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消費者金融のSEO対策とは?WEB集客の手法を解説

消費者金融のSEO対策とは?WEB集客の手法を解説
近年の消費者金融の市場では、貸付残高に増加傾向がみられます。とくに、事業者向けの貸付残高の伸びが著しく、2024年には、33兆2,317億円にのぼっています。この貸付残高は、2015年時点の16兆1,511億円の2倍以上に膨れ上がっています。

 

また、昨今ではインターネットが発達していることから、オンライン上で消費者金融のサービスが利用されるケースが大半を占めています。そのため、消費者金融の事業者としては、SEO対策を中心としたWEB施策で集客する必要性に迫られています。

 

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業種別

 

amano_portrait消費者金融のSEO対策について解説します。これから、検索エンジンやSNSを通じ、WEB集客を強化することを検討している方は本記事を参考にしてください。

 

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消費者金融がSEO対策すべき理由

2000年以降の消費者金融の数は、貸金業法改正の影響で大きく減少しました。しかし、近年では、貸金業者の事業者に対する貸付残高が拡大する傾向がみられています。その一方で、消費者金融に融資を求める際、インターネットを用いたサービス利用のニーズが高まっています。こうした背景から、消費者金融の事業者としては、インターネットサービスに代表される検索エンジンやSNSを使って集客することが重要となっています。

 

貸金業法改正で貸金業者が減少したものの、近年の貸付残高に復調傾向がみられる

金融庁の統計をみると、2004年以降に、国内の貸金業者の数が大きく減少していることがわかります。

 

集計時期 貸金業者数
2004年3月末 23,708件
2005年3月末 18,005件
2006年3月末 14,236件
2007年3月末 11,832件
2008年3月末 9,115件
2009年3月末 6,178件
2010年3月末 4,057件
2011年3月末 2,589件
2024年3月末 1,515件

※表の「貸金業者数」は、財務局登録業者と都道府県登録業者の合算

 

2006年当時、多重債務の発生が社会問題化していました。そこで、日本政府は貸金市場の健全化を図るために、国会で貸金業法改正を成立し、2010年に完全施行しました。この改正によって、過剰な貸付の抑制のほか、いわゆるヤミ金融の対策が強化されることになります。その結果、2005年時点と比較して、2024年時点の貸金業者の数が10分の1以下に減っています。また、このことで、貸金業者の貸付残高も冷え込みました。しかし、近年では、復調傾向がみられます。

 

集計時期 消費者向け貸付残高 事業者向け貸付残高
2004年3月末 19兆6,550億円 27兆1,489億円
2010年3月末 12兆6,477億円 17兆2,880億円
2015年3月末 6兆148億円 16兆1,511億円
2020年3月末 7兆3,207億円 19兆4,844億円
2021年3月末 7兆954億円 25兆8,669億円
2022年3月末 7兆1,720億円 27兆9,285億円
2023年3月末 7兆4,629億円 29兆5,009億円
2024年3月末 7兆9,921億円 33兆2,317億円

 

貸金業法改正以降、2015年から2016年にかけて貸付残高が底を打っており、その後は増加に転じています。ただし、貸付対象の内訳を2004年と2024年対比でみてると、個人に対する貸付が減っていて、事業者に対する貸付が増加していることがわかります。

 

スマホで手軽に利用できる貸付サービスが求められている

日本貸金業協会の調査報告書によると、同協会が貸金業者にアンケートをとったところ、スマートフォンを利用した貸金サービスの顧客ニーズが高まっていることがわかっています。

 

質問項目 回答率
スマホを利用したサービスを選ぶ 個人顧客のニーズ:52.4%

法人顧客のニーズ:16.9%

非対面のサービスを選ぶ 個人顧客のニーズ:52.2%

法人顧客のニーズ:22.8%

金利を気にする 個人顧客のニーズ:21.9%

法人顧客のニーズ:35.1%

 

この結果からは、スマートフォンやWEBサービスの生活への浸透により、貸金業においてもオンラインを利用したサービスが求められる傾向があることが読み取れます。とくに、個人利用者においては、「スマホを利用したサービスが選ばれる」、「非対面のサービスが選ばれる」傾向が顕著で、貸金サービスの利用を人に知られたくない心理が働いていると推測できます。一方、法人の経営者としては、「金利を気にする」傾向が強くみられました。

 

このほか、貸金サービスの情報収集においては、SNSなどの情報を重視する傾向もみられているようです。そのため、貸金業者としては、こうしたツールを利用して集客活動する必要性に迫られているとわかります。

 

質問項目 回答率
SNSや動画配信などの情報を重視する 個人顧客のニーズ:14.6%

法人顧客のニーズ:5.3%

 

消費者金融向けのSEOキーワードの例

消費者金融のサイトでは、自社のサービス内容や借入の基礎知識をSEOキーワードにすることが大切です。また、対面での融資に力を入れている事業者の場合は、地域キーワードを設定することで高い集客効果を見込めます。

 

関連記事:SEOキーワードの選び方とは

 

※本項目で記載する月間検索件数、原則として2025年2月単体のもの。また、検索結果は、2025年3月調べで、位置情報が東京都内のものです

 

消費者金融の同義語

消費者金融とは、個人や法人に資金を融資する貸金サービスを提供する事業者のことです。また、消費者金融は、サラ金や街金と呼ばれることがあります。そして、こうした業務のことを貸金業といいます。このように、消費者金融を指す同義語は複数存在します。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
消費者金融 検索件数:74,000

検索結果:金融機関の案内ページ / 解説記事 / 比較・ランキング記事

サラ金 検索件数:6,600

検索結果:解説記事

街金 検索件数:3,600

検索結果:解説記事 / 比較・ランキング記事 / 金融機関の案内ページ

貸金業 検索件数:1,900

検索結果:官公庁の案内サイト / 解説記事

 

検索結果をみてみると、消費者金融の案内ページのほか、解説記事やランキング記事が上位表示しています。このうち、「消費者金融」のキーワードをみてみると、1位がベルーナノーティス、2位がアイフル、3位がキャッシングエイワと、トップ3を貸金業者のサイトが占めています。消費者金融のサイトが上位表示しやすい理由は、消費者金融のテーマがYMYLに概要するためです。YMYLのテーマでは、WEBサイトのE-E-A-Tが厳しく問われるため、財務局、または都道府県知事に登録している貸金業者のサイトがGoogle検索エンジンに高く評価されます。しかし、この理由から、銀行やクレジットカード会社のサイトも上位表示しやすく、ほかの金融機関が競合サイトとして立ちはだかることになります。具体的にみてみると、「消費者金融」では、JCBカード三井住友銀行の解説記事が上位に露出しています。

 

消費者金融のサービス内容

消費者金融では、カードローンやキャッシングなど、さまざまなサービスを用意しています。そこで検索ユーザーは、自身が求めるサービスをキーワードにして検索することがあります。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
カードローン 検索件数:74,000

検索結果:金融機関の案内ページ / 比較・ランキング記事

キャッシング 検索件数:40,500

検索結果:金融機関の案内ページ / 比較・ランキング記事

借り入れ 検索件数:22,200

検索結果:金融機関の案内ページ / 解説記事

 

検索結果をみると、金融機関の案内ページが上位枠の大半を占めています。ただし、事例のキーワードの場合、消費者金融以外の金融機関とサービスが競合することから、銀行やクレジットカード会社のサイトの露出が目立っています。そんななか、「借り入れ」のキーワードでは、アコムが1ページ目にランクインしています。このように、競合サイトが強いケースでは、複数ワードでキーワードを設定してください。たとえば、次のようにすると上位表示しやすくなります。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
消費者金融 カードローン 検索件数:18,100

検索結果:消費者金融の案内ページ / 解説記事 / 比較・ランキング記事

消費者金融 審査 検索件数:18,100

検索結果:解説記事 / 比較・ランキング記事

消費者金融 キャッシング 検索件数:18,100

検索結果:消費者金融の案内ページ / 比較・ランキング記事 / 解説記事

 

検索結果では、消費者金融の案内ページが目立っています。たとえば、「消費者金融 カードローン」をみると、アイフルアコムプロミスなどと、大手の消費者金融のページが並んでいます。検索ボリュームが落ちるものの、「消費者金融のサービスを探している」ことが検索ニーズになっていることから、コンバージョンにつながりやすいキーワードといえます。

 

消費者金融や借入サービスの基礎知識

消費者金融をはじめて利用する人は、業界やサービスの基本情報を身につけていないケースが多数派を占めます。そこで、その知識をえるために、次のように検索します。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
キャッシング とは 検索件数:33,100

検索結果:解説記事

消費者金融 とは 検索件数:6,600

検索結果:解説記事

サラ金 とは 検索件数:6,600

検索結果:解説記事

カード ローン キャッシング 違い 検索件数:6,600

検索結果:解説記事

ショッピング キャッシング 違い 検索件数:1,600

検索結果:解説記事

 

検索結果では、ほぼすべての上位枠が金融機関の解説記事で占められています。具体的には、消費者金融のほか、銀行やクレジットカード会社のページが露出しています。消費者金融のページとしては、アイフルアコムSMBCモビットレイクなどが並んでいます。消費者金融のWEBサイトは、E-E-A-Tの観点から上位表示しやすい傾向がみられます。そのため、検索ユーザーに役立つ業界知識を紹介するコラムを積極的に用意することで、SEO対策につながります。

 

消費者金融サービス探しのキーワード

消費者金融の利用を検討している消費者は、自身が求めるサービスを提供する貸金業者を探します。たとえば、すぐに融資をしてもらいたいときは「即日 融資」などと入力し、審査の通過に不安を持つ人は「審査 緩い 消費者金融」などと検索します。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
即日 融資 検索件数:27,100

検索結果:消費者金融の案内ページ / 比較・ランキング記事

キャッシング 即日 検索件数:22,200

検索結果:消費者金融の案内ページ / 比較・ランキング記事 / 解説記事

消費者金融 金利 検索件数:22,200

検索結果:解説記事

審査 緩い 消費者金融 検索件数:3,600

検索結果:比較・ランキング記事 / 解説記事

審査が通りやすい 消費者金融 検索件数:1,900

検索結果:比較・ランキング記事 / 解説記事

銀行系 カードローン 検索件数:1,300

検索結果:比較・ランキング記事 / 解説記事 / 金融機関の案内ページ

 

検索結果をみると、金融機関の案内ページ、解説記事、ランキング記事が並んでいます。このうち、貸金業のなかでも消費者金融サービスの特徴を示す「即日 融資」や「キャッシング 即日」のキーワードでは、消費者金融の案内ページが目立ちました。たとえば、サクッとちょいカリアコムLINEポケットマネーなど、24時間、申し込みの受付をする貸金業のページが上位に表示されています。その一方で、「審査が通りやすい 消費者金融」では、おすすめの貸金業者を紹介するランキング記事が目立っています。そのひとつとして、貸金業のフクホーの姿がみられました。同社の記事では、おすすめの貸金業者を詳しく紹介しつつも、借入診断や変額シミュレーションといった自社サービスのページに誘導する内部リンクを設置するテクニックを用いています。

 

店舗型の消費者金融の地域キーワード

対面型で融資する消費者金融を利用するケースでは、利用者が店舗に来店する必要があります。そこで、検索ユーザーは、下記の要領で地域キーワードを検索します。

 

キーワード 月間検索件数と検索結果の特徴
近くの 消費者金融 検索件数:590

検索結果:消費者金融の案内ページ/ 比較・ランキング記事 / まとめページ

消費者金融 大阪 検索件数:320

検索結果:消費者金融の案内ページ / まとめページ

東京 サラ金 検索件数:140

検索結果:消費者金融の案内ページ/ 比較・ランキング記事 / まとめページ

消費者金融 東京 検索件数:70

検索結果:消費者金融の案内ページ / 比較・ランキング記事 / まとめページ

消費者金融 千葉 検索件数:20

検索結果:比較・ランキング記事 / 消費者金融の案内ページ

 

検索結果では、消費者金融の案内ページのほか、該当地域に立地する消費者金融の情報をまとめたページ、比較記事が並んでいます。このうち、案内ページでは、「消費者金融 大阪」のキーワードでニチデンなどの地域で活動する消費者金融が露出しています。また、全国展開しつつも、対面型のサービスに力を入れているキャッシングエイワが目立っています。この結果からは、特定の地域で活動する事業者や対面サービスに特化した事業者にとって、地域キーワードを設定することが集客上で重要とわかります。

 

消費者金融で効果的なWEB集客の手法

消費者金融に集客するうえでは、次のようなWEB施策が効果的です。

 

  • 自社サイトのE-E-A-Tを高める
  • 貸金業者向けの総合的な監督指針に沿ってサイト作りする
  • MEO対策する【店舗集客のケース】

 

自社サイトのE-E-A-Tを高める

E-E-A-Tとは、Google検索エンジンがWEBサイトの品質を評価するうえで用いられる指標の1つです。このSEO用語は、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、 Trustworthiness(信頼性)の4つの英単語からなっていて、WEBサイト内の情報の確からしさを示しています。

 

関連記事:E-E-A-Tとは

 

さらに、Google検索エンジンでは、検索ユーザーの人生に大きな影響を与える可能性がある、金銭や健康などのテーマをYMYLとして扱います。YMYLに指定されるテーマでは、サイトのE-E-A-Tが厳しく問われます。そして、消費者金融は、利用者に金銭を融資するサービスですので、YMYL領域のテーマに該当します。

 

関連記事:YMYLとは

 

そこで、消費者金融のサイトとしては、次のような施策を取り入れることでE-E-A-Tの対策につながります。

 

  • 自社サイト内で正確な情報を提供する
  • 官公庁サイトの被リンクやサイテーションを獲得する

 

自社サイト内で正確な情報を提供する

YMYL領域のテーマでは、ほかのテーマと比較して情報の正確性が重視されます。そのため、サイト内の古い情報を最新の正しい情報にリライトする必要があります。そして、こうした施策のことをコンテンツSEOといいます。

 

消費者金融のサイトの場合は、たとえば、貸金業法などの最新情報をチェックして、サービス情報やコラム記事などを更新する作業が必要になります。

 

官公庁サイトの被リンクやサイテーションを獲得する

官公庁や金融機関の団体サイトから被リンクサイテーションをえられると、自社サイトのE-E-A-Tが高まります。まず、消費者金融の場合は、財務局や都道府県知事に登録する必要があります。そこで、下記サイトに自社情報が掲載されているかチェックしてください。

 

 

このほか、下記のような金融機関の団体に加盟することで、自社情報や自社サイトのホームページURLを掲載できます。

 

 

貸金業者向けの総合的な監督指針に沿ってサイト作りする

消費者金融には、貸金業者という性質上、利用者のリスクを考慮したサービスの提供が求められます。そのため、金融庁は、貸金業者を監督することを目的に、貸金業者向けの総合的な監督指針を取りまとめています。本指針では、利用者の誤った認識を防ぐために、貸金業者の案内サイトに掲載すべき情報などが指摘されています。また、広告(ホームページ含む)を利用するにあたって、留意すべきポイントがまとめられています。

 

そして、貸金業者としては、本指針の内容を十分に理解したうえで、サイト作りや広告宣伝を展開する必要があります。

 

MEO対策する【店舗集客のケース】

MEO対策とは、Googleマップ上で自社情報の露出を高める施策のことです。一般的には、地域キーワードの設定とあわせて、ローカルSEOと呼ばれます。

 

MEO対策の代表的な施策としては、Googleビジネスプロフィールの活用が挙げられます。Googleビジネスプロフィールに自社の基本情報やホームページURLを登録することで、Googleマップ上に自社情報が掲載されるようになります。Googleビジネスプロフィールの詳しい利用方法については、下記リンク先の記事を参考にしてください。

 

関連記事:Googleビジネスプロフィールとは?

 

よくある質問(Q&A)

消費者金融のSEO対策に関する、よくある質問をまとめています。
 

Q:消費者金融で重視すべきSEO対策とは?

Answer)消費者金融の情報は、検索ユーザーの財産に大きな影響を与えることからE-E-A-Tの対策が必要です。

 

そのための具体的な施策としては、官公庁や金融関連のサイトから被リンクやサイテーションを獲得することが大切です。このほか、正確で最新の情報に努める、金融庁が提示する貸金業者向けの総合的な監督指針に沿ったサイト作りを意識することなどが挙げられます。

 

Q:消費者金融のWEB集客がうまくいかないときは?

Answer)SEO対策の専門会社に相談してください。

 

東京SEOメーカー(本サイト)は、これまでに2,000社以上に及ぶWEB施策のサポートをしてきました。なかには、消費者金融のサイトでも重要なYMYL領域の業界も多数含まれています。WEB施策でお悩みの方は、下記よりご相談ください。

 

>>東京SEOメーカーの問い合わせ窓口

 

 

まとめ

amano_portrait多重債務の大量発生が社会問題となり、政府が法的整備を進めたことから、2000年以降に消費者金融の事業者数が大きく減少しました。それにともない、市場規模も縮小していくことになります。しかし、近年では、法人事業主に対する貸付残高が伸びるなど、市場の活性化がみられます。また、WEBコンテンツを通じて貸金サービスが利用される頻度が高まっていることから、消費者金融の事業者としては、SEO対策を中心としたWEB集客活動の重要性が増しています。WEB集客の強化を検討している方は、SEO対策の専門会社に相談してください。

 

 

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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