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Notion AIとは できることや使い方など解説

Notion AIとは できることや使い方など解説Notion Labs Japanは、プラットフォーム型のWEBアプリケーションのNotion(ノーション)の利便性を高めようと全体的な底上げ強化を図っています。

 

たとえば、2024年6月19日には、Notion AI(ノーション AI)を強化して、外部ツールと連携して検索できるようにしました。さらに、同26日には、NotionのWEBサイト作成機能を強化して、カスタムドメインのサポートやGoogleアナリティクスの連携を開始しました。

 

昨今では、生成AIが注目を浴びていることもあって、進化を続けるNotionに期待を寄せる声も耳にします。

 

amano_portraitそこで今回は、注目を浴びているNotionの生成AI機能について解説します。Notion AIでできることや基本的な使い方をご紹介します。また、Notion AIには、GPT-4が採用されているのですが、OpenAI社のChatGPT Plasとの比較もまとめています。

 

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Notion AIとは

Notion AI(ノーション AI)とは、プラットフォーム型のWEBアプリケーションのNotion上で利用できるAIアシスタントを指します。AIの大規模言語モデルには、GPT-4などが使われていて、高度なコンテンツ生成や応答を実現します。

 

業務上の作業で役立つNotionについて

そもそも、Notionとは、さまざまな作業で役立つツールが集まったプラットフォーム型のWEBアプリケーションのことです。ワークスペース(=社内のチームで業務を共有できる空間)と呼び、一般のオフィス向けのツールがまとめられたクラウドサービスとして提供されています。

 

Notion AIは、そんなNotionの機能の1つと位置付けられています。そして、同プラットフォーム上のページ作成ツールなどと連動して、業務上の作業効率を高める役割を担います。

 

ツールURL(外部):Notion

 

Notion AIの主な機能

Notion AIには、主に次のような種類の機能があります。

 

Q&A機能

チャットツールを利用して、Notion AIとコミュニケーションをとれます。用途としては、Notionを利用する際のヘルプ、その他の一般的な情報のリサーチの2つにわかれます。

 

前者では、Notion内に掲載されたヘルプページなどの情報を基にAIがユーザーの質問に回答します。主に、Notion内におけるツールの使い方で不明点がある際などに役立ちます。

 

さらに、Notion AIには、大規模言語モデル(LLM)のGPT-4のほか、Anthropic社、Cohere社が提供するAIモデルが搭載されています。そのため、後者のように、一般的な事柄に対して質問すると、正確で精度が高い情報を応答してくれます。

 

ただし、2024年7月現在では、Q&A機能がベータ版として運用されている点に注意してください。

 

ページ作成ツールのサポート機能

Notion AIは、Notion上のページ作成ツールと連動しています。そのため、生成AIとしての役割を果たし、文章作成や編集が可能です。

 

とくに、生成できる文章のタイプが豊富な点が特徴として挙げられます。たとえば、ブログ記事、SNS投稿文、営業メールなど、さまざまなフォーマットのテキストを生成できます。このほか、コンピュータ言語のプログラムコードなども生成可能です。

 

Notion AIでできること

Notion AIの機能を応用することで、業務上で必要な作業を簡略化できます。具体的には、Notion内のページ作成ツールを通じて、下記のようなことができます。

 

多種多様な原稿や書類を自動生成できる

Notion AIは、さまざまな種類の書類や原稿を自動で生成できます。具体的には、下記のようなコンテンツを作成できます。

 

  • ブログ記事
  • SNS投稿用の文面
  • 詩やエッセイ、物語など創作物
  • プレスリリース
  • 求人募集要項
  • 営業や求人募集メール

 

作成したテキストを校正できる

たとえば、ブログ記事の原稿を作成したとして、その原稿をNotion AIに校正してもらえます。また、Notion AIは、テキストのトンマナを変更したいとき、加筆したいときに自動で編集作業することも可能です。具体的には、次のような機能があります。

 

  • 文章の改善
  • スペルや文法の修正
  • 文章を加筆する
  • 文面のトーンを変える(フォーマルタイプ、カジュアルタイプなど)

 

テキストの翻訳や要約ができる

Notion AIを使うと、テキストの翻訳や要約ができます。具体的には、ページ作成ツール上に自身で作成したテキストに対して、翻訳や要約機能を利用できます。

 

ただし、PDFやドキュメントなど、外部ファイルを直接的に翻訳/要約はできません。外部ファイルをNotionにインポートしてテキスト化する、またはコピー&ペーストでページ作成ツール上にテキストを貼るといった工夫が必要です。

 

プログラムコードを自動生成できる

ページ作成ツール上で、「○○するためのプログラムコードを書いて」と指示すると、該当するコードを表示してくれます。

 

ただし、Notion AIは、外部情報の検索機能に制限があります。原則的に、プログラムコードを生成するために、外部のWEB情報を検索しません。GPT-4が有する知識を情報源として、自己完結でコードを生成する仕様となっています。そのため、一般的なプログラムコードには対応できますが、特殊な用途のプログラムコードは生成できないケースがあります。

 

タスク管理できる

Notion AIを利用すると、Notion上のワークスペース作業におけるタスクの進捗を管理できます。

 

たとえば、下記の2つのタスクが発生したとします。

 

  1. ページ作成ツールでブログ記事を作成して、編集したうえで記事公開する
  2. ページ作成ツールでデザイン用のCSSコードを作成する

 

このタスクとしてNotion AIで登録すると、「1.」と「2.」の優先度や締め切り期限を設定できます。さらに、都度、それぞれの進捗を確認できるようになります。とくに、社内メンバー間でプロジェクトのタスク管理をしたいときなどに役立ちます。

 

アイデアを提案してもらえる

Notion AIの「アイデアのブレインストーミング」を利用すると、プロンプト(指示文)に対するアイデアを提示してもらえます。プロンプトの例としては、「自社商品の売上を伸ばす方法を5つ提示して」といったものがあります。

 

一方、Notionでは、別途用意されているビジネスアイデアを出すためのヒントに関するテンプレートが用意されています。このテンプレートを参考にすると、プロンプトになにを書けばよいかわからない方でも、具体的にどのような指示を出せばよいのかをイメージが湧きます。

 

外部ツールの情報を検索できる

Notion Labs Japanは、新たな機能として、外部ツールの情報を取得するNotion AIコネクターを2024年6月19日に発表しています。本機能を使うことで、Slackなどと連携して、外部の情報を検索できるようになります。

 

Notion AIとChatGPT Plusの比較

Notion AIとChatGPT Plusを比較すると、次のような点が異なります。

 

ツール名 Notion AI ChatGPT Plus
性 能
特 長 Notionツールと連動
無料版 回数制限あり 無制限

 

Notion AIには、OpenAI社、Anthropic社が提供する大規模言語モデル(LLM)が採用されています。さらに、Notionのアップデートにあわせて、GPT-4を導入したことが2024年6月18日に明らかにされました。

 

参考(外部):Notion 2.41: Notion AIにSlackやGPT-4などが加わりました!

 

しかし、GPTシリーズの最新AIモデルとして、GPT-4の上位モデルにあたるGPT-4oやGPT-4 Turboがリリースされています。そして、OpenAI社のAIチャットのChatGPT Plusでは、GPT-4oが採用されています。また、Notion AIと比較すると、ChatGPT Plusで実現できることが多いという事実があります。

 

たとえば、Notion AIは、原則的に検索エンジンのように外部の情報にアクセスしません。チャット機能の面において、GPT-4の知識や思考力に依存した対話はできるものの、最新情報のリサーチに向いていないといった特徴があります。

 

そのため、生成AIとしての性能面だけを考慮すると、ChatGPT Plusに軍配があがります。

 

Notion AIはNotionユーザー向けのサービス

そもそも、Notion AIは、一般的な生成AIサービスと異なり、原則的にはNotionのツールをサポートするためのAIアシスタントです。そのため、Notionユーザーが利用します。

 

つまり、AIサービスとオフィスワークのツールを同時に導入することを検討している場合は、Notion AIの利用を推奨できます。とくに、Notionのツールを一元化して、AIでタスクの進捗を管理できるなど、業務の実務で役立つ側面を持ちます。

 

Notion AIの使い方

Notion AIの基本的な使い方をご紹介します。

 

ページ作成ツール上で要約する手順

  1. メニューのアカウント情報の横にあるアイコンをクリックして新規ページを作成する
  2. ページ作成ツール内で「/ai」を入力する
  3. 任意のAI機能を選択してAIを呼び出す
  4. (「要約」を選択した場合)要約するテキストの範囲を指定する

 

ページ作成ツール上で要約する手順

 

Q&A機能でAIチャットする手順

  1. 画面右下の「AIに質問」のボタンをクリックする
  2. プロンプトを入力して、送信する

 

Q&A機能でAIチャットする手順

 

Notion AIの料金体系

Notion AIには、無料トライアルが用意されています。ただし、アカウントごとに回数制限が設けられていますので、回数を使い切ったら、有料版を購入することになります。

 

Notion AIの料金体系は、Notionのプランとは独立して用意されています。利用中のNotionプランに追加して専用のアドオンを購入すると、Notion AIを無制限で利用できるようになります。Notion AIのアドオンの価格は、どのプランに加入していたとしても、月額10ドルで提供されています。

 

Notion AIのよくある質問

Notion AIに関する、よくある質問をまとめています。
 

Q:どのような人がNotion AIを利用するべきですか?

Answer)Notion AIは、一般的な生成AIサービスと異なり、原則的にはNotion内のツールと連動する機能です。こうした特徴から、すでにNotionを利用している、または、これからNotionの導入を検討している人にとって親和性が高いAIツールです。

 

Q:Notion AIは無料で利用できますか?

Answer)無料トライアルとして、1アカウントにつき20回までの回数制限が設定されています。あくまでもトライアル向けのものですので、Notion AIにおいては、無料プランが用意されていないと認識してください。

 

Q:Notion AIは、PDFのテキストを要約や翻訳できますか?

Answer)PDFが公開されているURLリンクを指定すると、要約や翻訳が可能です。このほか、PDFをNotionにインポートしてテキストを抽出することで、間接的にNotion AIで要約や翻訳ができます。ただし、PDFファイルをアップロードして、直接的に要約や翻訳することはできません。

 

Q:Notion AIは、動画や音声データを文字起こしできますか?

Answer)Notion AIには、文字起こしする機能がありません。

 

Notionは外部ツールと連携できますので、外部ツールで文字起こししたデータをNotionに共有することはできます。ただし、Notion AIが単独で文字起こしすることはできません。

 

Q:Notion AIコネクターとは?

Answer)Notion AIコネクターとは、Notionと外部ツールを連携できる機能です。2024年6月19日にスタートしたばかりの新たな機能で、今回はSlackとの連携開始について発表されました。今後、Google Driveなど、さまざまなツールと連携していく予定とのことです。

 

Q:Notionのテンプレートとは?

Answer)Notionで作成したページのテンプレートのことです。Notionでは、ページのコンセプトに基づいて作成されたテンプレートが配布されています。ユーザーは、テンプレートを取得したうえで、Notion AIでカスタマイズしていくことで、ページを一から作る手間を省けます。タスク管理用といった有用なテンプレートも用意されているのでチェックしてください。

 

参考(外部):Notionテンプレート

 

 

まとめ

amano_portraitNotion IAは、クラウド上に複数のツールが集合したワークスペースをサポートするためのAIアシスタントです。Notion Labs Japanは、クラウドサービスのNotionの利便性を高めるため、同サービスにおける、サイト制作やAI技術といったサービスの向上を図っています。もともと、オフィスワークで役立つツールを提供していて、かつ、生成AIを導入していることから注目を浴びています。自社における業務の作業効率を高めるうえでは、役立つツールとなっているので、こうした点に課題を感じている方は、Notionの導入を検討してください。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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