アップデート後の内部対策
コアアップデートにより検索順位が急落したということは、急落したサイトは上位にいるサイトと比較したときに何かが劣っていたということです。コンテンツが劣っていたという可能性もありますが、実際にはコンテンツの差はそこまで多くないことがよくあります。
キーワードによっては上位陣の記事には類似性がかなり高く、独自性も十分とはいえないこともあります。それでも検索上位にいるということはサイト全体での最適化がうまくいっているか、外部リンクでの評価が高いかのどちらか考える必要があります。
内部対策の見直しポイントとしては次のようなものがあります。
- 検索意図との合致率
- 他サイトとの類似性
- ドメインアウトの確認
- メタデータの見直し(タイトル、ディスクリプションなど)
- クローラビリティの改善
- モバイルフレンドリー対応
- ページ速度の向上
- コアウェブバイタルの最適化
- ナビゲーションの改善
- 内部リンクの最適化
- 構造化データの活用
サイトが評価されていた時期があるということはメタデータはある程度できていることがほとんどですが、サイト全体で考えるとページ速度やコアウェブバイタルなどのユーザー行動に影響する指標も影響してきます。
内部リンクや導線も適切でない場合やキーワードの詰め込みになっていることがありえますし、キーワードの重複やページのインデックスが外れているというような技術的な観点でも考える必要があります。
内部リンクを張り巡らせることでサイト全体を強化できることもありますが、反対に無駄な内部リンクを削除することでサイト内部の導線を整理することで評価が高くなることもあります。
上で示した修正内容は一例ですが、聞きなれない言葉がある場合や具体的な修正方法が浮かばない場合には早い段階で外部のパートナーを探す必要があります。
SEO内部対策(オンページSEO)とは?順位が下落したコンテンツ修正
検索順位が急落したページがサイト全体であればコンテンツではなくサイト全体や外部リンクの精査をする必要がありますが、特定のキーワードに対してだけ検索順位が下落した場合にはコンテンツの修正だけで改善することがあり得ます。
今まで評価されていたコンテンツであるということは、ユーザーニーズからは大きくはズレていないはずですが、上位記事と比較して次のような観点で優れているかどうかを判断してください。
- ユーザーニーズ(検索意図)の再分析
- ニーズに対する回答の網羅性
- ユーザー体験の強化
- 独自視点や新しい視点の追加
- 事例や数字データの利用
- 著者情報の明示
- 信頼できる情報元の明示
- 記事の読みやすさや分かりやすさの追求
- 独自画像の利用
キーワードによってコンテンツ修正の内容は大きく変わりますが、トレンドや流行が大きく影響するキーワードを対策する場合には常に最新情報に更新し続ける必要があります。以前はユーザーニーズに沿った内容になっていたとしても、コアアップデートのタイミングでトレンドを再評価されて急落した可能性が考えられるためです。
また、多くのメディアではライターやライティング会社を入れて網羅的な情報を入れた記事を作っていますが、その際の基準は文字数になりがちです。長い記事が評価されたのは以前の話であり、ユーザーニーズに沿っているか、どれだけ合致率が高いかの方が重要であることが多く、単に長いだけの記事では評価されなくなりつつあります。
そのため、不要な情報や優先度の低い情報、サイト内の他のページと被っている内容があった場合には思い切って削除し、代わりに自社の事例、データ、数値などを使った記事にしたり、分かりやすさを追求して独自の画像を入れたりすることでユーザーニーズを捉えることができます。
コンテンツとは低品質な外部リンクの否認申請
サイト全体の評価という点でも、コンテンツ単体の評価という点でも外部リンクは非常に重要なポイントです。ある程度サイトの内部対策を行っていて、コンテンツが十分に入っている場合でも検索順位が下がったとなると、外部リンクの対策が足りていないことが考えられます。
大きな視点では2つの対策が必要です。
- 評価を下げる外部リンクを削除する
- 評価を上げる外部リンクを増やす
外部リンクは多ければよいという単純なものではなく、評価の高いサイトからのリンクであってもキーワードやアンカーテキスト、記事とリンク元サイトとの相性などで評価されるかどうかが変わります。
検索順位を操作するための外部リンクを購入していた場合には直ちにリンクを削除する必要がありますが、自然リンクであったとしてもアンカーテキストを修正してもらったり、削除依頼を出したりすることで評価が高まることがあります。
長くサイト運営をしているとどうしてもスパムリンクや低品質な外部リンクがついていきますが、自然リンクであってもサイト順位を落とす外部リンクが存在する以上、定期的に外部リンクを確認し、低品質なリンクを否認申請する必要があります。
コアアルゴリズムアップデート後に順位が急落した場合には、以前はプラスに作用していた外部リンクがアップデートにひっかかり順位が落ちたというパターンが考えられます。この場合、低品質な外部リンクを見直すことで順位が復活することがありますが、SEOの外部対策は特に難しい点が多く、早い段階で外部パートナーを入れる必要があります。
外部リンクとはINSIGHTS
それでも順位が復活しない時は
Googleのコアアルゴリズムアップデートの後には必ずと言ってよいほど検索順位の乱高下が起こります。
その際に検索順位が急落してしまうと焦って小手先の対策を考えることがほとんどですが、多くの場合にはサイト内部の潜在的な課題を解決したり、外部リンクを精査することで回復させることができます。
また、Googleのアップデートは年に数回あるため、いつ、どこのタイミングで検索順位が変わるかが読みづらく、安定的な集客を見込むためには継続的にノウハウを蓄積して、定期的にサイト改善を行う必要があります。
コアアップデート後の対策をするには正しい知識と経験が必要です。急落が起きてしまったということはサイト内部にリスクを抱えていることが多く、課題の特定は難しいことがほとんどです。そのため、検索順位が急落した場合には早い段階で外部パートナーに相談することが大切です。
東京SEOメーカー(弊社)では、Googleペナルティ復活サービスを行っていますので、順位復活ができない時はご相談ください。
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コアアップデート後に順位が急落した場合、サイト全体の品質と外部リンクを再度見直してください。
順位の急落には大きく2つのパターンがあります。
手動ペナルティはサーチコンソールで確認ができますので問題を解消することができますが、対応が厄介でよくあるパターンが自動ペナルティによる順位下落です。
自動ペナルティによる順位下落の大きな要因はサイト内部の重複ページの存在のほかに、ミラーサイトやスパムリンクなどの攻撃によるサイト外部の要因があります。
現在のGoogleロボットは非常に優秀ですので、多少テクニカル面に不備があったとしても、テクニカル面だけが原因で順位が急落するケースは上記の要因と比較するとはるかに少なく、急落時にはサイト内部の重複率の確認と外部リンクの精緻な調査が必要です。
特にサイト内部の重複率やスパムリンクは一定ラインを超えるといきなり順位が急落するケースが多いため、内部対策、コンテンツ修正、外部リンクの調査と対応などの対応が求められます。
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