ブログをはじめWEBサイトではカテゴリー分けをすることが一般的です。カテゴリー分けを適切にすることにより、SEO対策に良い効果が期待できます。ブログ記事をカテゴリー分けしなければ、クローラーやユーザーに対してコンテンツの属性を明らかにできないといったデメリットがあります。

この状況になると、クローラーはWEBページの属性を判断できず、閲覧者にとってもどのようなWEBサイトなのかを判断しづらい状況となり結果的にGoogleから低い評価をされることにつながります。今回は、ブログのカテゴリー分けとSEO効果について解説します。

ブログのカテゴリー分けとSEO効果

カテゴリー分けをするだけではSEO効果はそれほど期待できません。カテゴリー分けをするためには、パンくずリストのようなナビゲーションを使ってカテゴリー構造を示すことが重要です。ナビゲーションコンテンツを追加することによって、検索エンジンに対してコンテンツ内容を認識させやすいカテゴリー構造になることから、SEO効果が高まることが期待できます。

よりSEO効果を高めるためには、専門性の高いブログにすることが効果的です。1つのジャンルに絞ることにより、ページ同士やカテゴリー同士の関連性が高まることによって、内部リンクが最適化されやすくなります。そのため、内部リンクがクリックされやすくなりWEBサイト全体的な価値が高まります。

ブログのカテゴリー分けをする手法

ブログのカテゴリー分けをするためには次のような手法が挙げられます。

テーマや属性にあわせる

ブログのカテゴリ分けは、ブログのテーマや属性に合わせることが重要です。ユーザーがカテゴリーをクリックしたときにブログのテーマと内容がかけ離れているとその時点でブログから離脱されてしまう可能性があります。新規サイトを立ち上げる時にあらかじめテーマに関連したカテゴリーを設定しておいて、そのカテゴリに合わせたブログ記事のみを執筆することによってSEO効果を期待できます。

キーワードを含める

カテゴリーにはキーワードを含めることによりSEO対策につながります。そのため、カテゴリーを設定するときにキーワードを含めるようにしてください。さらに、既にブログを運用している場合でカテゴリー名にキーワードが含まれていない場合は、カテゴリー名だけをリライトすることでSEO効果が上がる可能性があります。

カテゴリーと関連性の高いページをカテゴライズする

カテゴリー名とページの内容に差があれば、ユーザーがWEBサイトから離脱する可能性が高くなります。そのため、カテゴリー名と記事の内容、またタイトルはすべてリンクしていることが重要です。いずれかの内容が一致していない場合は、その部分だけリライトすることで対応可能です。

ブログのカテゴリー分けでの注意点

ブログのカテゴリー分けでは、次のことに注意してください。

パンくずリストの設定

パンくずリストはカテゴリーページを含め、トップページを除くすべてのページに設定するのが一般的です。パンくずリストの設置はユーザーにとって使いやすいだけではなく、内部リンクと同じ働きをするためSEO効果があります。

カテゴリーページの名前設定

できるだけ多くのキーワード設定をしたいと考えすぎると、同じような名前のカテゴリページを複数作ってしまう可能性があります。しかし、同じような内容であれば1つのカテゴリーにまとめるべきです。1つのカテゴリーにまとめることで、ユーザーにとっては回遊しやすくなりSEOにおいても有利になることがあります。

固有のタイトル設定

タイトルが重複してしまうとSEOにおいてマイナスに影響してしまうため避けるべきです。これは、カテゴリー分けをするときに限らずSEO対策をするうえで重要なことです。もし、ページネーションがある場合はそれぞれのタイトルにページ数をつけることによって対応できます。

参考：SEOに効果的なタイトルの文字数とは？タイトルの付け方とタイトルタグについて解説

関連性のあるカテゴリーの選択

記事内容とカテゴリーは関連性を持たせることが重要です。ユーザーがカテゴリーをクリックする場合に関連性のない記事が含まれているとサイトから離脱する可能性が高まります。ユーザーの検索意図とコンテンツの内容の間に乖離が生まれないような記事を準備することが重要です。

カテゴリ数

カテゴリー数があまりに多いと、ユーザーにとって必要な記事を探しにくく、どのようなことをメインに書いているブログなのかがわかりにくくなります。そのため、ユーザーにとって探しやすいカテゴリー数にすることが大切です。

カテゴリーを細かく設定しすぎていると、ブログの記事が増えたときにカテゴリーも増えていくことになります。さらに、不適切なカテゴリー分けをする可能性もありかえって逆効果になる場合もあります。カテゴリー分けをするだけで余分に時間がかかり、クローラーやユーザーにとってもわかりにくいWEBサイトになるため、カテゴリーを細かく分類することにメリットはありません。

もしカテゴリーを細かく分類したほうがわかりやすい場合はカテゴリーとタブを使い分けてください。

まとめ

ブログのカテゴリ分けを適切にすることにより、SEO効果が期待できます。それぞれのカテゴリーにキーワードが含まれていない場合やカテゴリー名と記事の内容が合っていない場合、カテゴリー数が多すぎる場合などは修正をすることでSEO対策を進めることが可能です。それぞれのカテゴリーにおいて質を高めることにより、WEBサイト全体の質を高めることになりGoogleに高い評価をされやすくなる可能性があります。

この記事の監修者

アドマノ株式会社　代表取締役　天野　剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析（Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持）コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。