SEOでの順位計測/SEOツール
SEOとは検索エンジン最適化を意味します。広義ではWEBマーケティングにおける自然流入からの集客全般を指しますが、本来の意味でいえば検索エンジンに対して順位が高くなるように対策する施策のことです。
そのため、SEOでの効果検証には検索順位を正しく把握する必要があります。
対策キーワードが少数であれば実際に検索することで検索順位を計測することもできますが、一般には複数のキーワードを対策することになりますので検索順位計測ツールを使って検索順位の推移を見るのが普通です。
検索順位を計測するために使われるツールとしてはGRCが安価で使いやすいのですが、次のようなSEOツールを使うことでも検索順位の推移を計測することができます。
- Ahrefs(エイチレフス)
- SEMrush(セムラッシュ)
- SEARCH WRITE(サーチライト)
- Gyro-n SEO(ジャイロン)
ただし、検索順位が高かったとしても検索回数が少ない場合には想定どおりにアクセスが集まらないこともありますので、WEBマーケティングを行う場合にはKPI設定を行い、効果検証を行う必要があります。
おすすめ検索順位計測ツールSEOのKPI設定/KPIの細分化
SEOを行う最終目標は多くの場合で売上増ですが、サイトの目的によってはブランディングや採用、メルマガ登録など様々な目的があります。
そのため、SEOにおけるKPIはサイトによって異なりますが、代表的な例としては次のようなものが挙げられます。
- PV数(Page View)
- 対象のページが何回見られているか
- セッション時間
- 対象のページがどのくらいの流れ見られているか
- 直帰率・離脱率
- どのページでサイトから離れたか、どの程度離脱したか
- ダウンロード数
- ホワイトペーパーなどの資料ダウンロード数はどの程度か
- コンバージョン数
- 問い合わせや会員登録などの目標がどの程度達成されたか
上記のようなKPIをSMARTの法則により設計する必要があります。
- Specific:明確である
- Measurable:測定可能である
- Achievable:達成可能である
- Relevant:関連性がある
- Time-bound:期限を定める
具体的にわかりやすい目標を数値化し、自然検索からの流入と関連の高いものを達成可能な範囲で高く、期限を決めて設定することでSEOからの効果検証を正しく行うことができるようになります。
このSMARTの法則に従って目標設定をすることで、KGIとKPIが関連しているかどうか、定量的に観測できるかどうかという点で把握しやすくなります。
特にPV数やセッション数のような数値をKPIにする場合、検索ボリュームがどの程度なのか、検索順位がどこまで上がれば何件がクリックしてサイトを訪問するか、などを考慮してキーワード選定やコンテンツ制作を行うようにしてください。
KPIとはCRO対策/コンバージョン率
CRO(Conversion Rate Optimization、コンバージョン率最適化)とは、アクセスしたユーザーのコンバージョン率を増加させる施策全般のことです。
SEOに成功するとアクセス数を伸ばすことができますが、アクセスを伸ばしたとしても購入や問い合わせにつながるとは限りません。目的を達成するためにはコンバージョンポイントを設置したり、導線を引き直したりする必要があります。
CRO施策は様々ですが、代表的なものとして
- EFO(エントリーフォーム最適化)
- A/Bテスト
- ヒートマップ分析
- 経路改善
などがあります。
特にECサイトでは商品をカゴに入れるところまで行って購入しないというカゴ落ち対策をするだけで売り上げに直結することがありますので、アクセス数を伸ばすSEOと同時にCROも行うことで成果につながります。
CROとはINSIGHTS
WEBサイトへの問い合わせを増やすには
SEOでは内部対策、外部対策、コンテンツという3つの軸を考える必要がありますが、多くの企業でコンテンツ対策しか行っていないのが実情です。
そして、コンテンツ制作は行うのにCRO対策を行っていないため、アクセスは伸びるもののWEBマーケティングとしては伸び悩んでいるというのはよくある相談です。
WEB担当者がSEOとCROの両方の知識と経験があれば自社で対策することは可能ですが、WEBマーケティングを包括的に行うためには本来はWEB担当、SEO担当、CRO担当のようにそれぞれの業務に担当を置き、チーム体制を組む必要があります。
しかし、中小企業ではWEBマーケティングに対してそこまで人件費をかけられないという悩みもあるはずです。そのため、WEBマーケティングをおこなうためには社内と社外をうまく繋ぎ、自社で対応できない業務は外注するという選択肢も考慮して最適化を行う必要があります。
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効果検証は、狙ったキーワードの検索順位がどれだけ上がったのかを見ることから始めます。
SEO対策をするのには必ず目的があります。正しい効果検証のためには目的設定から逆算して対策が必要です。
そのため、SEOの効果検証をするには、KGI(最終目標)を確認し、KGIに対するKPI(中間目標)がどの程度達成できているのかを確認する必要があります。
まず行うべきことはKGI設定です。売上数や問い合わせ数のように最終的なゴールを定め、次にKGIから逆算した具体的なKPIを洗い出してください。KPIを洗い出すことでアクションが明確にすることができます。KPIはサイトによって基準がさまざまですが、目標が明確で測定可能かつ達成可能かどうかをSMARTの法則(後述)により確認することで目標設定ができます。
また、サイトのフェーズによって目標も変わってきます。サイトを立ち上げた初期フェーズでは投稿記事数やPV数などが目標になりますが、成長するに従い目標ページへの到達度合いやコンバージョン数が目標になります。立ち上げ最初期の段階でコンバージョン数を追っても意味はなく、サイト成熟期に投稿記事数を目標にしても効果は薄くなります。
ただし、SEOは検索エンジン最適化を意味するとおり、本来の意味でいえば検索順位の上昇しか判断できません。そのため、内部対策、外部対策、コンテンツ対策を実施した後、どの程度順位が上昇したのかが最初の基準となります。
その後、セッションが増えてきた際にコンバージョン数がどのように推移したかを確認するのが正しいWEBマーケティングです。
このコンバージョン率を高めるための施策をCRO対策と呼びますので、WEBサイトで集客をおこなう場合には検索順位を高め、セッション数を増やすSEO対策と増えたセッションをコンバージョンに転換するCRO対策(コンバージョン率最適化)の両方が求められます。
KPIの正しい設定方法さらに詳しくポイントを見る
SEOツール
KPIの細分化
コンバージョン率