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スパムサイトとは?8つの原因と確認ツール、対処法をご紹介!

スパムサイトとは何のこと?8つの原因と確認ツール、対処法をご紹介!「スパムサイト」という単語を知っていても、実際にどういうものか理解している人は多くはありません。

 

スパムサイトとは、インターネット上で悪質な活動を行うサイトのことを指します。SEOで確実な成果を得るためには、スパムサイトに対する理解を深め、しっかりと対策を行うことが重要です。

 

SEOコンサルタント今回の記事ではスパムサイトの概要をはじめ、スパムサイトとみなされる主な原因や対処法、確認ツールなどをご紹介します。自社サイトをスパムから守るために、参考にしてください。

 

SEOコンサルティング

スパムサイトとは何?

スパムサイトとは、インターネット上において「悪質な活動を行うサイト」とみなされてしまったサイトのことです。

 

そもそも「スパム」とは「迷惑」という意味をもっています。ユーザーが意図していないコンテンツなどが含まれていると、スパムとみなされる可能性があります。

 

具体的にスパムとされてしまう原因としては、

  • 閲覧できないリンク
  • 他コンテンツの無断利用
  • 検索キーワードの過剰利用
  • 不正なリダイレクト設定

などが挙げられます。

 

【要注意】スパムサイトは危険性が高くSEOにも影響する

スパムサイトは危険性が高く、SEOにも大きな悪影響を及ぼしてしまうため、十分に注意しなければなりません。スパムサイトは、「信頼性の低い情報やビジネス活動の推進」とみなされてしまうためです。

 

偽の情報や詐欺的なコンテンツの提供は、ユーザーをだます行為に他なりません。ユーザーファーストを提唱する各種検索エンジンは、こういったサイトによるユーザーの被害を防ぐため、日々注意深く監視を行っています。

 

サイト運営者の中には、「自分が行っているSEO対策がスパム行為に該当することを認識していない」ということも珍しくありません。そのため、Webサイト運営者はスパムサイトを正しく識別しつつ、適切に対処することが求められます。

 

スパムサイトとみなされるコンテンツの特徴8つ

以下のようなコンテンツは、スパムサイトとみなされてしまう可能性があります。

 

  • 閲覧できない文字やリンクが存在する
  • 他コンテンツを無断でコピペしている
  • 検索キーワードを使いすぎている
  • 自動生成テキストをそのまま使っている
  • 被リンクを購入している
  • 低品質サイトから被リンクを貼られている
  • ユーザーが意図しないリダイレクトが設定されている
  • 強制的な動作が含まれている

 

閲覧できない文字やリンクが存在する

閲覧できない文字やリンクは、スパムサイトとみなされやすい傾向にあります。

 

閲覧できない文字やリンクとは、具体的には以下のようなものです。

 

  • 黒い背景に対して黒い文字
  • 文字やリンクが画像で覆いかぶされている
  • 文字やリンクが画面外に設置されている
  • 文字サイズが0となっている
  • 1文字のみなど、目立たない形でリンクを設定している

 

文字やリンクはユーザーに明確に分かる形で、適切に設置するのが基本です。

 

上記のような設置法ではとてもユーザーファーストとはいえないため、スパムとみなされてしまう可能性があります。

 

他コンテンツを無断でコピペしている

SEOキーワード上位のコンテンツなどから、文章やリンクを無断でコピペしてしまっていると、高確率でスパムリンクの対象となります。

 

「文末のみを変更する」といった対策を行う方は少なくありませんが、対策としての効果はまったくないと考えていいでしょう。

 

もし他サイトを参考にする場合は、文章の中身を理解したうえで、冒頭から文末まですべての言い回しを変更する必要があります。

 

なおこちらのコピペ行為は、スパムとしてみなされるだけでなく、著作権の問題で法に触れてしまう行為に該当するので注意が必要です。

 

検索キーワードを使いすぎている

コンテンツ中に検索キーワードを盛り込むことは、SEO対策として有効です。

 

とはいえそれも程度問題であり、あまりに過剰かつ不自然にキーワードを盛り込むと、スパムサイトとみなされる可能性が高くなります。

 

適切な箇所に適度にキーワードを盛り込まないと不自然な文章ができてしまい、ユーザーが読みにくくなってしまうためです。

 

具体的には文字数に対し、3〜4パーセント程度のキーワード出現率にとどめるのが好ましいでしょう。

 

自動生成テキストをそのまま使っている

現代ではChatGPTをはじめ、自然な文章を自動生成できるツールが数多く存在します。

 

しかし、これらのツールで生成したテキストをそのままコピペで使用していることも、スパムサイトとみなされる原因のひとつとなります。

 

現代の自動生成ツールの文章はいくら自然とはいえ、よく読むと意味が分からなかったり、関連するキーワードを使って同じような言い回しをしているケースが多いためです。

 

今後は「AIが作成したテキストを見極める技術」も発展していくと見込まれているため、SEO対策としてもマイナスになる日は遠くないでしょう。

 

被リンクを購入している

被リンクとは、「自社のコンテンツのリンクが、外部のコンテンツに貼られること」を指します。多くの被リンクを獲得することは、信頼性の高いサイトとみなされ、SEOにおいて大きなプラス効果をもたらします。

 

しかしこの被リンクをお金で購入し、SEO順位の向上を図る方が後を経ちません。

 

お金で購入した被リンクは検索エンジンのほうですぐに見抜かれてしまいます。ジャンルの関連性や被リンク獲得数の推移まで監視されているためです。

 

購入した被リンクはSEOでも逆効果なのに加え、スパムサイトとみなされやすいので注意しましょう。

 

低品質サイトから被リンクを貼られている

被リンクの獲得は、SEO対策において大きなプラス効果を発揮します。

 

しかしリンクを貼ってもらったサイトがコピペだらけのコンテンツだったり、自動生成された内容を使っただけのものだった場合、SEOにおいては逆効果です。それどころか、スパムサイトとみなされるリスクも潜んでいます。

 

信頼に足るWebサイトから被リンクを貼ってもらえるよう、本当に役に立つコンテンツを作ることが、スパム対策かつSEO対策として有効です。

 

ユーザーが意図しないリダイレクトが設定されている

リダイレクトとは、「アクセスしたURLから別のURLに自動転送させる技術」のことを指します。本来、サイトの移転やドメイン変更などの際に利用されるものです。

 

しかしこれを悪用し、関係のないアフィリエイトサイトなどに誘導するケースが後を経ちません。

 

ユーザーが意図していないリンクへのリダイレクトが設定されているコンテンツは、スパムと見なされる可能性が高くなります。くれぐれも不要なリダイレクトは設定しないよう、注意しましょう。

 

強制的な動作が含まれている

ユーザーの意図にそぐわない「強制的な動作」が含まれているWebサイトも、スパムサイトとみなされてしまう可能性が高いです。

 

強制的な動作とは、具体的には次のようなものです。

  • 設置されたファイルのダウンロードリンクが、ウイルス感染の可能性がある
  • リンクの文言とリンク先の内容が、まったくの別物
  • ダウンロードファイルの中に、ユーザーに不要なデータも含まれている

 

いくら数字のためとはいえ、ユーザーが一見では判断できない「罠」のような要素を含めるのは絶対にやめましょう。

 

SEOスパムの代表的な種類3つ

ひとえにSEOスパムといっても、いくつかの種類が存在します。その種類とは、大きく以下の3つです。

 

  • キーワードスパム
  • リンクスパム
  • コンテンツスパム

 

キーワードスパム

こちらは、キーワードでスパムとみなされてしまう事例です。

 

たとえば前述の例では、

  • 閲覧できない文字やリンクが存在する
  • 検索キーワードを使いすぎている

などが該当します。

 

背景色とおなじ文字色や、文字サイズが0に設定された文字やリンクは、ユーザーの困惑を招くためスパムとみなされやすいです。

 

また検索キーワードを過剰に利用し、不正にSEO順位を上げようとする行為を「キーワードスタッフィング」といいます。違法に該当するので避けましょう。

 

リンクスパム

リンクでスパムとみなされてしまう事例となります。具体的には、次のようなものです。

 

  • ウイルス感染リスクを含むダウンロードリンク
  • リンク文言とリンクの中身がまったくの別物
  • 閲覧できないリンク(文字色と背景色の同化・画像の背後への設置など)
  • 被リンクの購入
  • 低品質サイトからの被リンク獲得

 

とくにウイルス感染リスクのあるダウンロードリンクや、リンク文言と異なるリンク先は、実際にクリックしないと確認しようがありません。

 

ユーザーとしては迷惑極まりない行為であることから、スパムとみなされてしまいます。

 

コンテンツスパム

コンテンツの内容で、スパムとみなされる事例です。具体的には、以下のようなものが挙げられます。

 

  • コピペ文章を多用している
  • 自動生成テキストをそのまま使用している
  • ユーザーが意図しない強制的な動作が含まれる
  • そもそも記事の品質が低い

 

他コンテンツからのコピペや、AIツールが自動生成した文章は、検索エンジンからかんたんに見抜かれてしまいます。

 

また指定のURLへ自動転送を行う「リダイレクト」が不正に設定されるなど、強制的な動作もスパム対象です。

 

スパムサイトとみなされていることを確認できるツール

以下で紹介するツールを使用することで、「自社のサイトやコンテンツがスパムとみなされているか」を確認できます。

 

  • Google Search Console
  • SecURL
  • aguse

 

Google Search Console

Google Search Consoleは、Googleが提供するWebサイト最適化ツールです。

 

自社サイトを登録しておくことで、検索クエリやインデックスのステータス、エラー等を確認できます。

 

スパムの有無をチェックする手順は、以下のとおりです。

  • Google Search Consoleにログイン
  • 左側メニューバーから「リンク」を選択
  • 「上位のリンク元サイト」および「上位のリンクされているページ」内にあるURLを確認
  • 怪しいサイトがあれば否認する

 

「上位のリンク元サイト」および「上位のリンクされているページ」には、自社のサイトがどのサイトからリンクを貼られているかを確認できます。

 

否認の方法はいくつかありますが、Googleが運営するリンク否認ツールを活用するのがもっとも効果的です。

 

SecURL

SecURL(セキュアール)は、株式会社ギガファイルが運営するスパムチェックサイトです。

 

アクセスするとファーストビューにURLの入力バーが大きく表示されているので、ここに自社サイトのURLを入力し、「チェック」をクリックします。この手順を踏むだけで、自社サイトがスパムとみなされているか否かのチェックが可能です。

 

Google Search Consoleとは異なり、事前の登録や設定不要で手軽に使えるのがメリットです。

 

aguse

aguseはアグスネット株式会社が提供しているスパムチェックサイトです。

 

前述のSecURLとおなじく、サイトにアクセスすると真ん中にURLの入力バーがあります。ここに自社サイトのURLを入力し「調べる」をクリックするだけで、スパムとみなされているかどうかを判定してくれます。

 

判定結果画面の最下部「ブラックリスト判定結果 」にて、水色の文字で「SAFE」と表示されていれば、スパムの心配はありません。

 

スパムサイトとみなされてしまった際の対処法

各種ツールにて「スパムサイト」とみなされていると不安になってしまうものですが、落ち着いて以下の対処をすることが大切です。

 

  1. 落ち着いてスパムとなった原因を調べる
  2. スパム内容に修正・変更を加える
  3. 再審査リクエストを送る

 

落ち着いてスパムとなった原因を調べる

スパムサイトと判定されたら、まずは落ち着いてその原因を確認します。

 

たとえばメニューバー「リンク」内の、「上位のリンク元サイト」および「上位のリンクされているページ」にて、不審な海外サイトなどのURLがあれば、怪しいサイトから被リンクが貼られたことが原因です。

 

他にもメニューバー「モバイルユーザビリティ」にて、赤表示の「使用不可」項目があれば、それは「ユーザーにとって使いづらい要素がある」ということを表しています。

 

スパム内容に修正・変更を加える

スパムサイトとみなされた原因がわかったら、適切に修正・変更を加えます。

 

たとえば不審な外部サイトからの被リンクだった場合、以下のような対策がベストです。

  • リンク先のサイトに対し、削除申請を依頼する
  • Googleが運営するリンク否認ツールを活用する

 

またユーザビリティ面の関係でスパム判定された場合、Google Search Consoleにはその原因と対象のコンテンツが明確に記載されます。しっかり確認し、修正を行ってください。

 

再審査リクエストを送る

変更・修正が完了したら終わりではなく、それをGoogleに「再審査」という形で通知しなければなりません。

 

再審査をリクエストするには、Google Search Consoleのメニューバー「セキュリティと手動による対策」から「手動による対策」をクリックします。

 

スパム判定がなければ「問題は検出されませんでした」としか表示されません。しかし、スパムとみなされている場合、その原因と「再審査リクエスト」という赤いボタンが表示されています。

 

修正・変更を施したことをしっかり確認したのち、リクエストを送信してください。変更せずにリクエストを送信しても、結果は変わらないので注意が必要です。

 

リクエスト送信後、約2日〜遅くとも2週間程度で、反映が完了します。

 

よくある質問

ここでは、スパムリンクについてよく寄せられる質問に回答します。
 

Q:スパムリンクはどうやって確認する?

Answer)スパムリンクを確認するには、専用のツールを使う必要があります。代表的な専用ツールとして挙げられるのは、以下のとおりです。

  • Google Search Console
  • SecURL
  • aguse

 

とくにおすすめなのが、Google Search Consoleです。事前登録や設定が必要になるものの、無料でスパム判定の原因やコンテンツURLも明確にわかるためです。

 

またSecURLやaguseも、自社サイトのURLをコピペするだけで、無料でスパム判定を行ってくれる優れたツールとして知られています。

 

Q:スパム行為とはどんなもの?

Answer)主に以下のようなものが、スパム行為として判定されます。

  • 閲覧できない文字およびリンクが存在する
  • 他コンテンツの文章のコピペの多用
  • 検索キーワードを使いすぎている
  • 自動生成されたテキストをそのまま使っている
  • 被リンクの購入
  • 不審なサイトからの被リンク獲得
  • ユーザーが望まないリダイレクトが設定されている
  • ウイルス感染リスクを含むダウンロードリンクの添付

 

いずれもサイトユーザビリティや信頼性を下げる行為そのものなので、注意してください。

 

またスパム行為と知らないまま、悪気なく上記の設定を行っている方も少なくありません。「どんな行為が違法となるのか」を把握しておくことは極めて重要です。

 

Q:サイト内検索スパムとはどういう意味?

Answer)サイト内検索スパムとは、「他社サイトの評価を落とすことを目的としたスパム攻撃」のことを指します。

 

具体的にはスパム攻撃専用の低品質サイトを作成し、評価を下げたいサイトのリンクを貼り付けて公開するといった手法です。不審かつ低品質なサイトからの被リンクは、SEO評価を下げてしまいます。

 

こうして他社サイトの評価を落とすことで、自社のサイトの検索順位を向上させるのが本質ですが、悪質でれっきとした違法行為です。

 

もしサイト内検索スパムを受けてしまった場合、Googleが運営するリンク否認ツールなどを活用のうえ、早急に対策を講じる必要があります。

 

Q:スパムリンクの解除方法を知りたいです

Answer)スパムサイトからリンクを貼られてしまった場合、以下の対策が挙げられます。

 

  • リンクを貼ったサイトに直接問い合わせ、削除を依頼する
  • Googleが運営する「リンク否認ツール」を活用する

 

推奨されるのは、Googleが運営しているリンク否認ツールを使うことです。サイトに直接問い合わせるも、悪意があってリンクを貼っていたり、もしくは海外のサイトだった場合、改善は期待できないためです。

 

 

まとめ

SEOコンサルタントスパムサイトはひとことでいうと、「悪質な行為を行うサイト」です。スパムサイトという概念を設け、該当するサイトにペナルティを課すことで、ブラウザおよびインターネットのセキュリティは守られています。スパムサイトに該当する行為は行わないことはもちろん、理不尽な攻撃を受けないためには、スパム行為について十分に理解し適切な対策を定期的に講じるのがもっとも効果的です。ユーザー第一でコンテンツを作り、適切な対策で検索順位を守ることも、SEO対策において大切な業務となります。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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