楽天SEOで成功するには?楽天市場で検索上位表示する方法を解説
楽天市場に出品すると楽天内の検索表示結果が気になるものです。
楽天SEO
楽天SEO(検索エンジン最適化)とは?
楽天SEO(検索エンジン最適化)とは、楽天市場で検索した際のページに上位表示する対策のことです。楽天市場はAmazon、Yahoo!ショッピングと並ぶ代表的なECモールですので、検索上位に表示されることは売上にも直結します。
しかし、一般的なSEO(Googleの検索エンジン最適化)と同様に楽天も検索アルゴリズムは公開していないため対策は難航することがよくあります。楽天市場の検索アルゴリズムに対応するようにするにもやはりノウハウがあります。
ネットショッピングで売上げを増加させていくためには購入意欲の高い顧客となるユーザーを集めなければなりません。楽天の検索では1ページ目に広告以外に45件が表示されますので、最低でもこの45件に表示されなければ商品へのアクセスは見込めません。
楽天SEOは難易度が高いことが多く、WEBマーケティング会社やSEO会社であっても受け付けてくれないこともあります。弊社の上級WEB解析士は楽天SEOも得意としており、ECサイトSEOとともに万全のサポートができます。
楽天SEOにおける検索順位決定要素
楽天は検索アルゴリズムを公開しておりませんが、検索順位を決定する大きな要因としては以下の4つの要素が挙げられています。
- アクセス数
- キーワード設定
- ディレクトリIDとタグID
- 売上件数と売上額
対して、以前は検索順位決定に大きく影響したといわれるレビューについては現在ではそこまで大きな影響をもっていないと言われています。
要素1:アクセス数
楽天は商品へのアクセス数が多いページを人気度の指標として使っています。そのため、SNSや広告、SEO対策による楽天検索以外による流入を検討することで検索順位向上を見込めます。
要素2:キーワード設定
ユーザーが楽天で検索したときに目にするのは以下の項目です。
- 商品番号
- 商品名
- キャッチコピー
- 説明文
この中でも商品名とキャッチコピーは特に重要になります。これはSEOでも同じことがいえますが、ユーザーが求めるキーワードを使うことでクリック率が高まり、アクセス数増が見込め、結果的に上位表示につながります。
商品名の付け方
楽天市場の商品名は127文字までしか付けられません。ただし、スマホで表示される際には30文字程度しか表示されないため、ユーザーに読ませたい文言はできるだけ前に書くべきでしょう。
一般的に商品名には次の項目を記載します。
- メーカー名(ブランド名)
- 商品名
- 特徴
- サイズ
- メーカー型番
キャッチコピーの付け方
商品名の次の重要なのがキャッチコピーです。商品名に入りきらない場合にはキャッチコピーをうまく利用することで対策をしつつ伝えることができます。
入学、卒業、正月、バレンタイン、ホワイトデー、ハロウィン、クリスマスなどのイベント名や父の日、母の日、ゴールデンウィーク、夏休みなど時期に依存するキーワードを入れてください。
要素3:ディレクトリIDとタグID
ディレクトリIDとは、楽天市場の中のジャンルを意味し、タグIDは、ジャンルの中のさらに詳細な分類を意味します。
ディレクトリIDは1商品につき1個だけですが、タグIDは最大で32個まで登録することが可能です。少なければ悪い多ければ良いというものではなく、ユーザーが商品を探すときにどのようなものを求めるかという基準で選択すべきです。タグIDが設定されていない場合はきちんとタグIDを設定することによりユーザーの取りこぼしを防ぐことができます。
要素4:売上件数と売上額
楽天SEOが難しいといわれているのは、売上件数と売上額が強く影響するためです。
楽天市場で売上を伸ばすためには検索結果で上位を取ることですが、検索結果で上位を取るためには売上件数と売上金額を上げなければなりません。
卵が先か、鶏が先かという話になってしまいますが、SNSの活用、SEO対策、広告流入などによりアクセスを稼ぎ売上を伸ばすということが楽天SEOに繋がる所以です。
レビューの影響度
かつて、楽天市場ではレビュー数を評価基準としていました。
しかし、レビューが多ければ多いほど検索順位が良くなるということを悪用して、商品と関係のないものや低品質なものが大量にあふれることとなり、ユーザービリティを損なうまでになりました。
その後、楽天はこれを是正するためにレビュー記載を条件に送料を無料にしたり、特典をつけたりすることを禁止としました。
現在ではレビュー数は検索結果にあまり影響しないといわれています。
楽天SEO向上のためにできること
楽天のアルゴリズムでは短期で上位化することは難しいといえます。しかし、対策できるポイントはありますのでアクセス数を伸ばすためにできることを早い段階で取り入れることが重要です。現在の楽天の検索アルゴリズムはその商品の売上額が大きな要素を占めていますが、それ以外にもキーワードと登録されているタグIDの設定も検索順位を決定する要素として含まれています。
現在の楽天サーチの検索対象項目は
- 商品名
- PC用キャッチコピー
- モバイル用キャッチコピー
- PC用商品説明文
- スマートフォン用商品説明文
- PC用販売説明文
- 商品番号
- ショップ名
- ポイント変倍率
キーワードに関しては、楽天RMSのデータ分析ツール「売上改善アクション」の中の「STEP3 関連キーワード・ユーザトレンド」の機能で楽天市場に商品を探しに訪れるユーザーがよく検索しているキーワード傾向をつかむことができます。キーワード別アクセス状況一覧を確認できます。キーワードについてみていきましょう。
スモールキーワードを使う
漠然と商品名を入れただけでは、商品名を知っている人にしか届きません。ビッグワードだけでも対策することは難しいです。そこで、売上につなげるためのスモールキーワードを狙い対策すべきです。
通常のSEOとは違い「売上に繋がる」キーワードを使うことが重要です。検索回数が極端に少ないものでは意味がなく、検索数があるものアクセスにつながらないキーワードでも売上につながりません。
サジェストキーワードを使う
サジェストとは検索窓にキーワードを入力した際に、一緒に検索されやすいキーワードが自動的に表示される機能のことです。Google検索やYahoo検索などの検索エンジンはもちろんですが、AmazonやYahoo!ショッピングでも入力した単語に対するサジェストが出てきます。
楽天にもサジェスト機能がありますのでキーワードを入れたり、キーワードの後にスペースを入れることでよく検索されるキーワードが出てきます。サジェストキーワードをうまく使うことでアクセス増が見込めますので優先的に対応すべきでしょう。
「STEP3 関連キーワード・ユーザトレンド」の機能で、確認したいのは「楽天市場検索での関連キーワード1」です。こちらに表示されているキーワードは楽天内のサジェストキーワードになるので、楽天内でも検索ボリュームが多い重要なキーワードと言えます。ここに表示されているキーワードを商品名に入れましょう。
注目キーワードを使う
注目キーワード一覧は、楽天市場でよく検索されるキーワードをランキング形式で紹介しているページです。
このランキングを見て、自社でも使えそうなキーワードがあれば積極的に取り入れるべきです。
上記の画像の例では、「送料無料」が2位に入っています。これは時期に関係なく上位に入っているワードです。また、上記画像は4月のものですが、母の日(5月)に関連する以下のようなワードが出てきます。
- 母の日 早割り
- 母の日 ギフト
- 母の日 カーネーション
- 母の日 スイーツ
- 母の日 プレゼント
- 母の日 プレゼント 実用品
- 母の日 抹茶スイーツ伊藤久右衛門
- 母の日 鉢植え
- 母の日 花 スイーツギフト
- カーネーション 鉢 母の日
- スイーツ 花 母の日
このように特定の時期のサービスは検索需要が高くなりますので押さえておくべきでしょう。注目キーワード一覧では1000位まで表示しておりますので情報としては少し多いですが、一度確認することをおすすめいたします。
季節キーワードを使う
楽天市場に限らず、ネットショッピングではイベントや記念日など特別な日には需要が急激に強くなります。
入学、卒業などではランドセルや衣装、ハロウィンではコスプレ衣装、クリスマスではプレゼントといった具合です。
この季節キーワードを商品ページに盛り込むことで対策が可能です。ただし、対象イベントの数か月前に対策を行い、イベントの時には検索順位を高くできない場合にはせっかくのチャンスを逃すことになります。対策はできるだけ早く取り組むようにしましょう。
Google広告を使う
Google広告のツールであるキーワードプランナーを使うと調べたキーワードのGoogleでの月間検索回数がわかります。
楽天市場には直接は関わりませんが、ユーザーがどのような情報を求めているのかのヒントになります。
動画を取り入れる
楽天市場では動画を載せることが可能です。動画を載せることで閲覧したユーザーへの商品理解を手伝うことができ、商品購入の参考とすることができます。
動画を載せるだけで検索順位には影響しないと考えられますが、載せることで売上につながり、結果的に検索順位に影響するということは考えられます。
RPP広告を使う
RPPとは楽天プロモーションプラットフォーム(Rakuten Promotion Platform)の略です。
楽天で検索をすると1ページ目には45個の検索結果が出ますが、そのうえには[PR]と書かれた商品も出てきます。これがRPP広告です。
広告を使って上位表示をするためのものですので費用は掛かりますが、上位化ができるということはアクセス数が多くなり、売上も伸びるということです。
他の広告を使う方法もありますが、PPC広告やリスティング広告から商品ページに誘導することは効率が悪く、一般的ではありません。楽天アフィエイトであれば商品への誘導は可能ですので検討の余地はあります。
まとめ