SEO対策の東京SEOメーカー

海外のSNS事情は?日本との違いや人気プラットフォームなど紹介

海外のSNS事情は?日本との違いや人気プラットフォームなど紹介世界のソーシャルメディア利用者数は2022年には45億9千万人に達しました。この巨大な市場をビジネスに活用するには、海外で人気のあるSNSの動向を把握し、ターゲットユーザーが属するプラットフォームを自社に導入することが重要です。こうすることで、新たなマーケティングチャネルを開拓でき、自社の収益拡大につなげることができます。

 

amano_portrait日本ではFacebookやYouTubeの利用が進んでいますが、海外ではFlickrやZaloなど、日本で馴染みの薄いSNSが数多く存在します。自社のターゲットユーザーと一致しているなら、これら海外SNSを活用しない手はありません。そこで今回は、海外のSNS事情を詳しく解説し、各プラットフォームの特徴を解説します。SNSマーケティングの戦略構築に役立ててください。

 

海外SEOコンサルティング

海外SNS事情と日本との比較

海外のSNS事情について、日本と比較しながら解説します。利用者数や普及率など、現在海外でのSNS事情がどうなっているのかの大局を掴むことができるので、早速確認してください。

 

利用者数と普及率

Statista『2017年~2027年 全世界のソーシャルネットワーク(SNS)ユーザー数』によると、世界のソーシャルメディア利用者数は2017年の計測開始以来増加し続けており、2022年には45億9千万人を超え、2027年には58億5千万人に達すると予測されています。

 

地域別に見ると、北ヨーロッパ(デンマーク、スウェーデン、ノルウェーなど)が81.7%、西ヨーロッパ(イギリス、フランス、ドイツなど)が80.2%、南ヨーロッパ(ポルトガル、スペイン、イタリアなど)が74.8%の普及率を示し、日本を含む東アジア地域は74%で世界第4位です。

 

参考ページ:2024年1月時点 世界の地域別ソーシャルメディア(SNS)普及率 – Statista

 

日本単独で見ると、2022年時点で1億200万人がソーシャルメディアを利用しており、2027年には1億1300万人に達する見込みです。これは、インターネット環境の整備とモバイル端末の普及が影響しており、日本の状況は世界的なトレンドに沿った増加を示しています。

 

参考ページ:情報通信分野の現状と課題 – 総務省

 

平均利用時間

世界のSNS利用時間は年々増加しており、2012年には1日あたり90分だったものが、2022年には147分に達しています。ただし、2018年以降は伸びが鈍化しており、2018年は142分、2019~2021年は145分、2022年には147分となっています。

 

参考ページ:2012年~2024年 世界のインターネットユーザーの1日あたりSNS平均利用時間 – Statista

 

国別では、ブラジルが1日あたり3.49時間と最も長く、次いでナイジェリアが3.44時間となっています。一方、アメリカは2.16時間、日本は0.47時間と大きな差があります。SNSの利用がコミュニケーション促進や自己表現力の向上に役立つという声が聞かれる一方で、プライバシーの侵害や依存症、いじめの問題などが利用時間の増加と共に社会問題化しています。

 

参考ページ:Average daily time spent on social media according to global internet users as of the first quarter of 2023, by territory

 

利用目的

世界のインターネットユーザーがソーシャルメディアを利用する主な理由として、47.1%が「家族や友人との交流」を挙げ、36.2%が「暇つぶし」、34.2%が「ニュースの購読」としています。

 

参考ページ:世界のインターネットユーザーのソーシャルメディア(SNS)の利用目的

 

これに対して、日本では44%が仕事や趣味などの「情報収集」を目的としており、37.1%が「知人同士の近況報告」、23.6%が「SNSを通じた人とのつながり」、19.3%が「自分の行動記録を残す」となっています。

 

参考ページ:2022年度SNS利用動向に関する調査 – ICT総研

 

このように、世界全体ではコミュニケーションや娯楽が主要な目的となる一方で、日本では情報収集や近況報告が重要な利用目的となっており、SNSの利用動機には地域差が見られます。

 

海外で人気のSNSプラットフォーム

全世界で最もアクティブユーザー数が多いSNSプラットフォームはFacebookで、30億4900万人に達しています。次いで、YouTubeが24億9100万人、WhatsAppとInstagramがそれぞれ20億人のユーザーを持っています。上位プラットフォームには、Meta社所有のものが多いという特徴があります。それでは、上位プラットフォームの特徴について解説します。

 

参考ページ:2024年1月 月間アクティブユーザー数(MAU)が最も多いSNS – Statista

 

1位:Facebook

Facebookは世界で最も多くのユーザー数を持つSNSプラットフォームです。2022年時点で約30億4900万人のアクティブユーザーがいます。機能としては、個人のプロフィールを作成したり、写真や動画を共有したりできます。また、グループやイベント機能を通じて、共通の興味や目的を持つ人々とコミュニケーションを図ることができます。

 

また、Facebookはビジネス向けの機能が充実しているのも特徴です。例えば、広告やFacebookページを通して、企業が顧客と直接対話し、マーケティング活動を展開できます。

 

2位:YouTube

YouTubeは、全世界で約24億9100万人のアクティブユーザーを持つ人気の動画共有プラットフォームです。その特徴として、一般ユーザーが動画を自由にアップロードでき、多くの不特定多数の人々と共有できることが挙げられます。幅広いジャンルのコンテンツが投稿されており、エンターテインメント、教育、ニュース、趣味に関する動画など、誰でも自由にアクセスして楽しむことができます。また、クリエイターは自分のチャンネルを運営し、広告収入をえることができる点も魅力の1つです。

 

3位:WhatsApp

WhatsAppは、全世界で約20億人のアクティブユーザーを持つ人気のメッセージアプリです。特徴としては、テキストや音声、画像、ビデオなどをお互いに送受信できる点が挙げられます。また、音声通話やビデオ通話機能も備えており、個人やグループでのコミュニケーションを簡単に図ることができます。WhatsApp にはデスクトップ版のアプリも用意されており、こちらをダウンロードすればPCからもメッセージのやり取りが可能です。

 

日本では普及していない海外SNS

ICT総研によると、日本で最も人気のあるプラットフォームはLineで、79.5%の利用率を誇ります。次いで、YouTubeが62%、X(旧Twitter)が55.9%となっています。これらのプラットフォームのいくつかを既に利用したことがあるのではないでしょうか。

 

参考ページ:2022年度SNS利用動向に関する調査 – ICT総研

 

しかし、海外で使用されるプラットフォームは、日本で知られているものとは大きく異なります。そこで、日本ではまだ無名でも、海外で人気の高いプラットフォームをここで紹介します。

 

中国発のメッセージアプリ『WeChat』

WeChatは中国発のメッセージアプリで、全世界で約12億人のアクティブユーザーを持っています。機能としては、メッセージの送受信、音声通話やビデオ通話に加えて、ミニプログラムと呼ばれるSaaSサービスなどが挙げられます。ミニプログラムというのは、予約や注文、ショッピングなどをQRコードで簡単に利用できるもので、観光に来た中国人のために日本でも導入が進んでいます。このように、WeChatは単なるメッセージアプリにとどまらず、日常生活に深く浸透し、利用者の利便性を日々高めています。

 

アメリカの若年層に人気『Snapchat』

Snapchatは、主に10代、20代の層に人気のあるアメリカ発のSNSです。写真や動画を友人と共有できる機能が備わっていますが、それらのコンテンツが短時間で消えるという特徴があります。また、AR(拡張現実)技術を利用したレンズ機能も人気で、顔認識にさまざまなエフェクトを施すことができます。このように、独自の共有ルールと豊富な編集ツールがSnapchatの魅力です。

 

中国最大級のSNS『Weibo』

Weiboは、中国版X(旧Twitter)ともいえる存在で、中国内では非常に人気の高いSNSプラットフォームです。ユーザーはテキストや画像、動画を投稿でき、それに対して他のユーザーがコメントや「いいね」をすることができます。また、フォロワー同士でのリツイート機能もあり、情報の拡散力が強いのが特徴です。政府や著名人、企業などが積極的に利用しており、ニュースやトレンド、趣味、教育、エンターテインメントなどあらゆるジャンルが投稿されています。

 

多機能型メッセージアプリ『QZone』

QZoneは、中国でよく利用される多機能型のメッセージアプリです。中国内では「QQ」と呼ばれることが多く、名刺などにはQZoneのIDが、連絡先として記載されることもあります。機能としては、写真やビデオの共有、メッセージのやりとり、ブログ作成などがおこなえます。

 

東南アジアで人気『Zalo』

ベトナムやタイ、フィリピンなどで利用されることが多いメッセージアプリとしてZaloがあります。特徴としては、テキストや写真、動画の共有、ビデオ通話などが挙げられます。インターフェースはシンプルで使いやすいため、東南アジアにおいては、幅広い年齢層に支持されています。

 

カナダの画像・動画共有SNS『Flickr』

Flickrは、カナダ発の写真共有SNSです。特に写真愛好家やプロのカメラマンに人気があります。主な機能として、高解像度の写真やビデオをアップロードして他のユーザーと共有したり、他者が投稿した写真や動画にコメントしたりできます。また、検索機能が優れており、ユーザーが見たい画像を発見しやすいのも特徴です。

 

SNS機能を備えたミニブログ『Tumblr』

Tumblrは、アメリカ発のSNS機能を兼ね備えたミニブログで、テキストや画像、動画、音声などさまざまなタイプのコンテンツを投稿できます。また、SNS機能としてリブログやスキ、フォローなどの機能があり、これらを活用することでミニブログへの集客がしやすい仕組みが整っています。一時期、大幅に利用者数を減らしましたが、大手SNSを利用したくないユーザーから支持され、近年は利用者数や収益が回復傾向です。

 

ゲーマーから支持される『Discord』

他者とつながってオンラインゲームを楽しむ層に人気なのがDiscordです。アメリカ発のSNSで、音声チャットやビデオチャット、画面共有などの機能を備えています。ユーザーは、専用のコミュニティスペースを作成し、ここでゲームプレイ中のコミュニケーションや会話を楽しむことができます。現在のところ、女性よりは圧倒的に男性の利用が多いのが特徴です。

 

海外SNSのよくある質問

ここでは、海外SNSについてよくある質問を取りあげ解説します。Q&Aを把握しておけば、海外SNSを自社にスムーズに導入できるので、次の内容をご確認ください。
 

Q:ビジネスに活用するメリットは?

Answer)海外SNSをビジネスに活用することで、新たな市場を開拓でき、ブランド認知度を高めることができます。コスト効率の良いマーケティング活動がおこなえるため、越境ECなどに取り組む企業にとっては、海外SNSの活用が成功の鍵を握っています。

 

Q:利用する際に注意すべき点は?

Answer)海外SNSを利用する際には、各プラットフォームのユーザーの文化的背景を理解することが重要です。事前に導入するプラットフォームの慣習やトーン、投稿するジャンルなどを調べておく必要があります。

 

Q:どのように海外のSNSを活用開始できますか?

Answer)基本的には日本のSNSを利用開始するときと同じです。まずアプリをダウンロードし、アカウントを作成します。その後、プラットフォームごとに必要な情報の入力が求められるので、それらを入力し登録手続きを完了してください。ほとんどの場合、無料で利用開始できます。

 

 

まとめ

amano_portrait今回ご紹介したとおり、海外で普及していても日本ではあまり使われていないSNSが数多く存在します。例えば、写真共有に特化したFlickrやゲーマーに人気のDiscord、アメリカ発のSnapchatなどがあります。これらのSNSの特性と利用方法を理解し、新たなマーケティングチャネルとして加えることで、自社の収益拡大につなげることが大切です。実際に運用を開始する際には、ターゲットユーザーを意識して、各プラットフォームの特性を活かし、戦略を立てて進めてください。今回の記事がお役に立てれば幸いです。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
facebookで共有 Xで共有 LINEで共有

新着記事

人気記事

WEBマーケティング

SEO対策