Googleカフェインとは?インデックスにかかわる重要なシステム
Googleカフェインとは2010年6月に完成した、Googleの新しいインデックスシステムのコードネームのことです。
Googleで新しい言葉が出てくるとアルゴリズムなのではないかと疑問に思う方もいますが、カフェインはインデックスシステムのことですので検索順位には影響しません。
Googleカフェインとは
冒頭で述べたようにGoogleカフェインとはインデックスシステムのコードネームのことです。SEOのことを本格的に勉強している人であれば知っておいても損はありませんが、普通の人にはあまり関係のない用語かもしれません。
2010年6月にGoogleが完成させ、導入したことでインデックスが速くなり、従来のインデックスと比較すると50%ほど鮮度が増したとのことです。
インデックスの仕組み
Googleカフェインが出来上がる前は更新の速い層と遅い層が入り混じっていました。
ページのクローリング、コンテンツと外部リンクの抽出から新規サイトの発見、さらにクロールという手法を取っていましたが、これだとサイトのすべてをクロールする必要があり、効率もよくありませんでした。
Googleカフェインができてからはサイトを小分けにしてクロールすることで新しいページを効率よく見つけることができるようになりました。クロールが速くなったということはインデックスも速くなることに繋がります。
つまり、Googleカフェインが導入された結果、新規ページのインデックスが早まる可能性が出てきたといえます。
Googleカフェインと検索順位の関係
Googleカフェインはインデックスシステムであり、アルゴリズムではありません。クロールが速くなればインデックスが速くなる可能性があるとはいえ、Googleカフェインが導入されたことで検索順位が上がった、下がったということは考えられません。
しかし、インデックスが速くなるということは自社のコンテンツも他社のコンテンツも速く検索結果に反映されるということです。これは、既存コンテンツよりも優れたコンテンツを作れば順位を入れ替わる速度が速くなる可能性があることを意味しています。
SEOの基本はクロール、インデックス、ランキングの3つです。Googleカフェインはこの3つのうちクロールとインデックスに重大にかかわっていますので、間接的には検索順位に関わっているということはできそうです。
ただし、クロールが速くなるからといって、必ずしもインデックスが速くなるとは限りません。クロールされたとしてもインデックスされるかどうかの判断はGoogleに委ねられているためです。
結果として、ユーザーのためになるコンテンツを作り続けるというサイクルには何も影響しませんので、検索エンジンではなくユーザーに向き合う必要があることは変わりません。