読者の心をつかむブログ記事の書き方を初心者向けに解説
ブログを書くときには、読者目線を意識して記事を作成することが大切です。自分が作るブログ(コンテンツ)を読んでくれる読者は何を必要としているのかを考え、ニーズをつかめば、良いコンテンツができます。良質なコンテンツを発信すればおのずとSEOの効果も上がります。
ユーザーを集めるには、ブログの書き方のノウハウを学び質の高いコンテンツを作ることが近道です。
ブログを書く前に必要なこと
ブログを書く前にしておくべきことは、記事コンテンツの構成やどんなテーマで書くかをよく考えることです。
構成とテーマが決まれば、執筆する内容のリサーチに入ります。ターゲット層をきちんと決めれば方向性が決まります。
ターゲットを決めるにはペルソナの抽出が必要です。ペルソナからターゲットを決めてブログを書く準備をします。
おすすめ記事:ペルソナとは?マーケティングに必要な理由と設定方法
ブログを書く前に注意したいこと
良いコンテンツを作成するためにポイントを紹介します。
- ペルソナから読者層のターゲットを決める
- 論理的な文章構成( PREP法)とわかりやすい文章を書く
- テーマと記事構成をあらかじめ考えておく
- キーワード選定する
- 競合調査する
- 検索意図を探る
ペルソナから読者層のターゲットを決める
読者の心をつかむブログ記事を書くにはまず読者を知らなければなりません。この読者に当たるものがペルソナです。名前、年齢、性別、職業、年収、居住地域、趣味、価値観、ライフスタイルなどを事細かに設定し、実在する人物として仮説を立てることでターゲット層を決めます。
ペルソナは架空の個人であるのに対して、ターゲットは実在する集団です。ターゲットの例としては「WEBマーケティング職に就く40代男性」といった母集団になります。
ターゲットが決まれば、それに合わせて文章のトンマナをあわせたり、伝え方を工夫したりして読者の心をつかむブログ作成に寄せることができます。
論理的な文章構成とわかりやすい文章を書く
ブログ記事を書く時には、論理的な文章を構築すると読み手に中身が伝わりやすいです。
論理的な文章を構築する上で、「PREP法」がおすすめです。
PREP法とは、「結論→理由→具体例→結論」の順番で構成された文章を言います。
この順番に文章を進めていけば論理的な文章構成で記事を書き進められるので初めてブログを書く方は、あえてこの型にはめて記事を進めてみるのも良いです。
テーマと記事構成をあらかじめ考えておく
1ブログ1テーマに絞ってブログを作成すると良いです。1つのテーマに絞ることによりSEO的にもロボットに評価されやすくなりますし、読み手も混乱しません。
ブログ記事のテーマは、検索キーワードとの兼ね合いで月間検索件数のあるキーワードに関連するテーマに決めます。そうすれば、SEOでそのキーワードで上位表示したときに流入数が見込めます。
テーマとターゲットを決めたら、次は記事構成に入ります。記事構成を先に作っておくと、記事全体を把握できるので、必要な要素を抽出できます。
記事の構成では、大見出し(H2)から中見出し(H3,H4)まで決めていき、書き出しのリード文、本文、まとめの3要素に分割します。構成が出来上がり、各見出しの執筆に入り、最後にタイトルを決めていくのも良い方法です。
キーワード選定する
ブログ記事を書く時に、ユーザーがそのブログの記事に到達するためにどういった検索ワード(検索クエリ)で検索してたどり着くか検討しなくてはいけません。ブログ記事を書いて、誰にも見られなくてよいのであれば、キーワード選定は必要ありませんが、誰かに読んでほしいのであれば、その誰か(ターゲット層)が検索するキーワード選定は重要です。
キーワード選定には、GoogleAdwords(Googleリスティング広告)のキーワードプランナーで調べられます。月間検索件数の多いキーワードはそれだけ競合が多く上位表示が難しいキーワードです。
月間検索件数の少ないキーワードは競合も少なく上位表示のチャンスがありますが、検索されるボリュームが少なければ、ブログにたどり着くユーザーも少ないという事になります。
自分のブログサイトの実力を見て、あまりにもビックワードと言われる月間検索件数の多いキーワードは避け、狙えそうなミドルレベルのキーワードにするか、ロングテールキーワードにするか、戦略を練ってください。
オススメ記事:検索数(検索ボリューム)とは?キーワード(クエリ)の検索数の調べ方を徹底解説
競合調査する
ブログを書く前に競合調査を行います。キーワードが決まれば、そのキーワードで上位表示しているサイトがどれくらいの文字数でブログを書いているのか、どういうコンテンツ内容でブログを書いているのか最低、1位から10位までの10サイトは研究します。
競合が書いているコンテンツ要素は、そのキーワードで上位表示するのに必要な要素である可能性が高く、自分のブログにも取り入れなければならない要素です。
競合を調査することによってどの規模のブログページが必要かどうか把握してから、ブログ作成に着手すると良いです。
検索意図を探る
検索意図とは、ユーザーがどういう目的で検索しているかという事です。検索意図の調査は読者が何を求めているかが分かります。求めているものが分かればコンテンツに必要な要素もわかってきます。
検索意図から顕在ニーズと潜在ニーズのを掘り起こし、この2つのニーズを調査し実際の記事に入れることで、品質が上がり上位表示もされるようになります。
顕在ニーズは読者が認識しているニーズで、潜在ニーズは読者が気づいていないニーズです。
顕在ニーズは、競合調査から出てくる必要要素で補うことができます。潜在ニーズはまだ競合も気づいていない、もしくは書いていないオリジナルのコンテンツですので、アイデア出しや企画が必要になります。
ブログの書き方のポイント10選
ブログを書く時のポイントを10個ご紹介します。
- 記事タイトルにキーワードを入れる
- 結論や要点は最初に書く
- 改行やを入れて読みやすくする
- 図や画像を入れる
- 箇条書きを入れる
- ひらがな、カタカナ、漢字の使い方に注意する
- 「こそあど」言葉(指示語)を減らす
- わかりやすい「まとめ」を入れる
- 誤字脱字をチェックする
- 接続詞、代名詞、修飾語を減らす
記事タイトルにキーワードを入れる
キーワード選定が大切なことは前述しましたが、SEOで上位表示するためにも、記事のタイトルの左側にキーワードを入れてタイトルを付けます。有効なSEO対策の施策の一つです。サイトページのタイトルが一番SEOで影響のある部分ですので、キーワードを入れながら自然な文章のタイトルになるように工夫してください。
記事タイトルは、head内のtitleタグに入れます。
オススメ記事:SEOに効果的なタイトルの文字数とは?タイトルの付け方とタイトルタグについて解説
結論や要点は最初に書く
記事の構成で、タイトルの次にリード文を入れます。このリード文で結論や要点を先に書くとユーザーの満足度が上がります。検索ユーザーは検索意図による「答え」を求めているため、冒頭箇所で要点や結論を先に伝えることが重要です。リード文で、ユーザーが欲しい情報がありそうだと認識してもらえれば離脱を防げますし、ユーザーにとって時間の無駄になりません。
改行を入れて読みやすくする
ブログ記事が長文になった場合、必ず、改行なども入れて読みやすさにも気を配りましょう。改行をいれることによって読みやすくなりユーザビリティが上がるのでSEO的にも良いです。
図や画像を入れる
イメージ画像は読者が文章を理解するのに非常に大きな助けとなります。図や画像を入れることで視覚に訴える効果出て、より説得力が増します。画像や図を入れることで、説得力の向上や読者の離脱率低下が期待できます。また、ユーザビリティが向上しSEOの評価も上がります。
箇条書きを入れる
文章を書く時に、箇条書きを使うと情報がまとまりやすくなり、読み手がよく理解できるようになります。ポイントや要素が3つ以上ある時は、箇条書きにしてそのポイントを先に伝えるとわかりやすくてよいです。
ひらがな、カタカナ、漢字の使い方に注意する
読者が読みやすいように、ひらがなとカタカナ、漢字をうまく使い分けて文章作成をすると良いです。
バランスの良い黄金比は、ひらがな7割、漢字2割、カタカナ1割と言われています。漢字が続く場合は、5文字以上は使わないようにするとバランスが良いです。
「こそあど」言葉(指示語)を減らす
「こそあど」とは指示語の総称で、「これ」「それ」「あれ」「どれ」などの語があることから、「こそあど」と呼ばれます。指示語をなるべく減らした記事にすることによって間違えが少なくなります。
指示語は使い方を誤ると非常に読みにくい文章になります。対象物との距離による違いや品詞による違いがあるため、間違えずに適切な指示語を選択して使用しなければいけません。
わかりやすい「まとめ」を入れる
ブログ記事の最後には必ずまとめの段落を作ります。リード文で結論を言って、中見出しで具体例などを出してその結論の信憑性を高め、最後に言いたかったこと、重要なポイントをまとめます。
このまとめの部分で読み手に重要なところを再認識させるとともにこの記事全体のまとめで締めくくります。
誤字脱字をチェックする
文章ができたら、誤字脱字のチェックを別途設けてください。誤字脱字は、記事全体の信頼性をなくしますし、品質を下げます。最近は特に変換ミスが起こり、知らないうちに誤字となっているケースが多いです。文章が書き終わったら、別日にもう一度、全体のチェックを兼ねて誤字脱字をチェックすると良いです。 日を改めてチェックするのが誤字脱字に気付きやすくなるポイントです。
接続詞、代名詞、修飾語を減らす
接続詞と代名詞は、なるべく減らすと良いです。接続詞は多用すると回りくどい印象を与えてしまいます。代名詞はなくても意味が通るので、削除するとすっきりした印象になります。就職後も同じ意味のものを何度も使ってしまう場合があります。同じ意味の修飾語がある場合、削除すると読みやすくなります。
まとめ