検索順位チェックツールのおすすめ23選!メリットと選び方も解説
Webサイトのコンテンツが検索結果の1位に表示された場合、クリックされる率(CTR)は40%とも言われており、さらに1位から3位までを合わせるとCTRは50%を超えるとされています。
そのため、Webサイトを通して集客するためには、適切なSEOを施して上位表示を狙わなければならず、検索チェックツールが必要になるでしょう。
検索順位チェックツールとは
検索順位チェックツールとは、Webページが特定のキーワードで検索された際に、検索結果順位を簡単に確認できるツールです。
検索順位を知りたい場合、ひとつひとつキーワードを入力して検索結果を調べるのは、時間がかかります。その点、順位チェックツールを使用すれば、すぐに順位を把握できるため、キーワードの入力に時間を取られずにすみます。
検索順位をチェックするメリット
効果的なSEOには検索順位の調査が欠かせませんが、検索順位が役立つシーンの具体例は以下3つあります。
- Webサイトの現況を確認できる
- どのURLが評価されているかがわかる
- 検索アルゴリズムの変化がわかる
検索順位をチェックするメリットについて、詳しく解説します。
Webサイトの現況を確認できる
チェックツールを使用すれば、Webサイトがどのような状況なのかがわかります。
効果的なSEOを行うためには、Webサイトの検索結果を正確に把握することが大切です。
たとえば、目標とするキーワードで上位表示できていれば、現状を維持するための施策を検討すれば良いでしょう。しかし、目標の順位に達していない場合、改善点を特定して適切な対策を行う必要があります。
そのため、検索順位を定期的にチェックしていればSEOの効果測定が行えるため、より良い結果へとつなげられるでしょう。
どのURLが評価されているかがわかる
チェックツールは検索クエリごとのURLを確認できるため、どのURLが評価されているのかがわかります。
Google search consoleを使えば検索クエリごとに確認できますが、キーワードをひとつずつ調べるのは大変な作業でしょう。
しかし、専用のチェックツールを使うと、検索クエリの上位表示URLを一括して確認できます。そのため、狙ったページが思うように上位表示されていない場合や、想定外のページが上位に来ているケースを早期に発見し、適切な対策が行えます。
検索アルゴリズムの変化がわかる
チェックツールで定期的に検索順位を観察すれば、検索エンジンのアルゴリズムが修正された際に、自社のWebサイトがどのような影響を受けたかがわかります。
検索エンジンのアルゴリズムは定期的にアップデートしており、大きな変更があった場合検索順位が大幅に変動する可能性があります。
そのため、順位が急激に低下したケースでは、サイトの改善が必要となるかもしれません。
そして、改善策を実施した結果順位が上昇した場合は、施策が効果的だったと考えられます。
以上のように検索順位の定点観測を行えば、アルゴリズムの変更に対応した効率的なSEOが可能となります。
検索順位チェックツールの種類
検査順位チェックツールにはパソコンにインストールして使用する「インストール型」と、ブラウザ上で使用する「クラウド型」の2種類があります。
「インストール型」「クラウド型」それぞれの特徴を理解し、あなたにあった種類を選んでください。
インストール型
インストール型は、パソコンにソフトウェアを直接インストールして利用するタイプです。
インストール型のメリットは、費用が比較的安いことと、大量のキーワードの計測が可能な点でしょう。さらに、データをパソコンに保存できるためオフライン環境で確認できるのも、使い勝手のいいポイントです。
ただし、インストールしたパソコンでしかデータを確認できないため、ほかの端末からアクセスしたい場合や、チーム全体でデータを共有したい方には、不便を感じるかもしれません。
クラウド型
クラウド型は、順位計測の結果をクラウド上に保存・管理するタイプです。
ブラウザを使ってPC・スマホ・タブレットなど、どのデバイスからでもアクセス可能なため、複数のユーザーがログインIDとパスワードを共有してデータを管理できます。
クラウド型の注意点としては、インストール型に比べて費用が少し高めな点です。また、契約プランによって計測できるキーワードの数が制限されるため、大量のキーワードを扱いたい場合は、費用がかさむ可能性があります。
無料で使えるツール検索順位チェックツール
ランキングの調査だけでなく、そのほかにも役立つツールを備えているものも多いです。
以下で紹介するツールを確認してみてください。
検索順位チェッカー
検索順位チェッカーは「SEOラボ」が提供する、無料のランキングチェッカーです。
SEOラボのWebサイト上にあるため、対策URLとキーワードを入力するだけで即座にGoogleの検索順位100位程度までを調べてくれます。
GMO順位チェッカー
GMO順位チェッカーは、SEOをスムーズに進められるクラウド型ツールです。PCやスマートフォンから、アクセス可能で、登録したキーワードの順位を自動で取得してくれます。
そのほかにも、必要に応じてCSVやPDF形式でレポートを出力できる機能や、入力したキーワードに基づいて、AIが関連キーワードや追加キーワードを提案してくれる機能があります。
とくにAIキーワード提案機能を使えば、自分では思いつかなかったような新しいニーズやウォンツに応えるキーワードを発見できるため、検索意図を深く掘り下げられるでしょう。
SERPOSCOPE
SERPOSCOPEは、無料の順位チェックツールです。Googleの検索結果を最大100位まで観測可能で、キーワードやURLの登録数に制限はありません。
ただし、PC専用のツールであり、スマートフォンやタブレットには対応していません。順位の変動はグラフや表で視覚的に確認でき、WindowsやMacに加えLinuxにも対応していますが、設定には一定の技術的知識が必要でしょう。
SEOチェキ
最大で3つのキーワードを指定して、GoogleとYahoo!JAPANで検索順位をチェックできるほか、SEOの状態を詳細に分析する機能も備えています。
「サイトSEOチェック」機能では、タイトルタグやメタディスクリプションなど、重要なポイントを分析します。
さらに、発リンクやHTTP情報も簡単に取得できるため、サイト全体の状況を総合的に把握できる便利なツールです。
ただし、1日に使用できる回数がIPアドレスごとに200回までと制限されているため、頻繁に使用する場合はこの制限に注意が必要です。
SEOTOOLS
SEOTOOLSは、Google、Yahoo!JAPAN、Bingでの検索順位を最大100位程度まで確認できる無料のWeb型SEOツールです。PC版とモバイル版があり、どちらも同様の性能を提供しています。
被リンクチェックやアクセス解析機能もあり、Webマーケティングに関する情報も提供しています。
さらに、SEOTOOLSのサイトには初心者向けの用語解説や、検索エンジン最適化の具体的な手順が詳しく解説されたリファレンスが用意されています。
ohotuku.jp
ohotuku.jpは、GoogleやYahoo!JAPANの検索順位を手軽に確認できる無料のWeb型SEOツールです。Bingには対応していません。また、インストール不要でブラウザからすぐに利用できるため、使い勝手が良いといえます。
ohotuku.jpの大きな魅力は、無料でありながら豊富な機能が利用できる点です。通常、多機能なツールは有料が多く、料金も高額になりがちですが、ohotuku.jpではコストをかけずに基本的な検索エンジン最適化が可能です。
そのため、「SEOに力を入れて多くのキーワードで上位表示を獲得したいが、予算的な問題で難しい」と悩んでいる企業のWeb担当者にとって最適なツールといえるでしょう。
ohotuku.jpを利用することで、費用を抑えながら自分のサイトの順位を定期的にチェックし、効果的なSEO施策を実践できます。
海外版の無料検索順位チェックツール
ここからは、海外版の無料ランキングツールを紹介します。
海外の検索順位に対応しているため、特定地域の順位を調べたい方におすすめです。
HOTHTOOLS
HOTHTOOLSはWebサイト上にある、無料のGoogleランクチェッカーです。
Webサイト上にあるチェッカーにドメインURLを入力すれば、あなたのWebサイトに必要な検索ボリュームの多いキーワードをリストにして教えてくれます。
レポートではキーワードの検索ボリュームやトレンドなどが確認でき、ランキングに変動があると通知してくれるため、すぐに必要な対処ができます。
KEYWORDTOOLS.org
KEYWORDTOOLS.orgは、Web上で利用できる無料のキーワードリサーチツールです。
気になるキーワードをウェブ上にある検索ウィンドウに入力すれば、検索ボリュームや競合の状況、関連キーワードなどがわかります。
ソフトをインストールする必要もないため、気になる情報だけを素早く知りたい方におすすめです。
検索順位チェックツールの選び方
検索順位チェックツールはたくさんありますが、以下選び方としておすすめの方法は以下3つです。
- 順位チェックにかかる手間で選ぶ
- 共有性から選ぶ
- SEO対策の活用のしやすさで選ぶ
1.順位チェックにかかる手間で選ぶ
ツールを選ぶ際は、一度登録すれば自動で順位取得できるツールを選びましょう。
順位チェックのような単純作業の場合、できるだけ最小限の手間ですむツールを使用することで、毎日でもストレスなく運用できるでしょう。
また、手動での入力はミスをする可能性もあるため、その点でも手間を省いてくれるツールがおすすめです。
2.共有性から選ぶ
共有機能の有無も、ツール選びの重要な指標です。
とくに、SEOをチームで行う場合や、クライアントと情報を共有する必要がある場合は、共有性が大切でしょう。また、個人でも複数のデバイスで利用する場合は、共有性が重要です。
そのため、ツールを選ぶ際は情報の共有が必要かどうかを考えて選びましょう。
3.SEO対策の活用のしやすさで選ぶ
検索順位を調べる目的は、適切なSEOを実施し、検索順位を向上させることです。そのためには、順位を調べるだけでなく、関連キーワードの抽出や競合サイトとの比較など、必要な施策を行えるツールかどうかも考慮することが重要です。
自分にとって必要な機能を持つツールを選ぶことが、効果的なSEO施策につながります。
まとめ