ホームページ作成方法とは?無料で作れるソフトの紹介と選び方を解説
ホームページを作成したいが、ホームページ作成ソフトは多数あり自社に合ったソフトがどれなのかわからないという方が多いです。無料のホームぺージ作成ソフトを使用すれば、気軽にホームページ作成を試すことができます。
また、機能やデザインも比較したいが時間がないという方も、ソフトのメリットやデメリットを把握することで自社に合った無料ソフトを選ぶことができます。ホームページ作成後のSEOも考えたソフト選びが大切です。
ホームページを作成する方法
ホームページを作成するためには下記の3つの方法が挙げられます。
- HTMLやCSSを自分で書きイメージ通りに作成する
- ホームページ作成会社に依頼しサポートも受ける
- ホームページ無料作成サービスで作成し試しに運用する
HTMLやCSSを自分で書きイメージ通りに作成
ホームページを簡単に作れるツールにはCMSなどがありますが、HTMLやCSSを使用することで詳細な設定や編集を行うことができます。文字や画像・動画・リンクを表示させるHTMLや文字を装飾し見た目を整えるCSSや、ほかにもアニメーションのような動きを与えるJavaScriptなどがあります。
フルスクラッチでホームページを作成するには、メリットとデメリットがあります。
詳しくはこちら:ホームページの作り方とは?初心者でも分かりやすいように徹底解説
フルスクラッチでホームページを構築するには、専門的な知識が必要となりますが、さまざまな言語を習得し記述できるようになれば、イメージ通りのホームページを作成することが可能です。
ホームページ作成会社に依頼しサポートも受ける
ホームページ会社に作成を依頼すれば、適切なサポートを受けられクオリティの高いホームページが完成します。小規模なホームページの作成なら、10万~50万円程でホームページ作成会社に依頼することが可能です。
しかし中規模なものは80~300万、大規模なものとなると300万~1000万を超える場合もあり費用がかかります。中にはホームページの作成を無料で行う制作会社もありますが、運営するためにサポートが必要となるのでランニングコストが発生します。
ホームページ無料作成サービスで作成し試しに運用する
ホームページの作成は難しく感じるかもしれませんが、HTMLやCSSなどの知識がなくても簡単に作成することができます。有料のデザインの方が、自由度が高く機能も豊富ですが、無料で使用できるテンプレートが十分にあります。
また、コストをかけてホームページを作成しても売り上げにつながるかわからないので、まず無料で試しに運用することができるでしょう。
ホームページ作成ソフトを選ぶポイント
ホームページには企業や商品のサービス情報をのせる企業サイト(コーポレートサイト)やサービスサイトのほかにも、採用情報を載せる採用サイトがあります。またひとつの商品やサービスの情報を詳しく記載しコンバージョン率を上げるための売るための1枚で構成されたLP(ランディングページ)と商品を販売するためのECサイト(ネットショップ)等もあります。
そして、さまざまな記事やコンテンツを記載しWEB集客をするブログやオウンドメディアなどあり、ホームページといってもこのように大きく5つに分けられます。
ホームページ作成ソフトの種類によっては向いているものが異なるので、まず自社で作成したいホームページがどれに当たるかを確認し選びましょう。
しかし、どのように選べば自社に合ったホームページが作成できるのか迷う方も多いので、下記の選び方のポイントをお伝えします。
- 操作しやすく更新頻度が保てるソフトであるか
- 自社に合ったデザインのプレートがあるか
- 目指すホームページを作成するための機能があるか
- 不明点が解決できるサポート体制であるか
操作しやすく更新頻度が保てるソフトであるか
ホームページを運用するためには、定期的に情報を更新したり新しいコンテンツを追加し続けたりする必要があります。スムーズに更新や追加の作業を行うために、操作がしやすく使いやすいソフトを選ぶことが重要です。
しかし、人気のあるソフトであっても操作性の良し悪しは個人によって異なるので、実際に使用してみないとわかりません。
そのため、1つに絞らず複数のソフトを実際に試し自分に合ったソフトを見つけてください。無料で使用できるソフトを選べば、このように気軽に試すことができます。
使いづらいソフトですと、モチベーションが下がり更新頻度が低くなる場合もあるので無料のソフトを使用し自分のあった使いやすいものを選びましょう。
自社に合ったデザインのプレートがあるか
ホームページのデザインは初めて訪れたユーザーが目に触れる場所であるので、企業のイメージに繋がります。無料作成ソフトでは基本的にデザインのテンプレートを使用するため、レイアウトを変更したり自由にカスタマイズしたりすることができません。
ソフトを選ぶ際には自社のイメージに合ったデザインのテンプレートが用意されているかを確認しましょう。
目指すホームページを作成するための機能があるか
無料のホームページ作成ソフトで使用できる機能は限られるので、自社の作りたいホームページにするための機能があるかを確認しましょう。
では、どのような機能があるのか確認していきます。
- スマホアプリから作成更新が可能な「スマホアプリ」
- PC・スマホ表示にも対応している「レスポンシブ対応」
- 自社の専用のドメインが取得できる「独自ドメイン」
- データーを暗号化する「SSL対応」
- 日本語でサポートが受けられる「日本語サポート」
- 広告の表示を表示させなくする「広告非表示」
上記の機能は無料ホームページ作成でも使用できる場合もあるので、どのような機能が自社のホームページには必要か確認して選びましょう。
不明点が解決できるサポート体制であるか
ホームページを作成・運用する上で不明点があり、どのように工程を進めていいのか迷った場合必要になるのが、サポートです。的確なサポートを社内で得られるかは難しく、なかなか十分な解決策を見つけられません。
しかし、サポート(カスタマーサクセス)体制が整っていれば、スムーズに問題の解決に繋がるでしょう。初心者ほど、サポート体制が充実したツールであるほうが効率よくホームページを作成することができます。
より充実したサポートを受けたい方には、有料ソフトを検討するのもよいでしょう。有料のツールでも無料の期間があるので実際に試すこともできます。
コーポレートサイトと採用サイトの無料ソフト
コーポレートサイト・採用サイトに向いたホームページ無料作成ソフトをご紹介します。商品やサービスを紹介するコーポレイトサイトや、会社の魅力や情報を記載する企業サイトや採用サイトどちらにも適しています。
全世界の3分の1が利用する「WordPrss(ワードプレス)」
公式サイト:https://wordpress.com/ja/
全世界の3分の1のホームページはWordPress(ワードプレス)で作成されていると言われています。
メリット
ホームページの基になるデザインである「テーマ」は数千種類以上無料で使用できます。また、機能を追加するための「プラグイン」も多くの種類が無料で使用できるのも特徴です。初心者の方でも使用しやすく、HTMLやCSSなどの知識がなくても画面上で「ドラッグ&ドロップ」の操作をするだけで簡単にホームページを作成できます。
また、HTMLやCSSなどのカスタマイズすることも可能なので、知識が付いた後も自由に作成することができます。
デメリット
海外で開発されたソフトになるので、使い慣れるまでの時間がかかるかもしれません。また、サーバーは自分で契約しドメインも用意する必要があります。
高品質なホームページが作成できる「Wix(ウィックス)」
公式サイト:https://ja.wix.com/
世界190か国、2億人以上が使用しホームページを作成しているWix(ウィックス)は高品質なホームページを無料で作成することができます。
メリット
テンプレートは800種類以上あり、2万点以上の写真・動画素材が無料で使用できます。また、初心者だけでなくプログラミング用語を習得している方向けのツール「Velo」もあり、自由に機能拡張が行えます。
HTMLやCSSを使用せずに簡単な操作でホームページを作成することが可能ですが、事細かにカスタマイズができ、さまざまな編集が可能です。より簡単に作成できる「Wix ADI」も使用可能で、人工デザイン知能が最短3分で各件数の簡単な質問に答えるだけで作成してくれます。
デメリット
WordPressと比べると、カスタマイズの自由度が低いです。制作途中からデザインテンプレートを変更ができません。サイトデータのバックアップ機能が付いていないためサイトをリニューアルする場合や移行する場合に備えて、自分でバックアップを取っておく必要があります。
洗練された上品なデザインの「JIMDO(ジンドゥ―)」
公式サイト:https://www.jimdo.com/jp/
JMDO(ジンドゥ―)はクラウド型のシンプルな設計のCMSサービスです。洗練された上品なデザインもあり、ビジネス向けのホームページ作成にも適しています。
メリット
ビジネス向けのホームページ作成にも向いており、広告を非表示にすることができます。また各種SNSと連携可能で、YouTube・GoogleMapとも連携することが可能です。スマホアプリがあるので更新もスマホででき便利です。
デメリット
アクセス分析を使用するためには有料版「Pro」「Business」を利用する必要があります。
商用利用が認められている「AmebaOwnd(アメバオウンド)」
公式サイト:https://www.amebaownd.com/
大手サイバーエージェントであるアメブロがAmeba Ownd(アメバオウンド)を提供しています。
メリット
アメブロ以外にもホームページを作成することができ、ドメインも無料で使用することが可能です。AmebaOwndは商用利用が公式に認められていることが特徴で、外部サービス「BASE」と無料で連携しネットショップをつくることができます。招待URLが発行できるので複数人で編集や管理もでき、メンバー追加も簡単に行えます。
デメリット
デザインや構成などがあらかじめ決まっているので、細かく修正をすることができません。そのため、画像のエリアを増やしたりテキストを増やしたりしてオリジナル性を高めることが大切です。
LP(ライティングページ)無料作成ツール
簡単に更新や編集が行えるツールや、こだわりのあるホームページを作成したい方向けの無料作成ツールがあります。
サポートが充実しており集客がしやすい「ペライチ」
公式サイト:https://peraichi.com/
ネットショッピングのWebサイトを作成するのに適しているペライチは、手数料が売り上げの3.5%と業界で最水準です。ビジネスで必要な機能が豊富で低価格で使用することができるのが特徴で、30日間無料で使用することもできます。
メリット
決済システムを搭載しているので、ネットショッピングのホームページを作成することに向いています。フォーム・決済・予約・メルマガ等のビジネスに必要な機能が低価格で使用できます。スマホで更新作業ができるので隙間時間を利用してサッと更新することも可能です。
サポートが充実しているので、初心者の方でもスムーズにホームページを作成することができます。メルマガ配信やネット管理システムが充実しており、集客もしやすいことも特徴です。
デメリット
ペライチは既存のテンプレート内の要素を組み合わせ、ホームページを作成するので、自由にデザインをカスタマイズしたい方には向いていません。しかし、テンプレートは数百種類あるのでイメージに近いホームページを作成することもできます。
プロが使用しても遜色ないツールが使える「STUDIO(スタジオ)」
公式サイト:https://studio.design/
日本のベンチャー企業である株式会社STUDIOが運営しており、ノーコードでホームページが作成できるツールです。
メリット
STUDIOの特徴はHTMLやCSSを使用しなくても、オリジナルのデザインを作成することができるところです。専業のWebデザイナーが使用するデザインツールのような操作画面があり、コードを使用せずに細かい調節が行えます。
そのためコードやテンプレートに縛られることなく、自社のイメージに合ったホームページ作成ができるのです。
またレスポンシブデザインに対応しており、スマホに表示されるデザインも自由に操作できます。また初心者でも使用しやすい工夫がされており、利用方法に困ったら日本語のレッスン動画をYouTubeで視聴できます。
デメリット
ブロが使っても遜色ないデザインツール機能が備わっていますが、初心者には難しく感じてしまうかもしれません。しかし、こだわりのあるオリジナルデザインを作成したい方には向いているでしょう。
また、無料プランはSTUDIOのバナーが掲載されてしまうことや、問い合わせフォームは100件まで、ほかに公開できる記事数は5記事までなどという制限があります。しかし、有料ですが広告非表示プランもあり1000円程で利用可能です。
ECサイト(ネットショップ)
自社のサービスや商品を販売するには、決済システムが充実しているソフトが適しています。
販売手数料などにも違いがあるので適したソフトを選びましょう。
多くの実績を持ち複数の決済機能に対応している「BASE(ベイス)」
公式サイト:https://thebase.in/
多くのネットショップ開設の実績を持つBASEは、初期費用をかけずに開設できランニングコストも掛かりません。簡単なのに本格的なショップをオープンすることができます。
メリット
BASE(ベイス)は、複数の決済機能に対応しており、フォーム決済機能を選択すれば手続きせずに使用できます。クレジットカード・キャリア・銀行振込・コンビニ支払い・PayPay決済・AmazonPayの利用が可能です。
機能が豊富なことも特徴で、Instagram販売や送料無料設定などもできます。
独自ドメインも無料で使用可能で、デザインはさまざまなテーマから選びカスタマイズすることができるので簡単にネットショップを開設することができます。
デメリット
デメリットは商品が売れた時にかかる決済手数料で、売り上げ額の3.6%と商品ひとつに対し40円かかります。しかし、固定月額費用サービスを利用すれば決済手数料を節約できるので、軌道に乗ってきたら有料プランに変更することを検討してもよいでしょう。
商品の在庫管理も行える「STORES(ストアーズ)」
公式サイト:https://stores.jp/
SNS感覚で簡単にネットショップを開設することができ、スマホ制作にも対応しているので更新しやすく管理しやすいことも特徴です。
メリット
オンラインセミナーを受講することもできるので、初心者の方でもスムーズにホームページの作成ができます。また無料ドメインの取得も可能で、STORESレジの機能もありレジとして使用でき、商品の在庫の管理も行えます。クレカ以外の決済方法もさまざまあり、幅広い決済方法に対応しています。
デメリット
STORESは完全無料のフリープランと月額1,980円(税抜き)のスタンダードプランがあり、フリープランの場合は決済手数料が5%がかかります。スタンダードプランは決済手数料が3.6%なので割安になるので、売り上げに応じてプランを検討するとよいでしょう。
ホームページの作成お悩みQ&A
ホームページ作成でよくあるお悩みに答えていきますのでぜひ参考にしてみてください。
見た目が劣らないホームページを作成するにはどうしたらいい?
無料ホームページ作成は簡単に作成することができますが、やはり有料のツールと比較すると機能や見た目が劣ることもあります。長期的に運用すると不便に感じることもあるので、無料ツールでホームページの作成の流れが把握できたら有料のツールを使用しホームページを作成するのも良いでしょう。
有料のツールでは、SEOの対応力やアクセス分析も行え、デザイン性の自由度が高いホームページを作成することができます。
ユーザーから信頼が得られるホームページを作成するには?
独自ドメインはユーザーから信頼が得られやすいので、独自ドメインが使用できるツールを選びましょう。多くの無料のホームページ作成ツールは、共有ドメインを採用しているため使用することができません。
そのため独自ドメインが使用できるホームページ作成ソフトを選んでください。
独自ドメインはサーバーやツールを変更しても同じアドレスを利用でき、Googleから引き続き評価を受けることができるのでSEOのリスクを下げることができます。
自社のブランディングを損なわないためにはどのような点に気を付ければいい?
自社のブランディングを損なわないためには、広告を非表示にしましょう。広告を非表示にすることで、自社ホームページで競合の広告が表示されることが避けられます。
無料プランでは広告によって運営資金をまかなっているので広告を非表示にすることができないので、広告を非表示にするためには有料プランの検討が必要です。
まとめ
今回はホームページを無料で作成できるソフトをご紹介してきました。無料で作成できるソフトは、HTMLやCSSなどの知識を必要とせずに初心者の方でも簡単に作成することができます。無料ソフトを選ぶ際には操作のしやすさや自社に合ったテンプレートがあるか事前に確認することが大切です。また、目指すホームページになるように必要な機能があるかも確認し、作成した後も運用できるようサポート体制があるソフトにするのか検討することも必要です。
ホームページはコーポレートサイト向けやLP向け、また決済が充実したECサイト向けに大きくわかれているので自社に合ったソフトを選びましょう。そして、よりクオリティの高い自社のブランディングを高めるサイトにしたい場合は有料プランを利用しても検討してみても良いでしょう。無料ソフトを利用し自社に合ったホームページを作成してください。