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Meta AI、FBやインスタに実装へ AIによる検索や画像生成を可能に

Meta AI、FBやインスタに実装へ AIによる検索や画像生成を可能にMeta社は、新型AIアシスタントのMeta AIをFacebook、Instagram、WhatsApp、Messengerに搭載したと2024年4月18日に発表しました。あわせて、同社が開発するLlama(ラマ)シリーズの最新モデルLlama3の発表もありました。

 

参考(外部):Meet Your New Assistant: Meta AI, Built With Llama 3

 

本発表によると、Meta AIにはLlama 3が搭載されているとのことです。そして、Meta AIのSNSサービス実装は、アメリカのほか、英語圏の十数カ国にてグローバルで展開されます。ただし、現時点では、日本はサービス対象外となっているとのことです。

 

2024年4月18日に発表された、Meta AIについて解説します。Meta AIの概要のほか、今回の発表で、どのようなことができるようになるのか。また、今後は日本対応するのかどうかについてまとめています。

 

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Meta AIを地域限定で2023年9月に開始

もともと、Meta AIは、Meta社が2023年9月に発表した新型のAIアシスタントです。アメリカの一部のユーザーを対象としてサービスを開始しており、当時は、Meta社が開発した大規模言語モデル(LLM)のLlama 2が採用されていました。

 

Meta AIは、Meta社のMessengerやInstagramなどで利用でき、AIチャットのほか、AI画像生成を可能にしました。このほか、同社が2023年10月に発売したスマートサングラスのRay-Ban MetaでもMeta AIを利用できます。そして、Ray-Ban Metaでは、音声会話や翻訳などで役立ちます。

 

Meta AIを正式にグローバル展開へ

Meta社は、新たなAIアシスタントのMeta AIを同社SNSサービスに搭載することを発表しました。Meta AIが実装される具体的なSNSサービスは、Facebook(フェイスブック)、Instagram(インスタグラム)、WhatsApp(ホワッツアップ)、Messenger(メッセンジャー)の4つです。加えて、パソコン向けにWEBサイトのmeta.aiが提供されます。

 

また、今回の発表は、これまではアメリカの一部ユーザーにベータ版として公開していたMeta AIをグローバル展開し、正式にリリースするというものです。対象となる国は、下記表の英語圏のエリアです。なお、日本は対象外となっています。

 

 

対象国家
オーストラリア、カナダ、ガーナ、ジャマイカ、マラウイ、ニュージーランド、ナイジェリア、パキスタン、シンガポール、南アフリカ、ウガンダ、ザンビア、ジンバブエ

 

参考(外部):Meet Your New Assistant: Meta AI, Built With Llama 3

 

なお、同社CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、自身のFacebookアカウントにおける、2024年4月19日の投稿にて、次のようにMeta AIに対する意気込みを述べています。

 

 

最先端のLlama 3 AIモデルでMeta AIをアップグレードしています。この新しいモデルでは、Meta AIは今やあなたが自由に使える最もインテリジェントなAIアシスタントだと私たちは信じています。

 

引用:Facebook

※Facebookの機能で翻訳された投稿文です

 

Llamaシリーズの最新モデルMeta Llama 3を発表

Meta社は、Meta AIとあわせて、同社が開発する大規模言語モデルのMeta Llama 3(ラマ3)を発表しました。そして、現行のMeta AIには、Llama 3が採用されています。

 

プレスリリース内で同社は、近い将来の目標として、Llama 3を多言語に対応させつつ、複数のデータを一度に処理できるAI技術に昇華させて、Llamaシリーズの中核になるシステムに育てていくと語っています。

 

参考(外部):Meta Llama 3の紹介:これまでで最も高性能でオープンな大規模言語モデル

 

2023年3月に発表されたLlamaシリーズについて

Meta社は、Llama(Language Large Models Meta AI)を2023年3月に発表しました。

 

そもそも、Llamaとは、オープンソースとして公開されている大規模言語モデル(LLM)のことです。Llamaの特徴として、LLMのなかでもコンピュータに対する負荷が少ないにもかかわらず、性能が高い点が挙げられます。さらに、オープンソースとして公開されていますので、商用利用が可能です。

 

Meta AIの正式稼働でできるようになること

Meta AIは、Meta社が配信するFacebookやInstagramなどに導入されます。このことにより、SNS内でできることが格段に増加しました。Meta AIが本格的に稼働したことで、具体的には、次のようなことができるようになります。

 

  • SNSアプリ内でGoogle検索エンジンを利用できる
  • Imagine機能でテキストから画像を生成できる

 

このほか、パソコンでも操作できるように、WEBサイトのmeta.aiが設置されています。そのため、パソコン、モバイルの両端末でMeta AIを利用できます。さらに、同社が発売したスマートサングラスのRay-Ban MetaにもMeta AIが搭載されています。つまり、パソコン、モバイル、スマートグラスと、さまざまなデバイスでMeta AIに触れることができるということです。

 

WEBサイトURL(外部):meta.ai

 

SNSアプリ内でGoogle検索エンジンを利用できる

Meta AIには、Google検索エンジンやBingの検索結果を表示する機能があります。Meta AIの導入により、モバイル端末にて使い慣れているMessengerなどのアプリケーション内で検索できるようになります。

 

たとえば、Messengerで友人と会話中に、都内でレストランに行く約束をしたとします。こうした場面で、Messengerを離れることなく、おすすめの東京のレストランを検索で調べることが可能です。この機能により、友人と相談しながら一緒にレストランを探せます。

 

SNSアプリ内でGoogle検索エンジンを利用できる

引用:Meet Your New Assistant: Meta AI, Built With Llama 3

 

FaceBookの事例でいうと、気になった投稿の詳細をその場で調べられるといったシーンが挙げられます。たとえば、Facebook内で ギターで楽曲を演奏している動画が投稿されていたとします。このとき、ギターで弾いている曲のコードを学ぶ方法を調べられます。

 

気になった投稿の詳細をその場で調べられる

引用:Meet Your New Assistant: Meta AI, Built With Llama 3

 

Imagine機能でテキストから画像を生成できる

Meta AIには、Imagine(イマジン)と呼ばれる機能が実装されています。Imagineとは、テキストを用いて、画像をAIが生成する機能のことです。

 

たとえば、「火星でサッカーをプレイする様子」と入力したとします。すると、AIが下記のように画像を生成します。

 

Imagine機能でテキストから画像を生成できる

引用:Meet Your New Assistant: Meta AI, Built With Llama 3

 

画像生成の様子をみればわかるとおり、1文字入力するごとに、生成される画像がリアルタイムで変化していきます。

 

Meta AIは日本対応するのか?

Meta AIは、英語圏の地域でサービスを開始しました。しかし、今回の発表によると、日本では対応していません。実際に、日本からmeta.aiにアクセスしてMeta AIの利用を試みると、下記のような画面が表示されます。

 

Meta AIは日本対応するのか?

引用:meta.ai

 

一方、Meta AIに搭載されたLlama 3の発表内容をみてみると、今後の展望に関して次のように記載されています。

 

 

Metaの近い将来の目標は、Llama 3を多言語かつマルチモーダルにすることや、より長いコンテクストを持つこと、推論やコーディングといったLLMの中核的な機能全体のパフォーマンスを継続的に改善することです。

 

引用:Meta Llama 3の紹介:これまでで最も高性能でオープンな大規模言語モデル

 

このなかで、Llama 3の多言語対応化を予定していることが記載されています。時期は未定ですが、Meta AIは、日本語にも対応する可能性があります。

 

Meta AIのよくある質問

Meta AIに関する、よくある質問をまとめています。
 

Q:Meta AIは、いつから日本で使えますか?

Answer)2024年4月現在では、日本でMeta AIは利用できません。現状では、英語圏の国家を対象として、サービス展開されています。

 

Q:Meta AIでなにができますか?

Answer)検索、チャット、音声対話、入力テキストをもとにした画像生成などが可能です。

 

Meta AIは、Meta社のSNSアプリケーション、WEBサイトのmeta.com、スマートグラスのRay-Ban Metaに導入されています。そして、具体的にできることは、それぞれで異なります。たとえば、SNSアプリケーションのMessengerでは、チャットに「@Meta AI」と入力することで、Meta AIを呼び出せます。そして、そのままキーワード検索することができます。

 

Q:Llama 3とLlama 2の違いは?

Answer)Llama 3は、Llama 2の後継モデルとして開発され、大幅に性能が向上した最新の大規模言語モデル(LLM)です。もともと、Llama 2は、ChatGPTに匹敵する性能を持つと言われていました。Llama 2に対して、Llama 3は、その数倍のトレーニングデータを持つとのことです。

 

Q:Llama 3は無料で使えますか?

Answer)Llama 3はオープンソースとして公開された大規模言語モデル(LLM)です。そのため、無料で商用利用できます。

 

 

まとめ

SEOコンサルタントMeta社は、Llama 3を搭載した、新たなAIアシスタントのMeta AIをグローバル展開することを発表しました。まずは、アメリカのほか、英語圏の十数国にてサービス提供を開始します。これにより、対象国では、Meta社のSNSアプリケーションや特設サイトでMeta AIを利用することができるようになりました。その一方で、今回の発表では、日本は対象外となっています。しかし、Meta社は、Llama 3の多言語化を進める方針を計画しています。そのため、近未来では、日本でもMeta AIを使えるようになる可能性があります。

 

 

この記事の監修者

SEOコンサルタント

アドマノ株式会社 代表取締役 天野 剛志

日本大学法学部卒業、広告代理店で12年間働いている間、SEOと出会い、SEO草創期からSEO研究を始める。SEOを独学で研究し100以上のサイトで実験と検証を繰り返しました。そのノウハウを元に起業し現在、11期目。営業、SEOコンサル、WEB解析(Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持)コーディング、サイト制作となんでもこなす。会社としては今まで2000以上のサイトのSEO対策を手掛けてきました。

監修者:アドマノ株式会社 代表取締役 天野剛志
天野 剛志
マーケティングのエキスパート。Googleアナリティクス個人認定資格GAIQ保持。大学では経営法学を専攻。オーストラリア・イタリア・フランス・タイ・カンボジアなど世界各国を旅した後、イギリスで1年半生活し語学力と国際的視野を磨く。日本帰国後は広告代理店で営業を12年経験。SEOは草創期から独学で研究し、100以上のサイトで検証しつつノウハウを蓄積。2012年にSEO専門会社のアドマノを設立。
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