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AMPの扱い方や仕組み【Google検索セントラルの解説】

AMPの扱い方や仕組み【Google検索セントラルの解説】Google社は、AMP(アンプ / Accelerated Mobile Pages)に関するトピックをGoogle検索セントラル上で公開しています。本トピックでは、Google検索における、AMPページの扱い方や仕組みを解説するガイドが全部で5ページ設置されています。本トピックのガイドの目次は、下記のページに掲載されています。

 

参考(外部):Google検索でのAMPに関するガイドライン

 

それによると、AMP技術は、Google検索とWEBサイトの相性を高める1つの手段だといいます。AMP対応したサイトでは、モバイルページを高速で表示するという利点があるとのことです。その一方で、AMPを導入すると、サイト運用の手間が増える、サイトデザインが崩れることがあるといったユーザーの声があります。

こうしたことから、自社サイトとAMP技術の相性も考慮のうえで、AMPの導入を検討することが大切です。

 

amano_portraitGoogle検索セントラルで紹介されている、AMPのトピックについて解説します。本トピックの5つのガイドを読むことで、AMPの導入手順や削除手順などがわかります。自社サイトにAMP導入を検討している、逆にAMPを外したい際は、各ガイドと本記事を合わせて活用してください。

 

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2024年現在、AMPは廃止されておらず有効なまま

AMPとは、Google社が開発した、高速でモバイルページを表示する技術のことです。この名称は、Accelerated Mobile Pagesの頭文字をとったもので、アンプと読みます。2016年にGoogle検索エンジンへ実装され、ニュースメディアなどを中心にテスト的に導入が進みました。

 

関連記事:AMPとは?検索順位には影響しないがユーザー体験を改善できる手段

 

AMP導入の利点としては、検索流入時にページが高速で表示されることから、モバイルユーザーのバックブラウザが減るといったことが挙げられます。つまり、間接的にはSEO効果をえられる可能性があるということです。ただし、AMPを導入すると、サイトの機能やデザインに制限がかかる、ページ管理の手間が増えるといったマイナス面もありました。

 

Google社としては、2021年ごろまではAMP導入を推進してきました。しかし、こうした仕様の特徴から、AMPの導入実績は限定的なものに留まりました。そして、2024年7月現在では、AMPは広く深く浸透こそしませんでしたが、技術自体はそのまま残っています。

 

トピック「AMP」の概要と読者

Google検索セントラルには、AMPに関するトピックが設けられています。本トピックに関連するガイドが5ページ設置されています。それぞれのガイドでは、AMPの基本情報のほか、AMPページの削除が載っています。

 

各ガイドを読むべき人

AMPの各ガイドを読むことで、AMPの仕組み、実装後の検証方法、削除方法がわかります。AMPページを管理するWEBディレクター、AMP技術の自社サイト実装に向けてWEBエンジニアが読むべきガイドとなっています。

 

このほか、AMPページでは、利用できるHTMLCSS、JavaScriptなどに制限が課せられます。そのため、HTMLのマークアップ担当、CSSのデザイン担当もガイドに目をとおしてください。

 

ケース別にみていくと、各ガイドは、これから自社サイトにAMP導入を検討している際に役立ちます。たとえば、下記のようなサイトはAMPと相性がよいです。

 

  • モバイルページの表示速度が遅い
  • モバイルページのデザインがシンプル
  • モバイルページに複雑な技術を導入していない

 

逆に、自社サイトにAMPを導入したものの、AMPページの運用を停止したいケースでも役立ちます。

 

トピック「AMP」の構成と読み方

本トピックは、5つのガイドで構成されています。それぞれのガイドでは、次のようなことがわかります。

 

  • AMPの導入方法とトピック全体像
  • Google検索上における、AMPページの扱われ方
  • AMPページがGoogle検索に認知されるためのテクニック
  • AMPページがGoogle検索に認知されているかの検証方法
  • AMPページの削除や停止方法

 

ガイド「Google検索でのAMPに関するガイドライン」の解説

本ガイドでは、トピック内の各ガイドを案内しています。

 

まずは、AMPページを実装するエンジニアに向けて、AMPの公式ガイドが紹介されています。

 

参考(外部):Create your first AMP page – amp.dev

 

そのうえで、AMPの扱い方や仕組みをテーマとしたガイドが案内されています。

 

ガイド一覧
AMPの表示 AMPの最適化
AMPの検証 AMPの削除

 

ガイド「AMPが検索結果にどのように作用するかを理解する」の解説

本ガイドでは、AMPページがモバイル検索結果にどのような影響を与えるのかを紹介しています。それによると、AMPページがインデックスされると、下記のようなことが起こるといいます。

 

  • リッチリザルトやカルーセル枠で表示される可能性がある
  • アクセス時に、Google検索のAMPキャッシュが利用される
  • アクセス時に、瞬時にモバイルページが表示される
  • ユーザーがAMPページをクリックすると、ブラウザ上でAMP専用のビューアが表示される

 

このうち、AMP専用のビューアは、ページ上部に設置されます。ユーザーは、該当スペースをタップすることで、AMPページから本来のHTMLページに移行して記事を閲覧できます。

 

ガイド「Google検索向けにAMPコンテンツを最適化する」の解説

本ガイドでは、AMPページをGoogle検索に最適化する手順が掲載されています。

 

まずは、一般的なAMPページの作成手順が紹介されています。そのうえで、CMSを用いたAMPページの作成、リッチリザルト対策がまとめられています。このほか、AMPページの改善方法、Codelab(コードラボ)と呼ばれるAMPページ作成のための学習キッドの使い方、AMPページをGoogle社の各種サービスに連携する方法が載っています。

 

ガイド「AMPコンテンツがGoogle検索に対応しているかを検証する」の解説

本ガイドでは、Google検索にAMPページとして認識されているかをチェックする方法が紹介されています。それによると、下記ツールを利用することで、AMPページと認識されているかを確認できるとのことです。

 

 

このほか、万一、エラーを発見した場合は、下記点を確認して修正すべきとのことです。

 

  • rel属性でAMPページが検出されるように設定しているか
  • 別ガイドのルールを守っているか
  • txtmetaタグなどをチェックして、Googlebotのアクセスをブロックしていないか
  • 構造化データが正しく実装されているか

 

ガイド「Google検索からAMPページを削除する」の解説

本ガイドでは、AMP機能を停止する方法が紹介されています。それによると、AMP機能を止める方法として次のような方法が挙げられています。

 

  • AMPページと本来のHTMLページを同時に削除(または公開停止)する
  • AMPページのみを削除(または公開停止)する

 

自社サイトをCMS(Contents Management System / コンテンツ マネジメント システム)で運用している場合は、CMS機能でAMPコンテンツを無効にすることが可能とのことです。

 

トピック「AMP」の活用方法

本トピックを読むと、AMPの導入や削除時に役立ちます。AMPの導入、AMPの削除時における、本トピックの具体的な活用手順をまとめています。

 

  • 自社サイトにAMPの導入を検討しているケース
  • 自社サイトに導入した、AMPを削除するケース

 

自社サイトにAMPの導入を検討しているケース

これから自社サイトにAMPの導入を検討している場合は、本トピックが役立ちます。下記手順で作業を進めてください。

 

  1. AMP表示に関するガイドを読んで、自社サイトとAMPの相性を検討する
  2. AMP公式サイトの記事を参考に、自社サイトにAMP技術を実装する
  3. AMP最適化に関するガイドを読んで、Google検索に対してAMPページの認知を促す
  4. AMP検証に関するガイドを読んで、AMPページが正しく実装されたか確認する

 

「1」では、WEBサイト運営の関係者となる、ディレクター、エンジニアなどチーム内で相談してください。AMPを導入する場合、「2」以降は、エンジニアが作業を担当することになります。

 

自社サイトに導入した、AMPを削除するケース

導入したAMP機能を外したい場合にも、本トピックの情報が役立ちます。下記の手順で、AMP機能を削除してください。

 

  1. AMP削除に関するガイドを読んで、任意の方法でAMPページを削除(または非公開)する
  2. 任意の方法で、Google検索上からインデックス済みのAMP情報を削除する
  3. Google検索上からAMPページの情報が削除されたか検証する

 

AMPのよくある質問

AMPに関する、よくある質問をまとめています。
 

Q:AMPとはなんですか?

Answer)AMP(Accelerated Mobile Pages / アンプ)とは、Google検索上にインデックスされたAMP対応ページを高速で表示する仕組みのことです。

 

関連記事:AMPとは?検索順位には影響しないがユーザー体験を改善できる手段

 

Q:自社サイトにAMPを導入する、WordPressのプラグインはありますか?

Answer)WordPressでは、AMP公式のプラグインが配布されており、手軽にAMP対応できます。下記記事では、プラグインの導入手順を詳しく解説していますので参考にして下さい。

 

関連記事:WordPressサイトをAMP化するプラグインの設定方法を解説

 

Q:AMPページには、広告を表示できますか?

Answer)AMPページで広告を表示できますが、AMPに対応していない広告サービス(ASPなど)もあります。AMPページに広告を掲載する手順については、下記記事で解説しています。

 

関連記事:AMPの広告とは?メリットやデメリット、設定方法を解説

 

Q:Google検索のAMPは廃止されましたか?

Answer)2024年7月現在では、AMPは廃止されていません。これからWEBサイトにAMP技術を導入することも可能です。

 

Q:Google検索のAMPは終了しましたか?

Answer)Google社が定めていたAMPページの優遇措置の期間は、2021年に終了しました。もともと、Google社はWEBサイトにAMP導入を推進しており、AMP対応したページに対して、AMPバッジ(スニペットに表示するアイコン)の付与、AMPページ専用のカルーセル枠を設けていました。

 

 

まとめ

amano_portraitGoogle検索セントラル内に、AMPに関するトピックが設けられています。本トピックは、5つのガイドで構成されています。すべてに目をとおすことで、AMPの導入方法、AMPの表示、AMPの削除や停止などについての理解が深まります。AMP技術は、モバイルページを表示するといったメリットがある一方で、サイト管理の工数が増えるといったマイナス面があります。自社サイトとAMP技術の相性を考慮のうえで、導入を検討してください。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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