
ドアウェイページとは
ドアウェイページ(誘導ページ)とは、ユーザーを特定のページに誘導することを目的に作られたページのことです。
Googleはドアウェイページのことを明確に「ガイドライン違反」と位置づけており、2つの具体例を挙げて禁止しております。
Googleが上げているドアウェイページの例は次の2つですが、この2つ目が今回のエリアページの量産にあたります。
- 品質の低いコンテンツに、ある特定のサイトへのリンクを追加しただけのブログを複数作り、ユーザーを誘導しているケース
- 地名以外ほぼ同一の誘導ページを大量に生成しているケース
一度ガイドライン違反と判断されてしまうとサイト全体の評価を大きく落としてしまい、ガイドラインが解消されたとしてもすぐに評価が戻るわけではありません。ページを量産することが直ちに悪いというわけではありませんが、そのページが本当に必要なのか、ユーザーに対して価値を提供しているのかどうかという観点で判断してページを作るようにしてください。
判断する方法の1つとしてGoogleは「検索エンジンがなかったとしても、そのようなページを作ったかどうか」を考えることを推奨しています。
ドアウェイページとはカニバリ対策の実施
エリアページを複数作る場合、記事ページやソリューションページとエリアページの対策キーワードが被っていないかの確認が必要です。
エリアページを量産する場合、地域名や都道府県名を意識するあまり、他のページとのキーワード被りが起こることがありますが、原則、1ページに1キーワードの対策が望ましく、サイトの中で特定のキーワードに対する対策ページは1ページだけにする必要があります。
そのためにはPLP(優先ランディングページ)を明確にして、サイトの中のどのページでどのキーワードを取っていくのかを定めることを推奨します。
そのためにはサイトのディレクトリマップを作成し、どのページでどのキーワードを取っていくのかを定め、サイト全体での最適化が必要です。ページごとにキーワード設定をしたつもりでも内容が似ていたり、要素が似ているために検索エンジンからキーワードカニバリが起きていると評価が下がることがありますので、定期的に順位チェックや流入キーワードを確認するようにしてください。
多くの場合、キーワードカニバリが起きるのは次のような要因です。
- 類似ページが複数存在している
- 周辺キーワードへ派生した結果似た内容のページを作った
- 記事ページと用語ページを作成した
- キーワード選定の時点で内容が類似した
- 内部リンクの構造やカテゴリ設定が正しくない
このような点に注意してキーワードカニバリが起きないようにエリアページを作る必要があります。
キーワードカニバリとはエリアページを複数作るときには
エリアページを作る場合にはドアウェイページになってしまったり、キーワードカニバリを起こしてしまうことがありますが、エリアページの量産自体が悪いというわけではありません。
狙ったキーワードに対してタイトル、メタ情報、コンテンツがしっかり整っていて、中身が問題なればエリアページとして成立します。
そのためには、地名だけを変えたタイトルやコンテンツにせず、エリアページの独自情報を入れるようにしてください。
具体的には
- エリア独自の写真、イラスト、データなどを使う
- エリアごとのスタッフ、店舗、口コミなど他エリアと異なる情報を出す
- アクセス情報、路線、経路、周辺マップなどを利用する
などが考えられます。
ただし、ユーザーニーズを捉えていることがもっとも重要な点ですので、エリアに関することであればどのような情報でもよいというわけではありません。タイトルとコンテンツの方向性を一致させ、ユーザーニーズを満たすようなコンテンツに仕上げてください。
ユーザーインサイトとはINSIGHTS
ページの量産をする前に

エリアページの量産や記事コンテンツの量産の前に必要なのは、狙うキーワードを明確に定め、ディレクトリマップを整えることです。そして、チームを組成し、役割分担をする必要があります。
単にキーワードを狙って書けるコンテンツから作っていくようでは、どこかでキーワードカニバリがおきてしまいます。特にエリアページは量産がしやすいわりに上位化がしやすく、問い合わせに繋がりやすいという点で量産されがちですが、下手な量産はサイト全体の評価を下げてしまう可能性があるため注意が必要です。
そのようなことにならないように、正しいSEOの知見やコンテンツ制作のスキームを有したチームの組成が必要ですが、内製化が難しいというような場合には量産体制を作る前に外部パートナーへ相談することが大切です。
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本当に量産する必要があるかというところから考えてください。
全国展開している店舗や全国から受け付けるサービスの場合にはすべての都道府県名で上位化をしたくなったり、特定の都道府県の中だとしても市町村名を取りきるためにエリアページを量産する対策をしている企業があります。
しかし、必要だからページを量産しようとするのとアクセスを集めるためにページを量産するのでは意味が異なります。
アクセスを集めるためにページを作ったり、特定のキーワードで対策したいためだけにページを量産するページのことをドアウェイページ(誘導ページ)と呼び、Googleではスパム行為として判断され、ページやサイトの評価を下げる原因になります。
そのため、複数のエリアページを作る場合には、本当に量産する必要があるのかどうかという点で考えるところから始めてください。
そのうえで、複数のエリアページが必要な場合には、次のような観点でコンテンツを作るようにしてください。
エリアページは量産するときに、地名以外の内容がほぼ同じページを量産していることがありますが、これは代表的なドアウェイページであり、サイト全体の評価を落とす原因になる行為です。
エリアごとに必要になる要素を考え、他のエリアページや記事ページとの重複を減らすことが重要ですので、どのページをどのキーワードで上げるのかの目的を明確にしてPLP(優先ランディングページ、Preferred Landing Page)を定めたSEO対策をすることが大切です。
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