無料キーワード選定ツールおすすめ5選!機能やメリットについても解説
キーワード選定は、SEO対策をする時にもリスティング広告を出稿する時にも必要な作業です。キーワード選定はキーワードの検索ボリュームだけでなく、競合性など、総合的に分析し選定する必要があります。
キーワード選定ツールは、膨大なキーワードの中から、自社に合った対策キーワードの選定を効率的に行い補助するツールです。活用すれば、キーワード選定にかかる時間の削減や、成果を上げやすくなります。
キーワード選定ツールとは?
キーワード選定ツールとは、Webサイトのコンテンツ作成やブログ記事、リスティング広告を出稿する際に効果的なキーワードを分析し、選定する作業の補助をするツールのことです。
キーワード選定は、記事閲覧や広告効果を左右するため、Webコンテンツ運営で最も重要な工程です。キーワード選定を手動で行うと、膨大な時間と労力が必要です。しかし、キーワード選定ツールを利用すれば、選定時間を大幅に短縮でき、効率良く選定が行えます。
関連記事:SEOキーワードの選び方とは?WEB集客に成功する効果的なキーワード選定のコツなどを徹底解説!
無料のキーワード選定ツール5選
無料のキーワード選定ツールは数多くあります。特におすすめの以下5つのツールを紹介します。
- Google広告キーワードプランナー
- GetKeyword
- ラッコキーワード
- Ubersuggest
- aramakijake.jp
- Semrush
Google広告キーワードプランナー
Google広告キーワードプランナーは、広告を出稿するサービスのGoogle広告内にあるツールです。Google公式のツールのため、Googleの検索エンジンの検索ボリュームや競合性などを調べる際に、よく利用されています。
Google広告に登録すれば無料で利用できますが、検索ボリュームが100~1000など大まかな表示制限があります。より詳しく調査したい場合は、少額の広告出稿を行うことで制限解除が可能です。
GetKeyword
GetKeywordは、株式会社CINCが運営するSEO研究チャンネルの一部として提供されています。このツールでは、ブラウザ上で調べたい単語を手軽に調査できるほか、サジェストキーワードの抽出やSEO難易度の分析も行えます。
完全無料で利用できるサービスですが、利用回数に制限が設けられているため注意が必要です。
ラッコキーワード
ラッコキーワードはラッコ株式会社が運営し、多くの機能が使えるツールです。
サジェストキーワードの抽出や、上位サイトの見出し抽出なども無料で行え、SEO戦略を立てやすくなります。
ただし、無料での利用は回数や機能の制限があります。調査を詳しく行う場合は、有料プランが良いでしょう。
Ubersuggest
Ubersuggestは海外で開発し運営している、海外のキーワード選定ツールです。日本語対応しているため、安心して使えます。
検索ボリュームはもちろん、SEO難易度やキーワード候補など、一度に確認できる表示画面のため、初心者でも使いやすいでしょう。
ただし、無料アカウントの場合は回数制限があります。
aramakijake.jp
aramakijake.jpは、株式会社ディーボが運営する予測検索数の調査に特化したツールです。完全無料のツールで、GoogleとYahoo Japan別に月間の検索予測数を表示してくれます。
シンプルな作りなので、手軽にキーワード調査をしたい場合におすすめです。
Semrush(セムラッシュ)
Semrushのキーワードツールは、SEOや広告戦略に役立つキーワード調査を行うための強力なツールです。ユーザーは特定のキーワードの検索ボリューム、競合度、トレンドなどのデータを取得し、ターゲットにするべきキーワードを見つけやすくなります。さらに、競合他社がどのキーワードでランクインしているかを調査することで、効果的なSEO戦略の構築をサポートします。無料で使える部分は限られているので本格的に利用する際は、有料プランをお勧めします。
キーワード選定ツールを使うメリット
キーワード選定はSEO戦略でとても重要な工程ですが、手動で行うと膨大な時間と労力が必要です。ツールを使うことで大幅な時間短縮になり、効率的な選定作業を行えるでしょう。
キーワード選定ツールを使うことで得られる、以下4つのメリットを解説します。
- キーワード選定を効率化できる
- SEO戦略の精度を高められる
- 効果的なキーワードを見つけやすくなる
- 他社サイトと差別化できる
キーワード選定を効率化できる
キーワード選定ツールは、対策したいキーワードの候補を大量のデータベースから一度に確認でき、選定作業の効率化が可能です。
検索ボリュームだけでなく、関連キーワードなども一度に確認でき、選定時間を大幅に短縮できるでしょう。一人では思いつかなかったキーワードを見つける場合もあり、SEO戦略がより効果的に行えます。
自社に合ったキーワードを短時間で選定することができ、業務効率が上がります。
SEO戦略の精度を高められる
キーワード選定ツールは、関連キーワードやサジェストキーワードも一度に抽出できます。そのため、ユーザーの検索意図を把握しやすくなり、SEO戦略の精度を高められます。
Web検索では、検索されたキーワードの検索意図をしっかりとおさえ、ニーズに合ったコンテンツが上位表示されます。そのため、検索意図の推測は重要な視点です。
ツールを使うことでユーザーニーズに関する情報を一覧などで確認でき、SEO戦略を立てやすくなるでしょう。
効果的なキーワードを見つけやすくなる
上位表示を狙える効果的なキーワードを見つけることが、キーワード選定の重要な目的です。そのため、ツールを使うことで、検索ボリュームや関連キーワードなどを総合的に判断でき、効果的なキーワードを見つけやすくなるでしょう。
また、競合の強さの表示もあるため、競合が少ない思いもよらない効果的なキーワードを見つける場合もあります。
ツールを使い効率を上げるだけではなく、予測していなかったキーワードの候補も見つけられる可能性があるでしょう。
他社サイトと差別化できる
ツールを使えば、他社サイトとの差別化を図る戦略が立てられます。
例えば、同業他社がしのぎを削るメインのビックキーワードは競合性が強い。しかし、関連キーワードを含めた競合の少ないロングテールキーワードを発見し、継続的に成果を得られるキーワード選定ができたなどです。
また、他社サイトを分析した結果、自社サイトやコンテンツを他社サイトより差別化できるように方向性を組み直すこともできます。
キーワード選定ツールを使うことで、キーワードの調査だけでなく、サイト全体のSEO戦略を考えることが可能です。
よくある質問(Q&A)
ここでは、キーワード選定ツールに関わる、よくある質問にお答えしていきます。ツールを選ぶ際の参考にしてみてください。
Q:キーワード選定ツールで気を付けるポイントは?
Answer)キーワード選定は、検索ボリュームだけにとらわれないことが重要ポイントです。検索ボリュームが多いキーワードは、競合が強く、上位表示が難しい場合が多いためです。
また、キーワードを詰め込みすぎたり、ユーザーの検索意図を無視したりするのも、検索エンジンからの評価を下げる要因になります。
ツールを使うと検索ボリュームだけでなく、関連キーワードなども一度に確認できるため、いろいろと詰め込みたくなりますが、総合的に判断して、自社に合ったSEO戦略を立てましょう。
Q:上位表示を狙う際の検索ボリュームはどのくらい?
Answer)キーワードに明確な定義はありませんが、検索ボリューム数によって主に以下の3種類に分類されます。
- ビックキーワード:月間検索ボリューム10,000以上
- ミドルキーワード:月間検索ボリューム1,000~10,000
- スモールワード(ロングテールキーワード):月間検索ボリューム0~1,000
toBやtoCなど商材によって、ビック・ミドルのボリューム数は異なるため、目安の数値としてとらえてください。
ビックキーワードは競合も強いため、サイト立ち上げ当初は上位表示が難しいでしょう。ロングテールキーワードやミドルキーワードを狙っていくと、上位表示されやすい傾向があります。
ただし、ボリューム数が0~100未満は、そもそもの検索数が少なく成果を出しにくいため、避けた方がよいでしょう。
Q:キーワード選定ツールは無料と有料どちらを使うべき?
Answer)無料のキーワード選定ツールでも、充実した機能が搭載されているものも多いです。しかし、有料版は回数制限がない、使える機能が多いなど、より選定の作業の精度を上げることが可能です。
もし、予算が少ないのならまずは無料のツールから試してみると良いでしょう。その後、より精度を上げて分析したいときに、有料版を検討すると良いです。
まとめ