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採用サイトの作り方!制作方法について解説

採用サイトの作り方!制作方法について解説
企業が適切な人材を自社に集めるうえで効果的な施策として、採用マーケティングが挙げられます。採用マーケティングでは、採用戦略を組み立てていくことになります。そして、採用戦略の軸となるのが採用サイトです。しかし、採用サイトの構築には、専門的なWEB施策の知識が求められます。

 

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amano_portraitそこで、本記事では、採用サイトの制作方法について解説します。採用サイトを制作する流れのほか、制作上の注意点をまとめています。

 

コンテンツ悩み解消

採用サイトとは

採用サイトとは、企業が求職者を募集する際に使う採用ツールの一種を指します。そして、企業の採用マーケティングにおいては、WEB施策の中心的な役割を担います。また、採用サイトに混同されやすいWEBサイトとして、求人サイトや採用オウンドメディアが挙げられます。

 

採用サイトと求人サイトの違い

求人サイトとは、各社の求人情報と求職者の情報をまとめ、双方をマッチングさせるサービスのことです。別名で、就活サイトや転職サイトとも呼ばれています。そのため、そもそも、企業の採用サイトとは異なる役割を担っています。

 

採用サイトと採用オウンドメディアの違い

採用オウンドメディアとは、企業の社内や求人情報を配信するオウンドメディア(自社メディア)のことです。採用サイトでは採用情報を中心に掲載しますが、採用オウンドメディアでは社員インタビューやコラム記事といった読み物記事がコンテンツの大半を占めます。そして、企業としては採用ブランディングを目的に採用オウンドメディアを運用するケースが多々あります。

 

関連記事:採用オウンドメディアとは

 

採用サイトの作り方

採用サイトを制作する工程は、下記の3つの段階にわけられます。

 

  1. 採用戦略を整理する
  2. 採用サイトを設計する
  3. 採用サイトを構築する

 

1.採用戦略を整理する

採用サイトの制作に入る前に、調査と分析を通じて、求職者のニーズ、採用市場内での自社の立ち位置を明確にしてください。そして、調査結果を踏まえて採用戦略を決定します。

 

採用市場の調査と分析をする

採用市場の調査と分析には、フレームワークを利用します。フレームワークとは、業務を進めるうえで、取得した情報や考えを整理していくための枠組みのことです。たとえば、次のようなフレームワークが存在します。

 

フレームワーク 概要
3C分析 自社、競合、顧客の3つの関連性を分析する
4P分析 自社商品、商品価格、流通、プロモーションの4つの関連性を分析する
4C分析 顧客価値、コスト、利便性、コミュニケーションの4つの関連性を分析する
STP分析 セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングの3つの流れを決める
SWOT分析 自社の強み(内部環境)、自社の弱み(内部環境)、機会(外部環境)、驚異(外部環境)の4つを分析する

 

関連記事:マーケティング分析時のフレームワークを紹介

 

3C分析を例にとると、自社、競合、顧客の情報を整理していくことになります。採用マーケティングの場合は、このうちの顧客を求職者と置き換えて考えていきます。そして、それぞれの3つの要素について下記のようなことを調べていきます。

 

3Cの要素 チェックポイント
求職者 ・ターゲットとなる求職者の属性

・ターゲットのニーズ

・ターゲットの応募先

競合他社 ・採用で競合となる企業のピックアップ

・競合の求人情報

・競合のプロモーション手法

・競合の強みと弱み

自社 ・自社の求人情報

・自社のプロモーション手法

・自社の強みと弱み

 

具体的な調査のやり方としては、代表的なアンケート調査のほか、取材、モニタリング、グループディスカッション、社内外のヒアリングなどの手法が挙げられます。採用マーケティングの場合は、主に自社の採用ターゲットとなる求職者、自社で働く社員が調査対象となります。

 

戦略を決める

採用市場の調査と分析の結果を踏まえて、採用活動の戦略や目標を決めていきます。まず、次のような指標を整理していきます。

 

指標 概要
KPI 施策の進捗度を示す指標のこと。採用マーケティングのPDCAをまわすうえで役立つ
ペルソナ 顧客の人物像のこと。採用サイトで必要なコンテンツを判断するうえで役立つ
カスタマージャーニー 顧客が決済するまでの流れのこと。採用サイトの設計時(導線)に役立つ
カスタマーベネフィット 顧客のメリットのこと。求人ページや企画記事の作成時に役立つ
ポジショニング 市場内における自社の立ち位置のこと。採用サイトの規模やトンマナなどを決定するときに役立つ

 

このうち、KPIとは、採用マーケティングの最終目標に対する中間目標を示す指標のことです。たとえば、最終目標を「10人の新規採用」とすると、「採用サイト経由で50人が応募する」といったことをKPIとして設定します。そして、施策の結果で「採用サイト経由で20人しか応募しなかった」ために、「5人しか新規採用できなかった」場合は、採用サイトの運用を見直す必要があるとわかります。このように、各指標を事前に明確にすることが採用サイトを制作するうえで重要となります。

 

2.採用サイトを設計する

採用サイトを制作する前に、事前準備が必要です。具体的には、開発環境の整備と設計図の用意が挙げられます。

 

採用サイトの開発環境を整える

採用サイトを構築する土台として、次のようなものが必要です。

 

必要なもの 概要
サーバー 採用サイト内のデータを保存する場所のこと
ドメイン 採用サイトの場所を示す URLのこと
CMS 採用サイトを運用するためのツールのこと

 

WEBサイトを構築するためには、サーバーとドメインが不可欠です。さらに、サイトを管理できるツールとしてCMS(Cash Management System)を用意すると、WEBに詳しくない人でも進行管理しやすくなります。

 

採用サイトでは、自社サーバーとレンタルサーバーのいずれかを利用することになります。利用者数が多いレンタルサーバーとしては、次のようなサービスがあります。

 

 

採用サイトのドメインは、自社サイトを用いたサブドメインサブディレクトリを利用するケースが多々あります。このほか、新規ドメインを取得するケースもあります。新規ドメインを取得できるサービスとしては、下記のようなものがあります。

 

 

そして、近年では、CMSの導入が常識化しています。自社の独自CMSのほか、CMSサービスの2つの利用方法があります。採用サイト向けのCMSサービスとしては、WordPress(ワードプレス)を筆頭に、次のようなものが挙げられます。

 

 

採用サイトの設計図を作る

採用サイトを構築する際には、どのような構造のサイトを作るべきか、またはどのようなコンテンツを用意すべきかを検討する必要があります。そこで、下記のようなものを決めていきます。

 

決めること 概要
サイトマップ サイト全体の設計図のこと
タイトルタグ WEBページのタイトル文のこと
募集要項 求人ページに記載する内容のこと
UI/UXデザイン ユーザー体験やサイトのユーザーインターフェースのこと

 

サイトマップは、HTMLサイトマップとXMLサイトマップの2種が存在します。しかし、ここでいうサイトマップとは、サイトの構造を可視化できる資料を指しています。サイト制作の関係者間で、採用サイトの構造を共有するためのエクセルファイル、ワードファイルなどで構いません。要は、どの階層で、どのようなWEBページを設置するかがわかるような資料を用意してください。

 

タイトルタグは、それぞれのWEBページのページタイトルの文言です。サイトマップを作る際に、あわせて決めておくと、サイトを管理しやすくなります。また、タイトルタグは、SEO対策上で重要な要素となっています。コンテンツSEOの観点を加味して決めてください。

 

募集要項は、求人ページに掲載する情報です。具体的には、次のような情報が挙げられます。

 

  • 募集職種と業務内容
  • 雇用形態
  • 応募条件
  • 勤務地と勤務時間
  • 給与や賞与、福利厚生

 

UI/UXデザインは、採用サイトに訪問したユーザーのWEB体験を向上させるために、自社のブランドカラーを反映したデザイン設計のほか、サイトの導線を調整する作業です。これは、訪問ユーザーが「サイト内の求人コンテンツに快適に触れられた」と感じさせることで、自社に対する印象を高めることが狙いです。

 

3.採用サイトを構築する

事前準備が整ったら、採用サイトを構築します。このフェーズでは、次のような流れで作業を進めます。

 

  • 開発実装とマークアップをする
  • コンテンツを制作する
  • 採用サイトを公開する

 

開発実装とマークアップをする

採用サイトをブラウザ上で表示するためには、プログラミング言語でコードを記述してシステムを構築する、またはマークアップ言語でフロント部分を整えるという、2つの作業が不可欠です。

 

具体的には、次のような作業が挙げられます。

 

実装する対象 概要と必要な言語
レスポンシブデザイン モバイル対応のためのデザインのこと

必要な言語:HTML / CSS

応募フォーム 求職者がWEB経由で応募するための入力フォームのこと

必要な言語:HTML / CSS / PHP / JavaScriptなど

 

レスポンシブデザインは、採用サイトをモバイル端末でも快適に閲覧できるようにデザインを調整する作業です。現実的には、現代のWEB市場ではスマートフォンをはじめとするモバイル端末からサイトにアクセスする機会が多々あることから、WEBサイトのモバイル対応は必須となっています。そして、このようなサイト内部の施策のことをSEO内部対策といいます。

 

その他のシステム実装において、採用サイトの場合は、求人ページに対する応募フォームの設置をする必要があります。具体的には、求職者に次のような個人情報を入力し選択してもらいます。

 

  • 氏名や年齢
  • 電話番号やメールアドレス
  • 希望職種
  • 自由記述欄
  • 履歴書と職務経歴書の添付

 

コンテンツを制作する

ここでいうコンテンツとは、原稿や動画、画像といった素材によって構成される、記事ページを指しています。たとえば、社員インタビューの記事ページを作るとなると、次のような作業が必要です。

 

  • インタビュー(風景撮影 / 音声録音)
  • テープ起こし
  • HTMLライティング

 

そして、記事をライティングする際には、SEOを考慮のうえで、タイトルタグ、ディスクリプション、記事構成を決めます。その後に、テープ起こしした情報をもとに、ライティングを進めていきます。こうした一連の流れで良質で独自性が高い記事を作ることをコンテンツSEOといいます。

 

採用サイトを公開する

コンテンツの用意まで終えたら、WEBサイトを公開します。サイト公開後は、外部からサイトにアクセスできるようになるとともに、Google検索エンジンにインデックスされていきます。誤ったページを公開しないように注意してください。

 

採用サイト制作時の注意点

採用サイトを制作する際には、次のような点に注意してください。

 

  • 求人ページには、自社の実情の正しい情報を掲載する
  • 採用サイトと求人広告の掲載内容を一致させる

 

また、採用サイトをWEB業者に依頼する際には、次のようなポイントを抑えてください。

 

  • 採用サイト制作を依頼する際は、業者の実績を重視する

 

求人ページには、自社の実情の情報を掲載する

求人ページに掲載する情報が魅力的であるほど、求職者の応募率が高まります。ただし、実情と異なる情報を掲載してしまうと、求職者と自社の間でミスマッチが起こりやすくなり、早期退職につながります。そもそも、下記のような点を偽ると、労働基準法に反することもありますので注意してください。

 

項目 求人情報と実情にかい離がみられる事例
雇用形態 「正社員」と記載しているにもかかわらず、実態はアルバイトや契約社員からスタートする
平均残業時間 「平均残業時間:月20時間以内」と記載しているにもかかわらず、非常に多くの残業がある
モデル年収 「30歳 勤続5年:年収500万円」と記載しているにもかかわらず、該当する社員が存在しない

 

採用サイトと求人広告の掲載内容を一致させる

求人広告を出している場合は、自社の採用サイトの求人ページと掲載内容を一致させてください。まれに、求人情報を更新せずに、採用サイトと求人広告の間で矛盾する情報が掲載されるケースがみられます。求人情報を一新する際は、すべての求人ページをチェックする必要があります。

 

採用サイト制作を依頼する際は、業者の実績を重視する

採用サイトの制作をWEB制作会社に依頼する際には、実績や成功事例をチェックしてください。また、採用業界や自社の業界に対する経験や知識も重要なポイントです。

 

東京SEOメーカー(本サイト)では、これまでに2,000社以上の企業に対してWEB施策の支援を提供してきました。また、20年以上、求人広告代理店で仕事をしてきたスタッフが在籍しています。採用サイトの制作でお困りの際は、下記よりお気軽にご相談ください。

 

>>東京SEOメーカーの採用サイトの制作・運用サービス

 

よくある質問(Q&A)

採用サイト構築に関する、よくある質問をまとめています。
 

Q:新規ドメイン、サブドメイン、サブディレクトリのいずれで採用サイトを構築すべきですか?

Answer)新規ドメイン、サブドメイン、サブディレクトリには、それぞれの利点があります。そのため、自社の環境や目的に応じて使い分けてください。

 

このうち、もっとも一般的に用いられるのが、サブディレクトリです。サブディレクトリを利用することで、自社サイトのブランドイメージに統一しやすく、ドメインパワーを引き継いで運用できます。一方、サブドメインを利用すると、自社サイトと別のサイトとして管理できます。ただし、自社サイトからドメインパワーの引き継ぎがほぼありません。最後に、新規ドメインの取得では、作り方の自由度が高まります。また、ドメインを独自で育成していくことになりますので、自社サイトで獲得が困難なユーザー層にアプローチできるといったメリットがあります。

 

Q: 採用サイトを設置するサーバーはどこでもよいですか?

Answer)大規模サイトを構築する際は、自社サーバーや高機能なクラウドサーバーを利用すべきです。その他の場合では、一般的なレンタルサーバーを利用してください。一般的なレンタルサーバーのサービスとしては、次のようなものがあります。

 

 

Q: 採用サイトのSEO対策で重要なポイントは?

Answer)採用サイトでは、コンテンツSEO、SEO内部対策、SEO外部対策と、SEO対策の全般を抑えてください。

 

採用サイトでは、求人や社内に関連するコラム記事など、求職者にとって有意義な情報を発信すると効果的です。そして、このように一定の価値を含むコンテンツを整理することをコンテンツSEOといいます。また、採用サイトを構築するうえで、サイト内部のシステムやサイトマップを組み立てることになります。このとき、SEO内部対策を導入して適切な構造に仕上げる必要があります。このほか、自社の求人情報を扱う採用サイトとなると、外部の口コミや評判の情報が重視されます。そのため、自社に就労することに対して、ポジティブな情報が広がると理想的といえます。このように、自社サイトの外部環境に対する施策のことをSEO外部対策と呼びます。

 

関連記事:採用サイトのSEO対策

 

 

まとめ

amano_portrait採用サイトは、企業が採用活動をするうえで軸となる重要なツールです。そんな採用サイトを構築する流れとしては、採用戦略の整理、採用サイトの設計、採用サイトの構築の3つのパートにわかれます。それぞれのパートでは、採用マーケティングやプログラミング、コンテンツ制作、SEO対策など、WEBの専門知識が求められます。これから採用サイトの構築、またはリニューアルすることを検討している方は、WEBサイトの制作会社に相談してみてください。

 

 

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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