オウンドメディアをおしゃれにするには?特徴やポイントなどを紹介
おしゃれなオウンドメディアを構築したいと考える企業もいるでしょう。おしゃれなデザインにするには、具体的にどうすればいいのでしょうか?
おしゃれなオウンドメディアの特徴5つ
ユーザーが「おしゃれ」だと感じるオウンドメディアには、それぞれ特徴があります。そこでおしゃれだと感じるオウンドメディアの特徴を5つ紹介します。
- ファーストビューがユーザーの関心を引いている
- 情報がシンプル
- カラーが2色
- ページごとに一貫性がある
- UDフォントを使っている
ファーストビューがユーザーの関心を引いている
オウンドメディアの印象には、ファーストビューがかなり大切です。おしゃれだと思われるオウンドメディアを構築するには、ファーストビューを大切にしましょう。
特に、ファーストビューにアニメーションや動画などがあれば、ユーザーの関心を引きおしゃれだと感じることがあります。このようにファーストビューに力を入れることは、デザインの観点で重要です。
情報がシンプル
おしゃれだと感じるオウンドメディアの特徴の1つに「シンプルさ」が挙げられます。サイトメニューや文字量など、必要な情報のみをシンプルに載せたオウンドメディアは、おしゃれだと感じます。
サイトの項目や文字量などが必要最低限なもののみに抑えられていると、デザインに空白ができておしゃれだと感じるようになります。逆に情報量や広告などを詰め込んだオウンドメディアは、ごちゃついた印象を与え、おしゃれだと感じません。
デザインは基本、シンプルなほどおしゃれだと感じてもらいやすくなります。そのためおしゃれなオウンドメディアを構築したい場合は、なるべくシンプルなデザインにするよう意識しましょう。
カラーが2色
カラーは多用するのではなく、2色に抑えるとおしゃれだと感じてもらいやすくなります。メインカラーとサブカラーの2色を決めて、シンプルにデザインすることで、見やすいオウンドメディアとなります。
またカラーを2色決めるときは、同じような印象を与えるセットを選びましょう。たとえば「黒」と「白」はともに落ち着いた印象を与えるので、セットで使うと全体的に高級感のあるデザインとなります。
逆に多種多様やカラーを使っているオウンドメディアは、ごちゃついた印象を与え、おしゃれだと感じません。
ページごとに一貫性がある
複数のページにまたがって一貫性のあるサイトだと、おしゃれだと感じてもらいやすくなります。オウンドメディアでユーザーが購入を決めるとき、内部のページを複数遷移するのが一般的です。
すべて統一されたおしゃれなデザインだと、ユーザーも購入意欲が上がるでしょう。統一されたデザインだと、ユーザーも混乱することなくCVへと行動できます。
一方で、ランディングページ(LP)でおしゃれでも、商品の購入画面のデザインがまったく異なるコンセプトだとユーザーも混乱します。そのためおしゃれなオウンドメディアを構築したいと考えている場合は、サイト全体で統一したデザインを導入するように意識しましょう。
UDフォントを使っている
オウンドメディアの文字は「UDフォント」を使うのがおすすめです。UD(Universal Design) フォントとは「ユニバーサルデザインフォント」のことで、多くの人が利用できる文字フォントを指しています。
UDフォントは一般人はもちろん、高齢の方や障がい者、外国人など誰しもが読みやすいように文字がデザインされているのが特徴です。そのためあらゆるユーザー層が読みやすいと感じるオウンドメディアを構築できています。
なおWindowsには、次のようなUDフォントが標準搭載されています。
- BIZ UDPゴシック
- BIZ UDゴシック
- BIZ UDP明朝 Medium
- BIZ UD明朝 Medium
- UD デジタル教科書体
オウンドメディアはあらゆる年齢層の方が見るので、誰しもが読みやすいUDフォントデザインを使うのがおすすめです。
オウンドメディアをおしゃれにするために重要な5つのポイント
オウンドメディアをおしゃれにするためには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。そこでおしゃれなオウンドメディアを構築するための5つのポイントを紹介します。
- オウンドメディアの目的を明確にする
- ペルソナが好むデザインを分析する
- コンテンツに合わせたデザインにする
- モバイルに対応したデザインにする
- 動画も活用する
オウンドメディアの目的を明確にする
デザインを決める前に、まずオウンドメディアの運用目的を明確にしましょう。運用目的が明確であれば、どのようなデザインを設計すればよいのかわかりやすくなります。
たとえばアフィリエイト目的のオウンドメディアを運用する場合は、目的は「アフィリエイト広告の条件達成」にあります。アフィリエイトには記事が何よりも重要になるので、コンテンツのデザインに注力すべきだとわかります。
一方でECのオウンドメディアの場合、目的は「商品の販売」にあります。そのため商品販売ページには、おしゃれな世界観を出すためにも特にデザインにこだわりたいところです。
このように、オウンドメディア運用の目的が明らかになれば、どのデザインにこだわればいいのかも明確になります。そのためデザインを決める前に、まずはオウンドメディアの運用目的を明確にすることから始めましょう。
関連記事: オウンドメディアの種類とは?目的やメリット・デメリットについて解説
ペルソナが好むデザインを分析する
オウンドメディアのペルソナが好むデザインを分析することも重要です。結局のところ、オウンドメディアをおしゃれだと決めるのは、自社ではなくユーザーだからです。
ペルソナとは、自社がターゲットとする架空の人物像です。たとえば高級旅館がオウンドメディアを運用する場合、お客様は「非日常的な世界で過ごす」ことを求めています。そのためオウンドメディアも、非日常感を楽しめるデザインにするのがおすすめです。
このように自社のターゲットとなるペルソナを分析することで、どのようなデザインにすべきか明確になってきます。どのようなデザインにすべきか悩んだときは、一度相手の目線に立って考えてみましょう。
関連記事: ペルソナとは?マーケティングに必要な理由と設定方法
コンテンツに合わせたデザインにする
コンテンツの内容に合わせてデザインを決めるのも大切です。なぜならオウンドメディアのデザインの印象とコンテンツの内容に乖離があると、ユーザーは混乱してしまうからです。
たとえば女性向けの恋愛系オウンドメディアで王道のコンテンツを投稿するときは、白やピンクのような恋愛に合っているデザインにするのがおすすめです。逆に王道系の恋愛系コンテンツに黒色を使っていると、ユーザーも困惑してしまいます。
このようにコンテンツの内容から、オウンドメディアのデザインを決めるのも重要です。コンテンツの内容に加えて、運用目的やペルソナなどと総合的に判断しながらデザインを決めていきましょう。
モバイルに対応したデザインにする
現在はPCだけでなく、モバイルに対応したデザインにすることも重要です。なぜならサイトを閲覧するユーザーの多くが、スマホから見ているからです。
パソコンやタブレット、スマホなど、利用する端末に応じて最適化されるデザインを「レスポンシブデザイン」と呼びます。せっかくパソコンで見たサイトがおしゃれでも、スマホにもPC用しか表示されないと非常にもったいない話です。
サイトの検索順位を決めているGoogleも、モバイルに対応したデザインを重視しています。オウンドメディアのデザインを決めるときは、必ずレスポンシブデザインを採用しましょう。
動画も活用する
オウンドメディアのデザインをよりおしゃれに見せるには、文字情報だけでなく動画を活用するのもおすすめです。オウンドメディア内の演出が増えると、よりおしゃれだと感じてもらいやすくなります。
たとえば高級旅館のオウンドメディアでは、ランディングページによく「外観や内観のイメージ動画」を取り入れていることがあります。こうすることで、旅館の世界観を楽しむことができ、より購入意欲が高まる効果もあります。
このようにおしゃれなオウンドメディアを構築したい場合は、文字だけに頼るのではなく、動画も活用してみるのがおすすめです。
オウンドメディアのデザインを決める3つの方法
オウンドメディアのデザインを決める3つの方法を紹介します。
- Web制作会社に依頼する
- フリーランスに依頼する
- 自分でデザインを用意する
Web制作会社に依頼する
企業がオウンドメディアのデザインを決めるのに、もっともオーソドックスな方法は「Web制作会社への依頼」です。実績のあるWeb制作会社に依頼すれば、自社の求めるおしゃれなデザインをつくれます。
Webデザインは、Web制作の一環として行われます。Web制作会社に依頼した場合、オウンドメディアのコンセプトやコンテンツの内容などをもとに打ち合わせし、デザインを決定します。
また導線設計やUI/UXに配慮したデザインに設計してくれるので、効果的なCVへの誘導も期待できます。このように質の高いデザインを設計したいときは、Web制作会社に依頼するのがおすすめです。
フリーランスに依頼する
費用を抑えてデザインをつくりたい場合は、フリーランスに依頼するのもおすすめです。フリーランスは個人で活動しているため、企業よりも費用を抑えて発注できます。
フリーランスのWebデザイナーに依頼するには、クラウドソーシングを使ったり、求人サイトに掲載して依頼したりする方法があります。また土日や夜も活動しているフリーランスは多いので、企業に比べて柔軟に対応してくれるケースも多いでしょう。
ただしフリーランスに依頼する場合は、選定に注意するようにしましょう。デザインの質はWebデザイナーの実力次第なので、選定を間違えれば思うようなものが納品されず、結果コスト損になってしまいます。
自分でデザインを用意する(有料・無料)
デザインを外部に依頼するのではなく、自社で用意する方法もあります。特にWordPressは、デザインを作成しているところも多いので、自分好みのものも見つけやすくなっています。
たとえばWordPressの無料のデザインでいえば、次のようなものが有名です。
これらは基本無料で使えて、かつデザインが洗練されたものもあるので、気になる方は一度ダウンロードして使ってみてください。
より高機能で、おしゃれなデザインを使いたい方は、有料のWordPressテーマを購入するのもおすすめです。有料テーマでいえば、次のようなものがおすすめです。
有料テーマはサポート体制が整っているものも多いので、操作やトラブルでなにかつまずいたとき役立ちます。外部に依頼するよりも安く抑えられるので、WordPressの場合は有料テーマを購入するのもおすすめです。
デザイン以外にも気をつけたい3つのポイント
おしゃれなデザインをつくることも重要ですが、それ以外にも気をつけたい3つのポイントを紹介します。
- コンテンツの内容
- CVへの誘導がシンプル
- カテゴリ設計もシンプルに
コンテンツの内容
おしゃれなデザインばかりに注力してはいけません。オウンドメディア運用ではコンテンツが大切なので、コンテンツの戦略設計も欠かさないようにしましょう。
オウンドメディア運用でよくある失敗が「デザインにこだわっているけど、コンテンツ内容が足りない」というケースです。デザインにこだわっているのでファーストビューの印象はよいものの、コンテンツにユーザーの求める情報がなかったので、結局離脱してしまいます。
デザインは、オウンドメディア運用の最中にも変更できます。おしゃれなデザインにこだわることも重要ですが、並行してコンテンツの戦略を設計することも忘れないようにしましょう。
CVへの誘導がシンプル
オウンドメディアのデザインでは、なるべくCVへの誘導をシンプルにしましょう。CVへの導線設計がシンプルであるほど、成約率も高くなります。
たとえばECのオウンドメディアであれば「商品購入」や「詳細はこちら」のようなボタンをシンプルに設計すると、ユーザーも閲覧しやすくなります。また、商品購入を選んでから購入完了まで余計なページを挟まずに最短で設計できると、成約率も高くなります。
このように、CVへの導線設計をシンプルにして、ユーザーにわかりやすいオウンドメディアづくりを意識してみてください。
カテゴリ設計もシンプルに
おしゃれなデザインを設計していても、カテゴリが整っていないとユーザーにとってもわかりにくいオウンドメディアとなります。
サイトは「家電」→「冷蔵庫」のように階層ごとにグループ分けして設定します。このカテゴリ分けが大切で、適当に設定しているとSEOにも悪影響を及ぼします。
そのためカテゴリ設計では、次のような点を意識しましょう。
- 親カテゴリの下に子カテゴリが来るように設定する
- トップカテゴリを増やしすぎない
- カテゴリにはSEOキーワードを入れる など
なるべくカテゴリをシンプルに設計することで、美しいオウンドメディアをつくりあげられます。
関連記事: 内部リンクとは?SEO強化のための内部リンクのポイント
まとめ