外部リンクとは?対策方法やSEOにおける注意点などを詳しく解説
外部リンクを設定することによって、自社サイトとほかのサイトをつなげることができます。自社サイトにコンテンツに関連する外部のサイトからリンクすることによって、自社サイトに書かれているコンテンツの信憑性を高めることが可能です。例えば、数値やデータを多く扱うWEBサイトであれば、その数値が本当に正しいのかどうかを証明することが重要です。
他社のWEBサイトに自社サイトをリンクしてもらう被リンクは、SEO対策のなかでも最重要項目となっています。他社のサイトへアクセスした人が誘導されることになりSEO効果が高まります。しかし、他社のWEBサイトにリンクを張ってもらうためには自社のWEBサイトの認知度を高めることが必要です。
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外部リンクとは
外部リンクとは、自社のサイトにほかのサイトのリンクを張ったり(発リンク)ほかのサイトに自社のリンクを張ってもらったり(被リンク)することです。つまり、ユーザーはリンクをクリックすることでほかのサイトに移動することになります。
外部リンクを張ることで、自社のWEBサイトにおいて信憑性が高いことを示すことになりユーザーに対して有益な情報を提供できることからSEO対策になります。しかし、ただ外部リンクの数が多ければいいわけではなく、質の高いサイトをリンクすることが重要です。
2種類の外部リンク
外部リンクは、被リンクと発リンクの2種類があります。
外部被リンク
外部被リンクとはほかのサイトから自社サイトへのリンクのことをいいます。ほかのサイトに自社のサイトをリンクしてもらうことで、ほかのサイトの閲覧者が自社サイトにアクセスしてもらうことが可能です。SEO対策のなかでももっとも重要視されているのが特徴です。
外部発リンク
外部発リンクとは自社のサイトからほかのサイトへのリンクのことです。例えば、数値やデータを扱うWEBサイトであれば、それらを証明するために公的機関のリンクを張ることが一般的です。
外部リンクの重要性
外部リンクはSEOにおいて効果的な対策方法であり、外部リンクをしなければ検索順位の向上やインデックスされることにつながらない可能性もあります。例えば、数値やデータを多く扱うWEBサイトであれば、それらの情報がどこから来ているのか参照元を載せることが重要です。特に、政府が運営しているサイトや公式の団体が提供している情報を参照元にしていれば、コンテンツ内容の信憑性を高めることができ、ユーザーの評価を高められます。
Googleはユーザーファーストを重要視しており、ユーザーに対して有益な情報を提供していれば必然的に評価が上がり、SEO対策になる可能性が十分にあるので注意をすべきです。
しかし、外部リンクの内容によっては逆に自社のWEBサイトがGoogleの評価を下げる場合もあります。評価の低いサイトや自社WEBサイトのコンテンツと関連性のないサイトであれば結果的に評価を下げてしまい、コピーコンテンツをリンクするとペナルティが課せられる可能性もあるので注意が必要です。
内部リンクとの違い
内部リンクとは、自社のWEBサイト 内の別ページに移動させるリンクのことをいいます。ほかのページに関連する情報がより詳しく説明されている場合に活用できます。内部リンクを張ることで両方のページに関連性があれば、Googleの評価が上がる可能性があります。
外部リンクの注意点
外部リンクの注意点として、リンクしたWEBサイトの内容によっては、SEOに良い影響を与える場合と悪い影響を与える場合があります。例えば、多くの被リンクを得ているページや政府関連、公式団体のページなどから被リンクを得ている場合はGoogleに重要なコンテンツと判断される可能性が高くなるのです。そのほかにも、Googleから評価が高いサイトから被リンクされている場合はSEO効果が高まります。
しかし、質の低いサイトやほかの記事をコピーしているサイトを被リンクしたり、自作自演で被リンクを増やしたりした場合はGoogleの品質ガイドラインに違反していることから、サイトの評価が下がる可能性があるのです。
Googleの品質に関するガイドラインには、ユーザーにとって有益な情報以外を記載しないことや不正行為をしないことが記載されています。
- ユーザーをだますようなことをしない。
- 検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。
発リンクとは
発リンクとは、WEBサイトからほかのページに自動的にジャンプできるリンクのことをいいます。
発リンクのSEO効果
リンクを使ってSEO効果を出すためには、有益で信憑性のあるリンクを設定することが重要です。このことにより、ユーザーにとって有益な情報を提供することができ、さらにGoogleの評価も上げられます。もし、信憑性のないサイトや関連性のないサイトを発リンクとして張っているとユーザーの評価が下がり、検索したときの表示が下がることになります。
このように、リンクは多ければよいというわけではありません。
発リンクのメリット
発リンクには次のようなメリットが挙げられます。
- コンテンツの信憑性を高めることができる
- SEO効果がある
- 評価が上がる
- 公開してすぐにインデックスされやすい
コンテンツの信憑性を高めることができる
政府機関や公的な団体など信頼度の高いWEBサイトを外部リンクすることによって、コンテンツ内容の信憑性を高めることができます。特に数値やデータを多く含んでいるコンテンツ内容であれば、信頼できる参照元を記載することが重要です。
SEO効果がある
信頼できるWEBサイトを参照元にすることにより、ユーザーに対して有益な情報を提供することが可能です。単に数値やデータなどを並べていても、ユーザーにとって本当に信頼していいのかどうかわかりません。しかし、政府関連のWEBサイトや公式のサイトを参照元に設置していると、ユーザーにとって有益な情報になります。
このことにより検索エンジンの評価を上げることができ、SEO効果につながります。発リンクの場合に限らず、SEO対策をするためには常にユーザーファーストであることが重要です。
評価が上がる
発リンクを張ることによってリンクを発信した側、リンクを受けた側の両方のページで評価が上がる可能性があります。ユーザーにとっても必要な情報を見やすくなるため、アクセス数を増やすことも可能です。
公開してすぐにインデックスされやすい
内部リンクを活用すると、それぞれのページが関連付けされることによって検索エンジンに認知されやすくなります。そのため、公開したばかりのページであってもインデックスされることが可能です。インデックスをされるのが早いと、検索ページにおいて上位検索されることにつながります。
発リンクのリスク
発リンクには次のようなリスクもあるので注意が必要です。
- WEBサイトからの離脱につながる可能性がある
- 関連性のないサイトを発リンクすると逆効果になる
- ペナルティ対象となる発リンクもある
WEBサイトからの離脱につながる可能性がある
外部リンクは自社のWEBサイトにあるコンテンツが正しいと証明するために張ることが一般的です。しかし、自社のWEBサイトにない情報を外部のWEBサイトに頼りすぎているとリンク先のWEBサイトを開くユーザーが増えてしまい離脱につながります。あくまでメインは自社のコンテンツであり、コンテンツをサポートするために外部リンクを活用することが重要です。
関連性のないサイトを発リンクすると逆効果になる
自社のWEBサイトに関連性のないリンクを張っていると、ユーザーにとって有益な情報を提供しているとはいえません。Googleはユーザーファーストを強調しており、ユーザーにとってマイナスになる情報をリンクしていると検索エンジンの評価を下げることになります。
ペナルティ対象となる発リンクもある
リンク先のWEBサイトがコピーされたコンテンツであることをはじめ、Googleが設定しているガイドラインに違反していればペナルティとなる場合があるので注意が必要です。
Googleではユーザーの利便性を重要視すること、検索エンジンの表示を上げるために不正しないことといったガイドラインを発表しています。
検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
ユーザーをだますようなことをしない。
検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。
発リンクと被リンクの違い
発リンクは自社のWEBサイトからほかのWEBサイトに移動させるための外部リンクと、自社のWEBサイト内のページに移動する内部リンクがあります。被リンクとは、ほかのWEBサイト内に自社のWEBサイトに移動できるようなリンクを設置してもらうことです。
発リンクは、良質なWEBサイトでありさらにコンテンツに関連していればユーザーの評価が高まりSEO効果を期待できます。被リンクはSEO対策においても重要項目となっていますが、自社において設置することはできません。つまり、他社にとって自社のWEBサイトの内容が魅力的でリンクをお願いしたくなるようなものにしなければいけません。
注意したい点
発リンクにおいて注意したいのは次の点です。
- ガイドラインの基準に沿った活用
- 信頼性が高いページの活用
ガイドラインの基準に沿った活用
Googleには、ユーザーの利便性を最優先にすることや、検索エンジンにおいて上位表示させるための不正行為をしないといったガイドラインがあります。ガイドラインに沿った活用をすることが重要です。
信頼性が高いページの活用
発リンクは信頼できるページでなければ効果がありません。例えば、政府関連のページや正式な発表をしている団体のページなど一次情報を提供しているWEBサイトがもっとも効果的です。逆に信頼性が低いブログやwikipediaなどは記載している内容が正しいとは限らず、必ずしも発リンクの効果が期待できるわけではありません。
外部リンク対策の方法
外部リンクはSEO対策として重要な要素ですが、外部のサイトに自社サイトを認識してもらう必要があります。そのため、自社サイトの質を高めることが重要です。
外部リンクの獲得方法
外部のサイトで自社のWEbサイトが参照されることによって、Googleに評価されやすくなりSEO対策となります。そこで、外部リンクを増やすためには自社のWEBサイトをアピールすることが重要です。近年ではTwitterやInstagramなどSNSを活用することによって、自社サイトの認知度を高めて多くのユーザーに共有することが可能です。
このように、自社のWEBサイトが認知されることによって、外部リンクの獲得がしやすくなります。
参考:SEO外部対策(オフページSEO)被リンクとは何か。被リンク効果と獲得方法を解説
外部リンクの見極め方法
外部リンクはSEO対策において重要ですが、どのようなWEBサイトでもいいわけではありません。評価の低いWEBサイトを外部リンクすることでかえってGoogleの評価を下げることになります。
評価の低いWEBサイトを見極めるためには、サーチコンソールのサイトへのリンク機能をはじめとした被リンクチェックツールを活用すべきです。
注意すべき外部リンク
どのようなWEBサイトであっても外部リンクの効果があるとは限りません。なかには外部リンクをすることで評価が下がる場合があります。特に次のようなサイトには注意が必要です。
- リンク収集目的のサイト
- 有料で売買されているサイト
- コピーされているサイト
リンク収集目的のサイト
リンクを張ることだけが目的のWEBサイトがあるので注意をしてください。このようなサイトはユーザーの利便性は一切気にしておらず、Googleの評価は上がりません。
有料で売買されているサイト
外部リンクを目的として有料で売買されているサイトがあります。このようなサイトに外部リンクをされると、Googleのガイドラインに違反する可能性があるので注意が必要です。
一部の SEO やウェブサイトの所有者は、リンクの品質、ソース、自分のサイトに与える長期的な影響を無視して、PageRank を転送するリンクの売買を行っています。PageRank を転送するリンクの売買は、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に対する違反となり、検索結果におけるサイトのランキングに悪影響を与える可能性があります。
コピーされているサイト
ほかのサイトの内容をそのままコピーしているWEBサイトは、Googleは低品質コンテンツを判断します。このようなWEBサイトを外部リンクすると、Googleの評価が下がります。