SEOコンサルティングとは?内容と費用、選び方を解説[2024年版完全ガイド]
SEOコンサルティングとは、Google検索の自然検索枠で上位表示するためのSEOを専門家に依頼してウェブサイトへの訪問数を増やし、売上や問い合わせ数などの成果達成を受けるコンサルティングサービスのことです。
SEOコンサルティングを受けるにしても、どういった内容を行ってもらえるか、また費用やコンサルティング会社の選び方などわからないことが多いかと思います。
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SEOコンサルティングとは
SEOコンサルティングとは、WEBサイトやページが検索エンジンの検索結果に上位表示されるように、適切なSEO対策の手法をアドバイスすることです。そして、この役割を担う職業をSEOコンサルタントと呼びます。
そもそもSEO対策とは
SEO対策とは、検索エンジンのアルゴリズムに対して、適切なWEBサイトを制作したり改修することです。SEO対策の目的としては、WEBサイトやページを検索結果で上位表示するという点にあります。
関連記事:検索アルゴリズムとは
具体的なSEO対策の手法として、下記のような施策が挙げられます。
SEOコンサルティングは、このすべてに対する高度な知識とスキルを有したコンサルタントが行います。さらに、WEBマーケティング全般の知識、各種の業界知識を身につけてる方がより良いコンサルティングを提供できます。
SEOコンサルティングの内容
SEOコンサルティングの目的は、クライアント企業が運用するWEBサイトのSEO評価を高めて、コンバージョン率を向上させることです。一般的なSEOコンサルティング業務のフローを解説します。
- ヒアリングして課題を抽出する
- 提案書や見積りを作成する
- WEBサイトを診断する
- 市場や競合を調査する
- 戦略を立案して実行する
- レポートを作成する
- 改善面を立案する
通常、「1」〜「7」を実施してSEOの効果が出るまでに、半年から1年ほどの期間を要します。
1.ヒアリングして課題を抽出する
SEOコンサルティングを始める前に、まず重要なのは顧客理解です。お客様のサービスの内容やマネタイズポイントを詳しくヒアリングして、売上につながるWEB集客の戦略を策定します。ヒアリングによって、WEBサイト運用の目的と課題を抽出します。
まずは、クライアントが置かれている状況や業界について知る必要があるため、ヒアリング時には、下記のような点を質問していきます。
- 事業の詳細な内容
- 事業の目標(売上数値など)
- マネタイズのポイント
- サービス相手のペルソナ
- ターゲット層
- ベンチマークしている競合他社
さらに、SEO対策の対象となるWEBサイトの課題もヒアリングします。このとき、SEO施策を行う予算感も確認します。
- WEBサイト運用の目的(KPI)
- 予算感
- 課題
- 全体のマーケティングにおけるSEOの重要度
このように、ヒアリンクをして、初期調査を行うことにより、どういった検索キーワードで上位表示すれば、サイトへの訪問数が増えて、売上につながるのかキーワード戦略を策定するための下準備を行っていきます。
サイトの課題が明確であれば、SEO対策に入る前に、その課題を解決していくのもSEOコンサルティングの仕事となります。
2.提案書や見積りを作成する
ヒアリングをもとに、提案書と見積もりを作成します。クライアントの要望と齟齬がないか確認するため、すり合わせて契約内容を詰めていきます。SEOコンサルティング会社により、提案内容と料金は異なるので、数社から見積もりを取るとよいでしょう。
3.WEBサイトを診断する
契約後に、実際のSEO対策を進めていきます。まずは、クライアントの企業サイトを診断して、どのような構造になっているかをチェックします。テクニカルSEOの部分やコンテンツSEOの部分など多岐にわたります。
この時のSEOコンサルティングのチェックポイントは、次のような点です。
- サイト構造
- コンテンツ(記事)の品質
- サイトの内部設計
こうしたSEOの内部対策の部分をチェックして、検索エンジンや検索ユーザーに敬遠される作りになっていないかどうかを判断します。さらに、改善すべきポイントを精査していきます。
SEOコンサルティング会社によりますが、SEOの内部対策とともにSEOの外部対策もやってくれるSEO会社も存在します。その場合、SEO内部対策と外部対策の両方をコンサルティングしてもらうことになります。外部対策については、ペナルティのリスクも高いので専門家のやり方や支援を受けることをお勧めします。
4.市場や競合を調査する
クライアントのWEBサイトが置かれる環境を把握する必要があります。そこで、市場や競合を調査します。具体的には、次のようなことを調査します。
- 競合サイト数
- 競合サイトのSEO評価
- 検索ユーザーが求める情報
以上の調査で、企業サイトに不足している点を洗い出していきます。SEOの観点からは、サイトのドメインオーゾリティ、インデックス数、外部リンクの数や質、コンテンツ内容の質、ランキングキーワード数等を比較して、競合他社に何が負けているか洗い出ししていきます。
5.SEO戦略を立案して実行する
「3.WEBサイトを診断する」と「4.市場や競合を調査する」の結果をもとに、SEO戦略を立案します。そして、クライアントにSEOの最新情報を提供しつつ、理解してくれるまで丁寧に説明していきます。
契約期間は、6ヵ月から数年契約の会社が多く、全体の長期戦略が定まれば、個々のキーワード戦略や細かい戦術に入っていきます。
SEOコンサルティングの内容の一部をご紹介します。
- コンテンツと内部設計の改修ポイントを指示する
- 選定キーワードをもとに、月に1本ずつ、高品質のコンテンツ記事を作成する
- 自然な被リンクをとりいれるため、外部サイトに対して被リンクを促す
など、サイトによって問題点が異なるのでコンサルティングもサイトごと、クライアントごとに内容が異なってきます。
施策の実行に関しては、契約内容によって、作業の役割分担が異なります。
下記は、SEOコンサルティングの一例となります。
作業担当 | 具体的な作業内容 |
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クライアント | ・コンテンツ記事の改修
・サイトの内部修正 |
SEOコンサルティング会社 | ・改修ポイントの指摘
・キーワード選定と記事コンテンツの提供 ・外部リンク獲得の交渉 ・アクセス解析とレポートの発行 |
6.レポートを作成する
企業サイトのSEO対策を開始後は、1ヶ月おきにレポートを作成してクライアントに進捗を報告します。レポートの内容は、選定キーワードに対する、検索順位の変動を詳しくまとめたものなどSEOコンサルティング会社によって異なります。
7.改善面を立案する
レポートを基に、どの施策を継続するか、といった判断をします。効果が高かった施策は引き続き展開していきます。逆に、効果が薄かった施策に関しては、クライアントと相談のうえで手法を変える、停止するなどの対処を検討します。
SEOモニタリングは継続的に行い、効果的な施策を打っていきます。
SEOコンサルティングはなぜ必要なのか
年々、SEOの業務範囲は広くなってきています。そのため、社内にSEO担当者がいる場合であっても最新の知見や新しい技術を定期的に取り込むためには、その分野の専門家に相談するのがもっとも早い手段であり、効率的です。
SEOコンサルタントはより高いランキング、よりターゲットを絞ったトラフィック、より多いリードを獲得できるようにあらゆる方法でアドバイスします。社内では内部対策やコンテンツ制作だけがメインの対策になることが多いのですが、SEOコンサルタントに相談することにより、やるべきこと、やらなくてよいこと、やってはいけないこと、最新のGoogleアップデート状況などを共有することが可能になります。
特に内部対策、外部対策、NG行為、Googleアップデートの4つの観点の知識を持っていることはSEOコンサルタントとしては必須です。
コンサルに必要な知識とスキル
高い質のSEOコンサルティングを行うには、SEOやWEBマーケティングにおいて豊富な知識やスキルを有している必要があります。下記の5つの知識やスキルは必ず必要です。
SEOの最新情報に関する知識
効果の高い最先端のSEOを行うには、SEOの最新情報を常に把握しておく必要があります。WEB業界においては、技術の進歩がはやく、業界の常識が覆るケースが多々あります。そのため、最新情報の収集は、SEOコンサルティングを行うコンサルタントには欠かせません。
下記の最新情報は常に把握しておきたいところです。
- Google検索エンジンのアルゴリズム
- E-E-A-T(Googleの評価指標)
- Core Web Vitals(Googleの評価指標)
- 検索品質評価ガイドライン(Googleの評価指標に関する1次情報)
- chatGPT(チャットAI技術)
- Bard(チャットAI技術)
SEOの最新情報を追いかけるために、どのようなメディアをチェックすればよいのか関連記事:検索エンジンの最新情報の記事でご紹介しています。
コンテンツSEOの知識やスキル
コンテンツSEOとは、WEBサイトの構造やWEBページを高品質に保つことで、検索ユーザーの利便性を高めるSEO施策のことです。コンテンツSEOもSEOコンサルティングの一部です。下記のような知識やスキルが必要です。
- SEOライティング作業
- ユニットコンテンツSEOの構築
- トピッククラスター対策
- WEBページの更新やリライト作業
- 内部リンクの構築
- 検索意図の重要性
関連記事:コンテンツSEOとは
内部SEOの知識やスキル
内部SEOとは、WEBサイトのシステム面を改良するSEO施策のことです。具体的には、検索エンジンや検索ユーザーに正しいサイト情報を伝えたり、ユーザーエクスペリエンスの向上を図ります。
内部SEOはテクニカルSEOとも呼ばれ、WEB技術やテクノロジー知識が求められます。質の高いSEOコンサルティングをするには、WEB技術に関する基礎知識が必要で、経験値が高いSEOコンサルタントになると、自身で改修作業を実行できます。そんな内部SEOの施策には、次のようなものがあります。
- リッチリザルトの表示
- モバイル対策
- ゼロクリックサーチの対策
- 構造化データの構築
- サイト表示速度の向上
- ディレクトリ構造の修正
関連記事:テクニカルSEOとは
外部SEOの知識やスキル
外部SEOとは、WEBサイト外の環境を利用してサイトのSEO評価を高める手法のことです。具体的には、外部サイトやSNS、WEB広告を用いて、被リンクやサイテーション効果を図ります。そして、SEOコンサルタントは、次のような知識やテクニックを駆使して、SEOコンサルティングを行います。
- リンクビルディングの構築
- サイテーションの向上
- SNS運用
- WEB広告の出稿(リターゲティング広告など)
- スパム回避やペナルティ解除
関連記事:SEOの外部対策とは
CROの知識やスキル
CRO(コンバージョン率最適化 / Conversion Rate Optimization)とは、コンバージョン数を高める施策のことです。コンバージョンは利益に直結しますので、企業にとって目標として設定される対象でもあります。SEOコンサルティングは、クライアント企業の目標達成をサポートすることです。そのため、下記のようなCROに関する知識やスキルが必要です。
- サイト分析やアクセス解析
- UI/UXの改善
- Google Search console(サイト解析のツール)
- Google Analitics4(アクセス解析のツール)
- コンバージョン率の改善施策
関連記事:コンバージョン率最適化(CRO)とは
平均的なコンサル費用
SEOコンサルティングを利用すると、サービス料金の支払い費用がかかります。SEO会社によっても異なりますが、SEOコンサルティングの料金形態は、「初期費用 + 月額費用」で構成されていることが多々あります。具体的にかかる平均費用は次のとおりです。
初期費用 | 10〜80万円 |
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月額費用 | 20〜50万円 |
初期費用は、SEO対策に着手する際の初動の調査にかかる料金です。そして、サービスを継続する場合、SEOコンサルティングが施策対応を続けますので月額で費用がかかります。また、SEO会社側の工数によって、サービス料金は変動します。仮に、自社が大規模サイトを運用しているとすると、コンサル料金は100万円を超えるケースもあります。
SEOコンサルタント以外に、サイト設計や記事作成などを依頼する場合は別途費用が発生することがあります。その費用相場に関しては、下記の記事で詳しく解説しています。
関連記事:SEO対策の費用は
SEOコンサルティングの施策内容
SEOコンサルタントの使命は、検索結果での上位表示とコンバージョンの増加です。しかし、職務内容を細かく挙げれば、その種類は多岐に及びます。そこでここでは個々のSEOコンサルタントの職務をまとめました。
SEOコンサルタントの取り組む項目 | 内容 |
中長期SEO戦略 | 中期、長期のSEO戦略を検討します。ただし、中長期のSEOシミュレーションは作成しても多くの場合で当たりません。SEOは過去の経験と傾向から効果の出る手法はありますが、効果を保証できるものではないためです。 |
クライアントの理解 | 最初におこなうべきはクライアントのマーケティングの目標を理解することです。特定のキーワードで検索順位を上げてほしいと依頼されることもありますが、ユーザーの行動を確認したときには必ずしも正しいキーワード選定ができているとは限りません。業界の立ち位置、ブランド認知度の現状、検索マーケティングの目標を理解したうえで施策に落とし込む必要があります。 |
WEBサイトの最適化 | クライアントのWEBサイトを確認し、キーワードに最適化されているかを確認し、改善をします。特にタイトル、Hタグ、画像、テキスト構造、HTML、フォーマットなどは早い段階で改善することで効果が劇的に出ることがあるため重要です。 |
キーワード分析 | 依頼されたキーワードを中心として、関連ワードやロングテールキーワードを調査し、コンテンツ作成の優先度を付けます。競争が少なく、収益性が高く、難易度が低いものから優先的に進めることでコストを抑えながら対策できます。 |
キーワードマッピング | 狙ったキーワードをWEBページに落とし込み、マッピングをおこないます。ピラーページを中心にトピッククラスター化をすることでキーワードカニバリを防ぎ、サイトのメッシュ構造が完成します。 |
ユーザーエクスペリエンスの改善 | WEBサイトのUXを改善することで離脱の防止、PVの増加、滞在時間の増加、回遊性の向上を図ります。全体最適化をおこなうことで強いサイトに仕上げます。 |
テクニカルSEO診断 | サイトの正規化、ページネーション、404エラー、リダイレクト、クロールエラー、リンク切れ、重複コンテンツ、robots.txt、サイトマップ、画像最適化のようなテクニカル診断をおこない改善箇所を特定します。 |
ローカルSEO | Googleビジネスプロフィール(旧・Googleマイビジネス)の登録、情報の整理、NAP(名前、住所、電話番号)の統一などローカルSEOに必要な最適化をおこないます。 |
競合分析 | 競合サイトの現状、取得キーワード、獲得バックリンクを調査し、クライアントのサイト最適化できる箇所を提案いたします。 |
URLの最適化 | 人が管理しやすいサイトであることはもちろん、検索エンジンにも理解されやすいサイトにするためにはURLの最適化も提案に入ります。 |
コピーライティング | 効果的なタイトル、見出し、メタタグ、小見出しなどを細かく設定し、コピーライティングまでおこないます。特に近年では音声検索もおこなわれていますので、音声検索対策も同時におこないます。 |
エバーグリーンコンテンツの作成 | 既存のWEBサイトのコンテンツを確認し、改善をおこないます。読みやすいコンテンツにすることはもちろん、事実や統計データなどを適切に利用し根拠のあるコンテンツを目指します。 |
CTA改善、CRO改善 | コンバージョンを獲得するためにCTA(Call to Action)を改善し、CRO(コンバージョン率最適化)をおこないます。問い合わせの敷居を下げ、ときにはA/Bテストもおこないます。 |
SEOツールの導入 | 効果的に現状分析するために状況に応じてSEOツールを使い分けます。特に外部リンクや競合サイト分析は手動や目視確認でおこなうことはできません。 |
内部リンク最適化 | 重要なページにはリンクを集める必要がありますが、アンカーテキストの最適化が必須であり、意味もなくリンクを集約することでマイナス効果になることがあります。アンカーテキスト分散も同時におこなうことで内部リンクのSEO効果を最大化させます。 |
リンクビルディング | 長期的なSEO戦略のためにリンクビルディングを検討します。インフォグラフィックを活用することで外部リンクを集めたり、寄稿したり、リンク用コンテンツを作ったりして関連サイトからのリンクを獲得します。 |
WEBサイトの機能性の最大化 | グローバルナビゲーション、レイアウト、ナビゲーション、フッター、画像、配色、ロゴ、ファビコンなど改善できる箇所を特定し、サイトの機能性を最大化させます。 |
レスポンシブ対応 | モバイル対応がまったくできていないサイトは珍しいですが、パソコンサイトと比較したときにユーザビリティ対策ができていないサイトは存在します。モバイルユーザーに向けてページの改良を提案します。 |
ソーシャルメディア戦略の検討 | Twitter、Facebook、Instagram、TikTokなどメディアに最適なソーシャルメディアを特定し、コンテンツ配信の戦略を検討します。 |
セキュリティ強化 | SSL証明書の取得により、常時HTTPS化(SSL化)をします。 |
上図のように、SEOコンサルティングは必然的に幅広い対応をすることになり、これらの業務をとおしてSEOコンサルタントはWEB集客の最大化を図ります。
よって、下記の5項目の対策について対応できるかどうかSEOコンサルタントに聞いてみるのもSEOコンサルティング会社の選別に役立ちます。
SEO情報の提供 | コンテンツSEO対策 | |
SEO内部対策 | SEO外部対策 | CRO施策 |
SEO会社の選び方
適切なSEOコンサルティング会社を選ぶコツは、正しいフローを経ることです。大まかな流れとしては、サイト運用の目的を明確にして、自社と相性がよいSEO会社を探していくというものです。具体的な手順は、以下のとおりです。
- 自社サイトの目標を明確にする
- 自社内で目標達成できるか検討する
- 予算を決める
- SEOコンサルティング会社の資料を請求する
- 商談で質問やヒアリングする
1.自社サイトの目標を明確にする
自社がWEBサイトを運用する目的を明確にします。たとえば、次のように数値ベースで目標を決めます。
- WEBサイトで集客して商品の売上を10%増やす
そしてこの目標を達成するための手段をピックアップします。
- SEO対策で集客する
- 対策キーワードを決める
- 対策キーワードで検索順位を10位以内に押し上げる
このように、具体的な目標や手法をイメージしておくことで、親和性が高いSEO会社を見つけやすくなります。
2.自社内で目標達成できるか検討する
自社内のリソースのみで目標達成が現実的か検討します。困難と判断した場合、この段階で外部にSEO対策の依頼を視野に入れることになります。
3.予算を決める
SEOコンサルティングのサービスを受ける場合は、費用が発生します。そこで、用意する予算を決めます。用意する予算の額に応じて、SEO会社に依頼できる業務の範囲が定まってきます。
4.SEOコンサルティング会社の資料を請求する
SEOコンサルティング会社の資料を請求します。複数のSEO会社から取り寄せて、サービス料金や内容を見比べてください。このなかで、自社の目標を達成するために親和性が高いSEO会社にアポイントをとります。
5.商談で質問やヒアリングする
SEOコンサルタントと商談します。商談時には、相手に自社のことを知ってもらうために、次のような点を伝えてください。
- 自社の事業内容
- 自社がWEBサイトを運用する狙い
- 自社の課題
さらに、わからないことはすべて質問して疑問を解消してください。疑問を解消できるだけでなく、質問をぶつけることで商談相手の反応をチェックできます。たとえば、SEOコンサルタントの知識やスキルのほか、コミュニケーション能力や人間性を認識できます。こうした情報は、のちのちに発注会社を選定するときに、決め手の情報となるケースがあります。
SEO会社を選ぶうえでのポイント
発注するSEOコンサルティング会社を選ぶ際は、自社の目標を達成するうえで適切か否かで判断します。このとき、商談を通じてえた情報が大きな手がかりとなります。そこで、商談時には、下記のような点を確認してください。
- SEOやWEB知識があるか
- 自社の事業や業界知識があるか
- 成功事例や実績があるか
- SEO戦略に透明性があるか
- 自社とSEO会社の役割分担が明確か
- 契約解除の条件が明確か
- 自社の社風と相性がよいか
関連記事:おすすめSEOコンサルティング会社の特長と料金を比較【2024年最新版】
SEOやWEB知識があるか
SEOコンサルタントにSEOやWEBの専門知識が備わっているか確認してください。一口にSEOコンサルタントといっても、その経験値はさまざまです。初級者もいればベテランもいます。
たとえば、事前にSEOやWEBに関する基礎知識を学んでおきます。その過程で、自身がSEOに関して理解できなかったことを質問集としてまとめます。商談時には、その質問を相手に投げかけて反応をチェックします。このとき、相手が的確に回答できない場合は、SEOコンサルタントとしての経験不足の可能性があります。
自社の事業や業界知識があるか
SEOコンサルタントが自社の業界や事業に対して、どの程度理解しているか確認してください。SEOコンサルタントによって、得意ジャンルや業界が異なります。
商談時には、業界人にとっては常識だが、一般人が知らないような話題を振って反応をチェックしてください。仮に、業界知識が乏しければ、契約相手として適切ではない可能性があります。さらにいうと、商談相手が事前に調べればわかるような基本情報を把握していない場合は、とくに注意が必要です。
成功事例や実績があるか
SEOコンサルタントの会社が成功事例や実績を持っているかを確認してください。勝ちパターンを知っていると、適切な施策を提案してくれる可能性が高まります。さらに、成功事例や実績を確認することで、そのSEO会社の強みを読み取ることができます。
仮に、商談時に相手から成功事例をアピールしてくれないときは注意してください。明確な実績を持っていない可能性があります。
SEO戦略に透明性があるか
SEOコンサルタントが提示するSEO戦略に透明性があるかチェックしてください。具体的には、クライアント側は、次のような点を理解することが大切です。
- WEBサイトの改善点をどう見つけたか
- なぜ問題なのか
- なにを修正するのか
さらに、SEO戦略のロードマップの可視化を要求して、将来の展望を開示してもらってください。
逆に、透明性のないSEOコンサルタントとの契約は避けてください。東京SEOメーカー(本サイト)でも、すべての作業やコンサルティングの詳細について、クライアントが理解してくれるまで説明に時間を割いています。
自社とSEO会社の役割分担が明確か
自社とSEO会社が担当する作業を明確にしてください。それぞれの担当作業を明確にしないまま契約すると、のちのちに想定していない社内のリソースや追加費用が発生する事故につながります。
たとえば、SEO対策の1つに「記事を作成する」という実作業があります。しかし、一般的には、SEOコンサルタントの実作業は「このような記事を作ることを指示する」に留まります。そして、「記事を作成する」という作業をSEO会社に依頼すると、別途、記事制作代行というサービスを受ける必要があります。
費用感や契約解除の条件が明確か
かかる費用や契約を解除する条件を確認してください。原則的に、SEO施策で効果を実感するまでに、少なくとも半年〜1年の期間が必要です。そのため、SEOコンサルティングでは半年程度の契約プランが用意されるケースが多々あります。
しかし、1年以上の長期間の契約が求められるケースには注意が必要です。仮に、途中でサービスを停止したくなったとしても、その期間中は月額でサービス料金を支払い続ける義務が発生します。
自社の社風と相性がよいか
SEOコンサルタントと自社の社風がマッチするか確認してください。SEOコンサルタントのミッションは、クライアントと二人三脚でWEBサイトを改修して、SEO評価を高めることです。そのため、契約期間中は、SEOコンサルタントとコミュニケーションをとる機会が多々あります。
しかし、人間と人間の関係ですので、相性の良し悪しがあります。そこで、商談中に、今後も円滑にコミュニケーションをとれそうな人物か見極めてください。密接なコミュニケーションを求められる相手だけに、発注先の担当会社を決めるうえでは、人間関係の相性面も重要な要素です。
注意すべきSEOコンサルタントの特徴
注意すべきSEOコンサルタントの特徴として、次のような人物が挙げられます。
- 自身の営業スクリプトを優先するSEOコンサルタント
- 「絶対」や「必ず」を用いるSEOコンサルタント
- 当たり前な施策だけを提案するSEOコンサルタント
自身の営業スクリプトを優先するSEOコンサルタント
商談を進めるうえで、営業スクリプトを優先するSEOコンサルタントに注意してください。SEOコンサルタントは、一種のセールスマンでもあります。そして、セールスマンは、「どのように話を展開して、どのように着地するか」という営業スクリプトを商談の事前に準備しています。
そこで、商談中に、できうる限り質問を投げかけてください。ときには、質問により話が脱線することもあります。そのときに、質問を回収せずに、話の流れを強引に軌道修正しようとしたら、とにかく商品を売りたいだけのセールスマンである可能性があります。
「絶対」や「必ず」を用いるSEOコンサルタント
「絶対」や「必ず」を用いるSEOコンサルタントに注意してください。原則的に、絶対に効果が出るSEO対策はありません。
そもそも、SEO対策とは、Google検索エンジンの検索結果に上位表示させるテクニックのことです。検索結果の決定権がGoogleにある以上、絶対に効果が出るという保証は誰にもできないことです。さらにいうと、「絶対」や「必ず」がNGワードであることを知らないSEOコンサルタントという可能性があります。
当たり前な施策だけを提案するSEOコンサルタント
調べればすぐにわかるような施策だけを提案するSEOコンサルタントに注意してください。
たとえば、SEO対策上では、キーワードを設定することが大切です。そのため、狙ったキーワードを用いてタイトルを決めることは当たり前の施策です。商談中に提案される内容が、常識レベルの話ばかりであれば、SEOコンサルタントの知識やスキルが低い可能性があります。
おすすめのSEOコンサルティング会社
おすすめのSEOコンサルティング会社は、「おすすめSEOコンサルティング会社の特長と料金を比較【2024年最新版】」の記事を参考にしてください。SEOコンサル会社をピックアップして特徴をまとめています。自社に合ったSEO会社を探す際の参考にしてください。
関連記事:おすすめSEOコンサルティング会社の特長と料金を比較【2024年最新版】
ここでは、一番お勧めしたい弊社のSEOコンサルティングについてご紹介します。
東京SEOメーカー(アドマノ)
参考:東京SEOメーカー
東京SEOメーカー(アドマノ)は、SEO対策サービスを主軸として、デジタルマーケティングをサポートするSEO会社です。国内だけでなく、海外向けのWEBマーケティングサービスにも強みを持っています。また、オウンドメディアの東京SEOメーカー(本サイト)を運営して、SEOやマーケティング情報を発信しています。
東京SEOメーカー(アドマノ)のSEOコンサルティングでは、10年以上にわたり検索エンジンを研究し続けてきたプロ集団が課題解説を担当します。国内向けサイト、海外向けサイトを問わず対応できることから、海外進出を狙う企業でもサービスを利用できます。
東京SEOメーカー(アドマノ)の実績
東京SEOメーカー(アドマノ)は、多数のビッグキーワードにて検索順位で1位を獲得して、2年間でオーガニック検索のトラフィック数を59倍伸ばすなどの実績を持ちます。さらに、英語、タイ語の海外向けサイトの実績も豊富に有します。そして、国内における同社サービスの支援導入企業数は、2,000社を突破しています。サービスページはこちら
東京SEOメーカー(アドマノ)のサービス情報と料金
会社名 | 東京SEOメーカー(アドマノ) |
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サービス | SEOコンサルティング |
料金 | 初期費用495,000円(税込) / 月額110,000円(税込)〜 |
その他サービス | デジタルマーケティング総合支援 / コンテンツマーケティング総合支援 / 海外マーケティング総合支援 / メディアサイトの総合支援など |
よくある質問
SEOコンサルティングに関する、よくある質問をご紹介します。ここでは、東京SEOメーカーが質問される内容をまとめています。
Q:SEOコンサルタントとは、なにをする職業ですか?
Answer)SEOコンサルタントは、SEO会社の社内チームと協力してSEO戦略を策定し、クライアントが運用するWEBサイトを改修します。
サイト改修を通じて、適切なキーワードで検索上位表示を実現して、クライアント企業の利益増加に貢献します。
Q:SEOコンサルティングを依頼する適切なタイミングは?
Answer)検索エンジンから見込み客を集客したいときに、SEOコンサルティングサービスの利用を検討してください。
具体的には、次のようなタイミングが適切です。
- WEBサイトをリニューアルする時期
- 自社内でSEO対策して効果をえられないとき
Q:SEOコンサルティングでは、SEO対策の結果を報告してくれますか?
Answer)東京SEOメーカー(本サイト)の場合、毎月レポートをメールでお送りします。さらに、ビデオ会議で月次ミーティングの場を設けて、レポート内容について詳しく報告しています。
Q:SEOコンサルティングを利用すると、すぐに効果がでますか?
Answer)SEO対策を開始して、効果がでるまでに半年〜1年程度の期間がかかります。
さらに、下記のような要因によって、効果がでるまでの時間が左右されます。
- 過去にペナルティを受けている
- 競合サイトとクライアントサイトにおける、SEO評価に大きな差がある
まとめ