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SEO対策のKPI設定って大切?ポイントや注意点を解説

SEO対策のKPI設定って大切?ポイントや注意点を解説

SEO対策におけるKPIは、検索エンジン最適化の成果を測定し、目標達成に向けた進捗を数値化する指標です。KPIとは、重要業績評価指標のことで、KPIを細かく細分化して、小さな目標を立ててSEO対策を進めていくと効果的な対策ができます。

 

amano_portraitSEO対策は中長期的な取り組みが必要なため、効果を正しく評価するには具体的なKPIを設定し、適切に管理することが欠かせません。KPIを設定することで、施策の効果を定量的に把握し、効率的な改善へとつなげることができます。そこで本記事では、KPIを設定する意義や重要な指標の種類を詳しく解説します。

 

SEOコンサルティング

SEO対策でKPI設定をすることの重要性

SEO対策においてKPIを設定することは、戦略の成功を確実に導くために欠かせません。なぜなら、現状の課題を数値として可視化できるため、施策の効果を測定しやすくなります。

さらに、目標を数値化することで、チーム全体が共通のゴールを持ち、一貫性のある取り組みをすすめることが可能です。このように、KPI設定はSEO対策の進捗を明確にし、改善点を早期に発見しやすくするため、効率的な施策運用を実現できます。

メリットを2つ挙げます。

施策立案がしやすくなる

目標を数値化することで、何に重点的に取り組むべきかが可視化されるため、施策ごとの優先順位が明確になります。

たとえば、セッション数の向上を目標としている場合、記事数を100本増やすことが施策としてあげることができます。このように、優先すべき行動を数値で把握しやすくなります。

 

PDCAを効果的に回せる

具体的な数値目標を持つことで、どの施策が効果を発揮しているか、またはどこの改善が必要かを明確に把握でき、適切な調整が可能になります。目標を具体的にすることで、優先度の判断がしやすくなります。

 

関連記事:PDCAとは?概要やメリット、サイクルを回すポイントなど解説 

 

SEO対策を成功させるKPI設定のポイント

SEOでは目に見える成果が出るまでに時間がかかるため、適切なKPIを設定し、進捗を確認しながら施策を調整することで効果的かつ持続的な改善が可能となります。KPIを設定するには、最終ゴールとナウKGIを決めて、そのKGIを達成するには、どういったKPIが必要かをアウトプットして決めていきます。

SEOのKPI設定

 

以下にSEOで使われるKPIをいくつか紹介します。

 

月ごとのコンテンツ更新数

月ごとのコンテンツ更新数を設定することで、更新数が下回った際にアラート的な役割を果たします。目標のアクセス数から逆算し、月ごとの更新数を設定するのがおすすめです。コンテンツ数が増えれば、サイトインデックス数が増えますので、コンテンツ数を1つのKPIと設定し、そのKPIを細分化して、コンテンツの新規記事数、既存記事のリライト数、商品ページ数などに分けてKPIを管理します。

 

リライト数

記事を更新するのみだと、最終的な記事の良し悪しを判断することは難しいです。KPIから逆算するよりは、月にどの程度修正対応を行うことができる数を想定して、設定すると良いです。

 

アクセス数

月間売り上げに対し、達成に必要な問い合わせ数や、購入数をどのコンテンツから集客するかを決定し、そのキーワードのボリュームからアクセス数を想定します。その後は、数値を確認し、一定期間で目標値の微調整を行うことがおすすめです。

 

セッション数

問い合わせ数やホワイトペーパーのダウンロードなどが、目標の一つになっているサイトがある場合、 設定することをおすすめします。セッション数やPV数のKPIの数値は、オーガニック検索での数値、SNSからの流入数、広告からの流入数とさらにKPIを細分化できます。

 

関連記事:セッションとは?Webサイトにおけるセッションの意味と仕組みや確認方法を解説

 

広告クリック数

広告のクリック数は収益につながります。クリックする場所はユーザーごとに異なります。数値が低い場合は、設置場所のABテストを行うことで、改善することが可能です。

 

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費用対効果計算

最終的に、SEO対策における費用対効果の数値が追えるのが理想です。コンテンツ記事に予算をいくら使って、その記事からサイトに流入があり、CVまで行った数値などをGA4で追うことができるので、費用対効果の数値を出すことも可能です。

 

 

 

SEO対策でKPI設定時の注意点

KPI設定で最も重要なことは、最終的な売上への影響を意識することです。長期間運用をしていると、メディアの運営方針が変わり、追うべき目標が増える可能性があります。そのため、全体的にどのような形で運営すると売り上げになるのかを考えることが大切です。また、SEOは長期戦略が必要であるので、1年目のKPI,2年目のKPI,3年目のKPIと年次計画も同時に策定して具体的な数値を追っていくことも有益です。

 

まとめ

amano_portraitSEO対策においてKPI設定は、単なる目標の指標化にとどまらず、効果的な施策立案と成果向上の土台を作る重要な役割を果たします。KPIを適切に設定することで、SEO施策の進捗や成果を具体的に測定でき、どの施策が成功につながりやすいかを把握できます。また、KPIの設定に際しては、最終的な売り上げ目標を見据えた指標を選ぶことが不可欠です。アクセス数や順位などの指標は重要ですが、最終的なコンバージョンや売り上げ、リピート率など、ビジネスへの直接的な影響も考慮しながら目標設定を行うことが大切です。弊社では、SEO施策を始める前に、必ずクライアント様に細かいKPIを設定し共有して施策を進行します。皆様もSEO対策を行うときは、必ずKPI設定をしましょう。

 

 

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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