクセス解析ツールです。
他のツールに比べてシンプルかつ感覚で使用しやすいツールなため、専門的な指標を知らなくてもデータを理解できるのも特徴の一つです。
ツール名 | FC2アクセス解析 |
URL | http://analyzer.fc2.com/ |
価格 | 無料 |
競合サイト分析
Webサイトを運営していると、競合他社のアクセス数が気になるところではあります。そこで、Web解析ツールを使用することで競合サイトの動向や戦略を把握することができます。
SimilarWeb
SimilerWebでは特定のWebサイトのPV数や流入経路、検索キーワードなどを把握できるツールです。競合サイトの検索キーワード、ソーシャルの流入シェア、参照元などが分かります。
また、広告施策やSEO戦略まで分析ができ、「競合分析」機能を使うことで専門知識がなくても比較による分析を簡単に行うことができます。
ツール名 | SimilerWeb |
URL | https://www.similarweb.com/ja/ |
価格 | 無料 ※有料版あり |
eMark+
eMark+は、VALUES社が提供するインターネット行動ログ分析サービスです。競合サイトのユーザー数やPV数、訪問者属性、流入元やその検索ワード、よく見られているコンテンツなどを確認することができます。
タグ埋め込み形式ではなく、ログモニター会員の実際の行動をもとにアクセス状況を分析するため、性別・年代・エリア・職業などの情報を統計的に把握できる上に、ネット上の行動データからあらゆるサイトへのアクセス状況を分析できるのです。
ツール名 | eMark+ |
URL | https://www.valuesccg.com/service/dmd/emarkplus/ |
価格 | 無料 / 10万〜 |
PageSpeed Insights
PageSpeed Insightsは、Googleが提供するWeb分析ツールで、Webサイトのページ表示速度を計測します。ページ表示速度は検索エンジンの評価に影響する項目なので、ユーザーエクスペリエンスを向上するためにも定期的に表示速度を確認する必要があります。
また、競合サイトのページ表示速度をしることで自社のユーザーエクスペリエンスの向上に役立てることができます。
ツール名 | PageSpeed Insights |
URL | https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/ |
価格 | 無料 |
SEMrush
SEMrushでは、自社サイトや競合サイトのSEOに関わるさまざまな分析を行うことができます。SEO対策で行うキーワード調査、被リンク、競合調査、ランクトラッキング、サイトオーディットなどをすべて1つのツールで行うことのできる多機能ツールです。
競合調査の際に必要となるデータの多くを、このツールで取得することが可能です。
ツール名 | SEMrush |
URL | https://www.semrush.com/ |
価格 | 119ドル〜 |
SEO対策
Webサイトの上位表示のために重要なSEO対策ですが、必要なデータがなければ戦略を立てることもできません。自社のSEO対策に役立てるだけではなく、他社がどのようなSEO対策を行っているのかを把握するためにもWeb解析ツールの活用は欠かせません。
キーワードプランナー
キーワードプランナーは、Googleが提供するSEO対策ツールです。キーワードの検索ボリュームの確認や新たなキーワードを創出することができます。
入力したキーワードに関する分野や業界での、需要トレンドの予測も表示されます。SEO対策には欠かせないキーワード選定におすすめのツールです。
ツール名 | キーワードプランナー |
URL | https://adwords.google.com/KeywordPlanner?hl=ja |
価格 | 無料 |
SEOチェキ
SEOチェキは、WebサイトだけでなくページごとにSEO評価を確認できるツールです。URLを入力するだけで、サイトの内部の情報やキーワードごとの順位計測など、SEO対策に役立つ情報が多数取得できます。
SEO初心者にとって必要な情報が簡単に取得できるため、入門ツールとしてもおすすめです。自社のSEO分析だけではなく、競合他社の情報を確認することもできるため競合調査にもおすすめです。
ツール名 | SEOチェキ |
URL | https://seocheki.net/ |
価格 | 無料 |
Gyro-n SEO
Gyro-n SEOは、SEOの順位チェックから競合サイトとの順位比較、ページ分析やキーワードサジェストまで幅広い機能を備えたツールです。自社や他社の検索順位を可視化したり、ベンチマークから分析するのなど、SEO対策には欠かせないデータを取得することができます。
ツール名 | Gyro-n SEO |
URL | https://www.gyro-n.com/seo/ |
価格 | 500円〜 |
SEOTOOLS
SEOTOOLSは、SEO対策には重要なキーワードプランナー、SEOアクセス解析、メールレポート、順位チェック、被リンクチェックの5つの機能を備えるツールです。
競合サイトと比較でき、競合サイトに追い付くために取るべき対策も自動で表示されるので、SEO対策を行う上で参考になります。
ツール名 | SEOTOOLS |
URL | http://www.seotools.jp/002_rankcheck/ |
価格 | 無料 |
Webサイト運営には、Web解析ツールの活用は書かせません。サイトを運用するということは、自社サイト内の数字だけでなく他社サイトの数字も把握することで、初めて集客を成功させることができます。