Yahoo!ショッピングのSEO対策(YahooSEO)の基本と対策を解説
Yahoo!ショッピングのSEO対策とは、Yahoo!ショッピング内の検索で上位表示されるための対策のことです。
Yahoo!ショッピングで検索した際に1ページ目に表示される商品数は30点です。(アプリ版は商品数に制限はありませんが割愛いたします。)
Yahoo!SEO
Yahoo!ショッピングのSEOとは?
Yahoo!ショッピングのSEO(Search Engine Optimization)とは、Yahoo!ショッピング内の検索で上位表示されるための対策のことです。Yahoo!の検索エンジンはGoogleの検索エンジンを流用していますが、Yahoo!ショッピング内の検索エンジンは仕組みが全くことなっておりますので一般的なSEOを行っても効果がでないことがあります。
Yahoo!ショッピングでは通常のキーワード検索のほかにカテゴリー検索も行われることになりますので両方の対策が必要ですが、やはりメインの対策となるのはキーワード検索です。
そして、キーワード検索の表示順は次の7つで並べ替えることができます。
2. 売れている順
3. 価格が安い順
4. 価格が高い順
5. レビュー件数順
6. レビュー点数順
7. 割引率の高い順
しかし、「おすすめ順」がデフォルトの表示である以上は「おすすめ順で30位以内」に入ることが売上増には必須です。
価格が安い、レビューが多い、割引されているなどがあったとしても必ずしもおすすめ順にはなりませんので仕組みをよく理解した上での対策をしましょう。
東京SEOメーカーではYahoo!ショッピングと表記してますが、一般的にはヤフーショッピングとカタカナで表記することもあります。どちらも同じものとして認識されておりますので、ユーザーにとってはどちらでもよいかもしれません。しかし、ヤフー株式会社はサイト名をYahoo!JAPAN、ECサイトをYahoo!ショッピングとしていますのでこちらが正式な表記ということです。類似するものとしてはFacebookやTwittterのように頭を大文字にしたいり、YouTubeのように大文字と小文字を組み合わせて表記する例があります。フェイスブック、ツイッター、ユーチューブでも伝わりますが、企業の思いや微妙なニュアンスを考え正式な表記を優先して使うようにしています。
Yahoo!ショッピングSEOの基本
Yahoo!ショッピング特有のSEO対策はありますが、まずは一般的なECサイトで必要な対策はYahoo!ショッピングでも有効ですので、以下の3点は必ず対策してください。
- キーワードの適合率を高くする
- クリック率を上げる
- レビュー評価を高める
キーワード適合率を高くするとは商品のタイトルと商品ページの中身を一致させるということです。いわゆる釣りワードをタイトルに使ってクリックさせるというSEO対策が行われた時期もありましたが、現在では逆効果になります。
クリック率を上げるためにはタイトルの工夫はもちろんですが、画像にも力を入れる必要があります。競合がどのようなタイトルや画像を使っているのかを確認し、より伝わりやすく、よりクリックさせやすくするような工夫が必要です。
レビュー評価はおすすめ順の評価基準にも入っていると言われています。内容の薄いものや似たようなものを意図的に量産してしまうと信憑性が損なわれますが、レビュー評価を高くすることは検索順位に影響します。
商品ページの最適化
キーワード適合率を高くするということは前述しましたが、これは商品ページを充実させていくことで必然的に対策が可能です。
競合のページと比較して、どこまでわかりやすく情報を伝えられるかは転換率(アクセスに対する売れる確率)にも影響しますし、Yahoo!ショッピング内の検索エンジンへの対策にもなります。
商品名の文字数は75文字以内(半角で150文字以内)にすることで最適化ができます。
ただし、商品名の文字数は意味が正しく伝わるならば短いほど評価が高くなる傾向がありますのでご注意ください。
検索キーワードと商品の関連性
商品を登録する際に関連キーワードを設定することができます。
ユーザーの検索するキーワードや目にひくワードを使いたい思いで細かく設定しすぎると商品と関連性の低い設定になってしまうことがあります。
Yahoo!ショッピングでは商品と関連性が高い設定になっているページを高く評価する傾向にありますのでやりすぎは厳禁です。
特に楽天市場では注目キーワードで上位に入っており、積極的に使った方がよい「送料無料」はYahoo!ショッピングでは商品とは関連性が低いワードと判定されることが多く、他サイトの情報をそのまま持ってくることで弊害があることもあります。
マイナス対象になる修飾文字
商品名や特徴を目立たせるために【】や◆などの装飾文字や記号を使われることがよくありますが、Yahoo!ショッピングでは禁止事項に入っています。
具体的には以下のような装飾は使えませんのでご注意ください。
Yahoo!ショッピングの検索対象項目
Yahoo!ショッピングでの検索対象項目は次の8項目です。
- 商品名(name)
- 商品コード(code)
- キャッチコピー(headline)
- 商品情報(explanation)
- 製品コード(product-code)
- JANコード/ISBNコード(jan)
- ブランドコード(brand-code)
- プロダクトカテゴリ(product-category)
この中でも特に重要なのが次の3つです。
- 商品名(name)
- キャッチコピー(headline)
- 商品情報(explanation)
また、プロダクトカテゴリの中にはスペックの設定があります。スペックとはカテゴリの中から絞り込みをするための項目です。商品が検索される際に適切なスペックを設定することも重要です。
商品名(name)
商品名には正確に商品の名前を入力する必要があります。
楽天市場ではアピールしたい文言を商品名に詰め込む傾向がありますが、Yahoo!ショッピングでは逆効果です。アピールはキャッチコピーに入れるようにしましょう。
キャッチコピー(headline)
キャッチコピーは検索結果には表示されない内容ではありますが、検索の評価対象となっています。商品名に入れられなかった情報や商品の特徴などの訴求点はキャッチコピーに入れてください。
商品情報(explanation)
商品情報も検索結果には出てきませんが、重要な検索の評価ポイントです。
過不足なく充実させることで検索エンジンに正しく商品が伝わりますので関連性が高いページとして認識されるようになります。
Yahoo!ショッピングSEOの向上のためにできること
Yahoo!ショッピングSEOでさらにできる対策ポイントとしては更に3つございます。
- サジェスト機能
- 検索キーワードランキング統計
- meta description
サジェスト機能
サジェストとは検索窓にキーワードを入力した際に、一緒に検索されやすいキーワードが自動的に表示される機能のことです。Google検索やYahoo検索などの検索エンジンはもちろんですが、Amazonや楽天市場でも入力した単語に対するサジェストが出てきます。
Yahoo!ショッピングにもサジェスト機能がありますのでキーワードを入れたり、キーワードの後にスペースを入れることでよく検索されるキーワードが出てきます。
サジェストキーワードをうまく使うことでアクセス増が見込めますので優先的に対応すべきです。
検索キーワードランキング統計
検索キーワードランキング統計 とはYahoo!ショッピングで検索されたワードの統計情報を一覧にしているものです。Yahoo!JAPANが公式で公開しているAPIを使っています。
キーワードランキングはYahoo!ショッピングで検索されている人気の検索キーワードを取得できるAPIです。
人気の検索キーワード以外に、急上昇している検索キーワードも取得できます。
https://shopping.yahoo.co.jp/ranking/keyword/
人気の検索キーワードをキャッチコピーや商品情報に取り入れることで関連性を高めたり、ユーザーへの購買意欲を刺激することができます。
meta description(メタ ディスクリプション)
meta description(メタ ディスクリプション)とはページの説明文のことです。
SEOには直接かかわりませんが、GoogleやYahooで検索した際にページタイトルの直下に表示されますのでユーザーのクリック率に影響します。
Yahoo!ショッピングのページであってもGoogle、Yahoo、Bingなどの検索エンジンで表示されることがありますので対策しておくことでアクセス増が見込めます。
Yahoo!ショッピングのPRオプション
PRオプションとはロイヤリティー課金のことです。そして、Yahoo!ショッピングの検索結果にはPRオプションが影響します。
つまり、お金をかけることでYahoo!ショッピング内の検索順位を上げることができます。
ただし、検索順位は相対的なものですのでPRオプションを多額にかけたとしても(最大で30%)検索順位が上がる保障はありません。結局は商品名、キャッチコピーなどをはじめとした全体的な対策がなされたうえでのプラスアルファの施策です。
商品によってはロイヤリティー課金を取られることで利益率が大きく下がることもありますし、全ての店舗でPRオプションが使えるというわけではありませんので、他の対策を行った後に検討すべきでしょう。