SEO対策の東京SEOメーカー

マネタイズとは?言葉の定義やお金に変換できる資産の例など解説

マネタイズとは?言葉の定義やお金に変換できる資産の例など解説マネタイズ。この言葉は近年、ビジネスの世界でよく耳にするようになりましたが、一体何を指すのでしょうか。そしてなぜ、そのことが企業やWEB担当者にとって重要なのでしょうか。

 

SEOコンサルタントここでは、マネタイズの基本概念から、言葉の使用例、マネタイズするための方法などについて詳しく解説します。

 

無料競合調査

マネタイズの定義

マネタイズ(Monetization)とは「何かをお金に変換すること」です。この何かに該当するものとして、物理的資産やサービス、アクティビティなどがあります。例えば、自社が土地を所有しているとします。これは資産です。この資産を売却すれば、それは「マネタイズした」ということです。

 

また、マネタイズという言葉や概念は企業だけでなく、個人の活動にも使用されます。例えば、個人が所有する家具をフリーマーケットで売却すれば、それはマネタイズしたことになります。

 

参考ページ: Monetize: What It Means, How It Works, Types, and Examples – Investopedia

 

言葉の使用例

近年、ビジネスの現場でマネタイズという言葉が頻繁に使われるようになりました。具体的なフレーズを挙げますので、マネタイズという言葉を使用する際の参考にしてください。

 

  • ブログのトラフィックが増えたので、広告を配置してマネタイズしよう
  • 専門知識を活かしてコンサルティングを提供し、マネタイズする
  • 特許を取得した後、ライセンスを提供してマネタイズする
  • 自作の音楽やアートワークをオンラインで販売し、マネタイズする
  • 他社の製品を推薦し、購入があるたびに手数料を受け取ってマネタイズする

 

参考ページ: monetization – CambridgeDictionary

 

マネタイズできる資産の例

マネタイズできる資産にはいくつかのカテゴリがあります。そこでここでは、そのカテゴリーを整理してお伝えします。

 

物理的資産

物理的資産とは、物質的な形を持つ資産のことです。通常、実物として存在し、目に見えて触れることができるものです。一例として次のものがあります。

 

  • 不動産: 土地、家、オフィスビル、倉庫など
  • 車両: 自動車、トラック、船、飛行機など
  • 機械・設備: 工場の設備、オフィスのパソコン、医療機器など

物理的資産の特徴としては 時間の経過とともに価値が減少することが多い点です。例えば、自動車やパソコンなどは時間の経過とともに価値が下がるのが一般的です。

 

また、物理的資産の種類によっては、マネタイズに時間がかかることもあります。例えば、工場の設備についてはマネタイズしようと思っても、その設備を欲しいと考える人が限られるため、売却まで時間がかかることが多いです。

 

無形資産

無形資産とは、有形資産と異なり物質的な形を持たない資産のことです。具体的には次のようなものが該当します。

 

  • 特許: 新しい発明や技術に対する独占的な権利
  • ライセンス: 営業許可証や特定のビジネスモデルを運営するための許可
  • ドメイン名: WEBサイトのアドレス

無形資産の場合、有形資産と異なり物理的な形を持たないため、価値の判断が難しいことがあります。例えば、自社が所有している特許をマネタイズしようとしても、相場価格があるわけではないためいくらで売却できるのか分かりません。また、無形資産は模倣されることもあるため、管理や保護に費用がかかるのが一般的です。

 

参考ページ: ドメインとは?ドメインの種類や独自ドメインのSEOメリットを解説

 

デジタル資産

デジタル資産とは、物理的な形を持たずデジタル形式で存在する資産のことです。具体的には次のようなものが該当します。

 

  • デジタルコンテンツ: 書類、写真、音声、ビデオなど
  • アプリケーション:文書作成、表計算、プレゼンテーション、ゲームなど
  • 仮想通貨:ビットコインなど

デジタル資産は、価値の判断が難しいという特徴があります。特に時代の流れや市場環境によって価値の変動が大きいです。例えば、ゲームはその人気や話題性によって価値が変動します。

 

参考ページ: デジタルコンテンツを作成するためのコンテンツ記事タイプアイデア25

 

スキル・サービス

特定のスキルやサービスは、マネタイズできる資産の1つです。具体的には次のようなものが該当します。

 

  • コンサルティング:SEOコンサルティング、経営コンサルティング
  • プログラミングのスキル:ソフトウェアやモバイルアプリケーションの開発技術
  • 語学スキル:通訳、翻訳、海外営業

スキル・サービスは種類や性質によって、マネタイズの方法が異なります。例えば、SEOコンサルティングなどの高度な知識やスキルが必要なものについては、個別でサービスを提供します。一方、調理方法の指導などは、オンラインコースなどを通じてより多くの人にサービスを提供した方がマネタイズしやすいです。

 

参考ページ:SEOコンサルティングとは?SEOコンサルタントが必要な理由と職務内容

 

データ資産

データ資産とは、企業や組織が所有・収集しているデータのことです。具体的には次のようなものが該当します。

 

  • 顧客データ: 顧客の属性、購買履歴、行動データなど
  • 市場データ: 市場の動き、競合情報、業界トレンドなど
  • 研究データ: 製品開発やマーケティング戦略に使われる調査やアンケート

データ資産はマネタイズの方法がいくつかあります。もっともシンプルなものとしては、そのデータを直接販売する方法です。

 

その他の方法としては、データを活用したレポートや分析結果を販売するなどが考えられます。データ資産の場合、時間の経過とともに価値が下がることが多いため、データを最新の状態に保つ必要があります。

 

4つのマネタイズ方法

実際に自社が所有する資産をマネタイズするには、いくつか方法があります。そこでここでは、どのようなマネタイズ方法があるのかについて解説します。

 

1.広告モデル

ユーザーが集まるところに広告を掲載すればマネタイズすることができます。例えば、自社がWEBサイトを運用していて、そこに毎日多くのユーザーが訪れるのなら、一部のスペースを広告枠として販売できます。WEBサイト、ブログ、アプリなどのさまざまなプラットフォームで広告モデルが採用されています。

 

また、広告モデルはオフラインでも採用されるマネタイズ方法です。例えば、新聞や雑誌の広告枠などが該当します。

 

2. 課金モデル

課金モデルは、主にオンラインゲームや有料会員サービスなどで使われています。例えば、オンラインゲームではアプリ内課金が一般的です。基本プレイは無料ですが、特定のアイテムや機能を利用したい場合、ユーザーは課金する必要があります。

 

また、最近では音楽や動画などのストリーミングサービスも広く知られていますが、これらも課金モデルを採用しています。月額や年額を支払うことで、ユーザーはその期間中、自由にコンテンツにアクセスできます。

 

3. ECモデル

ECモデルは、自社でオンラインショップを開設して商品やデジタルコンテンツを売ったり、モール型のECサイトに出店して販売する方法です。代表的な例としては、Shopifyを使って独自のECサイトを作ったり、Amazonや楽天市場に商品を出品するなどのことが挙げられます。
 
ECモデル
 

参考ページ: ECサイト運営とは?ECサイトの業務内容や必要なスキルを解説

 

4.仲介モデル

仲介モデルは、商品・サービス提供者と消費者を結びつける形式のマネタイズ方法です。仲介者は商品・サービス提供者と消費者の間で手数料を取ることにより収益をあげます。

 

仲介モデルは特定のプラットフォームを提供することで、収益をあげることが多いです。具体的には、メルカリやYahoo!オークション、Airbnbなどが挙げられます。
 
4.仲介モデル
 

【ポイント】マネタイズのコツ

マネタイズの成功にはいくつかのポイントがあります。それらを整理してお伝えします。

 

市場調査

マネタイズには、市場調査が大切です。資産の価値は市場のニーズや供給によって変動することが多いからです。競合他社の動向や差別化ポイントを事前に把握してください。また、顧客のニーズに応じて、どういった形で価値を提供すれば、収益を最大化できるのかについても検討することが重要です。

 

タイミング

成功ポイントとして適切なタイミングも挙げられます。資産価値は、時期やタイミングによって変動するためです。例えば、データ資産を売却するには、そのデータに需要があるタイミングで売却しなければいけません。仮に10年以上前のデータを売却しようとしても、すでに価値がなくなっている可能性があります。

 

マネタイズに役立つスキル

ここでは、マネタイズする際に必要になるスキルを紹介します。

 

マーケティングスキル

マーケティングスキルは、マネタイズする際に重要なスキルです。ターゲット層を特定し、効果的なプロモーションをおこなうことで、収益を増加させることができるからです。

 

具体的には、市場調査や効果的な広告コピースキル、メールマーケティング、SEO(検索エンジン最適化)といったことが挙げられます。

 

参考ページ: マーケティングとは?種類や効率化を図る方法について解説!

 

セールススキル

自社の資産価値を正しく顧客に評価してもらうには、セールススキルが必要です。顧客のニーズや欲求を理解し、それに対応したセールストークを展開することで販売につながります。

 

また、優れたセールススキルは、顧客との信頼関係を築く事にも役立ちます。信頼関係が築ければ、リピート購入や高額な製品・サービスへのアップセルにつながります。

 

分析スキル

近年データドリブン(データ中心でマーケティングや経営判断すること)でビジネスが展開することが多くなっています。そのため、マネタイズにはデータ分析スキルが大切です。クリック率やコンバージョン率、顧客単価、顧客生涯価値といったデータにもとづいた意思決定をおこないます。

 

Google AnalyticsやExcelなどのツールを使い、データを集計・解析し、効果的なアクションプランを策定することで収益を最大化できます。

 

参考ページ: データドリブンとは?概要やメリット、実践プロセスなど解説

 

マネタイズのよくある質問

ここではマネタイズについてよくある質問と答えをお伝えします。参考にしてください。
 

Q:フリーミアムモデルのマネタイズで注意すべき点は?

Answer)基本的なサービスや機能を無料で提供し、高度な機能や特別なコンテンツは有料で販売することをフリーミアムモデルと呼んでいます。

 

このビジネスモデルでマネタイズする際に注意すべき点としては、無料提供するコンテンツに十分な価値をもたせることです。無料提供されたものの価値が低ければ、マネタイズできにくくなります。

 

Q:マネタイズが難しい例は?

Answer)マネタイズが難しい例はいくつかあります。例えば、健康関連のアプリなどは、信頼性や効果の証明が求められるため、マネタイズできるまで時間がかかる傾向があります。

 

また、WEBサイトやアプリの広告モデルについても、アドブロッカーが普及したことによって、収益が減少するケースがあります。

 

Q:利益を最大化するには?

Answer)利益を最大化するには、顧客のニーズと期待を理解することです。顧客のニーズや欲求、期待を正しく理解することで、自社の資産を顧客が望む形で提供できるからです。

 

例えば、非常に価値の高いアプリを提供していても、そのアプリの操作性やインターフェースが複雑でわかりにくければ価値が半減してしまい、利益を最大化できません。顧客は価値あるアプリを求めていますが、同時に使いやすさも求めているはずです。このように顧客のニーズや欲求を理解し、それに応えることで収益を最大化できます。

 

Q:海外の顧客が多い場合の注意点

Answer)海外の顧客が多い場合、支払い方法を柔軟に対応してください。地域ごとに好まれる支払い方法や通貨が異なるため、利便性を高めるための対策が必要です。

 

Q:広告モデルで気をつけるべき点は?

Answer)広告の配置によっては、WEBサイトの利便性や視認性が大幅に下がります。過度な広告や過剰なポップアップは不快感を与えることもあります。広告がコンテンツを隠さないような配置や適切な数を検討してください。

 

 

まとめ

SEOコンサルタント今回は、マネタイズについて多角的に説明しました。マネタイズとは、資産をお金に変換することです。マネタイズを成功させるためには、お客様の欲求を理解し、どのようにビジネスを進めるかを検討してください。また、高品質な商品やサービスを提供することも忘れてはいけません。そして、マネタイズを考える経営者やWEB担当者はマーケティングやセールスのスキルを磨き、この記事を参考にして自社に合ったマネタイズ方法を確立してください。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
facebookで共有 Xで共有 LINEで共有

新着記事

人気記事

WEBマーケティング

SEO対策