ホームページがSEOで上位表示されない原因と対策方法を解説
ホームページを作成して上位表示を狙うには、品質の高いコンテンツとGoogleの評価項目、SEO対策などをおこなう必要があります。上位表示を実現するのは容易ではないものの、上位表示されない原因や方法を把握することで、今よりも検索順位を大きく上げられます。
反対にホームページを上位表示できない原因を把握していなければ、上位表示を実現させるのは困難です。上位表示を実現させるためには、上位表示されない原因と方法を押さえる必要があります。
ホームページで上位表示を狙う重要性
ホームページの上位表示を狙うことで、次の成果が期待できます。
- PV数の増加
- CV率の向上
- 会社の認知度アップ
上位表示されれば、多くのユーザーがサイト訪問します。実際、2021年の検索順位別クリック率データでは1位が13.49%、2位は7.52%、3位は4.68%となっています。そして、5位以降にもなれば3%を切っています。(出典:2021 CTR Research Study: The Largest Ever for SEO(SEO Clarity))
このことから上位表示になるほど、クリック率が高いことがわかります。つまり、コンテンツ制作の目的がサービスの成約につなげるにしても、PV数を増加するにしても、上位表示が条件といってもいいほど重要なものなのです。
狙ったキーワードがホームページで上位表示されない原因
狙ったキーワードがホームページで上位表示されない原因は1つではありません。複数の原因が絡み合っていることがほとんどであり、考えられる原因としては主に次の9つです。
- クローラーに見つかっていない
- SEO対策が不十分
- ほかのサイトと類似性している
- Googleのガイドラインに違反している
- サイトを立ち上げたばかり
- 情報量が不十分
- 独自情報がない
- ページ表示速度が極端に遅い
- タイトルとコンテンツが一致していない
1つを直せば上位表示されるものではありませんが、1つずつ原因を解消していくことで上位表示も期待できます。上位表示されないと悩んでいるサイト担当者の方は、まずは原因の把握が重要です。
クローラーに見つかっていない
GoogleやYahoo!JAPANなどの検索エンジンにページを評価してもらうには、クローラーに見つかる必要があるのですが、ページを検索しても出てこない場合はそもそもクローラーに見つかっていない可能性があります。クローラーは日々更新されている世界中のサイトを巡回しているため、すぐには反映されません。特にサイトを公開して1日〜2日程度の経過であれば、クローラーに見つかっていない可能性は十分にあります。
SEO対策が不十分
コンテンツを上位表示させるには、SEO対策が必要不可欠です。SEO対策をしたとしても、対策が不十分だと上位表示される可能性は低くなります。SEO対策には内部リンクの設置、被リンクの獲得、タイトルとコンテンツ内容の一致などが挙げられます。上位表示させるには、SEO対策がしっかりとできているか確認するのが重要です。
ほかのサイトと類似している
サイト内のコンテンツがほかのサイトと類似している場合、重複コンテンツとみなされて正しく評価されないことがあります。特に接続詞だけを変えた文章、言葉を入れ替えただけの文章は、重複コンテンツとして評価されやすいものです。多くのコンテンツがあるなか、自分のコンテンツだけ独自性を出すのはむずかしいものの、検索エンジンからの評価が高くなることを考えると、独自情報を取り入れたコンテンツ制作に取り組む価値は十分にあります。
Googleのガイドラインに違反している
上位表示させるには、Googleのガイドラインに違反していないことが大前提です。Googleのガイドラインにはコンテンツの重複のほか、不自然な被リンクの設置などが挙げられます。Googleのガイドラインに違反するとサイトの順位が大幅に下がったり、最悪ページが削除されます。Googleのガイドラインに違反しないためには、Googleのガイドラインに目を通して違反内容を把握しておくことが重要です。
サイトを立ち上げたばかり
サイトを立ち上げたばかりだと、ドメインパワーが弱いうえ、インデックスすらされていない可能性があります。サイトを立ち上げたばかりの場合は検索流入だけを狙うのではなく、TwitterやInstagramなどのSNSを用いての誘導が効果的です。
情報量が不十分
情報量が不十分だと、他メディアの情報量が多いコンテンツのほうが品質が高いと評価されるため、上位表示されにくくなります。上位表示される記事はユーザーの悩みを解決できる記事です。それらと反対の情報性が古く、ほかの記事と似ている記事、独自性のない記事で上位表示を狙うのは困難です。狙ったキーワードに関しての情報が過不足無く情報が記載されているだけで、順位アップが期待できます。
独自情報がない
検索エンジンに評価されやすい記事は、情報量が過不足無く記載されているほか、独自情報が記載されています。他メディアの情報を過不足無く取り入れた記事は網羅性が高く評価されやすいものの、それだけで上位表示を獲得できるとはいい難いものです。コンテンツを評価してもらうには、情報を過不足無く記載するほか、独自情報も取り入れるべきです。実際、Googleも上位表示する基準の1つに独自性の有無を重要視しています。
(出典:質の高いサイトの作成方法についてのガイダンス(Google検索セントラルブログ))
ページ表示速度が極端に遅い
ページ表示速度が極端に遅いと、検索順位に反映されるまで遅くなります。その結果、検索順位に反映されるまで時間がかかります。またユーザーがページの読み込み途中に他サイトへ移動する可能性も考えられます。ページの表示速度が遅いのはクローラーに見つかりにくくなるだけではなく、ユーザーの離脱率も上昇させるため、表示速度の改善に取り組むべきです。
タイトルとコンテンツが一致していない
タイトルとコンテンツが一致していない記事は、品質が高いとはいえません。品質の高いコンテンツを制作するには、大前提としてユーザーにどのような検索意図があるのかを考える必要があります。ユーザーの検索意図が考えられれば、自然とタイトルとコンテンツが一致した内容になるはずです。ユーザーがどのような記事を求めているのか、タイトルとコンテンツが一致しているのか考えることが重要です。
狙ったキーワードでホームページに上位表示させる方法
狙ったキーワードでホームページを上位表示させる方法としては次の5つです。
- コンテンツをリライトする
- SEO対策をおこなう
- 独自性のあるコンテンツにする
- 被リンクを獲得する
- リクエストを送信する
コンテンツをリライトする
検索順位が低いコンテンツをリライトすることで、順位が上がる可能性があります。コンテンツに上位表示されているもの、3ページ目以降に表示されているものなど、順位にばらつきがあるのは珍しいことではありません。Google Search Consoleのようなツールを用いてどのような内容のものが上位表示を獲得できているのか、順位が低いコンテンツにはどのような共通点があるのかを把握してみるのも1つの手です。ツールを用いてページの現状を知れば、どのコンテンツをリライトするべきで、どのように改善していくのか方向性がわかるようになります。
SEO対策をおこなう
上位表示を狙うのに必要不可欠なSEO対策には、大まかに外部対策と内部対策の2つに分けられます。外部対策は被リンクとサイテーションの獲得の2つです。信頼できるメディアから被リンクを獲得することで、質の高いコンテンツとして評価されやすくなります。
内部対策には内部リンクの設置、タイトルタグと見出しタグの設定、サイトマップの作成などが挙げられます。しかし、SEO対策をしてすぐに効果が出るとは断言できず、最低でも3ヶ月から6ヶ月ほどの期間をかけておこなう必要があります。
独自性のあるコンテンツにする
Googleはコンテンツを評価する際の項目として、独自性があるかを重要視します。具体的には他メディアにはない情報の記載、視点からコンテンツが作成されているかが見られています。網羅性のあるコンテンツ制作に加え、それらにはない情報も記載して独自性を取り入れてください。
被リンクを獲得する
被リンクの設置をすることで、質の高いコンテンツとして評価される可能性があります。しかし被リンクには、質の良い被リンクと質の悪い被リンクの2つがあります。質の良い被リンクは信頼できるサイトやコンテンツと関連したサイトからのもの、質の悪い被リンクとは質の低いサイトからの被リンク、リンクの売買が該当します。上位表示させるためには質の良い被リンクを獲得するのが効果的です。一方のスパムリンクを獲得し続けても評価が高くなることはなく、むしろ順位を大幅に下げる原因となります。
リクエストを送信する
ページが検索結果に反映されるには、クローラーに巡回してもらわなければなりません。その際に有効的なのが、Google Search ConsoleのURL検査でクロールしてほしいURLを貼り付けて、クロールリクエストを送信する方法です。すぐに反映されない場合は、リクエストの送信をすることでクローラーに巡回を促すことが可能です。時間が経っても反映されない場合は、一度リクエスト送信をしてみてください。
ホームページで順位を下げないために意識したいこと
1度上位表示を獲得できたとしても、それがずっと続くわけではありません。上位表示を維持し続けるには、定期的な更新が必要です。意識すべきことは主に次の4つです。
- 鮮度の高い情報を届ける
- Googleのガイドラインに違反しない
- 検索エンジンの仕組みをよく理解する
- ユーザーが求めているコンテンツを配信する
鮮度の高い情報を届ける
鮮度の高い情報はユーザーにとって役立つコンテンツとなるだけではなく、Googleからも価値のあるコンテンツと評価されます。新しい情報が出たのにも関わらず、ページに記載されている情報が古ければ役立つコンテンツとはいえません。そのため、順位は下がってしまいます。
情報が最新であれリライトをする必要はありませんが、古い情報が記載されている場合は、早急なリライトが必要です。
Googleのガイドラインに違反しない
Googleのガイドラインにはコピーコンテンツや被リンクの売買、不自然な内部リンク設置などが挙げられます。品質の高いコンテンツを作成していく意識があれば、基本的にGoogleのガイドラインに違反することはありません。しかし、うっかりガイドラインに違反した場合は検索順位が大幅に下がってしまいます。そうならないためにも、事前にGoogleのガイドラインを把握しておくと安心です。
検索エンジンの仕組みをよく理解する
上位表示をキープし続けるには、検索エンジンはどのようなコンテンツを評価しているのか頭に入れておく必要があります。検索エンジンの仕組みを1から理解することで、仮に他メディアに1位を取られたとしても、すぐに巻き返すことが可能です。検索エンジンの仕組みの理解を深めていくことで質の高いコンテンツを維持し続けられます。
ユーザーが求めているコンテンツを配信する
Googleはユーザーにとって役立つ情報であるかを重要視しています。そのため、ユーザーが求めていないコンテンツは評価されにくいのです。しかし、ユーザーが求めているコンテンツならば、役立つサイトとしてGoogleに評価されやすくなります。誰にとって需要のあるコンテンツなのか、ユーザーが求めているコンテンツになっているか改めて見直すのも重要なことです。
まとめ