ブログでアフィリエイトをやるには?始め方やおすすめのサービスなど
企業によっては、ブログにアフィリエイトリンクを貼ることで、収益を得ようと考えている方もいるでしょう。
ブログでアフィリエイトを始める方法
ブログでアフィリエイトを始める方法について解説します。
1. サイトを開設する
報酬を得るためのサイトをもっていない場合は、まずアフィリエイトのためのサイトをつくりましょう。サイトの開設までの流れは、次のとおりです。
<サイト開設の流れ>
- レンタルサーバーの契約
- ドメイン取得
- CMSのインストール
<1.レンタルサーバーの契約>
Webサイトを稼働させる上ではレンタルサーバーは欠かせません。レンタルサーバーには1台のサーバーを複数人で運用する「共用サーバー」と、1つのサーバーを1人(1社)が使う「専用サーバー」が存在します。
共用サーバーは低コストで利用できる反面、複数人で共有することから、膨大なアクセスに弱い特徴があります。サイトの規模に応じた適切なサーバー選びがポイントです。 【代表的なレンタルサーバー】エックスサーバー、ロリポップ、さくらのレンタルサーバ |
<2.ドメインの取得>
ドメインとは、インターネットにおける住所を指します。当社のサイトであれば「switchitmaker2.com」がドメインに該当します。
またドメインは、専門会社あるいはレンタルサーバー会社から取得する必要があり、以下のようなドメイン管理会社のドメインを登録することが一般的です。 【代表的なドメイン専門会社】お名前.com(GMOインターネット株式会社)、ムームードメイン(GMOペパボ株式会社)、名づけてねっと(株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ) |
<3.CMSのインストール>
CMS(コンテンツ管理システム)とは、ブログなどのコンテンツを管理するためのシステムを指します。現在、CMSで最大のシェアを誇るのは「WordPress(ワードプレス)」です。
豊富なデザインが選べたり、カスタムの自由度が高かったりなどのメリットがあるため、特に理由がなければWordPressを選ぶようにしましょう。 |
一見難しく感じる3つのステップですが、サーバー管理会社によっては、サーバー、ドメイン、CMSインストールを1つのプランで実行できるようにもなっているため、安心して利用できるでしょう。
2. ASPの登録
サイトを構築し、CMSをインストールした後には、ASPに登録します。ASP登録は無料で行えます。ここでは、代表的なASPである「A8.net(エ―ハチネット)」を使った登録方法をご紹介します。
出典:A8.net公式サイト
<A8.netに登録する方法(無料)>
- メールアドレスの登録
- 利用規約への同意
- 基本情報(サイトURLやサイト開設日、口座情報など)の入力
- 登録完了
A8.netでは、サイトを保有していなくても登録することが可能です。
3. アフィリエイト広告の選択
次に、サイトに掲載するアフィリエイト広告を選びましょう。掲載したいアフィリエイトプログラムが決まれば、次は「提携申請」をします。広告主からの承認を得ることで、アフィリエイトリンクを取得し、自社サイトに貼れるようになります。
4. 記事コンテンツの執筆
アフィリエイト広告が決まったら、そのプログラム情報をもとに記事コンテンツを制作しましょう。ユーザーニーズを意識し、ユーザーが求める記事を制作することを心がけましょう。
5. アフィリエイトリンクを貼り記事を投稿
記事コンテンツ制作が完了した後には、コンテンツ内にアフィリエイトリンクを貼りましょう。ASPにログインして、専用アフィリエイトリンクを取得し、サイト内のコンテンツページに貼り付けるだけです。
ブログでアフィリエイトを始めるのにおすすめは「WordPress」
先にも述べたとおり、ブログでアフィリエイトを始めるにはWordPressがもっとも適しています。WordPressがアフィリエイトにピッタリな理由を、次のとおり解説します。
選べるデザインの種類が豊富
WordPressでは、種類の豊富なデザインから自由に選べます。アフィリエイトの趣旨に合ったテーマが自由に選択可能です。
無料ブログの場合、デザインがある程度決められているので、アフィリエイトに合ったテーマにできないケースもあります。WordPressならば、無料のデザインを選べるので、自由度の高いのが魅力です。
自由にHTMLやCSSをカスタムできる
自由にHTMLやCSSをカスタムできるのも、WordPressの特徴です。自由にHTMLやCSSをカスタムできる最大のメリットは、デザインを編集できる点です。
たとえばCSSの知識があれば、記事の「吹き出し」や「見出し」などのデザインも、自由に編集できます。アフィリエイトの趣旨に合ったデザインにしていくことで、ユーザーが内容を理解しやすくなり、より成約率を高めることも可能です。
そのため社内にコードの知識をもつ人材がいる場合、WordPressでアフィリエイトを始めるのが非常におすすめです。
多くのユーザーに利用されている
WordPressは多くのユーザーに利用されています。そのためインターネット上で検索すれば「WordPressの導入方法」や「デザインの変更方法」など、解決策が多く掲載されているのです。
WordPressはカスタム性が高いため、運用していくうえでわからないことが多く出てきます。一方でWordPressは、多くのユーザーに利用されているので、インターネットで検索すれば解決策を探しやすいのもメリットです。
ブログでアフィリエイトを始めるのにおすすめのASP
ブログでおすすめのASPを4つ紹介します。
1. A8.net
出典:A8.net公式サイト
A8.netとは、日本最大級のアフィリエイトサービスです。有名広告主はもちろん、まだ居られていないような広告主も多く存在します。
日本最大級のアフィリエイトサービスだけあって、次のような利用しやすい特徴があります。
<A8.netの特徴>
- 多種多様な広告が揃っている
- 広告のプログラム検索方法が豊富
- 初心者向けの無料セミナーを開催
- 広告主とつながれるフェスティバルを開催
2. afb
出典:afb公式サイト
afbとは、A8.netに次ぐ大手ASPです。アフィリエイトを始めるならば、ひとまず登録しておくべきASPです。株式会社フォーイットが運営しており、成果報酬型のアフィリエイトを提供しています。
afbの特徴は次のとおりです。
<afbの特徴>
- 広告検索機能が充実している
- 最低支払額は777円の少額から
- 報酬は「確定報酬」+「消費税10%」で支払わられる
- 初心者向けのアフィリエイトサービスを開催している
3. Amazonアソシエイト
出典:アソシエイト・セントラル
Amazonアソシエイトとは、Amazonが提供するアフィリエイトサービスです。Amazonの商品を紹介することで、その報酬を得られるアフィリエイトです。
Amazonアフィリエイトには、次のような特徴があります。
<Amazonアソシエイトの特徴>
- Amazonユーザーは多いので成約まで至りやすい
- 商品の数が非常に豊富なのでコンテンツをつくりやすい
- ユーザーが一度離脱しても、24時間以内に購入された商品も報酬の対象になる
4. 楽天アフィリエイト
楽天アフィリエイトとは、楽天サービスで商品・サービスを紹介することで、報酬を得られるアフィリエイトです。Amazonアソシエイトと同じショッピング型のアフィリエイトサービスとなっています。
楽天アフィリエイトの特徴は、次のとおりです。
<楽天アフィリエイトの特徴>
- 紹介できる商品・サービスのジャンルが豊富
- 24時間内に商品を楽天の「買い物かご」に入れ、クリック後89日以内に購入、予約、申込までを完了しものも報酬の対象になる
- アフィリエイト報酬を楽天ポイントで受け取れる
アフィリエイトジャンルの選び方
法人が運営する場合、アフィリエイトジャンルは企業が得意なジャンルを選ぶのがおすすめです。会社の業態や商品・サービスに近いアフィリエイトのコンテンツをつくると、現場の声を反映した納得感の生まれる記事をつくれます。
逆に、自社事業とあまり関係ないジャンルでコンテンツをつくると、表面的な情報になってしまうのでユーザーの納得感は少なくなります。
会社でアフィリエイトを始めるときは、まず自社事業に近い商品・サービスのアフィリエイトから検討してみましょう。
YMYL領域は避ける
YMYLとは「Your Money Your Life」の略で、人の生命や金銭、健康に関わる情報のことです。Googleの方針により、YMYL領域のコンテンツには権威性が重視されており、根拠のない情報や権威性の低い著者の情報は評価が下がるようになっています。
YMYLに関わるコンテンツ領域は、以下の5つの領域です。
<YMYL領域のコンテンツ>
- 金融
- 健康
- 医療
- 法律
- 人種や宗教、性別など
これからアフィリエイトを始める場合には、上記の領域ではおすすめしません。YMYLの領域は権威性を示すことが非常に大切となるため、関係のない業態の企業がサイトを運営しても検索上位に表示させるのは困難です。
アフィリエイトで収益を上げる方法
アフィリエイトで収益を上げる方法について紹介します。
検索意図に応えるコンテンツをつくる
アフィリエイトでは、検索意図に応えるコンテンツをつくることが大切です。検索意図とは、GoogleやYahoo!などでユーザーが検索する目的です。ユーザーが検索窓に何かしらのキーワードを入力するとき、この検索意図をもって検索しています。
そこで大切なのは、検索意図に応えるコンテンツをつくることです。ユーザーの悩みや不安を解決するコンテンツを作り、その先にアフィリエイトの商品・サービスを誘導するのが理想の形です。
たとえば「プログラミングスクールの申し込み」を成果とするアフィリエイトをメインに、記事をつくるとしましょう。このときやってはいけないのが、ただプログラミングスクールを宣伝するだけの記事です。
インターネット上では広告が溢れており、その商品・サービスを本当に求めていない限り、たいていのユーザーは広告を避けようとします。そのため記事にアフィリエイトの商品・サービスを過剰に宣伝すると、ユーザーはそれを読み取りブラウザバックします。
先ほどの例で言えば、「プログラミングスクールに通うメリット・デメリット」「相場費用」などのコンテンツを提供できるとよいでしょう。そして、プログラミングスクールへの申し込みまで自然に誘導できるのが、アフィリエイトで成約を増やすコツです。
継続的にコンテンツを投稿する
アフィリエイトで成果を上げるには、継続的にコンテンツを提供する必要があります。なぜなら、サイトのコンテンツの量が少ないと、検索順位を上位に上げるのは困難だからです。
アフィリエイトで成果を出すには、検索結果の上位に自社サイトを表示させるのが大切です。実際にSEOでも、継続的にコンテンツを投稿しているサイトのほうが、検索順位は上がりやすいと言われています。
そのためアフィリエイトで成果を出そうと思ったときは、時間を確保し、定期的にコンテンツを投稿できる環境づくりが重要です。コンテンツの量に正解はないものの、まずは週2、3の記事投稿を目安にしましょう。
社内にリソースがない場合は、外部に委託する方法もあります。外部のライターに記事制作を依頼すると、コンテンツを多く作成できます。ただし当然費用もかかるので、予算と相談しながら内製するか、外部に委託するのか決めていきましょう。
ロングテールキーワードを狙う
ロングテールキーワードとは、1つの単語だけでなく、複数の単語からなる検索キーワードのことです。ロングテールキーワードのほうが検索意図は明確な分、より成約率の高い傾向にあります。そのためアフィリエイトでは、ロングテールキーワードへの対策が収益化の鍵となります。
たとえば「スマホ」よりも「スマホ アンドロイド」のほうが、明確にアンドロイドの購入を考えていることがわかります。「スマホ」の場合、まだ検索意図も明確に決まっていないようなケースも多く、また1語だけの場合は検索ボリュームも大きいので上に表示させるのは困難です。
最初は1語だけのビッグキーワードを狙うよりも、まずは2語以上のロングテールキーワードから対策していきましょう。