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関連キーワードの取得ツールとは?検索関連ワードが調べられるSEOツールをご紹介

関連キーワードの取得ツールとは?

関連キーワードとは、ユーザーが検索したキーワードと関連する語句です。関連キーワードは多くのユーザーが求めている内容を反映していることから、コンテンツを作るヒントが得られます。ニーズを満たすコンテンツができれば、より多くのユーザーを取り込めるほか、SEO効果を高めることも期待できます。

 

SEOコンサルタントコンテンツ作成に行き詰まっている、ユーザーを増やしたいという方に向けて、関連キーワードの使い方や調べ方、SEO対策について解説していきます。

 

SEOコンサルティング

関連キーワードとは

 

関連キーワードとは、メインの検索ワードとの関連性が高い、もしくは連想されるワードのことです。例えば、Googleで「猫カフェ」と検索します。検索結果が表示される下の部分に、「他のキーワード」が出ます。これが関連キーワードです。

他のキーワード

関連キーワードにはユーザーが興味を示しているものが表示されています。つまり、それだけニーズがあります。より質の高いコンテンツを作るためには何が求められているのかを知らなければなりません。

ユーザーニーズを満たすコンテンツはSEO対策に有効です。ユーザーが検索する意図を把握してコンテンツを充実させていくと、それだけ多くのユーザーを取り込めます。コンテンツ内に関連キーワードを盛り込めば、ユーザーニーズを満たせます。SEO効果も出ることから、充実したコンテンツを作るなら関連キーワードを知っておくべきです。

 

関連キーワードの使い方

 

関連キーワードの使い方は主に3つです。

 

  • SEO対策
  • ユーザーニーズの把握
  • コンテンツ作成のヒント

 

SEO対策

 

SEO対策としてコンテンツ作成に関連キーワードを活用するとき、まずはコンテンツ構造から考えます。具体的な流れをまとめました。

 

  1. メインキーワード(テーマ)を決める
  2. 見出しに入れる要素を考える
  3. 中見出し・小見出しに関連キーワードを使う

最初にメインキーワードを決めます。ここでは「猫 おとなしい」とします。メインキーワードはタイトルと大見出しに使ってください。

見出しには、テーマを補足するための関連語を使います。「猫 おとなしい」から考えられる関連キーワードを使って、1つのコンテンツでユーザーが欲しい情報をカバーできるように意識してください。

例として中見出しを4つ挙げます。

 

  • おとなしい猫をおすすめする理由
  • おとなしい品種
  • 雄と雌のどちらがおとなしいか
  • おとなしい猫の特徴

さらに関連キーワードを使って小見出しを作ります。

 

おとなしい猫をおすすめする理由

 (理由1)

 (理由2)

おとなしい品種

 (品種名)

 (品種名)

雄と雌のどちらがおとなしいか

 (オスの特徴)

 (メスの特徴)

おとなしい猫の特徴

 (特徴1)

 (特徴2)

このように関連キーワードを使って見出しや小見出しを作りますが、むずかしい場合は本文に盛り込めるかを検討してください。

注意したいのは、関連キーワードを至るところにちりばめても、ユーザーにとって見づらいものは逆効果です。また、不自然な使い方は文章を破綻させます。自然な流れで、読みやすい文章を心がけてください。そして、コンテンツを作るときには共起語も意識する必要があります。

 

共起語を使う

 

共起語とは1つのキーワードを聞いて自然と思い浮かぶ言葉です。例えば、「子供」という言葉を見たり聞いたりすると、自然と以下の言葉が浮かびます。

 

  • かわいい
  • 大変
  • 遊ぶ

これが共起語です。コンテンツを作るとき、関連キーワードをただ並べるだけでは文章として成立しません。そこで共起語を使うと、ユーザーの理解を深めるのに役立ちます。

例えば、おいしいスパゲティを紹介するコンテンツを作るとします。そのスパゲティをただおいしいと書くのではなく、調味料や具材の味、麺のかたさなど、具体的に何がおいしいのかを伝えてください。

ほかにも自分で作るときのレシピやおいしく作るコツを伝えたり、相性のよいお酒を紹介したりできます。このようにテーマに関連した内容を充実させていくと、自然と共起語を使う回数が増えます。

注意したいのは、共起語には直接的なSEO効果は見込めない点です。共起語とはあくまで関連キーワードから想起させる言葉であり、SEO対策の一部でしかありません。

ただし、良質なコンテンツづくりには共起語が重要なポイントです。コンテンツを作るときには、共起語も調査しておくとユーザーの目線に立ったコンテンツを作れます。

 

ユーザーニーズを把握できる

 

ユーザーニーズを知るために、関連キーワードの調査は欠かせません。ユーザーがある物事を検索したとき、1度で答えを得られなかった場合に関連キーワードから答えを得ようとします。ですから、関連キーワードを把握すればユーザーニーズを掴めます。

 

例えば、桜餅と検索してみます。

他のキーワード

ここから桜餅レシピを選ぶとさらに関連するキーワードが表示されます。

他のキーワード

ここから、桜餅レシピを検索するユーザーは高齢者向けのレシピや関西の桜餅レシピを求めているとわかります。また、白玉粉やもち米を使ったレシピにも関心を寄せています。

このように、1つのテーマに対する関連キーワードを掘り下げて、ユーザーニーズを把握してください。

ユーザーニーズに応えたコンテンツを作ることで、SEO対策につながります。

 

検索ボリュームを調べる

 

検索ボリュームとは、ある検索キーワードが検索される回数のことをいいます。基本的に1か月間の検索回数を基準としています。関連キーワードの検索ボリュームが分かれば、ユーザーニーズに基づいたコンテンツ作りに役立ちます。

せっかく関連キーワードを使ったコンテンツを作っても、その内容を求めているユーザーがいなければ見てもらえません。メインテーマに関連する内容ならどんなものでもよい、というわけではないのです。

ですから、1つの関連キーワードに対する検索ボリュームを知る必要があります。例として「料理 肉じゃが」という関連キーワードの検索ボリュームを見ます。

キーワード結果

「料理 肉じゃが」は、1か月間に10~100回ほど検索されていると分かります。ほかにも「肉じゃが レシピ」は10万~100回ほど、「肉じゃが レシピ 人気」なら1万~10万回ほど検索されています。(上記画像はキーワードプランナーの無料版を使っています。有料版を利用することでさらに正確な数字を確認できます。)

このように検索ボリュームがある関連キーワードをコンテンツに取り入れると、ユーザーニーズを満たせます。今回のように「料理 肉じゃが」をテーマにしたコンテンツなら、肉じゃがの人気レシピや作り方を解説する内容で検討できます。

 

関連キーワードの調べ方

 

関連キーワードを取得する方法は3つあります。

 

  • Googleを使う
  • キーワードプランナーを使う
  • 関連キーワード取得ツールを使う

 

Googleを使う

 

Googleの検索フォームにキーワードを打ち、検索結果の下部にある「他のキーワード」から調べていきます。

 

キーワードプランナーを使う

 

キーワードプランナーはGoogleが提供しているサービスです。Googleアカウントがあれば誰でも無料で利用できます。キーワードプランナーの利用にあたって、始めに広告設定が必要です。ここでは広告設定後の手順を解説します。

キーワードプランナーを使う

画面右上のレンチマークをクリックすると、メニューが開きます。そこからキーワードプランナーを選択してください。

新しいキーワードを見つける

関連キーワードを調べるときは「新しいキーワードを見つける」から調べます。例えば、「料理」と検索してみます。

月間平均検索ボリューム

向かって左端に関連キーワードが表示されます。他に月間平均検索ボリューム、3か月の推移、前年比の推移、競合性…と続きます。

 

関連キーワード取得ツールを使う

 

関連キーワードを調べるとき、Googleの検索結果から一つひとつ見ていくのは時間がかかり非効率的です。このようなときは、関連キーワード取得ツールを使うと効率よく関連キーワードを取得できます。関連キーワード取得ツールには、無料と有料のものがあります。機能については後述します。

 

サジェストキーワードとの違い

 

サジェストキーワードと関連キーワードは混同されますが、まったくの別物です。関連キーワードは、WEB上にあるすべての情報からユーザーの関心が高い内容を反映します。対してサジェストキーワードは検索フォームに入力したとき、検索の手間をはぶくための候補として表れます。

 

また、関連キーワードは検索結果の下部に表示されますが、サジェストキーワードは検索フォームに自動で表示される点も異なります。

 

選定基準の違い

 

サジェストキーワードと関連キーワードは、いずれもGoogleが検索ワードに応じて選定していますが、選定する基準が異なります。

関連キーワードは検索数やトレンドを反映する

 

関連キーワードは不特定多数のユーザーが検索したキーワードに関連するキーワードやトレンドを反映して表示されます。WEB上にある情報すべてから検索キーワードがどれだけ多くの関心を集めているのか、ユーザーが知りたいことは何か、に基づいて選定されます。個別のユーザーの意思や情報は反映されません。

 

サジェストキーワードは検索をサポートする

 

サジェストキーワードは入力したワードから検索の手間をはぶけるよう、検索候補を提案します。また、検索する時期によってキーワードの内容が変わることがあります。

 

表示される場所の違い

 

関連キーワードは検索結果の下部に表示されますが、サジェストキーワードは検索フォーム下部に自動的に表示されます。以下の図は料理で検索した関連キーワードの例です。

関連キーワード

対して、次の図は料理を入力した際のサジェストキーワードの例です。

関連キーワード

 

関連キーワードを削除する理由

 

関連キーワードを削除する理由は、ネガティブな語句とともに表示されることで企業や個人のイメージを損なうリスクがあるからです。関連キーワードに、企業名と一緒にパワハラやブラックといったネガティブなワードが表示されると、あたらしい人材が入ってこなくなるリスクがあります。また、「(店名) 食中毒」と事実に反した表示は飲食店にとって致命的です。

明らかに事実に反している場合や名誉毀損である場合には、Googleに対して関連キーワードの削除を専用ページから申請します。

 

関連キーワードを削除する方法

 

関連キーワードを削除するときはGoogleへ申請したあと、審査を通過できれば削除されます。まず、Googleで検索したときに表示される「法律に基づく削除に関する問題を報告する」をクリックします。そこで、申立人(申請する人)の情報を入力してください。

申立人(申請する人)の情報

企業が申請する場合は、企業名や法定代理人(該当する場合のみ)を務める組織、企業名を入力します。連絡先となるメールアドレスは必須です。

メールアドレスは必須

 

次に検索したキーワードと、削除して欲しいキーワードを入力します。さらに、検索キーワードが不適切だと判断した理由を詳しく入力してください。スクリーンショットの添付もできますが任意です。

権利侵害に当たるとお考えのコンテンツ

チェックボックス欄をオンにする前に申請内容が虚偽でないこと、虚偽の場合は偽証罪に問われる可能性があることへの同意が必要です。

申請内容が虚偽でないこと

問題なければ、チェックボックスをオンにしてデジタル署名後、送信します。申請後、Googleが審査をおこなった結果、事実に反したキーワードだと判断されれば削除されます。

 

 

関連キーワードを調べるツール

 

関連キーワードを調べるためのツールを紹介します。

 

  • キーワードリサーチャー
  • キーワードファインダー
  • KOUHO.JP
  • Uber suggest
  • 共起語検索ツール

いずれも無料ですが、キーワードファインダーは無料で使える期間が1週間と短いので注意してください。

紹介したツールはそれぞれに特徴があり、ユーザーによって評価するポイントも異なります。そのため、どれが1番よいのかとは一概に言えません。それぞれのツールを目的によって使い分けて有効に活用します。

キーワードリサーチャー

keywordresearcher

キーワードリサーチャーはGoogleのほかにYouTubeの関連キーワードも検索できます。メインとなるキーワードを入力して検索すると、関連キーワードとキーワードマップを表示します。結果はコピペして使えるほか、csv形式でのダウンロードも可能です。

キーワードファインダー

キーワードファインダー

キーワードファインダーは無料で1週間使用できます。関連キーワードのほか、月間検索数、SEO難易度も表示します。キーワードマップ機能は、1つのキーワードの関連キーワードをマップ形式で表示します。視覚的に見やすく、一目で関連キーワードを把握でき便利です。

 

SEO対策におすすめのキーワードを自動で判別して提示する機能もあります。

KOUHO.jp

KOUHO.jp

 

KOUHO.JPはGoogle以外にもAmazon、Bing、Twitterのキーワードも取得します。無料ユーザー登録をすると検索結果を30件まで保存でき、過去の結果と比較したいときに便利です。また、キーワードをすべてテキストファイルでダウンロードできます。

 

ユーザー登録をしなくても無料で使えますが、検索結果の保存やダウンロードはできません。

Ubersuggest

ubersuggest

 

Ubersuggestは関連キーワードのほか、サジェストキーワードも調べられます。SEO難易度や検索ボリューム、検索者の年齢層が表示されます。関連キーワードの月間平均検索ボリュームやSEO難易度はコンテンツ作成に役立ちます。

 

無料プランは1日3回までキーワードを検索でき、関連キーワードは30個まで閲覧可能です。関連キーワードを調べる以外の機能も使いたい場合には、7日間の無料期間を活用するか有料プランの利用が必要です。

共起語検索ツール

共起語検索ツール

共起語検索ツールは、検索したワードの共起語をリストアップします。画面構成がシンプルで見やすく、軽いのが魅力です。

まとめ

SEOコンサルタント関連キーワードとは、メインの検索ワードとの関連性が高い、もしくは連想されるワードのことです。SEO対策に有効なコンテンツは、テーマに関連した構造を作ることから始まります。最初にテーマを決め、タイトルと大見出しを作ります。関連キーワードを中見出しや小見出し、本文に使ってユーザーが求めている情報をまとめると、情報量の多い良質なコンテンツを作れます。ただし、単に関連キーワードを使えばよいというものではありません。ユーザーにとって読みやすく、説得力がある文章を作るために共起語を意識してください。適度な共起語を使ったテキストはユーザーの満足度を高めます。また、関連キーワードはユーザーが求めるもの、知りたいことを満たすコンテンツ作りにおおいに役立ちます。関連キーワードを深く掘り下げてニーズを把握すれば、そこにフォーカスしたコンテンツを作れます。

 

 

この記事を書いた人

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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