TwitterとFacebookの違いとは?それぞれの特徴を徹底比較
SNSの中でもTwitterとFacebookは有名なものの「それぞれのSNSのの違いがよくわからない」や「TwitterとFacebookのどっちが優れているのかを知りたい」と思われている方も多いのではないでしょうか。
TwitterとFacebookとは?
TwitterとFacebookは両方とも、ユーザー同士のコミュニケーションを目的としたSNSです。アメリカで始まったサービスですが日本に普及した年が同じこともあり、両者は比較されることが多いといえます。
しかしながらTwitterもFacebookも、いまや多くのユーザーが利用し日本では知らない人がいないほど成長しているサービスです。ここではTwitterとFacebookの特徴について、それぞれ解説していきます。
Twitterの特徴
Twitterは短い文章の投稿や、リアルタイムでの関わりを特徴としたSNSです。幅広い年齢層が利用していますが、メインとして利用しているユーザーは10代〜20代が多い傾向になります。
またアカウントの登録は匿名でも可能なため、1人で複数のアカウントを作成できます。140文字に限定された中で投稿を行う必要がありますが、手軽に投稿できる点からリアルタイムの情報が多く、拡散された際には他のSNS以上に効果があるといえるでしょう。
個人だけでなく企業がTwitterの公式アカウントを作成することも多く、拡散力を武器にマーケティング活動の一つとして活用することにも向いているSNSです。
Facebookの特徴
Facebookは実名の登録制となり、出身の高校や大学など現実で関わりのあるコミュニティに参加しやすい点が特徴です。利用しているユーザーは30代〜50代が多い傾向ですが、全世界で最も利用されているSNSになります。
また利用しているユーザー層や実名登録であることから、Facebookはビジネスのつながりを目的として活用されることが多い点も特徴の一つです。
FacebookもTwitterと同様に企業の活用も多いですが、中でもFacebook広告はターゲットの精度が良く、企業のリード獲得などに適してマーケティング手法だといえます。
拡散力にはそこまで期待が持てませんが、深いコミュニケーションを取りたい場合に向いているSNSです。
TwitterとFacebookの違い
TwitterとFacebookはまったく違うSNSといえるでしょう。なぜなら利用しているユーザー層や投稿機能、拡散できる範囲など多くの設定が異なるためです。ここでは、TwitterとFacebookの違いについて詳しく解説していきます。
利用者数
TwitterとFacebookの利用者数は以下のとおりです。
- 日本:約4,500万人
- 世界:3億3,000万人
- 日本:約2,600万人
- 世界:28億5,300万人
世界中で比較すると圧倒的にFacebookの方が多いですが、日本国内であればTwitterのほうが利用者数が多くなります。Twitterに関しては日本人の約3人に1人が利用している計算になるため、高い普及率であることが分かります。
利用しているユーザー層
TwitterとFacebookの利用しているユーザー層は以下のとおりです。
- 10代〜40代の幅広い層
- 20代が最も多い傾向
- 全体を通して男性多く、年齢が上がるほど男性の比率が上昇
- 20代〜60代の幅広い層
- 40代が最も多く、10代が極端に少ない傾向
- 全体を通して男性多く、年齢が上がるほど男性の比率が上昇
両者とも幅広い年齢層が活用していますが、メインとなるユーザー層はまったく異なります。特にFacebookでは60代までの年齢も利用している点が特徴です。
アカウント名
TwitterとFacebookのアカウント名については以下のとおりです。
- Twitter: 匿名登録
- Facebook: 実名登録
Twitterは匿名登録のため気軽に始めやすい点はメリットですが、匿名登録が原因となりTwitter上での誹謗中傷が問題視されています。対してFacebookは実名登録のため、Twitterほど誹謗中傷や悪口が書かれることは少ないといえるでしょう。
投稿機能
TwitterとFacebookの投稿機能については以下のとおりです。
- Twitter: 全角140文字(半角280文字)
- Facebook: 60,000文字
投稿に対する文字数制限には大きな差があります。Twitterは140文字と少ないため、内容の取捨選択や複数回の投稿に分ける必要があります。
対してFacebookでは60,000文字が制限のため、文字数が足りなくなることは基本的にないといえるでしょう。そのためFacebookであれば、制限されることなく自由に発信できる点がメリットです。
投稿範囲
TwitterとFacebookの投稿範囲については以下のとおりです。
- 鍵を付けたアカウント:フォロワーのみ
- 鍵を付けていないアカウント:全員
- 自分のみ
- 友達のみ
- 指定した友達のみ
- 指定した友達のみ除外
- 全員
投稿範囲とは投稿した内容を、どのつながりの範囲に向けて公開するかの設定です。Twitterでは2種類、Facebookでは5種類から選択して設定できます。
Facebookは選択肢が多くありますが、Twitterではブロック機能などを活用することで、公開範囲を除外できます。ただしブロックしていることは相手にも伝わってしまうため、仕組みを理解してから活用しましょう。
拡散機能
TwitterとFacebookの投稿機能については以下のとおりです。
- Twitter: リツイート
- Facebook: シェア
それぞれに拡散機能はありますが、Twitterの場合はフォローの有無に関係なくリツイートを行えるため拡散力が強いです。対してFacebookのシェアは友人の範囲内に限定されるため、Twitterほど拡散力は強くありません。
したがって拡散力を活かしたいと考えている場合には、Twitterの活用をおすすめします。
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Twitterが向いている人とは
Twitterの特徴は、匿名で利用できることや拡散力を活かしやすいこと、そしてリアルタイムの情報を入手しやすいことが挙げられます。そのため特徴に当てはまる人であれば、Twitterに向いているといえるでしょう。
ここでは、Twitterが向いている人の特徴について解説していきます。
匿名で利用したい人
SNSを活用するうえで、匿名で気軽に利用したいと考えている人にはTwitterがおすすめです。
もともとSNSは気軽にコミュニケーションが取れるサービスではありますが、匿名であればよりユーザー同士の垣根を気にせずにつながりを作れます。
また複数のアカウントを作成することもできるため、趣味用のアカウントや仕事用のアカウントなど、用途に応じて使い分けられる点もメリットです。
ただしTwitterを匿名で利用する場合、自分から積極的にコミュニケーションを取らなければつながりは増えません。
匿名で何も情報発信せずにいれば、Twitter上でアカウントの存在する認知されないでしょう。
そのため自分からフォローすることや、多くの投稿を行うなど、つながりを作るまでの努力が必要になります。
拡散力を活かしたい人
Twitterの特徴でもある拡散力を求めている人は、Twitterは非常に適したサービスだといえます。
Twitterのリツイート機能は限界がないため、仮に「バズる」ようなことがあれば、またたく間に発信した情報が広がっていくでしょう。
ただし拡散は必ず起こるわけではないため、拡散だけを目的としている場合はTwitterの運用が続けられない恐れがあります。
なぜなら拡散されるために重要なことは、発信する情報の内容以上に、継続して発信し続けることだからです。どんなに良いアイデアが思い浮かんだとしても、情報を発信しなければ拡散さることはありません。
したがって拡散を目的とした場合も長期目線で考え、継続して発信することを意識しましょう。
リアルタイムの情報を知りたい人
リアルタイムの情報をいち早く入手したいと考えている人は、Twitterを活用しましょう。
Twitterは文字をメインにした投稿のため、情報を発信されやすいことが特徴です。またTwitterを利用しているユーザーもリアルタイム性に優れていることを理解しているため、多くの情報が集まりやすいといえます。
実際に報道番組やネットニュースもTwitterの内容を報道することがあるため、Twitterの情報がいかにリアルタイムの内容であるのかを実感できます。
とくに多くの人が注目しているニュースや話題は必ずといえるほど、リアルタイムの情報が更新されているでしょう。
そのため何かしらの最新情報を知りたい場合には、Twitterの活用をおすすめします。
Facebookが向いている人
Facebookの特徴は、実名で登録できることやビジネス目的で活用しやすいこと、そして文字制限を気にせずに情報を発信できることです。そのため特徴に当てはまる人であれば、Facebookに向いているといえるでしょう。
ここでは、Facebookが向いている人の特徴について解説していきます。
実名で利用したい人
Facebookは実名登録制のため、SNSを実名で登録し現実の友人や知人とつながりたいと考えている人にはおすすめです。
特に友人の電話番号を知っている人であれば、電話番号からFacebookのアカウントを特定できます。またFacebookを始めたその日から多くの人とつながれるため、SNS特有のフォロー行為などを省ける点がメリットです。
逆に注意しなければいけないことは、現実でつながりや関わりがある人にはFacebookでもつながってしまうことです。
フォローされていなくてもプロフィールや投稿のページを見ることはできるため、Facebook上ではつながりたくないと感じている人であっても関わってしまう可能性があります。
そのため実名登録を行う際は、メリットとデメリットを考えてから登録するようにしましょう。
ビジネス目的で利用したい人
Facebookは利用しているユーザーは年齢層が高いこともあり、ビジネス目的で活用する際に向いています。
ビジネス目的といってもさまざまですが、新しいコミュニティを探すことや仕事としてつながりを作れる可能性もあるでしょう。
ただし営利目的でFacebookを活用する場合には、個人のアカウントでは規約違反となるため注意しましょう。
営利目的が関わるビジネスの場合は、Facebookのビジネスアカウントを作成する必要があります。
個人アカウントのまま情報を発信していると、最悪アカウント停止などの処分を受けてしまう恐れがあるため、アカウントの使い分けを必ず確認しましょう。
制限なく情報を発信したい人
ボリュームのある情報や一回の投稿で情報を伝えきりたいと考える人は、Facebookが適しています。Facebookでは60,000文字という制限はあるものの、基本的には気にならないレベルです。
対してTwitterの場合は140文字だけとなるため、多くの情報を伝える場合は向いていません。
Facebookをブログの一環として活用している人もいるため、投稿内容を制限なく自由に書きたい場合には、迷うことなくFacebookをおすすめします。
TwitterとFacebookの連携方法
TwitterとFacebookは連携することによって同時に投稿ができます。ただし、投稿の文字制限がTwitterの140文字になる点は注意しましょう。
ここではTwitterとFacebookの連携方法について、Twitter側から行う方法とFacebook側から行う方法の2通りを解説していきます。
Twitterの設定
TwitterからFacebookの連携を行う方法は以下の4STEPです。
- Twitterにログインし、「メニュー欄」から「設定とプライバシー」を選択
- 次に「アプリ連携」を選択し、「Facebookと連携する」をクリック
- 「メールアドレスまたは携帯番号・パスワード」を入力し、流れに沿ってログイン
- Facebookのページで「公開範囲」の設定を行えば連携完了
連携の確認を行うには、再度Twitterの「アプリ連携」を見るか、実際に投稿して確認する方法になります。
Facebookの設定
FacebookからTwitterの連携を行う方法は次の4つのステップです。
- Facebookにログインし、「メニュー欄」から「設定」を選択
- 次に「公開投稿」を選択し、「Twitter」をクリック
- 「プロフィールをTwitterとリンク」をクリック
- 「連帯アプリの認証」を選択すれば連携完了
連携の確認を行うには、再度Facebookの「Twitter」を見るか、実際に投稿して確認する方法になります。
またFacebookで設定を行ったにもかかわらずTwitterの投稿が表示されない場合は、一度連携を解除してからやり直しましょう。連携を解除するにはFacebookの「公開投稿」の「プロフィールをTwitterとリンク」をクリックします。
それでも連携できない場合はFacebookの「詳細設定」から「閲覧履歴データを消去する」をクリックし、ブラウザのキャッシュを削除すると有効な場合が多いです。