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ハブページとは?重要性やメリットと制作手順などを詳しく解説

ハブページとはハブページとは、特定のテーマに関連する複数の情報をまとめたページのことです。WEBサイト内でコンテンツがばらばらに収納されていると、情報が探しにくいです。

関連する情報を1ページでまとめて紹介することで、ユーザーが必要な情報を素早く見つけられます。

ユーザー体験が改善されれば、サイトへの滞在時間も自然と長くなり、問い合わせや商品購入にもつながりやすいです。高品質なハブページはGoogleからの評価も高く、SEOの観点でも有効です。必要に応じて積極的に作成することをおすすめします。

 

amano_portrait今回は、ハブページについて重要性やSEOとの関係性、制作手順などをわかりやすく解説します。

 

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ハブページとは

ハブページとは、あるテーマについての情報をまとめて紹介するページのことです。このページには、そのテーマに関連する他のページへのリンクがたくさん集められていて、訪れた人が簡単に関連情報を見つけられるように工夫されています。

ハブという名前は、中央を意味するhubに由来しており、ハブページを訪れることで、さまざまなWebページにアクセスが可能になります。

例えば、季節の食べ物に関してのWebサイトの場合、ハブページには、旬の食材に合わせた関連カテゴリーごとのページリンクを、まとめて掲載するなどです。

例)ハブページのテーマ(季節の食べ物)

  • 秋の旬の食材(ページリンク)
  • 冬の旬の食材(ページリンク)
  • 春の旬の食材(ページリンク)
  • 夏の旬の食材(ページリンク)

上記の例のようにハブページを閲覧したユーザーは、各ページのリンクをクリックするだけで、興味のあるコンテンツにつながりやすくなります。

 

ハブページの重要性とその効果

ハブページを作成することは、ハブページのオーソリティ(権威性)を高められ、SEO効果が期待できます。

ハブページの重要性について、以下の順で解説します。

 

  • ページオーソリティを高められる
  • ユーザビリティを高められる
  • SEO効果がある

 

ページオーソリティを高められる

ハブページにリンクがあつまることで、ハブページのオーソリティを高められます。他のページからリンクが集まりリンクジュースが流れていきます。リンクジュースが集まるページはSEOで上位表示しやすくなります。

オーソリティとは、権威性のことです。検索品質評価ガイドラインのE-A-T(Expertise・Authoritativeness・Trustworthiness)の中の、Authoritatibeness(権威性)にあたります。

ハブページに被リンクされると、他のページから参照されている権威性のあるページとなり、ページオーソリティを高められます。

関連記事:SEOでGoogleが重視する「権威性」とは!? YMYLとEEATについて解説

ユーザビリティを高められる

ハブページはユーザビリティを大幅に高めます。一つのページから関連する情報にまとめてアクセスできるため、ユーザーは必要な情報を素早く見つけることができます

この構造によりサイト内での移動がスムーズになり、直帰率が低下し、ページ滞在時間が増加する傾向があります。

また、トピックごとに情報が整理されているため、ユーザーは迷わずに目的の情報に到達でき、満足度が向上します。結果として、リピーターの増加やコンバージョン率の向上にもつながります。

 

SEO効果がある

ハブページはSEOにおいて非常に有効です。関連するコンテンツを集約し、内部リンクを効果的に配置することで、検索エンジンのクローラーがページを巡回しやすくなり、サイト全体のインデックス化が促進されます。

特定のトピックやキーワードに関する情報を網羅的に提供することで、その分野でのサイトの権威性が高まり、検索ランキングの向上に寄与します。また、ユーザーが複数のページを閲覧するよう誘導することで、ページビューが増え、滞在時間も延長され、SEO評価がさらに強化されます。

 

ハブページのメリット

ハブページを作成するメリットは以下の2つです。

 

  • SEO戦略に役立つ
  • ユーザーエクスペリエンスの向上

 

どちらも検索エンジンの評価につながるポイントです。

 

SEO戦略に役立つ

ハブページの作成で、SEO戦略を立てやすくなります。良質なリンクを集約したハブページは、ユーザーに好まれ、滞在時間も長くなり、検索エンジンに評価されやすくなるためです。また、リンク先のWebページも良質なコンテンツと判断され、検索順位が上がります。

Webサイトを運営するからには、SEO戦略は欠かせません。自社Webページの検索順位を上げるためには、キーワード選定を行ったり、良質なコンテンツを作成したりといった努力が大切です。そして、被リンクも獲得すれば、より検索エンジンからの評価を受けやすくなります。

単独のページ同士の内部リンクだけでユーザーをつなげるのではなく、リンクを集約したハブページを加えることで、よりSEO戦略が活かせます。

 

ユーザーエクスペリエンスの向上

ハブページは、ユーザーが求める情報を1つのページで探せるため、ユーザーエクスペリエンスの向上が図れます。

ユーザーエクスペリエンス(UX)とは、ユーザー体験と訳されます。ユーザーエクスペリエンスはユーザーの目的や期待によってとらえ方が変わるため、使いやすさや動作速度など総合的な操作性や印象などと、とらえると良いでしょう。

そのため、誰でも目的に合った情報に簡単にアクセスできるハブページは、ユーザーエクスペリエンスの向上の役割を果たしてくれます。

 

ハブページ制作の5つの手順

ハブページはユーザーエクスペリエンスを考慮し、使いやすくするために、コンテンツなどを整理する必要があります。実際に制作する場合は、以下の手順で行うと目的に合ったページに仕上がるでしょう。

 

  • テーマやカテゴリーの決定
  • 関連コンテンツが既にあるか確認し整理
  • コンテンツ不足の場合は新規に作成
  • ハブページに関連コンテンツの内部リンクを設置
  • 定期的に更新

 

テーマやカテゴリーの決定

ユーザーにとって興味深かったり、有益だったりするテーマやカテゴリーを決定しましょう。テーマやカテゴリー決めは、ページの方向性やコンテンツ配置などを決めるための重要なポイントです。

例えば、ファッションがテーマなら、季節のコーデ特集やアイテム別などのカテゴリーを設定するなどです。

ただし、カテゴリーをあまり細かくし過ぎてしまうと、ユーザーが情報を探しにくくなってしまいます。細かいカテゴリー分けは関連コンテンツも少なくなり、ユーザーが満足できない可能性もあります。

ユーザーの使いやすさを念頭に入れて、テーマやカテゴリーを決定し、ハブページの方向性を決めましょう。

 

関連コンテンツが既にあるか確認し整理

テーマやカテゴリーが決まったら、紐づける関連コンテンツが既にあるか確認して、整理しましょう。

ここでは、コンテンツの整理をしっかり行うことがポイントです。カテゴリーに関係のないコンテンツが混ざっていると、ユーザーの期待を裏切り、すぐに離脱されてしまう可能性があるためです。

カテゴリーに紐づけて紹介するコンテンツを、図や表などに落とし込んで整理し、管理すると良いでしょう。

 

コンテンツ不足の場合は新規に作成

カテゴリー分け後に既存のコンテンツでは情報が不足している場合は、情報を網羅するために、新規にコンテンツ作成をしましょう。

紹介できるコンテンツが少ないと、ユーザーが求めている情報を網羅することが難しく、ユーザーを満足させられません。

コンテンツは既存・新規問わず、テキストだけでなく、画像などビジュアルデザインにもこだわると、わかりやすく伝わりやすいWebページになります。

 

ハブページに関連コンテンツの内部リンクを設置

関連コンテンツの整理ができたら、実際にページを作っていきます。

ハブページはリンクを集約するため、操作しやすいデザインにすると良いです。現在はスマホでの閲覧が多いため、間違えてタップしないように、リンク先のコンテンツを画像付きの大きい表示にするなど工夫すると良いでしょう。

 

定期的に更新

Webサイト内は更新することが多く、ハブページも定期的に更新が必要です。

Webサイトの情報は鮮度も必要なため、定期的にリライトや新規コンテンツ作成をすることが常です。更新されたコンテンツに合わせて、ハブページも定期的に更新し、メンテナンスを欠かさないようにすると、よりSEO効果も期待でき、ユーザーの利便性も高められるでしょう。

 

ハブページを作成する際の注意すべきポイント

ハブページを作成する際は、ユーザーが使いやすいように配慮することが必要です。そのためには、以下の4つのポイントについて考慮しましょう。

 

  • 各リンクの整理
  • ハブページの構成
  • ユーザーが分かりやすい表示
  • 過剰広告や無関係なリンクは設置しない

 

 

コンテンツの整理

コンテンツがしっかり整理されないと、ハブページとしての役割を十分に発揮できない可能性があります。

例えば、夏に食べたいアイス特集を作成したのに、鍋食材についてのコンテンツが混ざるなどです。

設定したカテゴリーと関係のないコンテンツが混ざってしまうと、ユーザーに不信感を与えてしまいます。また、コンテンツの整理がされないと、設置すべきリンクが抜けてしまい、機会損失を起こす可能性もあります。

コンテンツは全て洗い出し、関連するカテゴリーに分ける作業を念入りに行いましょう。

 

ハブページの構成

ハブページの構成にも気を配る必要があります。

Webページは、画面の上から順に一番上の最初に目にする「ファーストビュー」、コンテンツを配置する「メインコンテンツ」、ページの締めくくりの「クロージング」の3つの要素で構成されています。特に大切なのが、中央部分の「メインコンテンツ」です。

メインコンテンツ部分には、ユーザーに魅力を感じてもらえるように、情報価値の高いコンテンツや画像などを的確に配置することが求められます。また、直感的に操作できる仕様にするなど、ユーザーに配慮した仕組みも必要です。

 

ユーザーが分かりやすい表示

ハブページに多くの情報を載せたいと思っても、表示文字や画像が小さいと、ユーザーの使いやすさを損ねてしまいます。

ユーザーは使いにくいWebページだと感じると、すぐに離脱してしまいます。ユーザーの滞在時間が短いと、検索エンジンに評価されにくくなるため、ユーザーが使いやすい表示にすることが大切です。

近年はスマホで情報収集する人も多いため、どのデバイスでもわかりやすく、操作しやすいページ表示になるよう、必ず設定しましょう。

 

過剰広告や無関係なリンクは設置しない

成果を出したいと考えても、広告を過剰に設置したり、無関係なリンクを設置したりするのは控えましょう。

ハブページは、ユーザーが欲しい情報にアクセスするためのページです。無関係な広告やリンクは、ユーザーの印象を悪くする可能性があります。印象が悪くなってしまったページの滞在時間は短くなり、検索エンジンの評価に影響してしまいます。

過剰な広告や無関係なリンクを設置するのは、逆効果になる可能性があります。

 

よくある質問(Q&A)

ここでは、ハブページに関してよくある質問にお答えします。
 

Q:ハブページは必要ですか?

Answer)ハブページを作ることで、ユーザーエクスペリエンスが向上し、SEO戦略にも役立つため、作成したほうが良いケースが多いです。

特に多くの記事があるWebサイトなら、カテゴリーごとに整理されたハブページが1つあるだけで、ユーザーが興味のある情報に簡単にアクセスできます。また、ハブページで被リンクを獲得すれば、ページのオーソリティを高められ、SEO効果が見込めるでしょう。

 

Q:オーソリティとは何ですか?

Answer)オーソリティとは権威性のことです。検索エンジンから高評価を得るためには、E-A-T(Expertise・Authoritativeness・Trustworthiness)が必要です。Authoritativeness(権威性)のあるページは、検索エンジンに有益で確かな情報が載っていると判断してもらえ、検索順位が上がるとされています。

また、被リンクを獲得すれば、他のページやサイトから引用されている権威性を持ったページと判断できます。

 

Q:ハブページにサイト内の全コンテンツを組み込んでも良いですか?

Answer)ハブページにサイト内の全コンテンツを整理して、リンクを設置することは可能です。しかし、ハブパージのカテゴリーやテーマに無関係なコンテンツリンクの設置は、おすすめできません。

Webサイト内のすべてのコンテンツを、まとめて紹介したいと考えがちです。しかし、テーマと無関係のコンテンツが混じってしまうと、ユーザーの期待を裏切る可能性があり、離脱の原因になります。

ハブページに掲載するリンク集は、関連のあるコンテンツのみを載せましょう。

 

 

まとめ

amano_portraitハブページとは、Webサイト内のコンテンツを、集約してまとめて紹介するWebページのことです。ハブページは、ユーザーエクスペリエンスが向上し、被リンク効果でSEO戦略にも役立ちます。ハブページを制作する際は、サイト内のコンテンツ整理はとても重要です。無関係なコンテンツや過剰な広告は掲載せず、関連のあるコンテンツのみを紹介すると、ユーザーにストレスを与えることがありません。そして、ユーザーに分かりやすい表示なら、滞在時間が長くなり、検索エンジンの評価も高まるでしょう。今回は、ハブページを作成する際の手順も紹介したので、ぜひ貴社で作成する際の参考にしてみてください。

 

 

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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