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iframe(アイフレーム、インラインフレーム)のSEO効果

iframeのSEO効果
2000年頃には頻繁に使われたframe(フレーム)を使ったサイトも現在ではほとんど見かけなくなりました。使われなくなった理由はさまざまですがHTML5で廃止された影響が大きいといえます。しかし、iframe(アイフレーム又はインラインフレーム)はHTML5でも使うことが可能です。

SEOコンサルタントiframeはやや特殊な使い方をすることが多いタグです。そして、SEO対策を考えた時に使うべきなのか使わない方がよいのかという声をよく聞きます。iframe(インラインフレーム)とSEOについて解説いたします。

 

SEOコンサルティング

Iframeとは

iframeとはiframe(アイフレーム、インラインフレーム)とはsrc属性(ソース属性)で指定されたページをインラインフレーム内で表示させるHTMLタグのことです。frameタグやframesetタグはHTML5では廃止されましたので現在では使えませんが、iframeタグはHTML5に準拠しておりますので時折見かけることがあります。

自社のサイトからはもちろん、他人のサイトのページに対しても使うことができますので引用に近い使い方はできますが、引用で使う<blockquote>とは明らかに用途が異なります。

 

iframeのSEO効果

iframeを使ったとしてもSEO効果はほとんど期待できません。これはGoogleがiframeで読み込んだページをそのページのコンテンツとして評価しないためです。

つまり、iframeを使うことで一見するとコンテンツがあるように見えますが、Googleにはiframe内は評価しないため、そのページ特有の情報が少ない場合には低品質ページとして見られるおそれがあります。

しかし、使い方さえ間違えなければiframeを使うことでSEOの観点でマイナスになることはほとんどありません。

 

iframeによる発リンク効果

Googleはiframeで読み込んだページをそのページのコンテンツとして評価しないと前述していますが、iframeタグそのものを無視しているわけではありません。

Googleはiframeのsrc属性で指定したURLにページランクを受け渡していますので、iframeを設置するという事は発リンクをしているということになります。

Googleの評価基準は非公開ですので、内部的に通常の発リンクとiframeが同じ動きをしているかどうかまではわかりません。

コンテンツを作るうえで参考サイトや関連サイトがあった際に発リンクを貼ることはよくありますし、発リンクを付けることでSEO効果があることもあります。

自社のページをsrc属性に指定すれば内部リンク、外部のページをsrc属性に指定すれば発リンクとなりますので、使い方次第ではSEO効果が出る可能性があります。

 

【注意】
このような書き方をするとiframeを設置してSEO効果が見込めると受け取る方がときおりいるかもしれませんが、東京SEOメーカーでは不必要なiframeは推奨しておりません。考え方としてSEO効果がある可能性があるということです。

Googleがiframeを使う例

正しく使えば大変便利なのがiframeです。

iframeのGooglemap

上記画像はGoogleマップで「東京駅」を出し、地図を埋め込むためにHTMLを出した例です。見ておわかりのようにiframeタグを使っています。

このようにGoogleはiframeの中を評価はしませんが禁止しているわけではなく、HTML5でも廃止されておりません。SEO効果はほとんど期待できませんが、必要に応じて使うことに問題はありません。

 

iframeによるマイナス効果

SEOの現場にいる方であればiframeは使うべき時に使うものですので使ったことによるデメリットは受けにくいはずです。しかし、敢えて挙げるとすればiframeを使うことにより、以下の2つのマイナス効果が考えられます。

  • 表示速度に影響する可能性
  • コンテンツを認識できない可能性

表示速度に影響する可能性がある

iframeはその特性上、別ページを読み込むことになりますので、単純に読み込み時間が発生します。これはそのページの表示速度に影響が出る可能性があるということです。

1ページ読み込んだところで影響がそこまで大きくなるとは思えませんがページ速度は少しでも早い方がよく、サーバーへのリクエスト数を減らすという意味では使わない方がよいかもしれません。

コンテンツを認識できない可能性がある

Googleはiframeタグ内をそのページのコンテンツとして評価しません。これはiframe以外に情報がない場合や情報が薄い場合にはページのコンテンツを認識しない、またが低品質コンテンツとしてインデックスしない可能性があることを意味します。

問い合わせフォームや登録フォームなどに利用規約などをiframeで入れる場合にはコンテンツを評価されなくても問題ないはずですが、それ以外の通常記事でiframeを使ってしまうと意図せず低評価を受けてしまう可能性があることは忘れないでください。

iframeでペナルティを受けることはない

iframeを使うことでペナルティを受けるかどうかという疑問を持たれる方もいます。そもそもiframeを使うか使わないかをSEO効果の有無で判断すべきではなく、ユーザーにとって使った方がよいかどうかで判断すべきです。

とりわけSEO界隈ではiframeの悪影響にばかり目が行っているように思えます。ここで断言しますが、iframeを使うことでGoogleからペナルティを受けることはありません。もしペナルティを受けたとすればサイトの方針や記事の作り方に問題があっただけでありiframeは関係がありません。

 

まとめ

SEOコンサルタント
よく誤解されがちなiframeのSEO効果についてまとめてみましたが、原則的にはiframeを使うことにより良い影響も悪い影響もないと考えてください。すべてはユーザーファーストかどうかが使うかどうかの基準です。それを心がけていれば大きな失敗はしません。もしサイト構造や順位が上がらない原因がiframeにあるかもしれないと思ったときには東京SEOメーカーの無料相談 をご利用ください。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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