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スキー場のSEO対策とは?WEB集客の手法を解説

スキー場のSEO対策とは?WEB集客の手法を解説
バブル崩壊後の国内では、スキー人口が減少の一途を辿っています。しかし、直近では、コロナ禍の影響を受けながらも、堅調に推移しています。こうしたなか、観光庁がウインタースポーツを支援するなど、スキー場にとっては、好材料も見受けられます。その一方で、夏期に集客するスキー場が現れています。

 

スキー業界では、さまざまな動きがみられます。そのため、スキー場としては、自社サービスの強みを活かしつつ、集客活動を展開するタイミングが到来しています。とくに、WEB施策の起点となる、スキー場サイトのSEO対策の導入が急務となっています。とくに、スキー場は、観光や旅行先として選ばれるケースが多々あるため、ローカルSEOが重要視される傾向がみられます。

 

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amano_portraitスキー場とSEO対策について解説します。スキー場を運営する事業者の方は、本記事を最後まで読んで、集客活動に役立ててください。

 

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スキー場がSEO対策すべき理由

スキー人口の減少がみられるものの、市場にとっての好材料が存在します。たとえば、観光庁がウインタースポーツのプロモーションをバックアップする動きがみられます。こうしたことから、スキー場としては、WEB集客の軸としてSEO対策を強化するタイミングとして適切といえます。

 

2000年以降、スキー人口が激減している

公益財団法人日本生産性本部のレジャー白書をみると、日本のスキー人口の推移は、1990年代から2000年代の初頭以降、年々、減少していることがわかります。

 

期間 国内のスキー人口
1990年 1,380万人
2000年 1,620万人
2010年 970万人
2015年 740万人
2020年 430万人

 

こうしたスキー離れの背景としては、1990年代に起きたバブル崩壊後のレジャー産業の多様化、地球温暖化による降雪の減少など、さまざまな要因が絡み合っています。近年の動きをみると、新型コロナウイルス感染症の影響で2020年ではスキー人口が落ち込みました。しかし、屋外の自然のなかで楽しめるレジャーという性質上、翌年の2021年には回復しています。

 

観光庁がスノーリゾートのコンテンツ強化を支援する

観光庁は、インバウンド需要の回復戦略の一環として、国際競争力の高いスノーリゾートの形成の取り組みを進めています。同庁によると、訪日外国人の旅行者にとって、スキー場などのスノーリゾートが消費拡大や長期滞在のきっかけになるコンテンツとみています。さらに、日本のパウダースノーは世界でも注目されていることから、この強みを活かしてウインタースポーツのプロモーションを支援する意向を示しています。

 

冬期よりも夏期の来場者が多いスキー場の姿も

長野県にある白馬岩岳マウンテンリゾートでは、グリーンシーズン(4月〜11月の期間)の来場者数が年々増加しています。2024年には、過去最高となる、25万5,000人程度の来場者数を記録したとのことです。この数は、2024年のウインターシーズンの14万7,000人を大きく上回っています。

 

期間 冬期の来場者数 夏期の来場者数
2013年 12万人 2万5,000人
2019年 11万9,000人 13万人
2020年 5万2,000人 10万3,000人
2021年 6万6,000人 13万4,000人
2022年 9万9,000人 20万人
2023年 12万1,000人 22万2,000人
2024年 14万7,000人 25万5,000人

 

同スキー場では、年間を通して集客する「世界水準のオールシーズンマウンテンリゾート」の計画を2017年より進めてきました。新施設の開業やコラボ企画などの推進を経て、冬期よりも夏期の来場者数が多いスキー場に成長しました。

 

スキー場向けのSEOキーワードの例

スキー場の関連キーワードでは、地域キーワードの検索ニーズが高い傾向がみられます。市区町村以下のキーワードでも、月間で万単位の検索ボリュームが散見されます。さらに、コンバージョン(来場)につながりやすいキーワードであることから、最優先で抑えるべきです。

 

関連記事:SEOキーワードの選び方とは

 

※本項目で記載する月間検索件数は、原則として2024年12月単体のもの。また、検索結果は、2025年1月調べ

 

スキー場の立地条件

スキー場は、積雪が多い地域に密集する傾向がみられます。そのため、検索ユーザーは、スキー場で有名な地域を検索します。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
スキー場 近く 検索件数:27,100

検索結果:まとめページ / 天気予報ページ / スキー場の案内ページ

スキー場 長野 検索件数:60,500

検索結果:まとめページ / 天気予報ページ / スキー場の案内ページ

スキー場 新潟 検索件数:49,500

検索結果:まとめページ / 天気予報ページ / スキー場の案内ページ

スキー場 群馬 検索件数:40,500

検索結果:スキー場の案内ページ / まとめページ / 天気予報ページ

スキー場 岐阜 検索件数:40,500

検索結果:スキー場の案内ページ / まとめページ / 天気予報ページ

スキー場 北海道 検索件数:27,100

検索結果:スキー場の案内ページ / まとめページ / 天気予報ページ

 

検索結果では、スキー場の案内ページ、スキー場の情報を集めたまとめページが上位表示しています。このほか、それぞれ地域の天気予報のページが露出しています。案内ページとしては、長野県にある野沢温泉スキー場斑尾高原スキー場など、全国的にも有名なスキー場のWEBページが目立ちました。天気予報ページの露出に関しては、積雪具合が重視される、屋外のウインタースポーツならではの特徴を表しているといえます。

 

また、スキー場が盛んなエリアの地域キーワードでは、非常に大きな検索ニーズが見受けられます。とくに、長野県や新潟県、群馬県など、積雪が多いエリアのキーワードは、ビッグキーワードといえるほどの検索回数となっています。そして、スキー場に関連する検索ボリュームは、例年、冬場の12月から翌年2月にかけてピークを迎える傾向がみられます。たとえば、2024年12月における、「スキー場 長野」のキーワードの検索回数は、6万500回となっています。しかし、真夏期の同年8月の検索回数をみてみると、ピーク時の6分の1程度の9,900回に減っています。その一方で、グリーンサマー(夏期)の集客強化を図る白馬岩岳マウンテンリゾートの指名検索では、12月が2万2,200回、8月が9万500回と、夏期と冬期で検索回数が逆転するなど、興味深い事例も存在します。

 

さらに、検索ニーズが高い地域キーワードは、都道府県のものだけではありません。ウインタースポーツで有名な市区町村の地域名の検索数も目を見張るものがあります。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
白馬 スキー場 検索件数:40,500

検索結果:スキー場の案内ページ / まとめページ / 天気予報ページ

湯沢 スキー場 検索件数:14,800

検索結果:スキー場の案内ページ / まとめページ

草津 スキー場 検索件数:12,100

検索結果:スキー場の案内ページ / まとめページ

 

検索結果をみると、都道府県の地域キーワードと同様のWEBページが上位に表示されています。ただし、市区町村以下の地域キーワードでは、スキー場の案内ページが目立つ傾向がみられます。たとえば、新潟県の湯浅町にある湯浅高原スキー、 群馬県の草津町にある草津温泉スキー場の案内ページは、それぞれの地域キーワードでトップに表示されています。このほか、「白馬 スキー場」のキーワードでも、白馬五竜など、複数の案内ページが1ページ目にランクインしています。こうしたことから、スキー場で有名な地域のWEBサイトでは、地域キーワードを抑えておくことがもっとも重要とわかります。

 

スキー場の同義語や類義語

スキー場とは、スキーをするための施設のことです。そして、実際に滑走するスペースを指すゲレンデ、自由な滑り方やアクションを楽しめるスノーパークなど、さまざまな類義語が存在します。そして、現実的には、こうしたキーワードは同義語として扱われるケースもあります。そのため、検索ユーザーは、スキー場を指して、次のように検索します。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
スキー場 検索件数:1,220,000

検索結果:スキー場の案内ページ / まとめページ / 天気予報ページ

スノーパーク  検索件数:14,800

検索結果:スキー場の案内ページ / まとめページ

 

検索結果では、スキー場の案内ページ、まとめページが上位表示しています。このうち、「スノーパーク」のキーワードでは、プレジデントリゾート軽井沢 軽井沢スノーパークスノーパークイエティ六甲山スノーパークなど、スノーパークのコースを設けているスキー場が上位に表示されています。

 

スキー場に求める条件や設備環境

スキー場には、スキー用品を貸与するレンタルサービス、夜でも楽しめるナイター設備、屋内で滑走できる設備、ゴンドラでコースのスタートに移動できる設備など、さまざまな環境を用意しています。そして、検索ユーザーは、スキー場に求める条件や設備環境をキーワードとして入力します。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
スキー レンタル 検索件数:22,200

検索結果:レンタルECページ / スキー場の案内ページ / 解説記事

日帰り スキー 検索件数:8,100

検索結果:まとめページ

ナイター スキー場 検索件数:6,600

検索結果:まとめページ / スキー場の案内ページ

温泉 スキー場 検索件数:4,400

検索結果:スキー場の案内ページ / まとめページ

室内 スキー場 検索件数:2,900

検索結果:スキー場の案内ページ / まとめページ / 解説記事

キッズパーク スキー場 検索件数:2,900

検索結果:まとめページ / スキー場の案内ページ

ゴンドラ スキー場 検索件数:1,600

検索結果:スキー場の案内ページ / まとめページ

 

検索結果では、案内ページとまとめページが上位表示枠の大半を占めています。たとえば、「ナイター スキー場」のキーワードでは、北海道にあるさっぽろばんけいスキー場や岐阜県のダイナランド、新潟県の石打丸山スキー場など、ナイター営業の時間を設ける全国のスキー場の案内ページが露出しています。この結果からは、スキー場のWEBサイトでは、自社の強みや特徴をキーワードとして設定すると、SEO対策につながることがわかります。

 

このほか、検索ユーザーは、来場するための交通条件をキーワードにしてスキー場を探すことがあります。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
電車で行けるスキー場 検索件数:2,400

検索結果:まとめページ

スキー 場 駅近 検索件数:1,000

検索結果:まとめページ

インターから近いスキー場 検索件数:880

検索結果:まとめページ / スキー場の案内ページ

 

検索結果では、ほぼすべての上位表示枠がポータルサイトのまとめページに占拠されています。そんななか、「インターから近いスキー場」のキーワードでは、愛知県のめいほうスキー場の案内ページが1ページ目にランクインしています。ページ内容をみてみると、「名古屋から近いスキー場」であることをキャッチコピーにしたうえで、同スキー場の魅力を伝えるものとなっています。この魅力のポイントの1つとして、自家用車やバスツアーでも、名神高速一宮JCTの郡上八幡ICから短時間で到着できる旨を説明しています。このように、現地に到着するまでの詳しい交通情報のページを用意することで、検索順位で上位表示を狙えます。

 

スキー場を利用する人のユーザー属性

スキーは、スキー板を履き、積雪上を滑走しますので慣れないうちは難しいスポーツです。そのため、検索ユーザーは、自身のユーザー属性をキーワードにして、練習のための基本知識を身に着けるとともに、自身に適切なスキー場を探すことがあります。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
スキー 初心者 検索件数:5,400

検索結果:解説記事 / まとめページ

子ども スキー 検索件数:2,900

検索結果:まとめページ / ECページ

学生 スキー 旅行 検索件数:1,000

検索結果:まとめページ / スキー場の案内ページ

 

検索結果では、まとめページや解説記事、一部でスキー場の案内ページが上位表示しています。このうち、「スキー 初心者」のキーワードでは、1ページ目の大半が解説記事となっています。解説記事の配信元をみてみると、スキー情報サイトやポータルサイトが目立っています。そんななか、群馬みなかみほうだいぎスキー場の初心者ガイドの記事が露出しています。スキーの案内サイトとしては、このように、スキーに関連するコラム記事を充実させることで、さまざまなキーワードで上位表示を実現できます。そして、SEO業界では、このような施策のことをコンテンツSEOと呼んでいます。

 

スキー場で効果的なWEB集客の手法

スキー場に集客するうえでは、下記のようなWEB施策が効果的です。

 

  • Googleビジネスプロフィールにスキー場の情報を登録する
  • スキー情報を扱うポータルサイトに掲載する
  • WEBサイトに多言語対応を導入する
  • WEB上でリフトの割引キャンペーンを展開する
  • SNSツールを利用してスキー場の情報拡散を狙う

 

Googleビジネスプロフィールにスキー場の情報を登録する

Googleビジネスプロフィールとは、施設や店舗の情報をGoogleマップに掲載するサービスのことです。とくに、スキー場の情報を検索する際には、地域情報が重要視される傾向がみられますので、マップ情報での露出を確実に抑えておく必要があります。Googleビジネスプロフィールの詳しい使い方は、下記リンク先の記事で確認してください。

 

関連記事:Googleビジネスプロフィールとは?

 

スキー情報を扱うポータルサイトに掲載する

スキー関連のキーワードを検索すると、スキー情報を扱うポータルサイトが上位表示する機会が多々あります。そこで、こうしたサイトに自社のスキー場の情報を掲載できると、一定のアクセス流入を期待できます。スキー場の情報を集めているポータルサイトには、下記のようなものがあります。

 

 

WEBサイトに多言語対応を導入する

日本の雪質は、世界のなかでもトップクラスといわれています。そのため、近年のスキー場では、日本の高品質な雪を求め、インバウンド客が増加する傾向がみられます。こうしたことから、スキー場としては、日本語だけでなく、英語や中国語などでもWEBページを読めるように、多言語サイトに仕上げるべきです。

 

東京SEOメーカー(本サイト)は、海外SEOの支援を強みとしており、SEO業界のカオスマップでもピックアップされています。多言語サイトの構築の際は、下記よりご相談ください。

 

>>東京SEOメーカーの多言語サイト・グローバルサイト構築サービス

 

WEB上でリフトの割引キャンペーンを展開する

スキー場では、リフトやゴンドラを利用するためのサービス料金が設定されています。この料金の割引キャンペーンをWEBコンテンツを用いて展開すると、集客につながります。

 

たとえば、野沢温泉スキー場では、2024年年末から2025年春の期間限定で、割引チケットのキャンペーンを実施しています。まず、自社サイト上で割引チケットを発行しているほか、外部サイトのSURF&SNOW、クーポンサイトのDALEMO、大手コンビニエンスストアのセブンチケットなどと連携し、割引クーポン券を配布しています。こうしたキャンペーン活動を通じて、野沢温泉スキー場の割引情報に関連する検索ニーズが高まっています。

 

キーワード 月間検索件数
野沢温泉スキー場 割引 リフト券 1,300
野沢温泉スキー場 リフト券 早割 880
野沢温泉スキー場 割引 320

 

SNSツールを利用してスキー場の情報拡散を狙う

スキー場は、美しい雪景色が広がる絶景スポットです。そのため、Instagram(インスタグラム)の「映え」の概念と親和性が高いといえます。さらに、スキーはスポーツの一種ですので、積雪上を滑走する姿の映像をリール動画で演出できます。実際に、「#スキー場」のハッシュタグの投稿ボリュームは32万3,000件にのぼり、「#スキー」に至っては115万件に達しています(2025年1月現在)。また、人気のスキー場アカウントが多数存在します。

 

ユーザーネームと名前 フォロワー数
tsugaike_kogen

栂池(つがいけ)マウンテンリゾート

4万3,000人
nozawaski

野沢温泉スキー場

3万9,000人
naebaski_official

【公式】苗場プリンスホテル 苗場スキー場

3万9,000人
insta.kandatsu

神立スノーリゾート official

3万9,000人
kawabaresort

川場スキー場

3万人

 

よくある質問(Q&A)

スキー場のSEO対策に関する、よくある質問をまとめています。
 

Q:スキー場で優先すべきSEO対策とは?

Answer)スキー場のSEO対策では、ローカルSEOがもっとも重要です。スキー場の関連キーワードをみてみると、「○○市 スキー場」のような地域キーワードでは、大規模な検索回数が散見されます。こうしたことから、検索ユーザーは、スキー場の立地条件を重視する傾向がうかがえます。そこで、スキー場の案内サイトにて、地域キーワードの設定、MEO対策の導入が不可欠といえます。

 

Q:スキー場のWEB集客がうまくいかない場合は?

Answer)SEO対策の専門会社に相談してください。

 

東京SEOメーカー(本サイト)では、これまでに2,000社を超える企業のWEB施策をサポートしてきました。スキー場のサイトで重要なローカルSEOや多言語SEOの支援サービスでも、多数の成功事例を有しています。まずは、下記フォームより、お気軽にお問い合わせください。

 

>>東京SEOメーカーの問い合わせ窓口

 

 

まとめ

amano_portraitスキー場の人口は年々減少してきました。その一方で、日本の雪質は世界のなかでも最高峰といわれています。そのため、国内のスキー場は、訪日外国人から好評です。こうした背景から、観光庁が国内のウインタースポーツのプロモーションを支援するなどの動きもみられます。スキー場としては、この流れに乗って、サービスの向上を図るとともに、SEO対策を中心とした集客施策を強化するタイミングといえます。これから、本格的に集客活動に乗り出すことを検討している方は、SEO対策の専門会社に相談してみてください。

 

 

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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