無料でSEOに強いホームページを制作できるサービスを選ぶポイント
自社の認知度を高めて、売上をあげるためにホームページ制作を検討する企業もあります。実際にホームページを制作したいと考えたとき、無料のサービスを利用して自力で制作するか、制作会社に依頼する2つの方法があります。
まずホームページを制作して運営をしようと考えても、サービスは多数存在しており、どのサービスが良いのか悩みます。ホームページは制作して公開するのが目的ではなく、ユーザーに見てもらい自社の取り組みやサービスを知ってもらうことが重要です。
無料でホームページを制作する際のサービスを選ぶポイント
ホームページを制作するために無料のサービスを利用してつくるときは、最初は無料で制作してもゆくゆくはページ数を増やしたり、ツールやサービスを追加したりと希望が出てきます。
将来的な運用を見据えて、どのサービスを利用するのがよいのか見極めが肝心です。無料でホームページを作成する際にどのようなサービスを選ぶとよいのかを次の2つのポイントに分けて紹介します。
- ホームページを運営方法をもとにサービスを選ぶポイント
- ホームページの作成目的をもとにサービスを選ぶポイント
ホームページの運営方法をもとにサービスを選ぶポイント
ホームページを制作し運営するために、無料でホームページを制作できるサービスを検討しているわけですが、サービスを選択する前に事前にチェックしておかなければならないポイントがあります。
自社ホームページを運営していくうえで、ホームページを制作したあとの運用方法や目的により、選択するサービスを取捨選択しなくてはなりません。ホームページを制作するサービスを選ぶポイントを6つ紹介します。
- ホームページを運用する費用を把握する
- 企業の独自ドメインの運用が可能なサービスを選ぶ
- 公開可能なページ数に制限のないサービスを選ぶ
- 操作がしやすく定期的に更新が可能なサービスを選ぶ
- サポート体制が整っているサービスを選ぶ
- ホームページの制作を外部発注する際に制作会社が対応できるサービスを選ぶ
ホームページを運用する費用を把握する
ホームページを制作するのは無料でできたとしても、公開したあとのホームページは運用する費用が継続的に掛かります。公開に先立ち発生した初期費用はもとより、運用するための費用として毎月定額でどれくらい予算が必要なのかをチェックしなければなりません。
無料でホームページを制作できるサービスは、無料で公開可能なページ数が制限されている場合がほとんどです。ページ数を増やす予定がある場合やフォーム、カートといったツールの導入を検討するのであれば、有料プランに切り替える必要もあります。
自社で今後必要とするサービスが何なのか、長期的に考えて検討しておくことが大切です。
企業の独自ドメインの運用が可能なサービスを選ぶ
無料ホームページを制作できるサービスではドメインの指定ができないものもあります。企業が自社ホームページを制作するのであれば独自ドメインで運用可能なサービスを選ぶことも重要なポイントです。
ホームページを独自ドメインで運用するべき理由は、ドメインに会社名を入れることで、会社名やビジネスおよびブランドをドメインでアピールできるためです。独自ドメインを使用しない場合、サービスを提供する会社からドメインが割り振られます。
ホームページ制作サービス自体が提供終了になってしまった場合、ドメインを切り替えしなくてはならず、ホームページの継続的な運用にも問題が生じます。
公開可能なページ数に制限のないサービスを選ぶ
無料でホームページを制作できるサービスには、有料版に切り替えても公開可能なページ数が制限されているサービスもあります。今回可能なページ数に制限があるとホームページを拡張したいときや、集客を高めるために新しいホームページを追加するとき不利になります。
ホームページを見てユーザーに興味関心を持ってもらうためには、良質なコンテンツは多いほうが、集客やブランド認知には有効だからです。
専門性の高いページや良質なコンテンツをたくさん作成し提供すると、多くのページでSEOの対策も可能となりGoogleやYahoo!JAPANなどの検索エンジンで検索結果で上位に表示される可能性も増えていきます。
操作がしやすく定期的に更新が可能なサービスを選ぶ
ホームページを公開したあとに情報不足を補ったり、新しい情報を追加したりと、公開したあともページ内容や画像といったコンテンツは随時更新しなくてはなりません。
ホームページを制作して公開したまま、更新されていない状況では、ユーザーが閲覧しても古い情報を見て不安に思われてしまいます。また、終了しているサービスや誤った情報は、クレームにつながる可能性もあります。
常に新しい情報を定期的に更新していくには、操作性にストレスなく、迅速に操作できるサービスを選ぶことも大切です。
サポート体制が整っているサービスを選ぶ
ホームページ制作サービスを利用する場合、使用するサービスごとに複数の機能があり、使用方法に悩むこともあります。使用方法がわからず悩んでいるときに、相談できるサポート窓口があるのも、サービスを利用するうえで大切なポイントです。
ホームページの制作を外部発注する際に制作会社が対応できるサービスを選ぶ
ホームページの制作サービスを利用してページを作成したあと、リニューアルを検討した段階で、ホームページの制作を外注するケースも増えていきます。
ホームページを制作会社に外注するとき、ツールによって制作会社が対応していないケースもあるのです。ホームページの制作会社が対応していないのであれば、結局自社で作業しなくてはならず、将来的にコストが増えてしまう可能性があります。
制作会社が対応できるような、利用者の多いサービスを利用しておくと安心です。
ホームページの制作目的をもとにサービスを選ぶポイント
ホームページを制作する目的が何なのかによって、ホームページを作成するサービスを選ぶポイントも変わります。企業が自社のホームページを作る目的として考えられるのは次の3点です。
まずホームページを制作する目的として一番多いのは、企業として会社案内を掲載したり、人材を募集したりするためにホームページを作成する場合です。続いて多い理由としては自社の商品やサービスの紹介や宣伝を兼ねている場合、さらには定期的に情報を提供し、商品やサービスの購入を促す目的である場合が多いといえます。
それぞれの目的により、ホームページの作成サービスを選ぶポイントが変わります。
- 会社案内や人材募集が目的である
- 自社の商品やサービスの紹介や宣伝が目的である
- 定期的に情報を発信して商品やサービスの購入を促す目的である
会社案内や人材募集が目的である
会社案内や人材募集が目的であれば、全体のページ数は数ページでおさまります。掲載する内容もある程度決められており、テンプレートに沿って作成可能なので、会社案内や人材募集に掲載できるテンプレートがそろっているサービスが有効です。
自社商品やサービスの紹介と宣伝が目的である
自社商品やサービスの紹介と宣伝が目的である場合は、商品やサービスが増えるとホームページ数も増えていきます。無料でホームページを制作できるサービスのなかには、ページ数が限定されているものがあります。
商品やサービスを広く展開したいと考えたとき、制作したページ数に上限があるサービスを使用してしまうと作成ページ数が上限に達したときに、サービスを切り替えしなくてはなりません。
制作ページ数に上限のあるサービスは選択せず、ページ数に上限のないサービスを選択することが重要です。
定期的に情報を発信して商品やサービスの購入を促す目的である
自社商品やサービスやお役立ち情報を定期的に発信して、商品やサービスの購入を促す目的でホームページの制作を検討しているのであれば、ブログ機能が整ったサービスを選ぶことが重要です。
サービスの購入検討まで時間を要するBtoBのような商材の場合、獲得したリードをコンバージョンに結びつけるためには、定期的な情報発信が欠かせません。ページ数の制作制限がなく、記事数を増やして管理できて、SEOの対策をしやすいサービスの導入が大切といえます。
SEOに強い無料でホームページを作成できるサービス
無料でホームページを作成できるサービスを選ぶポイントを紹介してきましたが、それをふまえてSEOに強い無料でホームページを作成できるサービスを6点紹介します。
- WordPress
- Wix
- ペライチ
- Jimdo
- BiNDup
- STUDIO
WordPress(ワードプレス)
WordPress(ワードプレス)は現在存在しているWEBページの約3分の1がWordPressで構築されているといわれるほど、多くのブロガーや企業が使用しているサービスです。ホームページを作成するのに大事なことはデザインです。
デザインを決めるためのテーマは無料・有料と複数あり、無料のものだけでも数千種類以上存在します。さまざまな機能を追加するために必要なプラグインも多数提供されており、自由度の高いページを制作できるのが特徴です。
ホームページの制作に必要なプログラム言語であるHTMLとCSSの知識がなくても、WordPress内のパーツをマウスでドラッグ&ドロップするだけで、コンテンツを作成できます。
費用 | 無料~有料 |
広告有無 | 有料版のみ |
独自ドメイン | 有料版のみ |
無料で公開可能なページ数 | 1 |
サポート | WEBサポート、フォーラム |
SEO | プラグインで対応可能 |
Wix(ウィックス)
Wix(ウィックス)は、世界各国で利用人数が2億人以上を誇るホームページ制作ツールです。テンプレートの数は数百種類あり、無料で利用可能な写真や動画素材も数万点揃っています。
HTMLやCSSといったホームページの制作に必要なプログラミング言語の知識をもっているデベロッパーツール「Corvid」も用意されており、機能拡張も自由にできるのが魅力です。
ドラッグ&ドロップで操作ができるエディターツールでは細かいカスタマイズもでき、自由度が高いページを作成できます。
細かい知識は無くてもホームページの制作を希望する場合は「Wix ADI」を利用すると、ホームページ短時間で自動作成が完了します。
費用 | 無料~有料 |
広告有無 | 有料版のみ |
独自ドメイン | 有料版のみ |
無料で公開できるページ数 | 制限なし |
サポート | 電話・メッセージ |
SEO | Wix SEO Wizを導入 |
ペライチ
ペライチは日本の企業である「株式会社ペライチ」が運営している日本で誕生したサービスです。縦長の1ページ(ランディングページ)の制作に向いています。
操作方法が簡単なのも魅力でテンプレートを選択したのちブロックの追加や削除をしつつ、文章と写真や動画といったクリエイティブを入力していくだけでホームページの制作が可能となります。
ビジネス利用の用途別にテンプレートを絞り込むことも可能です。ペライチの最大の魅力はサポート体制が充実していることです。
47都道府県サポーター制度が展開されており、ペライチを使ったホームページ作成をサポートするサポーターが全国に存在しています。気軽に相談しながらホームページを作成できます。
費用 | 無料~有料 |
広告有無 | 有料版のみ |
独自ドメイン | 有料版のみ |
無料で公開できるページ数 | 1ページのみ |
サポート | メール |
SEO | ペライチドメインを使用すると効果的 |
Jimdo(ジンドゥー)
Jimdo(ジンドゥー)はCMSを利用したクラウド型のサービスで、WEBブラウザでJimdoを開いた状態でホームページを制作できるサービスです。JimdoはよくWixと比較されるのですが、Wixに比べるとシンプルな設計となっています。
シンプルですが基本的で必要な要素は網羅しています。基本的な機能としてYouTubeやGoogleマップの掲載、問い合わせフォームを設置したり各種SNSと連携したりといった基本要素が含まれています。
自社ホームページを制作する際は、広告が非表示で独自ドメイン使用可能な有料版のProかBusinessを利用する必要があります。
費用 | 無料~有料 |
広告有無 | 有料版のみ |
独自ドメイン | 有料版のみ |
無料で公開できるページ数 | 3000ページまで可能 |
サポート | メール、Jimdocafeにて |
SEO | ビジネス版で対応可能 |
BiNDup(バインド・アップ)
BiNDup(バインド・アップ)は業種や目的からテンプレートを選択して、文字や写真を組み替えることでホームページを簡単に制作できる点は、Jimdoやペライチと同様のサービスです。
ほかのサービスとの違いはFONTPLUSのWEBフォントが無料で使える点です。キャッチコピーなど文字の表記にこだわりを持ったホームページを制作できます。
BiNDupにはショッピングカート機能が付いているため、ホームページの作成とあわせてECサイトも制作できます。無料のホームページサービスとして紹介していますが、無料版だとSSLが未対応なので、会社のホームページを作成する際は有料版の導入が必要です。
また無料コースも初年度は無料ですが、2年目以降は有料で月額528円で利用することとなります。
費用 | 無料~有料 |
広告有無 | 有料版のみ |
独自ドメイン | 有料版のみ |
無料で公開できるページ数 | 1ページまで |
サポート | メール |
SEO | 有料版から対応可能 |
STUDIO(スタジオ)
STUDIO(スタジオ)は日本産のクラウド型のホームページ制作サービスで2018年に始まりました。ホームページ制作の際、設計からデザインやコーティングまでの作業がノーコードで制作して公開可能です。
CMSは1000アイテムまで無料で、ほかにもSNSなどのサービスを埋め込みしたりフォームを装備したり、といった基本的な機能を装備した制作プランを無料で提供しているのが大きな強みです。
必要に応じて追加したい機能に対して月額料金が加算される仕組みです。
費用 | 無料~有料 |
広告有無 | 有料版のみ |
独自ドメイン | 有料版のみ |
無料で公開できるページ数 | 1000ページまで |
サポート | メール |
SEO | 有料版のみ |
まとめ