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ユニークユーザー(UU)とは?重要性や調べ方、増やす方法から分析方法までを徹底解説

ユニークユーザー(UU)とは?

サイト運営をする方なら、一度は「ユニークユーザー(UU)」という言葉を聞いたことがあるはずです。ユニークユーザーとは、一定期間内にサイトを訪問したうち、重複を排除したユーザー数を指しています。正確なサイト訪問者数を指す指標として、重宝されています。

 

SEOコンサルタントそこでこの記事では、ユニークユーザーの重要性やGoogleアナリティクス上での確認方法、UU数を増やす方法などを紹介します。本記事を最後までお読みいただくことにより、UUの概要や計測の仕組み、また増やすためのポイントについて正しく理解できるようになります。

 

 

SEOコンサルティング

UU(ユニークユーザー)とは

 

ユニークユーザー(UU)とは、一定期間内にサイト訪問したうち、重複を排除したユーザー数を指します。同じユーザーが一定期間で2回以上訪問したとしても、UU数は1となります。

 

たとえば3人のユーザーが、一定期間内で以下のような行動を取ったとします。

 

  • ユーザー①:Aサイトのページ→Bサイトのページ→Cサイトのページ
  • ユーザー②:Bサイトのページ→Cサイトのページ→Bサイトのページ

このとき、AサイトとCサイトのユニークユーザー数は1、Bサイトは2となります。Bサイトについては、3回訪問されているので3人がユーザー数と捉えられる恐れがありますが、ユニークユーザーは同一のユーザーを排除するため、正確な訪問人数を分析できます。

 

UU数から分かること

ユニークユーザー数では一人のユーザーが複数ページを閲覧しても、カウントは1となります。そのためサイトへ訪れたユーザーの人数を判断する際に役立つ指標です。

 

またユニークユーザー数とPV(ページビュー)数を確認することで、1ユーザーあたりのPV数を導き出すことも可能となります。

 

そのためユーザーがどの程度サイトを巡回しているのかを考えられ、コンテンツ内部の質や導線を改善する際に活用できる指標といえます。

 

UU数を計測する仕組み

UU数を計測するための指標は大きく分けて以下の3つです。

 

  • IPアドレス
  • ホスト名
  • Cookie

解析ツールによってどの指標を用いているかは異なり、場合によっては組み合わせて計測している場合もあります。

 

ここではUU数を計測する仕組みについて解説していきます。

 

IPアドレス

IPアドレスとは、PCやスマートフォンなどの機器に割り振られた、インターネット上の住所のようなものです。

 

インターネット上でサイトの閲覧やメールの送受信をするには、データの送信先や送信元を識別する必要があります。そのためIPアドレスを活用し、データの通信相手を指定する仕組みです。

 

しかし現在は各PCごとにIPアドレスが割り振られているわけではありません。したがってIPアドレスを活用した個人の特定は難しいといえます。

 

ホスト名

ホスト名とは、インターネットに接続されたPCやスマートフォンなどの機器を識別するために付ける名前のことです。

 

具体的にはIPアドレスとリンクした機器を示す名前となり、WebサーバーやIPアドレスが該当します。ただしIPアドレスをドメインに変換した場合には、ホスト名はドメイン名となる仕組みです。

 

またホスト名は解析することでデータを送受信した機器を見つけられ、どのような端末であるのかを判断できます。

 

Cookie

Cookieとは、一度訪れたサイトの訪問回数やログインパスワードの個別情報がテキストファイルとして発行され、次回訪問する際に再び表示される仕組みのことです。

 

一般的なアクセス解析ツールとして知られている「Google Analytics」では、Cookieを活用してユニークユーザーの計測を行っています。

 

しかしCookieはユーザーのPCやスマートフォンなどの端末に一時保存されるため、ユーザー側がCookieを有効にしていなければ計測できません。

 

そのため確実にユニークユーザー数を継続できているわけではないといえます。

 

UU(ユニークユーザー)と混同されやすい用語

 

サイト分析において、ユニークユーザーとよく混同されやすい用語があります。それは、以下のような用語です。

 

  • アクティブユーザー(AU)
  • ページビュー(PV)
  • セッション
  • UB(Unique Browser)
  • リーチ(Reach)

意味の違いを知らないと間違ってサイトを捉えてしまう可能性があるので、この機会にぜひ覚えてください。

 

アクティブユーザー(AU)

ユニークユーザーと非常に似ている用語に「アクティブユーザー」があります。実はこの「アクティブユーザー」と「ユニークユーザー」は、ほとんど同じ意味を指しています。実際にGoogleアナリティクス上では、両者は同じ概念として捉えられています。

 

違いは、計測する対象期間が「一定期間」か「特定の期間」かによるものです。

 

  • ユニークユーザー:一定期間
  • アクティブユーザー:特定の期間(1週間、1ヶ月など指摘できる)

しかしGoogleアナリティクスでは、両者を区別せずに使っているため「アクティブユーザーとユニークユーザーは同じ」と考えて問題ありません。

 

ページビュー(PV)

ページビューとは、ページが表示された回数を表します。ユニークユーザーとの違いとして、PVは同じユーザーが閲覧した回数もすべて計測している点です。

 

以下のようなユーザーの行動を例に、PVの計測について紹介します。

 

  • ユーザー①:Aサイトのページ→Bサイトのページ→Cサイトのページ
  • ユーザー②:Bサイトのページ→Cサイトのページ→Bサイトのページ

このとき、Bサイトのユニークユーザー数は2ですが、Bサイトは合計で3回表示されているので3です。同様にAサイトのPV数は1、CサイトのPV数は2です。

 

このようにPV数はページの総表示回数を表しているので、単純なページの閲覧数、いわば人気度合いを測る指標として重宝されています。

 

セッション数

セッション数は、ユーザーがサイトに訪問した数を表します。ユニークユーザーとの違いは、セッションは閲覧してから離脱するまでを1と数える点です。これだけではわかりづらいので、以下の例を使って説明します。

 

  • ユーザー①:Aサイトのページ→Bサイトのページ→Cサイトのページ
  • ユーザー②:Bサイトのページ→Cサイトのページ→Bサイトのページ

このとき、Bサイトはユニークユーザー数が2ですが、セッション数は3です。ユーザー②は一度Bサイトを訪問してから一度離脱し、再度閲覧しています。セッションは閲覧から離脱までを1セッションで計測するため、ユーザー②のセッション数は2、合計で3となるのです。

 

この違いはやや複雑ですが、どちらもサイト運営で重要な指標なので、ぜひ違いを覚えておいてください。

UB(ユニークブラウザ)

 

UB(Unique Browser)はユニークブラウザの略となり、ブラウザを基準にユニークユーザーを判断する指標です。

 

UBをカウントする仕組みは、サイトへアクセスしてきたユーザーのブラウザにCookieを割り振り、ユーザーを特定する流れとなります。

 

そのため同一ユーザーでも別ブラウザからアクセスした場合、UBは2とカウントします。

 

ただし実際はCookieを拒否するユーザーやロボットの自動アクセスが存在するため、正確な単位で判断することは難しいといえます。

 

リーチ

 

リーチ(Reach)は主にWeb広告で活用される言葉となり、広告を閲覧したユーザー数を示す指標です。

 

仮に1人のユーザーが同じ広告を複数回閲覧した場合は「リーチ数1」となりますが、同じ広告でも2人のユーザーが閲覧した場合は「リーチ数2」となります。

 

ユニークユーザーとは同じ意味となり、広告の到達度を表す際はリーチを活用します。

 

UU(ユニークユーザー)の重要性

ユニークユーザーはしばしば、重要性の高い指標として語られることが多くなっています。なぜそれほど、ユニークユーザー数は重要な指標なのでしょうか?その理由を2つ紹介します。

 

  • 正確なサイト訪問者数を測れる
  • UU数の増加=幅広いユーザーにアプローチできている

 

正確なサイト訪問者数を測れる

ユニークユーザーは、一定期間内に閲覧した重複ユーザーを排除しているため、正確なサイト訪問者を測れる指標です。サイト運営ではしばしばPV数のみでサイトの強さをアピールしている方も多いですが、これだけでは不十分です。

 

たとえばPV数が増加していても、同じユーザーが何度も閲覧しているだけかもしれません。新規ユーザーを獲得し続けられているかは、ユニークユーザーを見ることで把握できます。

 

サイト運営の大きなメリットは、オフラインでは比較にならないほどの、幅広い地域や年齢層のユーザーにアプローチできる点です。そのため、単にPV数が増えたからそれでいいのではなく、正確なサイト訪問者数を測れるユニークユーザーも同時に分析したい指標です。

 

UU数の増加=幅広いユーザーにアプローチできている

ユニークユーザー数の増加は、幅広いユーザーにアプローチできていることを意味します。なぜなら、同一ユーザーを排除しているので、ユニークユーザー数の増加が新たな見込み客の獲得に直結しているからです。

 

新規ユーザーにどれだけアプローチできているかを知りたいときは、過去と現在のユニークユーザー数の増減を確認してください。特にコンテンツSEOは、潜在顧客をコンバージョンまでつなげる手法なので、ユニークユーザー数の増加が非常に大切になります。

 

ユーザーの「新規ユーザー」と「リピーター」の違い

Googleアナリティクス上では、ユーザーは「New Visitor(新規ユーザー)」と「Returning Visitor(リピーター)」の2つに分類できます。このユーザーの分類は、ぜひ理解しておいてください。

 

New Visitor(新規ユーザー)

過去2年以内にサイトを訪問したことのないユーザーを「New Visitor(新規ユーザー)」と言います。Googleアナリティクス上では、一定期間にNew Visitorのセッション数が表示されます。

 

Returning Visitor(リピーター)

過去2年以内にサイトを訪問したことがあるユーザーを「Returning Visitor(リピーター)」と言います。Googleアナリティクス上では、一定期間にReturning Visitorのセッション数が表示されます。

 

UUを増やすためのポイント

ユニークユーザー数を増加させるには、ユーザーにとって役立つ情報を発信しつつ、アプローチ回数を積極的に増やすことが重要です。アプローチ回数では定期的なコンテンツ更新や集客チャネルを増やすなど、複数の対策によってさまざまな角度で接触していきましょう。

 

ここでは、UUを増やす際に押さえておくべきポイントを解説していきます。

 

ユーザーにとって役立つ情報の発信

ユニークユーザーが増える際は多くのユーザーが価値を感じる必要があるため、まずはユーザーにとって役立つ情報の発信を心がけましょう。

 

どのユーザーにおいても、検索する目的は「不明な情報を知りたい」や「有益な情報を知りたい」ことが根底にあります。

 

そのためユーザーが役に立ったと感じない限り、多くのユーザーを集めることはできません。検索ユーザーがどのような悩みをかかえているのか、どのような情報を届ければ問題を解決できるのかを考え、一つのコンテンツで悩みを解決できる状態を目指しましょう。

 

定期的なコンテンツの更新

ユニークユーザーを増やす際に最も重要なポイントは、ユーザーと多くの接点をもつためにアプローチ回数を増やすことです。なかでも効果的な方法は、定期的なコンテンツ更新になります。

 

単純な話ではありますが、公開している記事が多いサイトほどユーザーがアクセスする可能性は高まります。さらに定期的な更新は検索エンジンから良い評価を得やすく、検索上位に表示されやすくなります。

 

どんなに公開記事数が多くても検索圏外ではユーザーのアクセスは集められません。そのため検索上位に表示される記事制作を意識し、まずは多くのユーザーからのアクセスを集めていきましょう。

 

流入チャネルを増やす

ユーザーへのアプローチ回数を増加させる際は、流入チャネルを増やすことも効果的です。多くの記事を量産しユーザーとの接点を増やすことは非常に重要ですが、どうしても検索エンジンだけのアクセス数には限度があります。

 

そのため検索エンジンのほかにもSNSやWeb広告を活用し、より多くのアクセスを獲得していきましょう。特にSNSではターゲットのユーザー層が異なる場合も多く、ユニークユーザー数を増やすうえではおすすめの媒体になります。

 

UUの調べ方 

ユニークユーザー数を調べる際は、Googleが提供している無料ツールの「Google Analytics」を活用します。データの取得にはサイトとの連携が必要なため、事前に設定しておきましょう。

 

ここではUUの調べ方について、以下の項目から解説していきます。

 

  • サイト全体のUU数
  • ページあたりのUU数

 

サイト全体のUU数

サイト全体のユニークユーザー数を調べる際は、以下の手順になります。

GA
  1. Google Analyticsにログイン
  2. 左メニュー欄の「オーディエンス」から「概要」を選択

中央グラフの下部にある「ユーザー」がユニークユーザー数

 

またGoogle Analyticsでは期間の指定もできるため、月単位や週単位に絞ることでアクティブユーザー数の計測も可能です。期間を指定する方法は「すべてのユーザー」画面の右上から期間を選択し、サマリータブで「ユーザー」を選択すれば完了です。

 

ページあたりのUU数

ページあたりのユニークユーザー数を調べる際は、以下の手順になります。

 

  • Google Analyticsにログイン
  • 左メニュー欄の「カスタム」から「カスタムレポート」を選択
  • 「新しいカスタムレポート」を選択し、任意のタイトルを設定
  • 「指標グループ」で「ユーザー」を「ディメンションの詳細」で「ページ」を選択
  • 最後に保存をクリックするとページ単位のユニークユーザー数が表示

ページあたりのユニークユーザー数も期間指定が可能なため、アクセス解析を行う際は役立つ指標になります。

 

UUと他の指標を組み合わせた分析 

ユニークユーザーは単体でもサイト分析を行なえますが、他の指標と組み合わせることでさらに詳細な分析が可能です。

 

ここでは以下の指標と組み合わせた分析方法について解説していきます。

 

  • UU数とPV数
  • UU数とCV数

 

UU数とPV数

UU数とPV数からは、ユーザーに対するセッション数やセッションあたりのPV数について分析できます。

 

具体的には以下のような分析です。

 

UU数あたりのPV数が多い場合

  • ユニークユーザーに対するセッション数が多い
  • セッションに対するPV数が多い

 

UU数あたりのPV数が少ない場合

 

  • ユニークユーザーに対するセッション数が少ない
  • セッションに対するPV数が少ない

「UU数あたりのPV数が多い場合」は、サイト内での回遊率が高く、ユーザーは複数回アクセスしている良い状態といえます。対して「UU数あたりのPV数が少ない場合」は、ユーザーの離脱率が高く、サイトへのアクセス回数が少ない状態となります。

 

そのため内部リンクやサイト設計を見直し、まずはユーザーがサイト内を回遊する状態を目指しましょう。

 

UU数とCV数

UU数とCV数からは、ユーザーに対するコンバージョンを分析できます。CV(コンバージョン)数とは、サイトの最終的な目的(商品購入や問い合わせなど)を指します。

 

具体的には以下のような分析です。

 

UU数あたりのCV数が高い場合

  • 適切なターゲットからアクセスされている

 

UU数あたりのCV数が低い場合

  • ターゲットとなるユーザーからアクセスされていない
  • ターゲティングが間違っている

「UU数あたりのCV数が高い場合」はターゲットへ上手に訴求できているため問題ありません。しかし「UU数あたりのCV数が低い場合」は、ターゲティングがズレている可能性があるためコンテンツの改善が必要です。

 

対策キーワードやコンテンツ内容を確認し、検索ユーザーのニーズに合致しているコンテンツ制作を意識しましょう。

 

UUの注意点

ユニークユーザー数はツールや計測者によってカウント方法が異なる場合もあるため注意が必要です。ブラウザごとであるのか、期間は設定されているのかについては、最低限確認するようにしましょう。

 

ここではUUの注意点について解説していきます。

 

ブラウザごとに計測する

ユニークユーザーは計測するツールによってもカウント方式が異なるため注意をしましょう。例えば本記事でも紹介したGoogle Analyticsでは、ユーザーのブラウザにCookieを付与する仕組みです。

 

そのためブラウザごとの計測となり、同一ユーザーでも別ブラウザからのアクセスは「UU数=2」とカウントされます。

 

したがって計測結果が完璧な数値ではないことを認識しておきましょう。

 

設定する期間によっては複数回カウントされる

アクティブユーザー数では明確な期間を設けて計測しますが、ユニークユーザー数ではツールや計測者によって期間が異なります。基本的には期間を設けずに計測することが目的ですが、なかには設定内容によって複数回カウントされる場合があるため注意をしましょう。

 

複数の期間をまたいでいるユーザーがいる場合には、安易に合算せずに計測することが重要です。

 

UU(ユニークユーザー)はどうやって同一ユーザーを排除しているのか

ユニークユーザーは、一定期間内にサイトを訪問した数のうち、同一ユーザーを排除しています。ここで疑問になるのは、どのようにして同一ユーザーを排除しているのかという点です。

 

ユーザーを識別する方法として、以下の3つのやり方があります。

 

  1. IPアドレス
  2. Cookie
  3. ホスト名

上記の3つの方法によってどのユーザーがサイトを閲覧しているのかを識別しています。ちなみに、Googleアナリティクスがユーザーを識別しているのは、2の「Cookie」です。

 

たとえば1人が2台のパソコンを使っていて、どちらも同じアカウントのブラウザを使用している場合、Googleアナリティクス上では同一ユーザーとして計測されます。

 

UU(ユニークユーザー)をGoogleアナリティクスで確認する方法

ユニークユーザーをGoogleアナリティクスで確認する方法を、以下の2つの手順にわけて紹介します。

 

サイト全体のUU数

サイト全体のユニークユーザー数を確認する方法が、以下の通りです。

 

  1. 「オーディエンス」→「概要 」を選び「ユーザーサマリー」を表示する
  2. サイト全体のUU数を確認できる
  3. 右上のセレクトボックスから、データの期間も自由に選択できる

 

ページごとのUU数

ページごとのユニークユーザー数をGoogleアナリティクスで確認する手順は、以下の通りです。

GAカスタムレポート
  1. 「カスタム」→「カスタムレポート 」を選ぶ
  2. 「新しいカスタムレポート 」を選び、カスタムレポート作成画面に遷移する
  3. 「指標を追加」を選ぶ
  4. 「よく使われるディメンションと指標」→「『ユーザー』または『他のディメンション』」→「ユーザー」→「ユーザー」を選ぶ
  5. 「ディメンションを追加」を選ぶ
  6. 「よく使われるディメンションと指標」→「『ページ』または『他のディメンション』」→「行動」→「ページ」を選ぶ
  7. 「保存」をクリック
  8. 指標を「ユーザー」、ディメンションを「ページ」にすると、ページごとのユーザー数を確認できる

 

 

UU(ユニークユーザー)数はどうやって増やすのか?

ユニークユーザー数を増加させるには、露出を増やすことが大切です。ユニークユーザー数の増加は、そのまま新規ユーザー数の獲得を意味します。

 

そこで、ユニークユーザー数を増やすための露出の方法を5つ紹介します。

 

  • 良質なコンテンツを公開する
  • 被リンクを獲得してドメインパワーを上げる
  • SNSを運用する
  • SNS広告を出稿する
  • Web広告を出稿する

 

 

良質なコンテンツを公開する

自然検索からの流入を増やしたければ、ユーザーの悩みを解決する良質なコンテンツ作りが不可欠です。なぜなら、検索ユーザーの悩みを的確に解決するコンテンツこそが、検索結果の上位に表示されるからです。

 

自然検索からのページへの流入を目的とした施策を「SEO(検索エンジン最適化)」と言います。検索キーワードを入力するユーザーには「情報を知りたい」「商品を買いたい」のような「検索意図」があります。

 

この検索意図を的確に解決しているページが、キーワードごとに検索結果の上位に表示されます。上位表示されるページが増えれば検索ユーザーを獲得できるので、ユニークユーザー数の増加につながるのです。

 

関連記事: SEOにおける検索意図の重要性!調べ方から利用方法まで

 

被リンクを獲得してドメインパワーを上げる

SEOで検索結果の上位にページを表示させるには、検索意図を解決するコンテンツ以外にも「被リンク」が非常に重要です。被リンクとは、外部のサイトに貼られた、自社サイトのリンクを指します。

 

なぜ被リンクが重要かと言うと、外部リンクの質や数によってGoogleはサイトを評価し、検索順位を決めているからです。信頼性の高いサイトや、著名人のページなどに貼られた外部リンクを獲得するほど、自社サイトの評価も高まっていきます。

 

被リンクを獲得するには、以下のような施策を実行してみてください。

 

  • 共感や納得の生むコンテンツを作る
  • 自社にしかい出せない価値の高い情報を提供する
  • 取材記事を作って、相手のサイトにリンクを貼ってもらう など

被リンクはSEOの根幹とも言えるほど重要なものなので、コンテンツ作りの際に上記の点はぜひ意識してみてください。

 

関連記事: SEO外部対策 被リンクとは何か。被リンク効果と獲得方法を解説

 

SNSを運用する

サイトの露出を増やす方法は、SEOだけではありません。SNSを使って認知を獲得するのも、現代の主流な方法です。若い年齢層だけでなく、40〜50代のユーザーもSNSを使って積極的に情報を収集しています。

 

SNSは、基本無料で運用できるのが大きなメリットです。自社サイトのコンテンツを無料でSNSでも宣伝できます。そのためコンテンツを公開するごとに、ぜひSNSでも紹介してみてください。特にTwitterとFacebookは、公開したコンテンツを紹介するのに適した媒体です。

 

ただし、ただ宣伝するためだけにSNSを運用しても、効果は大きくありません。SNSではPRだけでなく、ユーザーに役立つ情報を投稿したり、クーポンを配布したりする工夫も必要になってきます。

 

関連記事: SNS運用のメリットは?企業に合ったSNSや運用の注意点など

 

SNS広告を出稿する

SNS運用以外にも、SNSに広告を出稿する方法もあります。SNS広告には、ターゲティング機能が優れている特徴があります。ピンポイントにターゲットに訴求したい場合は、ぜひSNS広告を使ってみてください。

 

Web広告を出稿する

インターネット上に広告を出稿することで、露出を増やす方法もあります。代表的なWeb広告は「検索連動型広告(リスティング広告)」と「ディスプレイ広告」です。

 

  • 検索連動型広告(リスティング広告)…GoogleやYahoo!などの検索結果の最上部に表示される広告。キーワードごとに広告を出稿できるため、ある程度のユーザーの目的は明確であり、コンバージョン率が高くなりやすい
  • ディスプレイ広告…インターネットやアプリ上の広告枠に表示される広告。ユーザーの興味関心に基づき表示されるので、的確にターゲティングできる

Web広告は基本「1クリック=○○円」というクリック課金制を採用しています。予算や期間を決めて自由に広告を出稿できるので、露出を増やしてユニークユーザーを増やしたいサイト運営者は、ぜひWeb広告も検討してみてください。

 

 

まとめ

SEOコンサルタント本記事ではUU(ユニークユーザー)の意味や計測する仕組み、そしてUU数を増加させるためのポイントについて解説してきました。ユニークユーザーはサイトへアクセスしてきたユーザー数を示すため、サイト本来の需要や人気度を判断する際に役立ちます。またPV数やCV数と組み合わせることで、サイトの回遊率やターゲティング精度の分析も可能です。ユニークユーザー(UU)とは、一定期間内にサイト訪問したうち、重複を排除したユーザー数を指します。同じユーザーが一定期間で2回以上訪問したとしても、UU数は1となります。そのため正確なサイト訪問者数を把握でき、サイト運営者も必ず見ておくべき指標の1つです。ユニークユーザー数を増やすには、露出を高めることが必要です。ユニークユーザー数を増やすために露出を高める方法は「SEO」「SNS広告」「Web広告」の3種類があります。それぞれの特性を活かし、ぜひ新規ユーザーの獲得に努めてみてください。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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