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ドメイン変更はSEOに影響はあるのか?変更のコツを解説 

ドメイン変更でSEOに影響はある?変更のコツを解説 

ドメイン変更とは、Webサイトで現在使用しているドメインを、新しいものに変えることを指します。 ドメインを変更するとコンテンツ内容は同じでもアドレスが変わってしまうため、SEOにおいてゼロからの評価となります。そのため、ドメイン変更は、トラフィックや検索順位に大きな影響を与える可能性があります。

サイト評価を引き継ぐにはリダイレクト設定が欠かせません。リダイレクト設定では、良い評価も悪い評価もすべて引き継ぎます。

amano_portrait そこで本記事では、ドメイン変更におけるSEOへの影響や正しい手順について解説し、安全なドメイン移行方法を紹介します。

 

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ドメイン変更はSEOに良くないか

SEOの観点からサイトのドメインを変更をすることはあまりお勧めできません。

なぜなら、ある期間運用しているWEBサイトであれば、運用歴が長ければ長いほど通常は、ドメインパワーがあがっていきSEOの評価も向上している可能性が高いからです。

ドメイン変更をすると、元のサイトとは別のサイトと認識され、全くのゼロからのスタートになります。SEOはドメインを獲得してからの期間も関係するため、その期間がゼロになると、サイト評価も振り出しになります。

またURLが変われば、他サイトから貼られたリンクも機能しづらくなります。そのため、被リンクが無効になるリスクもあります。

 

関連記事:被リンクとは?概要や獲得するテクニックを紹介

 

ドメイン変更がSEOに与える影響

これまで、低品質な外部リンクを受けてしまっていたり、サイト内部の構造の問題でSEOの評価をあまり受けていなかったサイトなどは、ドメイン変更によってコンテンツの質が高ければ、SEO評価が良くなる可能性があります。

一方、上位表示されていたサイトの場合は、大幅に順位を落とす可能性があります。なるべくドメイン変更をしない方向性が望ましいです。

では、ドメイン変更するとどのようなデメリットがあるか解説します。

 

≪デメリット≫

外部リンクがなくなる

サイト運営を行っていき、情報への信頼性などを高めていくと、他サイトが記事を掲載する際に参照元にしてくれ、リンクを付けてくれます。これを外部リンクと言います。

外部リンクが増えると、SEOの評価に良い影響を与えます。しかし、URLが変更になるため、外部リンクによる評価がなくなります。

 

関連記事:外部リンクとは?対策方法やSEOにおける注意点などを詳しく解説

ドメインパワーがなくなる

ドメインパワーは質の高いコンテンツを継続的に更新したり、良質な外部リンクを獲得することで高まります。ドメインパワーはサイトの価値となります。 ドメイン変更をすると、パワーが落ちてしまうため、やり直しが必要です。

 

SEOを意識しドメイン変更する方法

ドメイン変更をするときは、SEO評価を保ちつつ、変更することを一番に考えると良いです。そのため、SEOを意識した手順を確認することをおすすめします。

 

新規ドメインの登録

新しいサイトを移行前にインデックスさせないことに留意します。クロールされないようにサイト全体をブロックし、インデックスさせないようにします。

事前にGoogleサーチコンソールに登録を行い、新しいドメインに問題がないか確認します。

 

参照:Search Console の概要|Search Console ヘルプ 

関連記事:Googleにサイト登録をするには?検索エンジンのインデックス登録方法を解説

 

新旧ドメインURLを確認

リダイレクト前と後でURLが正しいか確認します。リダイレクトを行う際は、301(永久的なリダイレクト)に設定します。また、移転先の内部リンクが、旧ドメインになっていないことも確認することが必要です。

 

関連記事:あなたが知るべきSEOのための301リダイレクトの全て

関連記事:内部リンクとは?SEO強化のための内部リンクのポイント

 

サイト移転開始

準備ができたら、旧ドメインから、新ドメインへリダイレクトを行います。そのとき、新サイトへ設定していた、インデックス除けのブロックを解除も必要です。また、重要なページにnoindexタグが無いかも確認します。

 

新ドメインがインデックスできる状況が整ったら、Googleサーチコンソールでアドレス変更をします。アドレス変更は301リダイレクトが正常に動いていると可能です。詳細はヘルプページを確認しながら、進めていくことをおすすめします。

 

参照:サイト・ホームページ移行について | Google 検索セントラル

 

ドメイン変更後に行うべきこと

ドメイン変更後、実際のデータ分析を行うことで、SEOにどのような影響があったか確認することができます。注目すべき点を確認することで、SEO対策に活かすことができます。

 

内部リンクの更新や修正

ドメイン変更後、内部リンクが切れていないか更新や修正は欠かさず行います。サイト内のすべての内部リンクを確認し、旧ドメインのURLが残っていないかをチェックします。必要に応じて、新ドメインのURLに修正することで、ユーザーの利便性とSEO評価の向上が期待できます。

 

外部リンクの修正依頼

主要な外部リンク元に対して、新ドメインへのリンク修正を依頼します。これにより、被リンクの効果を新ドメインに引き継ぎ、SEO評価の維持が可能となります。

リダイレクト設定の確認

旧ドメインから新ドメインへの301リダイレクトが正しく設定されているかを確認します。特に、各ページが対応する新しいページにリダイレクトされていることが重要です。

トラフィックの監視

Googleアナリティクスやサーチコンソールを使用し、以下項目を確認します。

 

  • インデックス数
  • クリック数
  • 表示回数

 

それぞれ、旧サイトのトラフィック数が減り、新サイトのトラフィック数が増え始めていると適切であったといえます。

 

関連記事:トラフィックとは?トラフィックの種類と増やす方法をわかりやすく解説

 

まとめ

amano_portraitドメイン変更はSEOに影響を与えるため、慎重に計画を立てて適切な手順で実施することが重要です。特に、ドメインパワーや被リンク、インデックス状況の変化は検索順位に直接かかわるため、変更の際にはSEOへのリスクを抑えつつ、影響を最小限にする工夫が求められます。また、ドメイン変更後もリンクの修正やトラフィックの監視を行い、必要に応じて改善を重ねることで新ドメインでのSEO評価が安定しやすくなります。

 

 

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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