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アメリカで人気のSNSは?日本では認知度の低いプラットフォームも紹介

アメリカで人気のSNSは?日本では認知度の低いプラットフォームも紹介アメリカにおける総人口の70.1%がアクティブなソーシャルメディアユーザーであり、その影響力は年々増加しています。人々は日々の情報収集やコミュニケーションの手段としてSNSを活用し、一方で企業は自社のリーチを広げたり、自社商品の認知度を高めたりするなど、ビジネス利用を活発におこなっています。

 

SNSの特徴は、ユーザーと直接コミュニケーションが取れる点が挙げられます。企業はこの特徴を活かしてブランドの認知度を高めたり、ユーザーの声を直接聞いたりすることで、より効果的なプロモーション活動をおこなうことができます。

 

amano_portraitそこで今回は、アメリカでのSNS活用状況を整理し、人気のあるプラットフォームについて、その特徴や現状を詳しく解説します。各プラットフォームの特性を理解し、自社のターゲットに応じた効果的な活用方法を探ってください。

 

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アメリカにおけるSNS利用者状況

DATAREPORTAL『DIGITAL 2024: THE UNITED STATES OF AMERICA』によると、アメリカ合衆国のアクティブなソーシャルメディアユーザー数は2億3,900万人に達しています。アメリカの総人口は3億3,500万人(2023年10月米統計局推計)ですから、SNSを中心とするソーシャルメディアを活用する比率は約7割になります。

 

アメリカにおけるSNS利用者状況

 

男女比でいうと、51.2%が女性で48.8%が男性です。これらのデータから分かるとおり、ソーシャルメディアはアメリカ国民に深く根づいており、デジタルマーケティングを展開する企業にとって、今後これらのプラットフォームをどう活用するかで競争力に大きな差が生まれると予想されます。

 

アメリカにおけるSNS広告の利用状況

アメリカにおけるSNSの利用実態を踏まえ、次にSNS広告の活用状況を整理します。statistaの『Social Media Advertising and Marketing in the United States』によると、2023年にはアメリカにおけるソーシャルメディア広告の市場規模が723億ドルに達しています。アメリカで特に注目すべき広告は、Instagram ReelsやTikTokなどに代表される短尺動画で、各企業がこの分野への投資を増やしています。

 

また、B2B分野で注目すべきはLinkedInです。アメリカにおけるディスプレイ広告費は全体で50.9億ドルですが、その中の32.2%がLinkedInに投資されています。これは2020年と比較して27.1%の伸びを示しており、今後もLinkedInの動向に注目が集まっています。

 

参考ページ:US B2B Advertising Forecast 2021 – Emarketer

 

アメリカの人気SNSランキング

具体的に、アメリカで人気のあるプラットフォームには、どのようなものがあるのでしょうか。Pew Research Centerの『Americans’ Social Media Use』によると、2023年時点でアメリカで最も人気のあるソーシャルメディアプラットフォームはYouTubeで、米国成人の83%が利用しています。エンターテインメントや教育コンテンツが特に人気で、企業のブランディング活動に欠かせない存在となっています。

 

アメリカの人気SNSランキング

 

次いで人気があるのがFacebookです。68%のアメリカ人が利用しており、幅広い年齢層に支持されています。これはインドに次いで2番目の利用者数を誇っており、多くの企業がこのプラットフォームをマーケティングに活用しているのが特徴です。

 

3番目に利用されているのがInstagramです。日本においてもInstagramの人気は高く、『2024年1月時点 インスタグラム(Instagram)の利用者数が最も多い国』によると約5,500万人が利用しています。アメリカにおいても、その人気は変わらず、約1億6,900万人の利用者がいます。特に若年層に支持されており、ファッションやライフスタイル関連のコンテンツが注目を集めています。

 

このように、アメリカではSNSが活発に利用されており、企業のマーケティング活動にも大きな影響を与えています。

 

アメリカで利用されるSNSの特徴

アメリカで人気を博している各SNSプラットフォームの特徴についてお伝えします。日本ではほとんど知られていないプラットフォームもありますので、下記の内容を早速確認してください。

 

YouTube

YouTube

 

YouTubeはアメリカ国内で2億3,900万人以上の利用者(2024年1月時点YouTubeの利用者数が最も多い国)を抱えており、世界でも最大規模の動画共有プラットフォームです。幅広い年齢層に支持されており、エンターテインメント、教育、科学などありとあらゆるジャンルの動画コンテンツが配信されています。YouTubeは個人ユーザーや企業が自身のチャンネルを作成し、動画をアップロードすることができるため、クリエイターが自己表現の場になっていたり、企業のPR活動に利用されたりします。

 

Facebook

Facebook

 

Facebookは、近年若年層の利用が減っているものの、アメリカ国内では1億9,000万人以上の利用者を抱える人気の高いSNSプラットフォームです。幅広い年齢層に支持されており、日々のコミュニケーションや情報共有の場として広く使われています。

 

機能としては、ユーザーがテキストや写真、動画などを投稿できたり、情報発信や交流のためのページであるFacebookページ(アメリカなどでは、Fanページと呼ばれることもあります)を利用したりできます。また、個人の好みや趣向などさまざまなデータを収集しているため、ターゲティング広告の成果が高いのが特徴です。

 

Instagram

Instagram

 

Instagramは、写真・動画共有プラットフォームです。Instagramでは、ユーザーが写真や短い動画を投稿し、専用の編集ツールを使用して魅力的なコンテンツを投稿できます。ストーリーズ機能も人気で、24時間限定で写真や動画を投稿し、フォロワーと日常を共有することができます。また、Instagramにはショッピング機能があるため、企業にとっても重要なマーケティングツールとなっています。

 

Pinterest

Pinterest

 

Pinterestは、画像や動画を通して、インスピレーションやアイデアを求めるユーザーに支持されています。Pinterestの特徴は、ユーザーが画像や動画を「ピン」として保存し、テーマごとに「ボード」で整理できる点です。投稿されるコンテンツは主に、料理やファッション、スポーツ、インテリアデザインなどが挙げられます。Pinterestは、広告配信で機能の高いコンバージョンを達成できることで評判を呼んでいます。

 

TikTok

TikTok

 

TikTokは、短尺動画共有プラットフォームです。特に若年層から支持が高く、日々のエンターテインメントや情報収集のツールとして利用されています。TikTokは、ユーザーが短い動画を作成・編集し、広範なオーディエンスにシェアできるのが特徴です。アプリ内に専用の編集ツールが備わっており、スマートフォン一台で収録から編集・投稿までがおこなえます。

 

LinkedIn

LinkedIn

 

LinkedInは、企業およびプロフェッショナル向けのSNSです。キャリア形成やスカウト、企業の採用活動などで利用されています。ユーザーは自身の職歴やスキルを記載したプロフィールを作成し、他のプロフェッショナルとつながり記事の投稿や画像・動画の共有などが可能です。

 

Snapchat

Snapchat

 

アメリカの10代には、Instagram以上の人気を誇っているのがSnapChatです。ユーザーは写真や動画を投稿できる他、友達とチャットなどで会話をすることもできます。Snapという形式で送る動画や写真が一定時間経過後に自動的に消えるのが最大の特徴です。消えてしまうまでに最大10秒程度の時間しかなく、インスタ映えのような映りの良い動画や画像を撮影するという意識も必要ありません。そのため、気軽に投稿できるということから大きな反響を呼んでいます。

 

Reddit

Reddit

 

Redditは、掲示板のようなSNSプラットフォームで、ディスカッションや情報交換に特化しています。利用者は自身の好みや関心に合わせて、サブレディット(いわゆるスレッドのこと)と呼ばれる個別のコミュニティに参加できます。そこでは、テキスト、画像、リンク、動画などを投稿可能です。投稿は他のユーザーによって投票され、人気の高い投稿は目立つ位置に表示される仕組みです。

 

Redditは匿名性であるものの質の高い投稿が多く、企業がトレンドを分析するためのマーケティングに活用することもあります。日本ではまだ認知度が低いですが、アメリカでは約5人に1人が利用する一大プラットフォームです。

 

アメリカSNSのよくある質問

ここでは、アメリカのSNSについてよくある質問を取り上げ解説します。日本国内とは事情が異なるので、下記のQ&Aをよくご確認いただき、知識や背景について理解を深めてください。
 

Q:Facebookの利用者数が一番多いのはアメリカですか?

Answer)statistaの『2024年1月時点 フェイスブックの利用者数が最も多い国』によると、利用者数がもっとも多いのはインドで約3億6,700万人に達しています。

 

アメリカはFacebookの主要市場の1つですが、利用者数ではインドに次ぐ順位です。Facebookは世界中で広く利用されており、特にアジアや南米の国々で多くのユーザーを獲得しています。

 

Q:アメリカで利用されるWhatsAppはLineのようなものですか?

Answer)アメリカで利用されているWhatsAppは、日本のLineと似たような機能を持つメッセージングアプリです。どちらのアプリもテキストメッセージ、音声メッセージ、写真や動画の共有、音声通話やビデオ通話などの機能に対応しています。

 

Q:若年層に人気のあるSNSはどれですか?

Answer)アメリカの若年層に人気があるSNSはSnapchatです。動画を中心に多くのユーザーが気軽に投稿しており、スマートフォンのカメラで撮影した写真や動画を共有することができます。投稿した画像や動画が一瞬で消える「スナップ」や24時間限定の「ストーリー」など、一時的に共有するだけのコンテンツが特徴で、リアルタイムな交流が好まれています。

 

Q:ビジネスに役立つSNSは何ですか?

Answer)アメリカでビジネスに役立つSNSとして有名なのはLinkedInやFacebook、Instagramなどが挙げられます。LinkedInはプロフェッショナル同士の交流や求人活動に活用されています。InstagramはBtoCマーケティングに強く、特に飲食店などビジュアルコンテンツが重要なビジネスにはおすすめです。

 

Q:LinkedInはアメリカでどのように利用されていますか?

Answer)LinkedInはアメリカにおいて、プロフェッショナルサービスを提供する企業やフリーランスなどが中心になって活用されています。また、リクルーターがLinkedInを活用し、採用活動を積極的におこなっています。ビジネス利用が中心のため、公開プロフィールも、自分の経歴やスキルがメインです。

 

Q:Pinterestがアメリカで人気のある理由は?

Answer)Pinterestのコンセプトは、視覚的なインスピレーションとアイデアの収集が簡単にできるというものです。ただの画像・動画共有型のSNSではなく、デザイナーやクリエイターがDIY、料理、ファッション、インテリアなど、想像力を必要とする場面でヒントをえるために活用されています。このように、日常の写真や動画を共有するInstagramとは棲み分けができているため、アメリカでも人気を博しています。また、Pinterestのプラットフォームは企業にも適しており、製品やサービスのプロモーションをおこなう場としても人気が上昇しています。

 

 

まとめ

amano_portraitアメリカ社会において、ソーシャルメディアは日常生活の一部として深く浸透しています。YouTubeやFacebook、Instagramなど、それぞれのプラットフォームによって、ユーザー属性が異なります。自社と相性のよいSNSの運用を検討してください。例えば、若年層をターゲットにする場合、アメリカではSnapchatやYouTubeの活用が必須ですし、BtoBビジネスであれば、LinkedInなどがおすすめです。中には日本で馴染みのないSNSもありますが、アメリカをターゲットとしたビジネスを展開する場合、今回の記事を参考に新しいSNSプラットフォームの活用を検討してください。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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