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ネイルサロンのSEO対策とは?効果的なWEB集客の手法を解説

ネイルサロンのSEO対策とは?効果的なWEB集客の手法を解説
ネイルサロンの市場は、アフターコロナの時期といわれる2023年、2024年で回復基調がみられはじめました。とくに、2024年の市場規模では、前年対比16.3%の1,390億円に達する見込みとなっています。

 

そして、コロナ禍で落ち込んだ客足を取り戻すべく、WEB集客を強化する時期に差しかかっているといえます。そこで本記事では、集客効果を見込める施策として、SEO対策の一環であるローカルSEOの施策、ポータルサイトや予約サイトの活用、SNSアカウントの運用を軸にして、WEB施策の考え方を解説します。

 

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amano_portraitネイルサロンのSEO対策について解説します。ネイルサロン店舗のSEO対策を強化することを検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

 

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ネイルサロンがSEO対策すべき理由

ネイルサロンの市場は、コロナ禍から回復基調がみられています。さらに、ネイルサロンの非利用者でも、利用意向を持つ人や爪の悩みを持つ人が多数います。こうしたことから、ネイルサロンに対する集客を強化する適切な時期といえます。

 

そして、ネイルサロンの場合、予約サイトや口コミサイトを経由してサロンに通うケースが多いことがわかっています。つまり、集客を強化する際には、SEO対策などのWEB施策を見直すべきということです。

 

ネイルサロンの市場規模が拡大しコロナ禍から回復基調も

ホットペッパービューティー調べの美容センサスによると、近年ではネイルサロン業界が盛り上がっていて、2024年の市場規模では1,390億円の前年比16.3%に達したとのことです。

 

西暦 ネイルサロンの市場規模 前年比
2020年 1,191億円 -4.9%
2021年 1,166億円 -2.1%
2022年 1,118億円 -4.1%
2023年 1,195億円 6.9%
2024年 1,390億円(見込み) 16.3%(見込み)

 

2020年以降は、新型コロナウイルス感染症の影響で巣ごもり生活が余儀なくされたことから、一時的にネイルサロンのニーズが減りました。ただし、社会全体が日常生活を取り戻しはじめた2023年、2024年では、前年比の市場規模を上回っています。とくに、2024年(上期)においては、前年比16.3%にものぼり、コロナ禍以降の下げから回復基調に向かっています。

 

男性マーケットがネイルサロン市場をけん引

年内における、ネイルサロンの利用率を男女別でみてみると、2024年(上期)では、女性、男性ともに伸びていることがわかります。

 

西暦 女性の利用率 男性の利用率
2020年 9.2% 3.2%
2021年 8.1% 2.8%
2022年 8.5% 2.9%
2023年 8.1% 3.7%
2024年 9.0%(見込み) 4.7%(見込み)

 

とくに、男性の利用率が伸びていて、底を打った2021年と比較して1.9ポイントアップしていて、市場全体をけん引しているとうかがえます。ホットペッパービューティーは、この要因を韓流アイドルブームの影響などと分析しています。

 

ネイルサロンの潜在的なニーズが高い

ネイルサロンの利用意向や爪の悩みに関するアンケート結果では、ネイルサロンの潜在的なニーズが高いことが読みとれます。

 

まず、今後の利用意向のアンケートで、ネイルサロンを利用していない女性のうち、15.6%が「利用意向あり」と回答しています。一方、男性では、4.4%が「利用意向あり」と興味を示しています。そして、男女ともに、10代、20代、30代で利用意向が高いことがわかっています。とくに、10代の女性では、全体の半数近くがネイルサロンに興味を持っていることがうかがえます。

 

 

属性 利用意向の割合
15〜19歳(女性) 47.8%
20代(女性) 27.4%
30代(女性) 18.9%
15〜19歳(男性) 6.6%
20代(男性) 7.8%
30代(男性) 7.4%

 

一方、爪の悩みに関するアンケートでは、女性で半数近く、男性で3割近くが「悩みがある」と答えています。さらに、年齢別にみると、全年齢層で均等的に爪の悩みを持っていることがわかります。こうしたことから、ネイルサロンの潜在的なニーズは非常に高いといえます。

 

ネイルサロンではWEB集客が強い

ネイルサロンを認知したきっかけのアンケート結果では、女性で5割以上、男性で4割以上が「予約サイト、口コミサイト、SNS」がネイルサロンを利用したきっかけと答えています。さらに、年齢別にみても、男女ともに10代〜60代でWEBを利用しているとのことです。そのため、ネイルサロンの集客ではWEBコンテンツを利用することが不可欠になっているといえます。

 

利用するWEBコンテンツの内訳をみると、男女ともに「予約サイト、口コミサイト」がトップとなっています。こうしたことから、ネイルサロンとしては、予約サイトを設置したうえで、SEO対策やMEO対策、外部サイト施策を通じて集客することが重要といえます。

 

ネイルサロン向けのSEOキーワードの例

ネイルサロン業界では、ポータルサイトや予約サイトが多数のキーワードで上位表示しています。そのため、自社の店舗サイトを上位表示することが困難といえます。そんななか、まず、抑えておくべきものとして地域キーワードが挙げられます。その次の段階として、サービスの種類や悩みキーワードの上位表示を目指してください。

 

本項目では、具体的なキーワードとともに、検索回数検索結果を交えて解説していきます。

 

関連記事:SEOキーワードの選び方とは

 

※本項目で記載する検索ボリュームは、原則として2024年10月単体のもの

 

ネイルサロンの店舗が立地する地域名

一般的に、ネイルサロンに通うとなると、利用者の自宅周辺エリアや通勤通学エリアが選択されます。そのため、ネイルサロンを探す検索ユーザーは、「ネイルサロン ○○県」といった要領で地域キーワードを用いて検索します。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
大阪 ネイルサロン 検索件数:1,000

検索結果:まとめ記事

東京 ネイルサロン 検索件数:390

検索結果:まとめ記事

 

地位キーワードが都道府県のように大枠である場合、検索結果では、ポータルサイトの「東京人気ネイルサロン」といったネイルサロン紹介記事が上位表示を占めています。

 

一方、下記のような市区町村の地域キーワードでは、まとめ記事のほか、ネイルサロンの店舗サイトも上位表示しています。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
銀座 ネイルサロン  検索件数:1,000

検索結果:まとめ記事 / サロン店舗サイト

新宿 ネイルサロン 検索件数:1,000

検索結果:まとめ記事 / サロン店舗サイト

 

たとえば、「銀座 ネイルサロン」のキーワードでは、クチュリエールGINZANAIL SALON Marieといった、銀座を拠点とするネイルサロンが検索結果の1ページ目にランクインしています(2024年11月時点)。つまり、サロンの店舗サイトを制作する際は、市区町村以下の地域名を地域キーワードに設定すべきということです。

 

ネイルサロンの類義語や言い換え

ネイルサロンでは、主に、爪や手足をきれいに整えるサービスを提供しています。そのため、検索ユーザーは、目的に応じ、ネイルサロンを指してさまざまな言い回しで検索をかけます。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
ネイルサロン 検索件数:246,000

検索結果:まとめ記事 / サロン店舗サイト

フットケアサロン 検索件数:3,600

検索結果:まとめ記事 / サロン店舗サイト

ハンドケアサロン 検索件数:2,900

検索結果:まとめ記事 / サロン店舗サイト

爪ケアサロン 検索件数:1,000

検索結果:まとめ記事 / サロン店舗サイト

シェアサロン ネイル 検索件数:720

検索結果:サロン店舗サイト / まとめ記事

爪 手入れ サロン 検索件数:590

検索結果:まとめ記事 / サロン店舗サイト

 

検索結果では、ポータルサイトやメディアサイトのサロン紹介記事が目立っています。そして、次いで、ネイルサロンの店舗サイトの上位表示もみられました。サロンサイトにおいては、全国展開するネイルステーションネイルクイックなどのブランドサイトが露出しています。

 

一方、一般的なネイルサロンとは実質的に異なるサービスの「シェアサロン ネイル」のキーワードでは、シェアサロンの店舗サイトの露出がもっとも目立ちました。この結果からは、ネイルサロンの店舗サイトを制作する際には、自社が力を入れているサービスをキーワードとして設定すべきことが読み取れます。

 

ネイルサロンのサービス名

検索ユーザーは、自身の目的に合わせて、具体的なサービス名をキーワードにして検索することが多々あります。たとえば、下記のようなメニューが検索されます。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
ネイルアート 検索件数:60,500

検索結果:まとめ記事 / 解説記事 / サロン店舗サイト / EC

メンズネイル 検索件数:14,800

検索結果:まとめ記事 / 解説記事 / サロン店舗サイト

ブライダルネイル 検索件数:12,100

検索結果:まとめ記事 / 解説記事 / サロン店舗サイト

ハンドケア サロン 検索件数:2,900

検索結果:まとめ記事 / サロン店舗サイト

ジェルネイル サロン 検索件数:590

検索結果:まとめ記事 / サロン店舗サイト/ EC

 

検索結果をみてみると、まとめ記事やネイルサロンの店舗サイトが上位表示しています。このほか、ネイルデザインやつけ爪を販売するECサイトの露出も目立っています。これらのキーワードの場合、検索ユーザーがネイルサロンを探しているとともに、自分で爪を手入れするためのネイル用品を探しているという検索意図が見え隠れしています。

 

爪や手足に関する悩みキーワード

爪や手足をきれいにみせたいと考える人は、ネイルサロンに通うこと検討することになります。そこで、検索ユーザーは、自身が抱えている悩み事をキーワードにするケースがあります。ただし、下記事例のとおり、キーワードによっては医療や製薬、化粧品といった業界が競合として立ちはだかることもあります。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
爪 割れる ネイル 検索件数:1,900

検索結果:情報記事 / EC

手 しわ 改善 検索件数:880

検索結果:情報記事 / EC

自爪を綺麗に見せる ネイル 検索件数:260

検索結果:情報記事 / EC

 

このうち、「手 しわ 改善」のキーワードでは、医療機関や化粧品会社の解説記事が目立ちました。とくに、このキーワードの場合は、身体に関連性が高く、検索エンジン上ではYMYL領域として扱われます。YMYLでは、医療機関や製薬会社の記事が評価されやすく、ネイルサロンの店舗で上位表示を奪うのは困難といえます。

 

一方、「爪 割れる ネイル」や「自爪を綺麗に見せる ネイル」のように、ネイルに特化したキーワードでは、ネイルサロンのブランドサイトやネイル用品販売サイトの露出が目立ちました。そして、「爪 割れる ネイル」では治したいという感情が、「自爪を綺麗に見せる ネイル」では「爪可愛い」といわれたい女性心理を表しており、ともにコンバージョンに直結しやすいキーワードといえます。

 

ネイルサロンで効果的なWEB集客の手法

ネイルサロンでWEB集客する際には、次のような手法があります。

 

  • ポータルサイトや予約サイトに掲載する
  • Googleビジネスプロフィールを利用する
  • ネイルデザインが完成する様子の投稿をSNSでバズらせる

 

また、これらの施策は、エステサロンや美容室など、美容業界全体で有用です。美容業界におけるWEB施策の理解を深めたい方は、下記記事をあわせてチェックしてください。

 

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ポータルサイトや予約サイトに掲載する

ネイルサロン関連のキーワードでは、ネイルサロンを紹介するポータルサイトや予約サイトが大きな存在感を示していています。そして、ネイルサロンを探すユーザーのうち、大半はこうしたサイトを利用しているという調査結果があります。

 

そこで、大手のポータルサイトや予約サイトにネイルサロンの店舗情報を掲載することが集客するうえで大切になります。ネイルに特化したポータルサイトとしては、次のようなものがあります。

 

 

さらに、ネイルサロンの場合、女性向けサイトや美容サイトとも相性がよいです。

 

 

Googleビジネスプロフィールを利用する

Googleビジネスプロフィールとは、Googleマップや検索結果上に店舗情報を掲載できるサービスのことです。無料で簡単に登録できますので、WEB集客を強化する際には抑えておくべき施策といえます。そして、この施策のことをMEO対策といいます。Googleビジネスプロフィールの詳細に関しては、下記記事で解説しているのでチェックしてください。

 

関連記事:Googleビジネスプロフィールとは?

 

ネイルデザインが完成する様子の投稿をSNSでバズらせる

ネイルアーティストとして活動するHIDEKAZU氏は、ネイルデザインの見本をTikTokやInstagramに投稿して人気を集めています。

 

@hidekazu515 たかまるー!#ネイル#ネイルデザイン#ディズニー#ディズニーネイル#nail#disney ♬ Disney-style fanfare-style BGM – harryfaoki

 

この投稿は、人気キャラクターをイメージしたネイルデザインが完成する様子を伝える動画です。2024年11月時点では、400万再生を超えていて、10万いいね以上を獲得しています。そして、HIDEKAZU氏のプライベートネイルサロンのCoolCuteに対する集客を促しています。

 

よくある質問(Q&A)

ネイルサロンのSEO対策に関する、よくある質問をまとめています。
 

Q:ネイルサロン業界とSEO対策は相性がよいですか?

Answer)ネイルサロン店舗に集客する場合、ローカルSEO対策とMEO対策が効果的です。ただし、ネイルサロン関連のキーワードは、大手のポータルサイトや予約サイトに占拠されているのが実情です。そのため、WEB戦略の軸となるホームページを用意しつつ、ポータルサイトに掲載する、SNSアカウントを運用するなど、さまざまな取り組みが求められます。

 

Q:ネイルサロン店舗のWEB集客のやり方がわからない場合は?

Answer)WEB集客に特化した専門会社に相談してください。

 

東京SEOメーカー(本サイト)は、SEO対策やWEB集客のサービスを提供しています。これまでに2,000社以上と取り引きしていて、美容業界のクライアントも担当した実績があります。まずは、下記からお気軽にお問い合わせください。

 

>>東京SEOメーカーの問い合わせ窓口

 

 

まとめ

amano_portraitネイルサロン業界の市場は、コロナ禍の落ち込みから回復基調がみられます。また、大手美容サイト調査で、ネイルサロンを知るきっかけとして半数以上の利用者が「WEBコンテンツ」と回答しています。こうしたことから、ネイルサロン店舗としては、WEB集客する必要性に迫られているといえます。とりわけ、ローカルSEO対策、大手ポータルサイトの利用、SNSアカウントの運用などの施策が重要です。これから、WEB集客の強化を検討している方にとって、本記事が参考になれば幸いです。

 

 

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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