WordPressでECサイトを作成するメリットは?注意点やおすすめプラグインも紹介!
ブログサービスとして知られているWordPressですが、実はプラグインやECシステムとの連携でEC機能を実装ができます。
しかし、WordPressでECサイトを作成することにどのようなメリットがあるのか、気をつけるべきことはあるのかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
WordPressとは
WordPressは、PHPというプログラミング言語で構築された、非常に人気のあるコンテンツ管理システム(CMS)です。
WordPressは無料で使用でき、初期費用や月額利用料はかからないため、資金の限られた個人や小規模事業者でも容易にウェブサイトを立ち上げることができます。
世界中の多くのWebサイトがWordPressを利用しており、その最も大きな理由として「豊富なカスタマイズオプション」が挙げられます。
WordPressは、「テーマ」と「プラグイン」という2つの主要なカスタマイズ機能を提供しており、それぞれ以下のようなカスタマイズが可能です。
- テーマ:サイトのデザインやレイアウトを変更することができるテンプレート
- プラグイン:サイトに新しい機能や特色を追加する
テーマは、サイトの見た目を簡単に変えることができ、プロフェッショナルなデザインを持つウェブサイトを素早く立ち上げることができます。
一方、プラグインは、SEO(検索エンジン最適化)ツールやSNS共有機能、EC(電子コマース)機能など、サイトの機能を拡張し、ユーザーの要求に応じてカスタマイズすることができます。
WordPressでECサイトを作成するメリット7つ
それではここから、WordPressでECサイトを作成するメリットを取り上げて紹介します。
これからECサイトを作成しようとしている方は、目的を達成できるか考えながら確認してみてください。
操作が簡単
WordPressは、その使いやすさで知られており、特にWordPressのインターフェイスは日本語にも対応しており、知識がない人でも容易に記事のコンテンツや商品ページを新しく投稿したり、既存の情報を更新したりすることが可能です。
これは、チーム内でのプロジェクト進行を非常にスムーズにし、効率的に作業を進めることができる大きなメリットとなるでしょう。
また、WordPressには多くのプラグインや標準機能が用意されており、言葉やURLの一括変更といった作業も簡単に行えます。
例えば、
- 商品名や価格情報の変更
- 古いページを削除し新しいページへリダイレクトする
などの際に、一括変更機能は非常に役立ちます。
さらに、WordPressではアクセス権限を細かく設定することができるため、社員や外注の人に特定のタスクのみを担当させることができ、よりセキュリティが高く、効率的な運用が可能となります。
プラグインで拡張ができる
WordPressはその基本機能だけではECサイトの構築ができないため、プラグインによって機能を拡張することが必須となります。
プラグインは、WordPressの持つ柔軟性と拡張性を最大限に活用するための重要な要素であり、これによりカート機能、会員機能、そしてさまざまなマーケティング分析ツールを統合することが可能です。
例えば、プラグインを利用することで、基本的なECサイトの機能はもちろん、さらに
- 高度なマーケティング分析
- SEO最適化
- SNS連携
などの高度な機能も簡単に追加できます。
プラグインは無料のものから有料のものまで幅広く提供されており、あらゆるニーズに応じて選択することができるため、ECサイト構築においては、必要な機能と予算に応じてプラグインを見極めることが重要です。
また、プラグインの選定はECサイトの成功に直結する重要なステップであり、ビジネスの目的やターゲットとなる顧客のニーズをしっかりと理解し、適切なプラグインを選定することが求められます。
プラグインは定期的にアップデートされるため、常に最新の状態を保ち、セキュリティ対策も意識するようにしましょう。
知識不要でおしゃれなサイトが作れる
WordPressは、誰でも簡単に美しいウェブサイトを作成できる主な理由の一つはWordPressの「テーマ」機能にあります。
テーマは、ウェブサイトのデザインや構成を設定するためのテンプレートであり、インストールするだけでおしゃれなECサイトを作成することが可能です。
そのため、技術的な知識がない人でも手軽にプロフェッショナルな見た目のサイトを立ち上げることができます。
そしてWordPressのテーマは、有料と無料の両方が提供されていますが、無料のテーマでも非常に高品質で洗練されたデザインが多いため、費用を抑えたい場合も心配いりません。
ただし、テーマの選択は基本的に既存のテンプレートから選ぶため、完全にお好みのデザインにすることは難しい場合もあります。
もし、提供されているテーマの中でお好みのデザインが見つからない場合は、テーマをカスタマイズするか、新しくテーマを作成する必要があります。
この場合、少し技術的な知識が必要となってしまいますが、WordPressを専門としたスキルを持っている人は多いため、必要な部分のみ外注するのも1つの手です。
トラブル時の解決策や運用ノウハウが豊富
WordPressは非常に高い人気を誇るCMS(コンテンツ管理システム)であり、全世界のウェブサイトの40%以上がこのプラットフォーム上で作られていると言われています。
さらに、CMS市場においては60%以上の圧倒的なシェアを持っているとも言われています。
つまり利用者がそれだけ多いことは、トラブル時の解決策や運用ノウハウがインターネット上に数多く存在していることです。
さまざまな問題や課題に対する解決策がブログ記事やフォーラム、Q&Aサイトで共有されているため、簡単なトラブルやすでに誰かが経験したトラブルであればすぐに解決できるでしょう。
また、WordPressの利用者が多いという事実は、ECサイト運営に必要なプラグインやテーマの開発にも好影響を与えるため、新しい機能の追加にも期待できる点もメリットと言えます。
初期費用が抑えられる
オンラインでビジネスを立ち上げるとき、1つの壁として挙げられるのが初期費用です。
特にECサイトを開設するには、プラットフォームの設定、デザインのカスタマイズ、そして機能の追加などにお金がかかることがありますが、WordPressを利用することで、これらの初期費用を大幅に抑えることができます。
独自のドメイン名とホスティングサーバーの費用は必要となりますが、これらは基本的なウェブサイト運営費用といえるため、WordPressを使用することで、プラットフォームにかかる費用は基本的に0円といえます。
さらに、WordPressのプラグインとテーマにも、無料で利用できるものが豊富に存在します。
プラグインやテーマは、ECサイトのデザインや機能を強化するために不可欠な要素であり、無料のものを利用することでさらにコストを抑えることができます。
もちろん、より専門的な機能やプロフェッショナルなデザインが求められる場合には、有料のプラグインやテーマを選択することも可能です。
有料のWordPressテーマに関しても、多くの場合は一度の購入で永久に利用することができる買い切り型で提供されているため、長期的な運営コストを考慮すると非常に経済的といえるでしょう。
Googleアナリティクスと簡単に連携できる
ECサイトを運営する上で、サイトのパフォーマンスを正確に測定し、ユーザーの行動を理解することは非常に重要となりますが、その分析ツールとして人気が高いのがGoogleアナリティクスです。
そして、WordPressはGoogleアナリティクスと非常に簡単に連携できることが大きなメリットの1つとなっています。
WordPressにおいてGoogleアナリティクスを利用する方法は、主に
- テーマやプラグインを利用する方法
- WordPressのファイルに直接記入する方法
の2つがあり、プラグインを利用すればそのデータを利用してさらに高度な分析も可能です。
Googleアナリティクスは、ウェブサイトのトラフィックやユーザーの行動を詳細に分析できる機能を備えているため、「どのページが人気で、ユーザーはサイトでどのように行動しているのか」「どのくらいの時間サイトに滞在しているのか」といった重要なデータを獲得することができます。
さらに、
- ページ滞在時間
- 直帰率
- 離脱率
などの高度なマーケティング分析も可能となり、これらのデータはサイトの改善やマーケティング戦略の策定に非常に役立つはずです。
特にECサイトでは、購買行動に至るユーザーのパスを理解し、どのような点がコンバージョン率向上に寄与するのかを分析することが重要となりますが、WordPressとGoogleアナリティクスを連携すれば簡単に導入できるようになります。
ブログやオウンドメディアも運営できる
WordPressは、ECサイトに加えて、集客のためのブログやオウンドメディアも同じプラットフォーム上で運営することが可能なため、ブランディングや購入までの導線を強化する手助けとなります。
コンテンツマーケティングは、今や多くの企業にとって非常に効果的な集客方法となっていますが、ブログやオウンドメディアを運営することで、ECサイトだけでは難しい「ブランディング」や「信頼関係の構築」をすることができます。
また、長期的に安定した売り上げと顧客ロイヤルティの向上につながるため、SEOなどの集客を考えている場合にも最適といえるでしょう。
そして商品の選び方や概要を記事として解説することは、潜在顧客の購買意欲を刺激し、購入に至る道のりを短縮する助けになるため、潜在顧客の獲得にも欠かせません。
つまりWordPressでは、ブログや商品ページ、その他のコンテンツを一元管理することができ、そのため運営側にとっても管理が非常に簡単になります。
時間と労力を節約し、集中して販売戦略やコンテンツのクリエーションに注力することができるという意味で、非常に価値のあるメリットと言えるでしょう。
WordPressでECサイトを作成するデメリットや注意点
ここまではWordPressでECサイトを作成するメリットを紹介しましたが、いくつかのデメリットや注意点もあります。
ここでデメリットもあわせて確認してECサイト運営を成功に近づけましょう。
サーバーや独自ドメインの用意が必要
WordPressは手軽にウェブサイトを立ち上げることができる強力なツールで、ほとんどの場合に初期費用が抑えられることが大きなメリットとされています。
しかし、完全にコストをゼロにすることはできません。WordPress自体は無料で利用することができますが、サーバーや独自のドメインの用意は必須となります。
特に、サーバーのコストは無視できない要素であり、ECサイトの規模が大きくなればなるほど、そのコストは増加します。
商品数が多く、アクセス数が増えるにつれて、サーバーの容量やスピードが求められるため、サーバーの容量選びは、運営するECサイトの規模と将来の拡大を見越して、必要な容量とコストをしっかりと確認し計画することが重要です。
さらに、ECサイトを効果的に運営するためには、高機能なプラグインやテーマの導入を検討する必要があり、高機能なものの大半は有料で提供されています。
もちろん無料のものもありますが、特定の高度な機能やプロフェッショナルなデザインを求める場合には、有料のものを検討する必要が出てくるでしょう。
そのため、初期の設定や運営においてこれらのコスト要因を確実に把握し、適切な予算配分と計画を立てることが重要となります。
セキュリティリスクが高め
WordPressはオープンソースで開発されており、コードの改変や自由度が非常に高いですが、その柔軟性とカスタマイズ特性が逆にセキュリティのリスクを高める要因ともなっています。
さらに、WordPressを強力かつ多機能にするプラグインやテーマでも、時折脆弱性が発見されることがあります。
もしこれらの脆弱性を突かれると、サイトがハッキングの対象となり、データ漏洩やサイトの乗っ取りといった深刻な問題を引き起こす可能性があります。
このようなセキュリティリスクを最小限に抑えるためには、いくつかの重要な対策を講じることが求められます。
セキュリティプラグインの導入
WordPressには、セキュリティ強化を目的とした多くのプラグインが提供されており、これらのプラグインを利用することで、サイトのセキュリティレベルを向上させることができます。
サーバー側の制限
サーバー側でのセキュリティ設定も非常に重要です。
例えば、不要なポートを閉じる、IPアドレスによるアクセス制限を設けるなどの対策があります。
常に最新の状態へのアップデート
WordPressやプラグイン、テーマの最新バージョンは、セキュリティパッチが適用されていることが多いです。
常に最新の状態に保つことで、新たに発見された脆弱性からサイトを守ることができるでしょう。
セキュリティはECサイト運営において最も重要な要素の一つであり、特に個人情報やクレジットカード情報などが関わるECサイトにおいては、これらのセキュリティ対策は絶対に欠かせません。
サイトの安全を確保し、顧客からの信頼を得るためにも、これらの対策をしっかりと実施し、安心してECサイトを運営するようにしましょう。
目的に対応したプラグインや機能を実装するのが難しい
WordPressはカスタマイズ性が高く、多くのプラグインを導入することで、さまざまな機能を簡単に追加することができます。しかし、ECサイトを構築する際には、このプラグインの導入が思いの外難しい場合があります。
プラグインは、基本的にはウェブサイトに便利な機能を提供する小さなプログラムです。しかし、そのプラグインが自分の目的に合っていなければ、そもそも利用することができません。
特にECサイトに必要な機能を持ったプラグインは、全ての需要を満たすものが少なく、これらのプラグインの中で目的に合致したものを見つけるのは簡単なことではありません。
さらに、欲しい機能を持っていないプラグインをカスタマイズする必要が生じることもあり、これは技術的なスキルを要求されます。
さらに厄介なことに、これらのプラグインは多くの場合、WordPress公式ではない企業や個人によって開発されています。
これは、プラグインにバグ(不具合)があった場合やアップデートが必要な場合に、開発者に対応を依頼するしかないという事態に陥る可能性があることです。
しかし、プラグイン開発者が応答しない、またはプラグインのアップデートを提供しない場合、ユーザーとしては問題解決のためにただ待つしかなくなります。
ECサイトにおいて多くの特定の機能や拡張性が求められる場合に顕著に表れる問題となるため、プラグインの信頼性や実績なども考慮して選ぶことが重要です。
高度なカスタマイズには専門的な知識が必要
WordPressはその手軽さと柔軟性から多くのウェブサイト制作者に愛されていますが、高度なカスタマイズには専門的な知識が必要となります。
WordPressはプラグインを利用することでさまざまな機能を追加することができますが、新しい機能が欲しい場合は、プログラミング知識が必要になります。
これはWordPressがもともとECサイトの構築をメインとして設計されていないため、EC専用の構築サービスと比較するとどうしてもカスタマイズが難しくなるのが理由です。
ECサイトを成功させるには、商品の管理、注文処理、支払いゲートウェイの統合、およびカートの機能など、さまざまな特定の機能が必要となります。
WordPressでこれらの機能をカスタムで実装するには、
- PHP
- HTML
- CSS
- JavaScript
などといったウェブ開発言語に関する高度な知識が求められ、さらにデータベース管理やセキュリティに関する知識も重要です。
このため、WordPressでECサイトを構築する前には、まず希望の機能がプラグインで提供されているか、あるいはカスタム開発が必要かを確認することが大切です。
また、カスタム開発が必要な場合には、専門的な知識を持つ開発者に依頼するか、もしくは学ぶ意志と時間が必要となることを覚悟しましょう。
WordPressでECサイトを立ち上げる2つの方法
WordPressでECサイトを作成する際の特徴についてご紹介してきましたが、立ち上げる方法は主に2通りあります。
ここまではプラグインのみを解説しましたが、改めて2つの構築方法を知っておきましょう。
方法①プラグイン機能を利用する
WordPressは元々ブログやオウンドメディアの作成に適したコンテンツマネジメントシステム(CMS)として広く知られています。
そのため先述した通り、ECサイトを構築する際には、カートや会員機能などの基本的なECに必要な機能をプラグインを通じて追加することになります。
特にカート機能と決済機能は、ECサイト運営において必須の要素です。
カート機能はお客様が商品を選び、購入するプロセスをスムーズに行うために重要であり、決済機能はお客様が安心・安全に商品を購入できるようにするために欠かせません。
WordPressのECサイト向けのプラグインは複数存在しており、それぞれのプラグインは料金や搭載されている機能が異なるため、事前にきちんと調査と比較を行うことが大切です。
プラグイン選びの際には、以下の点を特に確認することをおすすめします。
料金
プラグインの価格は一度の購入料金で済むのか、それとも定期的に料金が発生するのか確認しましょう。
また、プラグインの価格はECサイトの予算内で収まるものであるかも検討が必要です。
搭載機能
必要な機能(カート、決済、会員管理、商品管理など)が全て含まれているか、または追加のプラグインが必要かどうか確認しましょう。
プラグインが提供する機能と、それがあなたのECサイトの要件を満たしているかどうかを比較することが重要です。
サポートとアップデート
プラグインの提供者がサポートやアップデートを提供しているかどうかも重要な点です。
これにより、将来的な問題や新機能の追加に対応できるかどうかが決まるといっても過言ではありません。
方法②ECシステムと連携する
WordPressは非常に柔軟なプラットフォームであるため、プラグインを利用してECサイトを構築する方法以外にも、外部のECシステムと連携することで、より効果的なオンラインストアを立ち上げることもできます。
この方法であれば、既存のECシステムの豊富な機能を利用しながら、WordPressのコンテンツ管理機能を活用することができます。
例えば「Shopify」や「カラーミーショップ」のようなECシステムでWordPressとの連携が可能です。
特にShopifyでは
- 商品の表示
- 購入ボタンの埋め込み
- 商品データの呼び出し
といった重要なEC機能を簡単に実装することができます。
また、ECシステムとWordPressは同一のドメインで共存できるため、一つのウェブサイト上でコンテンツマーケティングとECサイト運営を同時に行うことができます。
つまり、ブログ記事や専門のコンテンツを通じて集客やブランディングに力を入れながら、商品の販売を行うことが可能となり、独自のブランドイメージを築くことも簡単となります。
ただし、プラグインを導入するよりもシステムの連携は技術的な知識が要求される場合もあるため、必要に応じて専門家に相談することも重要です。
WordPressにショッピング機能を追加するのにおすすめのプラグイン
ここからは実際にECサイトを作成するのに適したWordPressプラグインを紹介します。
それぞれ強みが異なるため、どのプラグインが適しているのがイメージしながら確認しましょう。
Woocommerce
引用:WooCommerce
WooCommerce(ウーコマース)は、WordPressプラットフォーム上でECサイトを立ち上げる際に最も人気のあるプラグインの一つです。
WooCommerceはこれまでに約1300万回もダウンロードされており、その人気と信頼性はECサイト運営者の間でも評判といえます。
WooCommerceは、商品ページの作成、カート機能の導入、さらには決済設定など、基本的な機能から高度なEC機能まで幅広く備えています。
つまり、オンラインストアを始める際のハードルを大きく低減させることができ、初心者から経験豊富な運営者まで、簡単かつ効果的にECサイトを立ち上げ、運営することができるのが特徴です。
さらに、WooCommerceはWordPressを運営するAutomattic社によって買収されており、WordPressとの親和性の高さをさらに証明しているといえます。
WordPress本体のアップデートと同時にWooCommerceのアップデートもスムーズに行われるため、システムの安定性やセキュリティ面での安心感が得られるでしょう。
【対応機能の例】
- 商品ページ作成・管理
- ショッピングカート
- 注文管理
- 決済
- 配送料金の設定
- 税率の設定
- 会員登録
- クーポン
Welcart
引用:Welcart
WordPressを使用してECサイトを構築する際、日本国内で高い実績を持つプラグインといえば「Welcart(ウェルカート)」が挙げられます。
Welcartは、コルネ株式会社によって提供されている国産のWordPress用ECプラグインで、日本国内においてはNo.1の実績を誇ります。
Welcartは、国内で開発および運営されているため、日本語によるサポートが得られるのが大きな強みとなっています。
これは、特に日本の法律や規制、商習慣に合わせたECサイト運営を行う際に非常に有用で、WooCommerceとは異なり、Welcartは日本国内の利用者にとって助かるポイントです。
さらに、Welcartは16の決済方法に対応しており、さまざまな決済手段を利用する顧客に対応できます。
日本国内でもキャッシュレス決済の導入が進んでおり、これからもさらに多様な決済方法が普及してくることが予想され、この流れに対応できるのは、Welcartを選択する大きなメリットといえるでしょう。
【対応機能の例】
- 商品一括登録(CSV)
- 会員機能
- ポイント機能
- キャンペーン割引/ポイントアップ機能
- 商品オプション機能
- 在庫管理
- 軽減税率設定
- 新規会員登録時のメール認証(OFF可)
- Google reCAPTCHA v3による会員登録フォーム保護
- ブルートフォース攻撃対策
- 営業日カレンダー
WordPressでECサイトを作る際によくある質問
ここで解説した他にWordPressでECサイトを作る際によくある質問をまとめています。
まだ疑問が残っている場合はここで一度確認してみましょう。
Q: WordPressのECサイトで利用できる無料テーマはある?
Answer)WordPressではさまざまな無料テーマが利用でき、ECサイトを作成する場合でも無料のテーマを選べます。
しかし、ECサイトの機能を実装する場合はプラグインが重要な選択となるため、テーマはサイトの外観やデザインとして選ぶようにしましょう。
Q:EC-CUBEとWordPressではどちらがECにおすすめ?
Answer)EC-CUBEは、株式会社イーシーキューブが開発・提供するオープンソースのECサイト構築・管理ソフトウェアです。
どちらもオープンソースで作成されているという共通点がありますが、メインの目的としてが
WordPressはブログやメディア
EC-CUBEは通販サイト専用
と分けられています。
そのため、ECサイトの構築という観点だけで見ればEC-CUBEの方が最適といえますが、プラグインの導入によってWordPressの快適さも無視できません。
なお、EC-CUBEとWordPressはそれぞれ連携させることができるため、単体で運用するときよりもいろんなメリットも得られます。
Q:WordPressのECサイトで可能な決済方法は?
Answer)WordPressのECサイトで可能な決済方法はプラグインの機能によって異なります。
先述したWelcartでは16種類の決済方法に対応しています。
まとめ