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脱毛サロンのSEO対策とは?WEB集客の手法を解説

脱毛サロンのSEO対策とは?WEB集客の手法を解説
近年、脱毛サロンの市場規模は堅調に推移しています。市場の動きとしては、男性ニーズの高まりがある一方で、安価なセルフ脱毛サロンのサービスが増えています。そのため、女性による脱毛サロンの利用金額が減少し、市場全体としては、大きな動きがみられない状況が続いています。

 

また、脱毛サロンの利用者のなかには、知人の口コミなどのほか、WEBコンテンツを経由して利用する人の割合が高まっています。こうしたことから、脱毛サロンの事業者にとって、SEO対策を中心としたWEB施策による集客活動の重要性が増しています。

 

美容関連のSEO対策
エステサロン 脱毛サロン
ネイルサロン 美容室
美容クリニック 業種別

 

amano_portrait脱毛サロンとSEO対策について解説します。これから、来店者の増加を図り、本格的にSEO対策に取り組むことを検討している方は、本記事を参考にしてください。

 

SEOコンサルティング

脱毛サロンがSEO対策すべき理由

脱毛サロンの市場では、男性のニーズが高まりをみせています。しかし、セルフ脱毛サロンに代表されるように、低価格のサービスが増加しているため、市場規模自体は堅調に推移している状況です。また、脱毛サロンは、WEBコンテンツ経由で利用されるケースが多々みられます。そこで、脱毛サロンに集客するためには、SEO対策やWEB施策が求められてきます。

 

近年では、男性の脱毛ニーズが高まっている

株式会社リクルートの調査研究機関のホットペッパービューティーアカデミーは、脱毛サロンに関する実態調査を実施しその結果を発表しました。それによって、男性の脱毛ニーズが高まっていて、2020年から2024年の間で市場規模が1.8倍ほどに増加していることがわかっています。

 

西暦 市場規模
2020年 男性=348億円

女性=1,133億円

2021年 男性=474億円

女性=1,319億円

2022年 男性=549億円

女性=1,241億円

2023年 男性=583億円

女性=882億円

2024年 男性=635億円

女性=789億円

 

内訳をみてみると、男性ではひげ脱毛が人気でしたが、Vライン脱毛が増加しています。そして、Vライン脱毛が伸びが著しく、ひげ脱毛に匹敵する利用金額に達しているとのことです。ただし、女性の利用金額が低下していることから、全体の市場規模としては、堅調に推移している状況となっています。同機関は、この要因として、低価格帯のセルフ脱毛サロンが増えたため、女性の1回あたりの利用金額が減っていることを指摘しています。

 

脱毛サロンに通うきっかけとしてWEBコンテンツの存在が目立っている

ホットペッパービューティーアカデミーの女性に対するエステサロンのアンケート結果では、「初めて脱毛サロンに行ったきっかけは?」の問いに対して、WEBコンテンツと回答した人の割合が多数を占めています。

 

脱毛サロンに行ったきっかけ 回答割合
知人の口コミ 40.9%
予約サイト 7.2%
チラシ 6.7%
WEB広告 6.6%
屋外や交通広告 5.2%
検索エンジン 5.1%
テレビ 4.9%

※本表は、エステサロンに関する意識・実態調査報告書の脱毛サロンに関する質問の回答割合が高かった上位7項目をピックアップしたもの

 

このうち、「予約サイト」や「WEB広告」、「検索エンジン」といったWEBコンテンツが脱毛サロンに行くきっかけになったと答えた人が2割近くにのぼっています。とくに、20代や30代では、WEBコンテンツがきっかけになった人の割合が大きくなっていることがわかります。

 

脱毛サロン向けのSEOキーワードの例

脱毛関連のキーワードは、YMYLに指定されることからE-E-A-Tが重視されます。そして、医療機関である、美容クリニックが競合サイトになります。キーワードの特徴としては、脱毛部位のキーワードは検索ボリュームが大きく、かつコンバージョンを見込めます。ただし、競合サイトが強力であることから、脱毛サロンのサイトとしては、複合キーワードを設定し、ロングテールキーワードを狙っていくことが基本的な戦略となってきます。

 

関連記事:SEOキーワードの選び方とは

 

※本項目で記載する月間検索件数は、原則として2025年2月単体のもの。また、検索結果は、2025年3月調べで、位置情報が東京都内のものです

 

脱毛サロンの施術方法

まずはじめに、脱毛に興味を持つ人は、検索エンジン上で「脱毛」や「脱毛サロン」をキーワードに入力します。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
脱毛 検索件数:110,000

検索結果:美容クリニックの案内ページ / 脱毛サロンの案内ページ / 予約ページ

脱毛サロン 検索件数:27,100

検索結果: 脱毛サロンの案内ページ / 予約ページ / 比較・ランキング記事

 

「脱毛」のキーワードの検索結果をみてみると、医療機関の脱毛クリニックの案内ページがもっとも目立っています。次いで、脱毛サロンのページ、予約ページが露出しています。脱毛サロンのページとしては、ミュゼプラチナムエステティックTBCが1ページ目にランクインしています。また、予約ページでは、美容予約のポータルサイトのホットペッパービューティーが存在感を示していました。その一方で、「脱毛サロン」では、脱毛サロンのサイトが並んでいます。ミュゼプラチナムのほか、ハイジLACOCO(ラココ)INESELF(ワンセルフ)と、サービスの安さをキャッチコピーとするサロンが上位に表示されています。

 

また、脱毛施術に興味を持つ人は、具体的な施術方法をキーワードにして検索します。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
ニードル脱毛 検索件数:12,100

検索結果:美容クリニックの案内ページ

永久脱毛 検索件数:9,900

検索結果:解説記事

レーザー脱毛 検索件数:5,400

検索結果:美容クリニックの案内ページ / 解説記事

光脱毛 検索件数:3,600

検索結果:解説記事 / ECページ

電気脱毛 検索件数:880

検索結果:美容サロンの案内ページ / 解説記事

 

このキーワードのうち、「ニードル脱毛」、「永久脱毛」、「レーザー脱毛」の3つは医療行為に該当します。そのため、検索結果の上位枠は美容クリニックのページに占拠されています。一方、美容電気脱毛のサービスを示す「電気脱毛」は医療行為ではないため、美容サロンの案内ページや解説記事が目立っています。たとえば、案内ページでは、エステティックTBCSALON RON womanNuke tta(ヌケッタ)のサイトが姿をみせています。また、解説記事としては、Alonso(アロンソ)のコラム記事がランクインしています。

 

脱毛する部位やユーザー属性

脱毛を検討している人には、ムダ毛を気にする部位が存在します。そして、この脱毛部位に関するキーワードは、検索ボリュームが大きく、コンバージョン(店舗予約など)が高くなる傾向がみられます。脱毛部位のキーワードとしては、下記のようなものが挙げられます。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
脱毛 ひげ 検索件数:60,500

検索結果:美容クリニックの案内ページ / 脱毛サロンの案内ページ / 予約ページ / 比較・ランキング記事

顔 脱毛 検索件数:27,100

検索結果:美容クリニックの案内ページ / 予約ページ / 解説記事

全身 脱毛 検索件数:18,100

検索結果:美容クリニックの案内ページ / 脱毛サロンの案内ページ / 予約ページ

うなじ 脱毛 検索件数:14,800

検索結果:美容クリニックの案内ページ / 予約ページ

眉毛 脱毛 検索件数:14,800

検索結果:美容クリニックの案内ページ / 脱毛サロンの案内ページ / 予約ページ

脇 脱毛 検索件数:4,400

検索結果:美容クリニックの案内ページ / 脱毛サロンの案内ページ / 予約ページ / 解説記事

vio 脱毛 検索件数:-(※非公開)

検索結果:美容クリニックの案内ページ / 解説記事 / 予約ページ

 

検索結果では、上位枠の大半を美容クリニックの案内ページが占めています。このほか、脱毛サロンの案内ページや予約ページなどが上位表示しています。脱毛サロンのページとしては、「脱毛 ひげ」「全身 脱毛」のキーワードでミュゼプラチナム、「眉毛 脱毛」でBLANC Eyebrow Salon、「脇 脱毛」でエステティックTBCと、一部の露出がみられています。この結果からは、美容サロンのサイトが美容クリニックのサイトを抑えて上位表示することは難易度が高いことがわかります。そのため、自店舗の強みやターゲットとセットで、ロングテールキーワードとしてキーワード設定して上位表示を狙う方法が現実的といえます。

 

また、検索ユーザーは、自身の属性をキーワードにして検索することがあります。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
メンズ 脱毛 検索件数:27,100

検索結果:美容クリニック / 比較・ランキング記事 / 予約ページ

レディース 脱毛 検索件数:390

検索結果:美容クリニックの案内ページ / 脱毛サロンの案内ページ / 予約ページ

中学生 脱毛 検索件数:1,000

検索結果:解説記事 / 脱毛サロンの案内ページ / 美容クリニックの案内ページ

高校生 脱毛 検索件数:880

検索結果:解説記事 / 比較・ランキング記事

 

性別に関するキーワードの検索結果では、脱毛部位と同様に美容クリニックの案内ページが目立っています。その一方で、「中学生」や「高校生」といった思春期を示すキーワードでは、「中学生で脱毛ははやいのか?」といった解説記事が並んでいます。そんななか、脱毛サロンの案内ページの露出もみられます。たとえば、「レディース 脱毛」のキーワードでミュゼプラチナム、「中学生 脱毛」でエステサロンのジェイエステティックランディングページ(LP)がランクインしています。

 

脱毛関連の悩みキーワード

脱毛を望む人は、「ムダ毛をなくしたい」「痛い脱毛を避けたい」といった悩みを抱えています。そして、SEO業界では、こうしたキーワードのことを悩みキーワードといいます。悩みキーワードは、コンバージョン率が高いことで知られています。脱毛関連の悩みキーワードには、次のようなものがあります。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
ヒゲ 脱毛 痛い 検索件数:2,400

検索結果:解説記事

背中 の 毛 処理 検索件数:2,400

検索結果:解説記事 / ECページ

女性 お尻 毛 検索件数:1,600

検索結果:解説記事

中学生 女子 ムダ毛 検索件数:590

検索結果:解説記事

脱毛 生えてくる 検索件数:260

検索結果:解説記事

髭 剃り めんどくさい 検索件数:210

検索結果:解説記事

 

検索結果は、ほぼすべてが「ムダ毛の処理のやり方」などをテーマとした解説記事で占められています。記事の配信元をみてみると、脱毛サロンのサイトも一部で露出しています。たとえば、「女性 お尻 毛」や「中学生 女子 ムダ毛」のキーワードでミュゼプラチナム、「背中 の 毛 処理」でセルフ脱毛サロンのi-skin、「脱毛 生えてくる」でLACOCOの記事がランクインしています。検索ボリューム自体は大きくないものの、こうしたキーワードをコラム記事で抑えていくことで、SEO効果をえられるとともに、コンバージョン(店舗予約)に誘導することも可能です。

 

脱毛サロン店舗の地域キーワード

消費者が脱毛のサービスを受けるためには、脱毛サロンの店舗に来店して施術を受けることになります。また、脱毛の効果を実感するためにも、消費者は脱毛サロンに通い続ける必要があります。そこで、消費者としては、自身の生活県内に立地する脱毛サロンを探すことになります。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
近く 脱毛 検索件数:1,600

検索結果:美容クリニックの案内ページ / 脱毛サロンの案内ページ / 比較・ランキング記事 / 予約ページ

池袋 脱毛 検索件数:2,400

検索結果:美容クリニックの案内ページ / 脱毛サロンの案内ページ / 比較・ランキング記事 / 予約ページ

脱毛 千葉 検索件数:1,300

検索結果:美容クリニックの案内ページ / 比較・ランキング記事 / 予約ページ / 脱毛サロンの案内ページ

脱毛 松戸 検索件数:360

検索結果:美容クリニックの案内ページ / 脱毛サロンの案内ページ / 比較・ランキング記事 / 予約ページ

 

検索結果では、美容クリニックの案内ページが目立ち、次いで、ランキング記事や予約ページ、脱毛サロンの案内ページが並んでいます。このうち、千葉県松戸市を指定する「脱毛 松戸」のキーワードでは、全国で展開するミュゼプラチナムの松戸店メンズクリアの松戸店のほか、地域で活動するエステティックヴィオラLe:YELLがランクインしています。このように、郊外に店舗を構える脱毛サロンは、地域キーワードを設定することで、上位表示を目指せることがわかります。

 

脱毛サロンで効果的なWEB集客の手法

脱毛サロンに集客するうえでは、下記のようなWEB施策が効果的です。

 

  • Googleビジネスプロフィールに自店舗情報を登録する
  • 予約サイトやランキング記事に自店舗情報を掲載する
  • E-E-A-Tの対策をする

 

Googleビジネスプロフィールに自店舗情報を登録する

Googleビジネスプロフィールとは、Googleマップ上に店舗や施設の情報を掲載できるサービスのことです。そして、このサービスを利用した施策のことをSEO用語では、MEO対策といいます。さらにいうと、地域キーワードの設定とセットで、ローカルSEOの施策として扱われます。

 

関連記事:Googleビジネスプロフィールとは?

 

予約サイトやランキング記事に自店舗情報を掲載する

脱毛サロンの関連キーワードでは、予約サイトやランキング記事が多数表示されます。そこで、こうしたサイトに自店舗情報を載せることで、顧客を確保することが可能です。

 

まず、脱毛サロンの予約サイトとしては、ホットペッパービューティーが一強状態にあります。一方、脱毛情報を扱うランキング記事には、次のようなものがあります。

 

 

比較やランキング記事では、脱毛サロンのアフィリエイト広告を掲載することでサイトの収益をあげています。そのため、自店舗のアフィリエイト広告を出稿すると、こうした記事に掲載される機会が生まれます。

 

E-E-A-Tの対策をする

脱毛は、医療行為に該当する施術があることから、Google検索エンジンにYMYL領域に指定されています。そのため、脱毛関連のキーワードで上位表示を目指すとなると、自店舗サイトがE-E-A-Tの面で高評価をえる必要があります。その施策の一例としては、次のようなものが挙げられます。

 

  • 脱毛関連のサイトから被リンクやサイテーションを獲得する
  • 医療クリニックと提携し、その旨をサイト内で発信する
  • サイト内では、価値があり、かつ正しい情報を発信する
  • サイト内のコラム記事の監修を医師に依頼する

 

関連記事:E-E-A-Tとは

 

よくある質問(Q&A)

脱毛サロンのSEO対策に関する、よくある質問をまとめています。
 

Q:脱毛サロンのサイトで重要なSEO対策とは?

Answer)脱毛サロンがSEO対策するとなると、美容クリニックといった医療機関が競合として立ちはだかります。また、脱毛関連のキーワードでは、アフィリエイト広告が高単価になる傾向がみられることから、多数のメディアが参戦しています。そのため、まずは、ロングテールキーワードを確実に抑えていく手法が現実的といえます。

 

また、脱毛には医療要素があるため、E-E-A-Tの対策も必要です。このほか、郊外に店舗を置く脱毛サロンの場合は、地域キーワードを設定すると集客効果を見込めます。

 

Q:脱毛サロンのWEB集客がうまくいかないときは?

Answer)SEO対策やWEBマーケティングの専門会社に相談してみてください。

 

東京SEOメーカー(本サイト)は、これまでに2,000社以上の企業や団体に対して、WEB支援をしてきました。脱毛サロンでも重要となる、店舗集客のためのローカルSEOの成功事例も多数有しています。まずは、下記リンク先のフォームより、お問い合わせください。

 

>>東京SEOメーカーの問い合わせ窓口

 

 

まとめ

amano_portrait近年の脱毛サロン市場規模は、横ばいの状況が続いています。そんななか、男性の脱毛ニーズの高まりがみられています。具体的には、これまではひげ脱毛がもっとも求められていましたが、Vライン脱毛の利用者が増えていて、ひげ脱毛に匹敵する勢いで迫っています。また、脱毛サロンに行った人のうち、予約サイトや検索エンジンがきっかけになった人が多く、WEB施策との相性のよさをみせています。これからSEO対策をはじめとするWEB施策の強化を検討している方は、SEO対策やWEBマーケティングのプロに相談してみてください。

 

 

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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