SEOコンサルタントの求人1156件を調査した結果
SEOコンサルタントになりたいと思っている人は意外に多いものの、SEO会社に入るには経験が必要なので中途では入れないことが多いのも実態です。
しかし、2022年5月時点でのSEOコンサルタントの求人募集を調査したところ、必ずしも高いSEOの成果や経験が必要とも限らないことがわかります。
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SEOコンサルタントとは
SEOコンサルタントとは、クライアント企業のWEBサイトの検索順位を向上させ、アクセス数や問い合わせ数を増やす業種です。そのため、検索エンジンのアルゴリズムを研究し、サイトの内部対策やコンテンツ対策に勤しみ、外部リンクをいかに増やすかを考えることが業務の中心です。
しかし、実際の現場のSEOコンサルタントの業務内容は意外に多岐にわたり、企業によっても業務内容が非常に大きく変わるのが実態となっています。
例えば、広告会社であればクライアントの広告とSEO案件を同時におこなうことはありますし、WEBマーケティング会社であればコンテンツSEOを中心に施策をおこないながらグロースハックをおこないます。WEB制作会社では制作時のSEO構成と同時にUI/UXまで考えることも業務範囲になったりします。
SEOコンサルとはいいますが、SEOは手段にすぎず、目的であるコンバージョンを増やすことを逆算した結果と言い換えることもできます。
求人から見たSEOコンサルタントの実情
SEOコンサルタントになりたいという人もいますが、前章で紹介したように企業によって業務内容が非常に大きく変わります。
SEOコンサルタントだからSEO会社というのは早計で、実際にはWEBマーケティング会社やインハウスでのSEOも十分にありえます。
そこで、求人ボックスを参照にSEOコンサルタントを求人や募集要項から見ていきます。
求人ボックスでSEOコンサルタントの求人を調べた結果
2022年5月某日に東京で「SEOコンサルタント」を調べた結果、全体の求人件数は1156件ありました。ページ数にして40ページ以上ありますので、すべての案件を見るだけでもかなりの苦労です。
画像引用:SEOコンサルタントの転職・求人情報 – 東京都(求人ボックス)
求人ボックスによると東京都の平均年収は435万円、対して東京都でのSEOコンサルタントの平均年収は524万円ですので平均よりも20%ほど高いことがわかります。
画像引用:求人ボックス
東京都のSEOコンサルタント求人の詳細
全部の案件で1156件ありますが、なかには企業名を公開していないコンフィデンシャル案件や給与欄が空白になっている案件があるのがわかります。
実態を把握するため、今回の調査では企業名がはっきりとしない求人、給与が設定されていない求人は除外したところ、1156件の案件は733件まで減りました。しかし、この時点でもまだ特定の企業からの重複案件が多いため、重複を削除したところ、271社からの求人があることがわかりました。
1つの会社からポジション違いでいくつかの求人を出しているケースが散見されましたが、271社の内訳は以下のとおりです。
業種 | 件数 | 割合 |
WEBマーケティング業 | 91件 | 33.58% |
人材業 | 35件 | 12.92% |
広告業 | 21件 | 7.75% |
WEB制作業 | 19件 | 7.01% |
専門コンサル業 | 17件 | 6.27% |
SEO業 | 15件 | 5.54% |
システム開発業 | 10件 | 3.69% |
教育関連業 | 5件 | 1.85% |
物販業 | 5件 | 1.85% |
海外事業 | 4件 | 1.48% |
企画業 | 4件 | 1.48% |
アフィリエイト事業 | 3件 | 1.11% |
テレビ関連業 | 3件 | 1.11% |
コンテンツマーケティング業 | 3件 | 1.11% |
デザイン事業 | 3件 | 1.11% |
医療関係 | 3件 | 1.11% |
その他 | 30件 | 11.03% |
SEO事業は案件としては全体の19.37%ありましたが、重複を排除すると全体5.54%とそこまで多くはないことがわかります。ただし、WEBマーケティング会社の求人はSEOを事業の1つとしておこなっていることが非常に多いため、その意味では全体の4割ほどは一般的にSEOと呼ばれる業務を求めていることがわかります。
年収
271社の年収レンジの平均値を出すと413万円でした。これは東京のSEOコンサルタントの平均年収524万円と比べると大きく下がります。
下がった要因はさまざまですが、今回は1156案件のなかから社名非公開の案件を省いていること、重複を省いたことで平均を引き上げていた要素がなくなったこと、年収レンジに幅がある場合には下限値を計算に使ったことが挙げられます。
年収幅の上限は相当に経験や知見がある人にある必要があり、一般的なSEOコンサルタントになりたい人が該当する可能性は低いと判断したためです。
業界
SEO事業とWEBマーケティング事業は業態が非常に似ており、全体の約40%を占めていますが、それ以外はSEOコンサルタントというよりはインハウスSEO担当者という意味合いが強いものでした。
特に人材業12.92%、専門コンサル業6.27%は自社サイトの強化や最適化を要件にしていることが多く、広告業に関してはSEO専業というよりもデジタルマーケターとして募集している要素が非常に強いのが実態です。
SEOコンサルタント求人の実態
SEOコンサルタントといえばSEO会社が募集していると思えるかもしれませんが、実際にはSEOそのものは非常に広い分野で求められています。しかし、その割に年収レンジは東京都の平均年収435万円よりも低いのは、SEOの知見は欲しいものの、薄く広い知識が求められている、言い換えればSEO専業ではなく、非常に広い範囲の業務を任せたいと思っていることが見えます。
傾向としてはSEOを専業として求めており、レッドオーシャンな分野である人材やそもそもの顧客単価が高いコンサル業では年収幅は高いものの、広告業やWEB制作業のように本業の付加価値としてのSEOを求めている場合には低い傾向が強く出ています。
また、SEO未経験であっても採用するという会社側に知見があり、育てる意志の強い求人や経験が浅くとも受け入れる地盤があることも年収レンジを低くしている要因として考えられます。
背景には一定以上のSEOの知見を持ったコンサルタントは市場に出ず、特定の企業にとどまり続けたり、独立したりする傾向が強いことが考えられます。
その証左として、年収の上限で見れば700万円以上、800万円以上、ときには1000万円を超える年収を提示している企業も数多くみられます。
SEOコンサルタントの求人
東京SEOメーカーを運営しているアドマノ株式会社(弊社)では、現在、正社員でのSEOコンサルタントを募集しています。経験者、未経験者ともにご興味のある方は、履歴書と職務経歴書をご郵送いただくか、電話やメールで応募のお問い合わせをしてください。
随時、書類選考と面接をいたします。10年以上Googleアルゴリズムを研究してきた代表と上級SEOコンサルタントの傍で、SEOに関する知識と技術が身に付きます。アルゴリズム研究は実際のサイトの順位変動を内部と外部の要因から徹底的に分析していきます。
本で読んだ知識やネットに落ちている情報では全くわからない真のアルゴリズムに対する深い洞察力とSEOについての実力が身に付きます。是非、興味ある方、ご応募お待ちしております。
まとめ