SEOは本で学べる?SEOを学べるおすすめの本を種類別にご紹介
サイトを運営していくために必要な知識であるSEOですが、本で勉強したいと思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、SEOに関する本は多く出版されていて数が多いため、自分のレベルや目的に合った本を探すのが難しいと感じる人も多いでしょう。
SEOは本で学習できる?
自社サイトを検索結果の上位に表示させたいと思っていても、SEOに関する知識がなければそれを実現することは難しいでしょう。そのため、メディアを立ち上げたりする際やサイト運営の担当になった際には、Googleの仕組みやSEOがどういうものなのかを理解することが大切です。
学習方法はインターネットでの情報収集や動画での学習などと、様々な方法があります。自身の生活や予算に合わせて勉強することが大切ですが、おすすめの勉強法のひとつが本での学習です。
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本を活用するメリット
書籍を利用する1番のメリットは、教材が豊富で信頼度が高いことです。書店に並ぶSEOに関連する本には様々な種類があるため、自分のレベルと目的に合わせて選ぶことができます。
また、今ではインターネットの発達により検索すれば自分の知りたい情報を簡単に得られるようになりましたが、無料で見れる反面どれが正しい情報なのかを判断することが難しいです。その点書籍は勉強する人向けに考えて作られているので信頼度が高いと言えるでしょう。
もうひとつのメリットはスキマ時間を活用できることです。本は持ち運ぶことができるので、通勤や通学の空いた時間を使って勉強することもできます。
本を活用するデメリット
本の種類によっては厚みがあったりサイズが大きいものもあります。1冊だけでなく数冊買って学習したい人やスキマ時間に勉強したい人にとっては、少し重かったりかさばるので持ち歩くには少々不便に感じるかもしれません。
また、わからない用語が出てきたときに本に用語解説が載っていない場合はインターネットで検索した方が効率が良い時もあります。
用語の意味が分からないまま読み進めてもしっかりと理解できないことがあるため、本のみで学習するというよりは、本とネットの両方を活用して勉強するのもひとつでしょう。
本を何冊も買ってかさばるのに抵抗がある人には電子書籍もおすすめです。電子書籍だと1台で何種類も管理できるためどこにでも持ち歩くことができます。
SEOの本を選ぶときのポイント
SEO初心者が適当に本を買ってしまうと自分の知りたいことが載っていなかったり、レベルに合っていないものを選んでいる可能性があります。
では、実際に本を購入する際にどういった本を選べば良いのでしょうか?押さえておくべきポイントをいくつかご紹介します。
最新の情報が記載されているかどうかを確認する
SEOにおいて、Googleアルゴリズムや検索システムに関する情報は頻繁にアップデートされています。本を買っても情報が古いままだとうまく活用できないこともあるので、本を選ぶときはなるべく新しい情報を記載しているものを選ぶようにしましょう。
とは言え、SEOに関する根本的な考え方は今も昔も大きく変わることはないので、基本的な知識を取り入れたいのであれば出版年にそこまでこだわる必要はありません。出版年が最新でなくても改訂版が出ている場合もあるので確認してみましょう。
SEO対策の種類を理解する
SEO対策にはいくつか種類があります。たとえば、内部対策では検索エンジンに適切に評価してもらうためにHTMLタグを改善したりすることが重要になってきます。
さらに、他のサイトに評価をしてもらいたいと思ったら外部対策、ユーザーにとってよい良いコンテンツを提供したいのであればライティングについても学ぶ必要があります。
内部対策について学びたいのに、選んだ本がライティングに関する書籍だと内部対策のことを深く理解することができません。どのような対策が必要なのか、何を学ぶべきなのかをはっきりとさせることが大事です。
SEO対策を行いたいWeb媒体に特化したものを選ぶ
サイトを立ち上げるには何らかの目的があるはずです。会社の公式サイトであれば事業やサービスについて知ってもらうため、ECサイトであれば商品を購入してもらいたいなどそれぞれの媒体によって様々です。
商品の売買が目的のサイトをECサイトと呼び、他のメディアへの流入となるサイトはポータル系サイトと呼ばれています。他にもサイトの記事を見つけてもらい集客を増やすことが目的のサイトをメディアサイトといいます。
今取り組んでいるメディアがどういった目的で作られたのか、どんな種類のサイトなのかを把握するとその媒体に特化した対策の本を見つけやすくなります。
SEOの基礎知識を学べるおすすめの本
コンテンツを作ったり記事を書くときに必ず必要なのがSEOに関する基礎知識です。何をするにしても基本的な知識がベースとなるため、Web関連の仕事に関わるのが初めてである場合は、SEOとは何なのかを知ることが第一歩になります。
10年つかえるSEOの本
SEOという言葉を知らなかった、初めて聞いたという初心者におすすめの本です。SEOとは何なのか、対策への考え方といった基礎中の基礎を学ぶことができるだけでなく、2人のキャラクターの会話が中心となっているため説明文ばかりの本よりも分かりやすい内容になっています。
上位結果に表示されるようにという考えやそのテクニックだけでなく、意味のあるコンテンツをしっかりと作ることが大切だというSEOの本質が書かれています。情報技術がさらに発達してアルゴリズムがアップデートされても基本を忘れないことが重要だということがよく分かる1冊です。
価格 | 1,628円 |
出版年 | 2015年 |
いちばんやさしい新しいSEOの教本
色々な業界や業種ごとに押さえるべきSEOのポイントが書かれているので新しくweb担当になった方におすすめの書籍です。専門用語の解説も丁寧なうえに基本的なことから実際に実践するまで、そしてその改善方法についても触れられています。
また、図も豊富で講座を受けているような感覚で読み進めていくことができます。メディアを立ち上げて具体的な業務に携わるときにどんなことをしたらいいのか、どういう考え方をしたらいいのかがイメージできるようになるでしょう。
価格 | 1,738円 |
出版年 | 2018年 |
スピードマスター1時間でわかるSEO対策
タイトルにある通り短時間で読むことのできる1冊なので、じっくり読みながら学習したいけど忙しくてあまり時間がないという方におすすめです。短時間で読めるからといって内容が少ないわけではなく、SEOについての基礎から対策までコンパクトに、かつ分かりやすくまとまっています。
初心者であれば実践する前に基礎を知ることが大切です。SEOに取り組むようになりテクニックばかりに気を取られてしまい基本を忘れてしまっては意味がありません。時に基礎を振り返るという意味でも、読み返すいいきっかけになるでしょう。
価格 | 1,100円 |
出版年 | 2018年 |
検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書
アイレップサーチエンジンマーケティング総合研究所 所長の渡辺隆広氏の著書です。2008年出版と新しくはありませんが、内容は色褪せておらず教科書として長く使えるような1冊になっています。基本から実践まで幅広く解説しているので初心者に限らずある程度知識がある人にも使えるでしょう。
実践するうえでやってはいけないこと、やった方がいいことやどういったサイトが上位に表示されるべきなのかということがということが具体的に解説されているのでSEOに関して正しい知識を得ることができます。
価格 | 1,848円 |
出版年 | 2008年 |
SEOの内部対策を学べるおすすめの本
検索エンジンに認識してもらうためには、サイトが何について書かれているかをはっきりと示すことが重要です。そのためには様々な対策を行いますが、内部対策に特化した書籍も数多く出版されています。
これからはじめる SEO内部対策の教科書
内部対策におけるノウハウが紹介されており、解説も丁寧なので初心者でも読みやすい1冊です。やるべきことは多いですが、ひとつずつ細かく説明がされていて参考になります。
ただ、初心者でも読みやすいとは言えど、内部対策はエンジニア向けの作業も多いのでHTMLについての知識が多少あった方が読み進めやすいでしょう。キーワードの割合やタグの付け方、文字数など気をつけるべき点を知ることができるので、サイトを立ち上げるときにすぐ実践に移すことができます。
価格 | 1,637円 |
出版年 | 2012年 |
現場のプロから学ぶSEO技術バイブル
基本から技術者向けのテクニックまで幅広く網羅しているのがこの本です。ページ数は400ページ以上とやや多めですが、マーケターからデザイナー、エンジニアまでそれぞれの担当者が読むべき内容になっています。
どうしたらサイトがプラスの評価をしてもらえるのか、具体的な実装や対策だけでなく現代のモバイルへも対応しているのも大きなポイントです。技術面についても多く取り上げているので読み終えた後も辞書としてずっと手元に残しておけるでしょう。
Googleで公開されている情報を基に踏み込んだ実装方法が学べる1冊です。
価格 | 3,278円 |
出版年 | 2018年 |
成果を出し続けるための 王道SEO対策
この本は具体的な実践方法はもちろん、SEOの本質を突いた内容になっており、最新の情報だけでなくずっと使える確実な対策を数多く紹介しています。
また、Googleだけでなく他の検索サイトでも対応できるような実践方法も学ぶことができます。SEOを取り巻く環境は変わっていきますが、短期的な解決策ではなく変化に左右されないような方法が分かりやすくまとまっています。
サイト運営において、王道とはよくある対策をすることではなくサイトの本質を理解することで成果を出すことに繋がるということがよく分かる1冊です。
価格 | 2,178円 |
出版年 | 2016年 |
SEO対策 検索上位サイトの法則52
メタディスクリプションやキーワードの比率といった基本的なことから外部対策についても触れられています。ホワイトSEO、ブラックSEOの両方についてメリット・デメリットを取り上げて解説しているのも非常に分かりやすいです。
初心者だけでなく一通りSEOを学んだ方でも改めて大切なことを思い出すいいきっかけになるでしょう。体系的に学習することができるので個人でブログを運営している方やアフィリエイトに力を入れている人にもおすすめできます。
価格 | 1,738円 |
出版年 | 2013年 |
SEOライティングを学べるおすすめの本
多くのユーザーにアクセスしてもらうためにもうひとつ大切なのがライティングです。Googleに評価してもらうと思ったら内容の質も重視されるからです。そこでSEOライティングにおすすめの書籍を4つご紹介します。
沈黙のWebライティング-Webマーケッターボーンの激闘-
SEOライティングを始める際に非常におすすめの1冊です。中身が漫画形式なので説明文ばかりの参考書に抵抗がある方でも読みやすくなっています。テクニックばかりに注目するのではなく、ユーザーを惹きつける文章を書くにはどういうことを考えればいいのかがよく分かる内容になっています。
また、各ストーリーの終わりにポイントがまとめられているので読み返す時も非常に便利です。いつの時代も読みやすくて分かりやすい文章が大切なことには変わりはありません。webに関わる人なら一度は読んでおくべき書籍です。
価格 | 2,200円 |
出版年 | 2016年 |
SEO対策のための Webライティング実践講座
この本はライティングに関するテクニックが多く取り上げられているのが特徴で、入門者からライターとしての経験がある人まで幅広く応用ができる1冊です。キーワードを決めるときのポイント、文章の文字数、キーワードについてなど細かい解説がされているので実践にも役立てることができます。
同じライティングでもサイトの雰囲気によって書き方は違ってきますが、検索エンジンの特性を理解すると効果的な文章を書くコツも見えてきます。サイトを意味のあるものにするためにも細かい対策まで書かれています。
価格 | 2,178円 |
出版年 | 2015年 |
入門SEOに効くWebライティング
ライティングのみならず、そもそもどうしてSEOが必要なのかという基礎的なことから実際に使える文章の書き方までしっかりと押さえられている1冊です。
企画を出す段階やコンテンツを作ったあとの分析といったマーケティングの観点や編集についても触れているため、ライターのみならずweb担当者にもおすすめできます。
より効果的な文章を書くのであれば、まずはSEOに関する知識を身に付ける必要があります。この本ではライティングとSEOの両方の基本を効率よく学ぶことができます。
価格 | 2,035円 |
出版年 | 2015年 |
SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64
この本ではライティングの技術面に関する64の法則がかなり具体的に紹介されています。それぞれのセクションで元の文章と改善した文章の両方を比較してみることができるので、どこをどう書き直せばいいのかが分かりやすいです。
多くの人を惹きつけるキャッチコピーの考え方、日本語として正しい文章であることの大切さなどの説明もあり、図やイラストが豊富です。法則ごとにページが分かれているので、知りたいところだけを読むといったこともできます。
価格 | 2,178円 |
出版年 | 2016年 |
SEOは実践することが重要
SEOにおいて大切なのは何よりも実践です。いくら本を読んで学習したとしても、実際にサイトを動かしてみなければ何も見えてこないからです。
サイトを運営していると思ったようにうまく集約できなかったり検索結果の上位に表示されないといった問題が出てきます。SEOに正解はないので、ある方法が必ずしも全てのサイトに効果的とは限りません。原因を分析してそれに合わせた解決策を色々試してみる、ということを繰り返すことによって少しずつ結果が出てくるでしょう。