SEOの勉強法とは?方法別のおすすめ勉強法を紹介
SEOを1から勉強しようとしても、何からどのように学べば良いのかわからない方も多くいるかと思います。
また、SEOに関する勉強法は無数にあり、今ではネット上でも数多くの情報を得ることが出来るため信頼性や権威性の判断をするのが難しくなってきています。
SEO対策に必要なスキル
SEO対策を実践できるようにするためには、最低限次の3つのスキルが必要となります。
いずれも上位表示には欠かせない要素となるため、最低限この3つのスキルは身につけておく必要があります。
キーワード選定方法
SEO対策をする際にまず重要なのが、上位表示を狙うキーワードを選定することです。Webサイトの顧客となるユーザーが、コンテンツを探す際にどのような言葉や単語を入力して検索するのかを考えた上で選定する必要があります。
また、ユーザーの行動タイミングによってもキーワード候補が変わるため、検索行動の動きも理解することが重要です。
検索結果で上位表示をさせるには、狙いたいキーワードからユーザーの検索意図を予測し、作成するコンテンツ内容とユーザーニーズをマッチさせなければなりません。
このように、SEO対策をする際やコンテンツ作成をする際にはまずキーワード選定をしなければならないため、キーワードの選定方法を学ぶ必要がります。
>>SEOに強いコンテンツ作成方法【キーワード選定~ライティングまで】
内部対策
内部対策とは、サイト内で行われるSEO対策のことで、主に検索エンジンに見つけてもらいやすくするために行います。Webサイト全体のテキストや画像、HTMLタグ、リンクなどサイト内部の要素を改善することで、検索エンジンの巡回を促しサイトの情報を正しく伝えることができます。
検索結果で上位表示をさせるためには、まず検索エンジンに評価をしてもらわなければいけません。検索エンジンのロボットであるクローラーがサイト内を巡回し、ページ内容を評価するため、検索エンジンに評価してもらえるようにサイト内の整備を行う必要があります。
>>SEOの内部対策で最低限行うべき10個のチェックポイントをご紹介
外部対策
外部対策とは、外部サイトからの評価をしてもらうための対策のことを指します。外部対策は自身でコントロールしづらい部分ですが、主に被リンクの獲得などが外部対策の施策となります。被リンクとは、他サイトから自分のサイトへむけられたリンクのことを言います。
外部からも評価されているサイトは、検索エンジンからも評価されやすくなります。評価の高いサイトは、検索結果でも上位表示されやすくなるためSEO対策を行う上で外部対策は欠かせません。
コピーライティング
コピーライティングとは、主に広告宣伝のために文章を書くことを言います。人間心理を理解し、言葉で読者の行動を変える技術のことです。SEO対策をしながらコンテンツを作成し、検索結果で上位表示されたとしても問い合わせや購買といったコンバージョンに至らなければ意味がありません。
そこで、コピーライティングの技術を用いてユーザーの興味を引くような言葉や文章で読者を行動させる必要があります。SEOライティングの技術もそうですが、サイト収益を上げたい場合にはコピーライティングのスキルも重要となります。
>>SEOライティングとは?Googleに評価される本質的なライティング
SEOスキルが身に付く勉強方法を紹介
では、SEO対策に必要なスキルはどのように勉強できるのでしょうか?今ではネットも普及しており、以前と比べて様々な勉強の仕方が出来るようになってきていますが、自分にあった学習法でSEOの知識を身に付けていきましょう。
SEOスキルが身に付く勉強方法として次にあげる4つの方法が一般的と言えます。
- 本で勉強
- 専門サイトで勉強
- 動画で勉強
- サイト運営で勉強
それぞれの方法について紹介します。
本で勉強
SEOに限らずどの分野でもよく行われるのが、本による勉強です。本は、ネットの情報に比べて信頼度が高いとも言われています。また、ネット上では情報が断片的に発信されていることが多く初心者の人が記事コンテンツだけでSEO対策を理解するのは簡単ではありません。
一方で、本の場合はSEO対策の知識が体系化されており、初心者でも勉強しやすいのが特徴です。加えて、自分の知識レベルに合わせて本を選ぶことが出来るので初心者に限らず幅広いターゲットに適しています。
しかし、Googleもランキングアルゴリズムを常にアップデートしており、SEOに関する情報は変化が激しいものです。そのため、本でSEOの基礎知識を体系的に学びながら、最新の情報をネットで収集する必要があります。
専門サイトで勉強
SEOは日々変化していくため、SEO対策を行う上では最新の情報を収集することは欠かせません。ネット上にはSEOに関する情報を発信するサイトが無数にあり、最新の情報から基礎知識まで幅広く情報を得ることができます。
しかし、無数にあるがゆえにどのサイトなら信頼できるかの判断をするのが難しいのも特徴の一つです。基本的には、検索結果の上位に表示されているサイトはGoogleからも評価されているサイトとなるため信頼度の高いサイトとなりますが、すべてが正しいというわけでもないので専門サイトで学習する際にはサイトの選定がポイントとなります。
動画で勉強
近年では、動画学習プラットフォームが著しく成長しています。YouTubeを始めとした無料動画配信サービスや、オンライン動画学習サービスなどでいつでもどこでも学べるような時代になっています。
動画での学習メリットは、本や記事コンテンツだけでは理解しづらいところをより深く理解できる点です。文字だけでは伝わりづらいことも、動画では細部まで把握でき最新の情報も同時にチェックできます。
動画の多くは、SEOで実績のある人や著名人が配信しているため情報の信憑性も高いのも特徴の一つです。
>>初心者向け!動画で学ぶSEO対策
サイト運営で勉強
どの分野の学習においても同じですが、インプットと同じくらいアウトプットも重要となります。そのため、実際にサイト運営をしながらSEOを学んでいくことも重要です。
頭では分かっていても、実際に手を動かしてみると上手く行かないことが多いものです。サイト運営を行い、インプットで得た情報を実践しながらトライアンドエラーを繰り返してアウトプットるす必要があります。
いきなりサイト運営をしながら勉強をするのは難易度が高いですが、本や動画などである程度インプットできたら、あとはサイト運営で実践しながら学習してみるのも良いかもしれません。
学習方法別おすすめコンテンツを紹介
ここまで、SEOの学習方法にていて解説してきましたがそれぞれの学習方法の中でも複数の選択肢があり、実際に何で勉強をすれば良いのかに迷うこともあると思います。ここでは、学習方法別のおすすめコンテンツ3選をご紹介していきます。
本による勉強
古典的な学習方法ですが、本ではSEOを体系的に分かりやすく解説されているため、まずは全体像を掴むという意味でも本から勉強してみても良いかもしれません。
特に初心者の方におすすめしたい本をご紹介していきます。
10年つかえるSEOの基本
>>10年つかえるSEOの基本
検索順位を上げるためのSEOテクニックよりも、検索エンジンの仕組みや基礎となる考え方について学ぶことの出来る本です。図解や会話形式で記載されており、分かりやすく読みやすいため、SEOを難しく感じている人にも易しい内容となっています。
検索エンジンのアルゴリズムアップデートでSEOのテクニックは常に変化をしていますが、基本的な考え方は今も変わらないため、根底の考え方をインプットするには最適の本です。
いちばんやさしい新しいSEOの教本 第二版
>>いちばんやさしい新しいSEOの教育 第二版
この本では、Web担当者やWebコンサルタントなどの実戦経験のある人がSEO対策の基礎を分かりやすく解説しています。Googleの大型アップデート後の使用に対応した施策やサイトの作り方、内部リンクの貼り方なども詳しく記載されているため、実践に活かせるSEOを学ぶことができます。
このように、具体的にどのようにSEO対策に取り組めば良いのかを丁寧に解説されているため、これからSEOに取り組むWeb担当者や初心者にはおすすめの一冊です。
沈黙のWebライティング-Webマーケッター ボーンの激闘-
>>沈黙のWebライティング-Webマーケッター ボーンの激闘-
この本では、検索順位を上げるためにどんなコンテンツを書くべきか、どんな文章を書くと成果が上がりやすいのかなどのコンテンツ作成の参考になる内容が記載されています。ストーリー仕立てで、マンガ形式になっているので、初心者の方でも勉強しやすいのが特徴です。
SEOに強いライティング方法の実用書になるので、Webライティングの教科書としてこれからSEOを始める人は読むべき1冊です。
Webサイトで勉強
SEOに関する最新の情報を得るには、Webサイトが欠かせません。Webサイトの情報は日々更新されていますが、SEOは海外での動きの方が活発なため日本には情報は少し遅れて入ってくることが多いです。
そのため、海外サイトの動向をチェックすることで、いち早く最新の情報を得る事ができます。
Moz Blog
Mozは海外のSEO企業で、SEOだけでなくインバウンドマーケティングに関する情報も発信しています。SEOやサイト運用、ツールやマーケティングに関することなど基本的なSEOの話題から、高度な話題や検索エンジンアップデートに関する話題など様々な情報を得ることができます。
英語サイトなのでコンテンツも全て英語となりますが、Web担当者Forumで日本語訳したコンテンツが掲載されているので英語が苦手な方は翻訳コンテンツを見てみるのも良いでしょう。
Search Engine Land
Search Engine Landでは、SEOをはじめとした検索エンジンに関わる幅広い情報を網羅的に発信しています。特定の領域だけではなく、SEOや様々なマーケティング手法に関するコンテンツや海外でのマーケティングイベントの紹介やレポートなども押さえているので、海外のマーケティング全体の動きなどの情報収集に役立てられます。
>> https://searchengineland.com/
Search Engine Journal
Search Engine Journalは、Googleの公式情報やGoogle社員の言及をもとに、独自の観点を盛り込んだSEO情報を提供してるブログサイトです。オンラインマーケティングの専門家による情報が集められていることもあり、内容がかなり専門的なのが特徴です。
>> https://www.searchenginejournal.com/
動画で勉強
近年、急速に普及している動画配信サービスですが、学習の用途としても便利なものになっています。本やコンテンツの文章だけでは理解しづらいことを、動画を活用して理解を深めることができます。
動画もWebサイトと同じように無数に存在するため、ここでは中でもおすすめの動画学習方法を3つご紹介します。
Neil Patel
Neil Patelは、アメリカで広く知られたWebマーケターです。日本語対応の検索ボリュームチェックツール「Uber Suggest」の提供で一躍有名となりました。
Neil PatelのYouTubeチャンネルでは、SEOや各種Webツールに関する最新情報を発信しており、日本に情報が入ってくる前にいち早く知ることができます。
日本語字幕がないのでハードルは高いですが、Webマーケティングの中でもSEOに注力して取り組みたい方にはおすすめのYou Tubeチャンネルです。
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCl-Zrl0QhF66lu1aGXaTbfw
ミエルカチャンネル
ミエルカチャンネルは株式会社Faber Companyが運営しているチャンネルで、初心者向けのSEO情報を配信しています。マーケティングの達人である鈴木謙一さんらをゲストに、テーマに沿った対談形式でSEOにおける具体的な手段を解説しています。
Googleが発信した情報の解説や、アルゴリズムの変動速報なども解説しているため最新のSEO情報を日本語で入手したい場合にはおすすめです。
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCH5BvLPax_uthxOIjf3uNtg
Udemy
Udemyとは、100,000以上の講座があるオンライン学習プラットフォームです。教えたい人が講座を開き、学びたい人が学べるシステムとなっています。SEOに限らず、様々な分野を学ぶことができそれぞれの業界の専門家が講座を作成しています。
SEOだけでも複数の講座がありますが、「キーワード調査」「ローカルSEO」など自分の学びたいトピックから選ぶことが出来るため、ある程度SEOの知識があり中でも特定のトピックについて理解を深めたい場合には便利かもしれません。
参考サイト: https://www.udemy.com/
SEOの資格は必要か
SEOを独学で勉強していると資格取得を考える方も多いと思いますが、SEOには必ずしも資格が必要というわけではありません。SEOの資格は、自身の知識やスキルの証明となるため取っておいて損をすることはありませんが、SEOで求められるのは実践スキルであることが多いです。
もちろんSEOの知識を深め、体系的に学びたい方には資格取得はおすすめですが、知識のみに偏らず実際にトライアンドエラーを繰り返しながら実践スキルを身につけることも重要です。
勉強した内容の理解や実践内容の理解をより深めるために、資格取得をしてみるのも良いかもしれません。
まとめ