構造化データの新機能「ディスカッションフォーラムとプロファイルページ」について最新情報を解説
2023年11月27日、Googleは構造化データのディスカッションフォーラムとプロファイルページをサポートしたことを発表しました。米Googleでは具体的な構造化データのマークアップ方法も記載があります。
参考:新しい構造化データ: ディスカッション フォーラムとプロフィール ページのマークアップ
Google Search Central公表の構造化データ新機能
Google Search CentralのX(旧Twitter)でProfile PageとDiscussion Forumの構造化データのマークアップについてアナウンスされました。
Today we are announcing support for discussion forum and profile page structured data on Google Search, including new reports in Search Console. Learn more: https://t.co/dgNITIpnRx pic.twitter.com/eG8CTrMJMs
— Google Search Central (@googlesearchc) November 27, 2023
この Profile Page とDiscussion Forum の構造化データは、ソーシャルメディア、フォーラムなどのコミュニティにおいてGoogle検索機能と連携して機能します。
この構造化データを導入することで、検索エンジンがページを理解することを助け、検索結果に表示する情報の正確さを高めることが期待されます。
Profile Pageマークアップは、クリエイターたちが自分の考えや視点を直接共有する様々なサイトに適しています。これは、クリエイターの名前、ソーシャルメディアのアカウント、プロフィール写真、フォロワー数やコンテンツの人気など、関連情報をGoogle検索が効果的に把握するのに役立ちます。
Discussion Forum Postingマークアップは、人々が自分の考えを共有するフォーラム型のサイト向けに設計されています。このマークアップを使うことで、Google検索はフォーラムサイトやウェブ上の議論をより簡単に見つけられます。
Profile PageもDiscussion Forum PostingのどちらもPerspectivesフィルタやDiscussions and forumsフィルタに表示させることが可能です。どちらも提供地域はアメリカからスタートですが、アメリカで導入後に世界に普及するという流れがありますので、いずれ日本でも使えるようになることが想定されます。
例えば、「japanese sushi」のキーワードでPerspectivesフィルタボタンをタップすると、クエリに関してさまざまな視点から作成された多様なコンテンツをまとめた結果に切り替わります。
Perspectives検索における例
日本では、まだ実装されていませんが、アメリカのGoogle検索には、Perspectivesというフィルターで検索することが可能です。
Perspectivesのフィルター検索では、さまざまなソースやクリエイターからのコンテンツをまとめて提示します。
例えば、「japanese sushi」のキーワードで
「Perspectives」のフィルタボタンをタップすると、クエリに関してさまざまな視点から作成された多様なコンテンツをまとめた結果に切り替わります。
Perspectivesの検索結果では、表示されるコンテンツはバラエティに富んでいます。
- 記事
- 動画
- ショート動画
- 画像
- フォーラム やQ&Aサイトの投稿
- ソーシャルメディアの投稿
などのサイトが表示されます。また、そのコンテンツ作成したクリエイターの名前や写真のほか、コンテンツの人気度などの詳細も提供されます。
Perspectivesフィルタは、ユーザーの情報探索を手助けする新しい手段といえ、Perspectivesfirutaフィルタにおいて、Profile Pageの構造化データを実装すれば、クリエイター情報が強調されるようになります。
また、Discussions and forumsフィルタはフォーラムや掲示板に投稿されたコンテンツだけを掲載するモバイル向けセクションです。答えが1つとは限らないような投稿を見つけることができるため、通常の検索では見つけづらい内容を確認するのに便利です。
海外ではRedditというディスカッションフォーラムが非常に有名であり、Googleではわからないような内容を確認するために作られたセッションと考えられますが日本では馴染みがありません。感覚的にはYahoo!知恵袋の内容をGoogle検索で見つけられるようになったようなものです。
画像引用:Google検索セントラル2023年11月27日発表されたため、実装されているサイトは確認できませんでしたが、おそらく上図のように表示されるとのことです。
Profile pageの構造化データ
Profile page (ProfilePage) structured dataのページをご覧ください。
表示される様子
DiscussionForumPostingマークアップは、人々が自分の考えを共有するフォーラム型のサイト向けに設計されています。このマークアップを使うことで、Google検索はフォーラムサイトやウェブ上の議論をより簡単に見つけられます。
DiscussionForumPostingの構造化データ
Discussion forum (DiscussionForumPosting) structured dataのページをご覧ください。
DiscussionForumPostingマークアップは、人々が自分の考えを共有するフォーラム型のサイト向けに設計されています。このマークアップを使うことで、Google検索はフォーラムサイトやウェブ上の議論をより簡単に見つけられます。
表示される様子
Q&Aマークアップとフォーラムマークアップの違いについて
既にQ&Aマークアップを利用している場合、新しいディスカッションフォーラムガイドラインに合わせてQ&A構造化データのドキュメントも更新されます。同じページで両方の構造化データを使用する必要はありません。使用事例に合った方を選ぶことを推奨します。
質問に回答が続く構造のフォーラムであればQ&AフォーラムですのでQAPageのタイプを使い、構造が一般的で質問と回答に限定されない場合は、一般的なフォーラムですのでDiscussion Forum Postingを使用してください。
Googleサーチコンソールによるモニタリング
画像参照:Search Consoleでリッチリザルトを確認する – Google Search Console Training
今回の構造化データ追加について、Googleサーチコンソールでのモニタリングも可能になりました。これによりProfile PageとDiscussion Forumに関するエラー、警告、有効な項目を確認できるようになります。さらにリッチリザルトテストを通じてこれらの機能に対するサポートも提供しています。
まとめ